防災セットを選ぶポイント
愛犬用の防災グッズで必要なのは、
- 災害時にすぐ必要なもの
- インフラが整うまでの間に必要なもの
の2つです。
この2つの基本を踏まえ、防災セットを選ぶときのポイントは以下の3点になります。
ポイント
- 最低限必要なものが揃っているものを選ぶ
- 1人で愛犬と防災セット、両方持って避難できる重さのものを選ぶ
- 消費期限が切れても買い替えやすい価格のものを選ぶ
それぞれのポイントを詳しく説明したいと思います( ´ー`)♪
最低限必要なものが入っているか
最低限必要なもの
- 応急グッズ
- 衛生グッズ(ドライシャンプー・ウェットティッシュ)
- 水
まずは災害時にすぐに必要になるものが入っているセットを選びましょう。
怪我をしてしまった時の応急グッズ、清潔に保つための衛生グッズが入っているものを選ぶといいでしょう。水道が使えない場合に備え、水もあると安心です。飲水としての他、傷口を洗い流したりすつ用途でも必要になります。
重すぎないか
災害はいつ起こるかわかりません。1人で避難する場合を想定して、持てる重さのセットを選ぶことも重要なポイントです。
愛犬を抱っこ、またはキャリーやリュックに入れて、自分の荷物そして防災セットも持って避難しなければなりません。車が使えない場合も想定し、全て背負うか、手に持って避難できる重さであるのかをチェックして選ぶ必要があります。
ポイントは、走って逃げられる重さ。女性なら10kg、男性なら15kg程度が目安です。10kgのお米の袋と愛犬を抱っこしたり、リュックに入れてみたりして試してみるのもおすすめです。
また、自宅に置いておくタイプ、避難に持っていくタイプ、車の中に備えておくタイプなどいくつか用意しておくと安心ですね。
買い替えやすい価格か
防災グッズを購入する際、買い替えやすい価格のものを選ぶことが重要です。
災害時に使用できるように、期限をチェックして新しいものと入れ替えばければなりません。食べ物の消費期限ばかりを気にしてしまいますが、衛生グッズや応急セットにも使用期限があります。包帯などの応急グッズの使用期限はメーカーにもよりますが約3年ほど。
数年で買い換えられる価格ものを選ぶと、いざという時に使えないというトラブルもありません。
おすすめの防災セットランキング
1位 こいぬステップ|7,480円
ペット用品で初めて「防災製品等推奨品」に認定された防災セット
獣医師監修のもと、最低限必要なものがセットになっています。
ワンタッチウォーターボトルはココナッツの殻から出来た抗菌の浄化フィルターが付いているので、いつでも清潔な水を上げることが出来ます。器と一体化になっているので、片手で給水できるのも便利( ´ ▽ ` )ノ
応急処置セットは動物救急のプロ中村先生の監修。 エリザベスカラーの代用法や心構え、ケガをした際の対処法など緊急時に役立つワンちゃんのための防災手帳がついてます。
コンパクトなのでかさばらないのもポイントです。
<内容>
・ワンタッチウォーターボトル
・埋めると土に戻るマナー袋
・応急セット
・ウォーターレスシャンプー
・ウェットタオル
・ワンちゃん用排泄処理剤
・犬用靴下
・防災手帳
公式サイトを見る
2位 WANKOショップオリジナル防災セット|10,000円
かさばらないコンパクトな防災セット
必要最低限の防災グッズがセットになっています。ショルダーリードは肩から斜めにかける両手が自由になるタイプです。特に両手を空けておきたい災害時にはショルダーリードが便利です。
わんちゃん用の非常食は5年間保存でき、1袋で体重5kgのわんちゃんの1日エネルギー必要量を確保することができます。
総重量 |
約1.1kg |
消費期限 |
わんパン:約3年
泡シャンプー:約3年
|
<内容>
・水のいらないシルクの泡シャンプー
・フードボール
・ショルダーリードわんパン(長期保存のできる犬用非常食)
・ワンちゃん用排泄処理剤
・マナー袋ディスペンサー
・クイックドライタオルL
