※本記事は2024年10月までの情報を参考に作成しています。※本記事はINUNAVIが独自に制作しています。メーカー等から商品の提供や広告を受けることもありますが、コンテンツの内容やランキングの決定には一切関与していません。※本記事で紹介した商品を購入するとECサイトやメーカー等のアフィリエイト広告によって売上の一部がINUINAVIに還元されます。
ちょっぴり短めの足がかわいいグランド・バセット・グリフォン・バンデーン!
日本では過去に1頭登録されたのみの非常に珍しい犬種であり、なかなかお目にかかることはできません。
「プチ・バセット・グリフォン・バンデーン」や、「グラン・グリフォン・バンデーン」など、似たような名前の犬種も複数いるため混乱しそうになりますが、今回はグランド・バセット・グリフォン・バンデーンに的を絞って、特徴や性格、飼い方などを詳しく紹介したいと思います。
SNSで見つけたキュートな写真も最後に用意していますので、ぜひグランド・バセット・グリフォン・バンデーンの魅力を発見してくださいね♪
目次
- 1 グランド・バセット・グリフォン・バンデーンは突然変異で足が短くなった!歴史や基本情報
- 2 グランド・バセット・グリフォン・バンデーンの性格は友好的で協調性バツグン!
- 3 グランド・バセット・グリフォン・バンデーンの被毛は?抜け毛は換毛期に注意
- 4 グランド・バセット・グリフォン・バンデーンの育て方やしつけのポイント
- 5 グランド・バセット・グリフォン・バンデーンのかかりやすい病気は?
- 6 グランド・バセット・グリフォン・バンデーンを迎える方法!相場価格は56万円〜
- 7 グランド・バセット・グリフォン・バンデーンと似ている犬種は?違いも解説
- 8 SNSで見つけたかわいい グランド・バセット・グリフォン・バンデーンの写真を紹介!
- 9 まとめ
グランド・バセット・グリフォン・バンデーンは突然変異で足が短くなった!歴史や基本情報
この投稿をInstagramで見る
【グランド・バセット・グリフォン・バンデーンの基本情報】
体高…オス:40〜44cm、メス:39〜43cm
体重…18〜20kg
サイズ…中型犬相当
寿命…12〜14歳
もともとは、グラン・グリフォン・バンデーンという大型犬種に突然変異で足の短い個体が生まれ、それを犬種として固定させていったのがグランド・バセット・グリフォン・バンデーンです。
15世紀頃はまだまだ変種扱いでしたが、野ウサギを追うには狭い場所にも入れる短足の犬種が最適だったため、16世紀頃から改良と繁殖が重ねられました。
このとき、体高や足の長さが違う2つのタイプが出来上がり、片方がグランド・バセット・グリフォン・バンデーン、更に足の短い方がプチ・バセット・グリンフォン・バンデーンとなりました。
現在は、この2つのタイプの間で繁殖は禁止されています。
グランド・バセット・グリフォン・バンデーンはその名の通り、大きくて(グランド)体高が低く(バセット)剛毛な(グリフォン)バンデーン地方の(バンデーン)犬と覚えておきましょう♪
グランド・バセット・グリフォン・バンデーンの性格は友好的で協調性バツグン!
この投稿をInstagramで見る
友好的で協調性もあり、さらに社会性もあるグランド・バセット・グリフォン・バンデーン。
よそよそしい所もありますが、慣れれば他の犬や人とも仲良くなり、強く警戒することはありません。
頭もよく判断力に優れているのが特徴ですが、愛玩犬ではなく狩猟犬として今でも活躍している犬種なため、家庭犬としては十分なしつけが必要です。
グランド・バセット・グリフォン・バンデーンの被毛は?抜け毛は換毛期に注意
この投稿をInstagramで見る
剛毛な(グリフォン)とあるように、グランド・バセット・グリフォン・バンデーンの被毛は硬く、体に沿って生え、長すぎないことが基本です。
カラーはさまざまあり、ホワイト&ブラック、ブラック&タン、ホワイト&オレンジ、トライカラー。
さらに、フォーン(金色がかった茶色)にブラック・オーバーレイ、ペール・フォーンにブラック・オーバーレイ、ペール・フォーンにブラック・オーバーレイでホワイトの斑。
※オーバーレイ=毛先に向かってグラデーションのように暗い色になる
トリミングは必要ありませんが、ブラッシングは週に1回ほど定期的に行うのがおすすめ。シャンプーも時々してあげるといいでしょう。
ダブルコートのため、換毛期には抜け毛がそこそこあるようです。日頃からブラッシングで整えておくといいですね。
グランド・バセット・グリフォン・バンデーンの育て方やしつけのポイント
この投稿をInstagramで見る
叱られてもへこたれない犬種のため、しつけは根気よく子犬のうちからしっかり入れ込んでいきましょう。
年を取ると頑固になる傾向があるので、早いうちからの訓練が大切です。
獲物を知らせるために発達した、太くて深い鳴き声は遠くまでよく通るため、無駄吠えが出ないよう運動不足や欲求不満には注意が必要です。
散歩の目安は1日30分を2回。
すべてのセントハウンド・バセットの中でも一番足が速く、10歳を超えてもスピードは落ちません。
ドッグランや広い庭などで、散歩以外に自由に走り回れる時間をとるようにしてください。
グランド・バセット・グリフォン・バンデーンのかかりやすい病気は?