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3位 ペット用防災セット【25点セット】13,200円
防水仕様のリュックに25点のグッズが入った防災セット
リュックが4WAY(リュック、クロスショルダー、手持ち、キャリーケース用)で防水仕様なので、台風や水害時などに安心。ファスナーなど細部まで止水仕様になっています。
ウォータータンク5L×2、10L×1(計20L)大容量のウォータータンクが入っているのはこのセットのみ。ネームタグや防水のフードボウルなど、細々したものも全てセットになっています。
<内容>
・オリジナルバッグ
・布製フードボウル
・折りたたみボウル(TPE製)
・SLIPリード
・吸水タオル
・携帯用ゴミ袋ケース
・ゴミ袋詰め替え用ロール×2
・マナーポーチ
・カラビナ5点セット
・ウェットティッシュ×5
・保存水
・LED&COB一体型ライト
・アルカリ単3電池
・ウォータータンク5L×2
・ウォータータンク10L
・携帯給水ボトル
・ブランケット
・ネームタグ
・包帯
・折りたたみトイレ
・トイレ用スコップ
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4位 GREEN DOGオリジナル防災セット 5,500円
5日分の食料!おすすめのコンパクトな防災グッズ
最低限必要なものがセットになっています。愛犬オリジナル防災グッズを作る時のベースにするのが、おすすめの使い方です。
エマージェンシーカードとペットレスキューステッカーが入っているのもポイント。エマージェンシーカードはお財布に入れておくカードです。万が一飼い主の身に何かがあった時、家に愛犬がいることを周知してもらえます。ペットレスキューステッカーは玄関先の目に付きやすい場所に貼ることで、愛犬がいることを周知し、救助をお願いする意思表示ができます。
<内容>
・Popwareぺたんこボウル Sサイズ
・ハイドロパウダー(3g×5本)
・厚型カーボンペットシーツ (ワイド 2枚、レギュラー 4枚)
・Manachi(マナッチ) うんち取りパック 15枚入
・ウェットティッシュ 40枚入り
・ナチュラル重曹消臭スプレー(犬用)200ml
・ペットフレックス(伸縮包帯)
・エマージェンシーカード
・ペットレスキューステッカー
・ABITAX(アビタックス)タグライト(軽量ライト)
GREEN DOGで見る
5位 STOOL BAG(スツールバッグ)クッションタイプ 防災用品8点セット付き 11,000円
クッションとして使用できる持ち運びに便利な防災セット
防災セットは押入れの奥にしまい込みがち。万が一の時にさっと持ち出せるように普段はインテリアとして使用できるデザインになっています。わんちゃんだけではなく、人間も座ることが出来ます。耐荷重は100kgまでなので、避難所でもスツールとして使用可能です。
屋外での使用を想定して、底面は水ふきOKになっています。容量も約24Lと大容量。どんなインテリアにも馴染む、おしゃれな3色の中から選ぶことが出来ます。
<内容>
・持ち出し袋
・ウェットティッシュ
・LEDライト
・給水バッグ3L
・グローブ
・チェックリスト
・アルミシート(120×80cm)
・マスク(人間用)
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6位 MOFF ペット防災セット(10点セット)6,820円
中・大型犬、多頭飼いにおすすめの軽量4way防災セット
水などの重いものが入っていない軽量セットなので、愛犬が中型〜大型、または多頭飼いの飼い主さんにおすすめのセットです。
容量にはまだまだ空きがあります。愛犬に必要なものを足したり、飼い主さんの防災グッズを入れたりと、色々な使い方ができます。
<内容>
・オリジナル4wayバッグ
・ 布製ボウル(防水加工)
・折りたたみボウル
・ 首輪一体型リード
・ブランケット
・吸水タオル
・ 携帯用マナー袋ケース