この投稿をInstagramで見る
グランド・バセット・グリフォン・バンデーンは健康な個体の多い犬種ですが、かかりやすい病気について、アメリカのケネルクラブでは事前に検査のチェックをすすめています。
■グランド・バセット・グリフォン・バンデーンの検査項目
・股関節
・眼
・心臓
・膝蓋骨
・甲状腺
この他に日頃のお手入れとして、外耳炎にならないよう耳のお掃除や、虫歯をふせぐ歯磨きは定期的に行ってくださいね。
グランド・バセット・グリフォン・バンデーンを迎える方法!相場価格は56万円〜
この投稿をInstagramで見る
グランド・バセット・グリフォン・バンデーンは、世界的にみても珍しい犬種のため、輸入以外で購入する方法はありません。
ただ、原産国のフランスでも出回る数が少ないようなので、日本へ輸入するには時間がかかると覚悟した方がいいでしょう。※1
フランスのブリーダー価格は不明でしたが、ポータルサイトによると大体500〜900ユーロとのこと。日本円に換算すると、65,000〜115,000円ほどになります。※2
輸入の場合はさらに50万円以上の料金がかかりますので、値段は56万円以上かかると思っておきましょう。
グランド・バセット・グリフォン・バンデーンと似ている犬種は?違いも解説
グランド・バセット・グリフォン・バンデーンは、バンデーン地方原産のセントハウンド犬種(4種類)のうちの1つ。
そのため、プチ・バセット・グリフォン・バンデーンやグラン・グリフォン・バンデーンとよく似た見た目をしています。
しかしいくつかの違いがありますので、それぞれどう違うのかを見ていきましょう。
プチ・バセット・グリフォンバンデーン
グランド・バセット・グリフォン・バンデーンとプチ・バセット・グリンフォン・バンデーンの大きな違いは体高です。
グランド・バセットは体高が約39〜44cmありますが、プチ・バセットは約34〜38cmと5cmほど小さく、グランド・バセットの方が若干大きいのが分かります。
これ以外にも、グランド・バセットの方が少し耳が長いなど、わずかな違いがあるようです。
グラン・グリフォン・バンデーン
グランド・バセット・グリフォン・バンデーンとグラン・グリフォン・バンデーンの違いは体高と体格です。
まずグランド・バセットは体高が約39〜44cmなのに対し、グラン・グリフォンは60〜68cmと大型犬サイズ。
また、グランド・バセットは体長に対して足が短いのが特徴ですが、グラン・グリフォンはバランスの取れた体格をしています。
SNSで見つけたかわいい グランド・バセット・グリフォン・バンデーンの写真を紹介!
こちらでは、グランド・バセット・グリフォン・バンデーンの魅力がたっぷり詰まった写真紹介します♪
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
まとめ
グランド・バセット・グリフォン・バンデーンという、日本ではなかなか馴染みのない犬種について紹介してきました。
原産国のフランスでも珍しい部類になるようで、旅行先で出会うことも難しいレアなワンちゃんかと思います。
しかし、その愛らしい風貌は見ているだけでも癒やされるので、ぜひどこかでお目にかかりたいものですね♪
※1:Wamiz
※2:woopets,Le mag du Chien
参照元:ジャパンケネルクラブ・American Kennel Club・デズモンド・モリス『デズモンド・モリスの犬種事典』・藤田りか子『増補改訂 最新 世界の犬種大図鑑: 原産国に受け継がれた犬種の姿形 430種』・奥田香代『いちばんよくわかる 犬種図鑑 日本と世界の350種』
※記事で紹介されている商品を購入すると、売上の一部がINUNAVIに還元されることがあります。メーカー等の依頼による広告にはPRを表記します。
※掲載されている情報は、INUNAVIが独自にリサーチした時点の情報を掲載しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
執筆者
- 編集部
- INUNAVI(いぬなび)
「日本をペット先進国に。」INUNAVIは、飼い主とわんちゃんが幸せに過ごせる世界を実現するために誕生。 執筆者はペットフード安全管理者、犬の管理栄養士、動物介護士、ペット看護師などの資格を保有。獣医師・ドッグトレーナーなど専門家監修のもと、犬好きのメンバーが毎日読みたくなるコンテンツを毎日更新中♩おすすめドッグフードランキングは1,000名規模の口コミ評価や成分の安全性を検証し、辛口に採点。リアルな情報にこだわっています。独自アンケート調査はこちら