・ マナー袋詰め替え用
・ネームタグ
・カラビナ5点セット
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7位 ドッグズ.comオリジナル防災セット 2,800円
愛犬の写真をナップザックに無料でプリントしてくれる防災セット
ナップザック型の非常持ち出し袋には愛犬の写真を無料でプリントしてくれます。カワイイだけではなく愛犬用の持ち出し袋ということが一目瞭然。慌ててしまいがちな非常時でもひと目で分かります。
東日本大震災の後、宮城県石巻市で動物達へのボランティアを行った、ドッグトレーナーの荒井隆嘉氏が実際の体験をもとに監修しています。
<内容>
・非常持ち出し袋
・情報カード
・ビニール袋100枚
・ウンチ処理袋
・給水袋3L
・トイレシート10枚
・アルミシート
・折りたたみボウル組み立てトレイ
公式サイト
8位 ロゴス LOGOS ペット用防災避難セット 13,800円
愛犬と一緒に安全に避難するためアウトドアブランドの防災セット
リードやレスキューシート、ランタンなど愛犬と安全に避難するために必要なものがセットになっています。避難してからの防災グッズが多い中、ロゴスの防災セットは避難するためのグッズが充実しています。
<内容>
・ロールペーパーホルダー
・トーチエリアラタン
・リード
・マルチボトル
・フードボウルL
・レスキューシート
・防水マルチシート
・リュック
販売サイトをを見る
9位 同行避難準備セット|11,000円
愛犬のストレスケアもできるアロマや栄養剤も入った防災セット
飼い主さんと一緒に同行避難することを想定した防災セットです。
災害や避難所といった非常時の環境での愛犬の精神状態もケアできるグッズ入り。セットにはレメディ、腸内環境サプリメント、栄養ドリンクなどが入っています。1週間分のレトルトフードも入っています。
<内容>
・折りたたみボウル
・消臭袋30枚
・ペット用栄養ドリンク
・乳酸菌イーストスリム
・アロマレスキューレメディー
・避難準備冊子(人間用)
・避難準備冊子(愛犬用)
・非常持ち出し袋
・フリーズドライ総合栄養食160g(3kgの犬で約5日分)
・レトルト食3パック(3kgの犬で1食分)
・ウェット鶏軟骨120g(3kgの犬で1食分)
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10位 サイデリアル ライフバッグ カジュアル(非常グッズ14点付)
おしゃれでかわいい!日本防炎協会認定の防炎素材で作られた防災セット
おしゃれなスリングバッグの中に防災グッズが入っています。スリングは防炎素材で出来ていて、内側は抗菌・消臭素材の綿100%を使用しています。
少々値段は高いですが、飛び出し防止の蓋、暗い所でも安全な反射テープもついている、災害時のためのスリングです。避難する際に、ずれ落ちにくい幅広の肩ベルトになっているのもポイントです。
サイズ |
小: 本体530g 付属品345g 計875g
大: 本体630g 付属品450g 計1,080g
特大:本体700g 付属品690g 計1390g
|
<内容>
- 救命水
- フード(ビスケットバー)
- 簡易フードボウル
- 簡易口輪
- ゴム手袋
- 包帯
- 足裏保護ラバーシューズ
- アロマオイル
- 密封袋
- ミニラジオ
- 飛び出し防止ストラップ
- 笛
- 鈴
- IDカプセル
サイズ |
幅 |
深さ |
奥行き |
耐荷重 |
小 |
42.5cm |
29cm |
20cm |
10kg |
大 |
55cm |
30cm |
22cm |
12kg |
特大 |
61cm |
31cm |
26cm |
14kg |
楽天で見る
番外編|erva ドッグスリング
両手と背中が開き、胸元に愛犬がいるから飼い主さんもわんちゃんも安心!
ドッグスリングというと、超小型犬用がほとんどで、体重5kg以上のわんちゃんにとっては夢のまた夢…なんて思っていませんか?
ervaのドッグスリングは1kg~20kgまでのわんちゃんに対応しており、災害時など両手を開けておきたい場合にはとても便利です。
わんちゃんに負担の少ない上質な生地で作られているのはもちろん、レインカバーやメッシュカバーなどのオプションアイテムもいろいろ販売されているので、災害時だけでなく普段使いにもおすすめです。
価格帯 |
9,900円~34,980円(税込) |
種類 |
・シンプルタイプ
・多機能タイプ |
対応体重 |
シンプル:1~15kg対応
多機能:1~4kg、4~15kg、15~20kg |
生地 |
綿100% |
シンプルタイプの特徴 |
・パーツが少なく軽さを重要視
・XS~XLまで5サイズ
・3種類の生地から選べる
・飛び出し防止用ストラップがつけられるループ付き |
多機能タイプの特徴 |
・サイズ調整ができ体格の違う人とも共有可
・マルチポーチや肩掛けリード機能で両手を開けやすい
・フロントオープンシステムがあるスリングもある
・飛び出し防止用ストラップがつけられるループ付き
・クッション内蔵 |
おすすめポイント |
・全国の取扱い店舗で試着ができる
・着用者の胸囲、身長、愛犬の体重から自動でサイズを測定する機能あり※シンプルタイプ
・日本で唯一のドッグスリング(抱っこ紐)専門店ならではの安心感
・洗濯可能で衛生面も◎ |
公式サイトで詳細を見る
災害時に必要なものリスト
防災グッズには
- 愛犬の安全と命を守るためのもの
- 避難所でみんなが快適に過ごすためのもの
の2種類あります。
避難所ではペットが好きな人ばかりではありません。災害時には皆いつもよりも色んなことに敏感です。みんなが快適に過ごせるようにしたいですね。
防災セットではなく各自で揃える場合や、防災セットを基本にして愛犬に必要なものを買い足す場合に、このリストを見て必要なものを揃えましょう!
必要なグッズ |
ポイント |
ケージ・キャリー・リュック・クレート |
必要度★★★
移動時は両手があくリュック型・避難所でハウスにもなるクレートの2種類用意するとよい |
リード |
必要度★★★
いつも使用しているものとは別に用意する
伸びないタイプがよい |
薬(持病がある場合は特に)・療養食 |
必要度★★★
2週間分あると安心 |
フード |
必要度★★★
密閉されているパック・缶詰・小分けになっているものが便利 |
ネームタグ |
必要度★★★
普段から首輪に付けておく
|
ビニール袋 |
必要度★★★
排泄物の処理などに必須
|
ペットシーツ |
必要度★★★
洗って使えるタイプと使い捨てタイプ、両方あると便利
災害後数日は水も使用できない可能性が高いため、使い捨てが便利
水が使用できるようになったら洗えるタイプがあれば、買えなくても困らない
新聞紙などで代用可能
|
マナーベルト・おむつ |
必要度★★★
避難所で必須
|
普段使っているタオルや毛布 |
必要度★★★
自分の匂いや飼い主さんの匂いが付いたものがあると、安心する
タオルや毛布なら寒さ対策にも布団としても使える
|
カイロ |
必要度★★★
冬の避難所は寒い 小型犬は必須
|
応急セット |
必要度★★★
包帯、テープ、消毒液、止血剤があると安心
|
水 |
必要度★★☆
ミネラル成分が多くないもの
|
ガムテープ
カッター |
必要度★★☆
ガムテープとカッターがあれば、いらないダンボールなどを貰って、簡易のハウスやトイレを作ることが可能
避難所で借りられる場合もある。
|
ポータブル電源 |
必要度★★☆
停電時に扇風機や電気毛布、ペット用ヒーターなどの家電が使えることで、ペットの保温対策や温度管理が行える
参考商品:防災製品等推奨品認証を取得し、世界で400万台以上の販売実績を持つJackery(ジャクリ)
|
おもちゃ |
必要度★☆☆
ストレス発散用
避難所によっては使用できない場合もある
|
おやつ |
必要度★☆☆
普段食べ慣れているもの
|
犬用ウェットシート
ブラシ
ドライシャンプー
ペット用消臭スプレー |
必要度★☆☆
お風呂に入れない、水も使えない場合も想定して、清潔に保てるケアグッズがあるとよい。
|
犬がいますシール・ペットレスキューステッカー |
必要度★☆☆
玄関に貼る・お財布に入れておく
|
光るチャーム |
必要度★☆☆
災害時電気つかないので首輪につけていると安心
|
犬用の服 |
必要度★☆☆
避難所での抜け毛対策に
|
防災マント・防火マント |
必要度★☆☆
余裕があったら入れておきたい
|
犬用の靴 |
必要度★☆☆
抱っこで移動できない大型犬は特に必須
怪我した時のカバーとしても使える
|
災害時に人間とシェアできるグッズ
防災グッズの中には人間用のものを一緒に使用できるものもあります。
- 赤ちゃん用おしり拭き(ウェットシートの代わりに使用可能)
- 食器
- アルミ保温シート
- カイロ
- 水
- 缶詰(人間と犬が一緒に食べられる専用のものが販売あり)
- 応急グッズ(包帯など)
- マナーパッド(生理用品で代用可能)
避難の際はなるべく荷物が軽く、少ない方がいいですよね。代用できるものは一緒に使うことで荷物を減らすことができます。
また、災害時は物資にも限りがあります。必要になった時にも代用できるものを覚えておくと役に立ちます。
災害が起きた時のQ&A
Q1. ご飯は何日分用意すればいい?
A.5日〜1週間分用意しましょう。
災害が起こると、人間の食料もすぐには手に入らないこともあります。自治体でペット用のご飯が備蓄されている場合でも、すぐには用意されないことを想定し、わんちゃんのご飯は5日〜1週間分は用意しましょう。療養食や薬は多めに用意しておきたいですね。
Q2. 一緒に避難できる?
A.各自治体によりますので、問い合わせましょう。
各自治体に問い合わせをしましょう。
東京都なら都民に配られた防災ブックに細かい避難所が掲載されいています。ペットのご飯も備蓄されている自治体もあります。
Q3. 水はどうしたらいい?
A.水道水、もしくはミネラル成分の少ないものをあげましょう。
水道が使えるなら、水道水をあげましょう。
ミネラルウォーターはミネラル成分が多いので、わんちゃんの健康を害する場合があります。ミネラル成分の少ないもの、入っていないものをあげましょう。
わんちゃんは体重1kgあたり100mlの水が1日に必要だと言われています。夏場だとそれ以上。わんちゃん用の保存水を備えておくと安心です。
Q4. 怪我してしまったら?
A.愛犬を落ち着かせ、怪我の状態や全身の状態を確認しましょう。
対処法①愛犬を落ち着かせる
愛犬が怪我をしてしまったら、まずは愛犬を落ち着かせることが先決です。
わんちゃんは痛みで興奮してしまう場合があります。大きな声や音で愛犬を刺激しないように気をつけ、まず愛犬を落ち着かせましょう。優しく声かけをすると落ち着く場合があります。
愛犬が落ち着いたら、清潔なガーゼやタオルを傷口に当て、止血をします。もしガラスや木の枝などが刺さってしまった場合は抜かずに、動かないように包帯で固定します。
対処法②全身の状態を確認する
- 意識はあるか
- 出血の有無、出血量
- 呼吸はあるか、乱れていないか
上記3点をよく確認し、意識がない、出血量が多い、呼吸が乱れているなどの場合は、可能であれば急いで動物病院へ連れていきましょう。
切り傷・擦り傷 |
可能なら患部周辺の毛はカットして手当しましょう。 |
火傷 |
患部を冷やします。冷やしすぎもよくないので、5分〜10分を限度とします。 |
打撲、骨折 |
腫れている時は患部を冷やし、添え木等の処置をします。
|
怪我をすると攻撃的になり、噛み付く場合がありますので気をつけましょう。
万が一愛犬とはぐれてしまったら?
災害時、愛犬とはぐれてしまうことも十分にあります。
保健所や避難所に連絡する
はぐれてしまった場合、まずは
上記などの施設に連絡します。事前に連絡先と住所を調べてメモしておきましょう。
万が一に備えて、写真を用意しておくことも重要です。災害時はスマホも使えないことがあります。また、配ることを想定してプリントアウトしたものを用意しておきましょう。スマホにも保存しておくと、より安心ですね。
用意する写真
自治体や保護団体によっては、自分が飼い主であると証明できないと引き渡してもらえない場合もあります。下記を参考に、愛犬の容姿がわかりやすい写真または、飼い主と一緒に写っている写真も用意しておきましょう。
- 正面
- 横
- しっぽ
- 模様など、特徴のある部分
- 飼い主さんと一緒の写真
さらに、写真の裏に愛犬の情報を油性マジックで記入ておきましょう。
- 愛犬の名前(いつも読んでいる呼び方も記載)
- 住所
- 電話番号(携帯番号を書く。避難所かもしれないため)
- ワクチン接種、かかりつけ医、病気の有無
ラミネート加工やジッバーバッグに入れておくと、写真が水濡れする心配がありません。配ったり、貼ってもらったりすることを想定し、何枚か用意しましょう。10枚以上あると安心です。
災害に備えて普段からしておきたいこと
災害に備えて、普段からできる対策もたくさんあります。普段から以下のような、様々な対策を行い、いざという時のために備えましょう。
それぞれの対策について、詳しく紹介します!
しつけ対策
- キャリー・クレートに慣れておく
- 最低限「待て」「おすわり」ができるようにしておく
避難所で他の人の迷惑にならないようにするためもありますが、普段からクレートに慣れておくと災害時でもクレートに入っていれば落ち着くことができます。愛犬のためにも、最低限のしつけはしておきましょう。
安全対策
- 上から何も落ちてこないか
- いざというときに隠れる場所があるか
- 家具などは固定してあるか
トイレやケージの設置場所の確認など、部屋の安全確認をしましょう。
迷子対策
- 家でも首輪をして迷子札を常に身につけておく
- 自治体に登録
- マイクロチップ
- 地域との交流
迷子札
災害時は何が起こるかわかりません。家では首輪を外してしまうわんちゃんも多いと思いますが、散歩の時とは別に簡易の首輪でもいいので迷子札は常に装着しておきましょう。
自治体に登録
自治体に登録された犬から優先して保護される場合があります。忘れずに登録しておきましょう。
マイクロチップ
また、はぐれてしまった時、マイクロチップが装着されていれば保護されたときに飼い主さんの情報がわかります。
地域との交流
お散歩仲間、犬友達がいると、避難するとき情報を共有してもらえることがあります。また、SNSで拡散してもらえることも。
はぐれたときに、愛犬を覚えてもらっていると、保護してもらえる、一時的に預かってもらえる、一緒に探してもらえるなど助けになってもらえるなどのメリットもあります。
避難対策
災害時、避難して自宅以外の場所で過ごすことを想定した対策もしておきましょう。
- 避難場所を調べておく
- 家族にも周知しておくペットホテルなどを利用してみる
- ワクチン接種
- 消耗品のストック
- 保存食を食べさせてみる
- 避難場所を調べておく
自分が住んでいる自治体には愛犬と一緒に避難できる避難所はあるのか、もしあれば場所を確認しておきましょう。可能なら、実際足を運んでみましょう。
家族にも周知しておく
災害が起こってしまった時、
- 避難場所はどうするのか
- 防災グッズの場所
- 連絡手段や集合場所
などを家族と話し合い、情報を共有しておきましょう。
ペットホテルなどを利用してみる
一緒の避難所に避難できたとしても、わんちゃんは飼い主さんとは別のエリアに寝泊まり、ということも考えられます。
- 飼い主さんと離れても大丈夫か?
- ちゃんとご飯が食べられているか?
- ケージに入れられても大丈夫か?
- 他の犬とはうまくやれているか?
ペットホテルを利用して、愛犬がどんな様子だったのかを知るのも、防災の備えになります。
ワクチン接種
ワクチンを接種していないと一緒に避難所にはいけません。接種した記録も避難グッズに入れておきましょう。
消耗品のストック
など、消耗品は専用にストックしておくと、いつの間にか期限が切れていたりと管理も大変。普段から多めに用意しておき、使った分だけ買い足していく方法をローリングストックといいます。
我が家では、フードは開いているものとは別に1袋未開封のものを用意しています。1袋食べきったら、また1袋用意する。そうすることで、常に新しいストックができるので期限を気にせずに備蓄することができます。
保存食を食べさせてみる
ローリングストックとは別に、長期保存などのフードを用意する場合、1度そのフードやおやつを食べさせてみましょう。ただでさえ、神経質になっている災害時。非常時に初めての味だと、食べないこともあります。
まとめ
いかがでしたか?
愛犬のために備えておかなくちゃ、という気持ちはあるものの、実際に用意するとなると後回しになりがちな防災グッズ。
- 最低限のものが入っているか
- 買い替えやすい値段か
- 愛犬と一緒に持てる重さか
を基本に、今回紹介したおすすめポイントなども参考に、大切なわんちゃんに必要な防災セットを選んであげてくださいね。
※記事で紹介されている商品を購入すると、売上の一部がINUNAVIに還元されることがあります。メーカー等の依頼による広告にはPRを表記します。
※掲載されている情報は、INUNAVIが独自にリサーチした時点の情報を掲載しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。