犬は散歩が大好きなイメージがありますが、なかには散歩を嫌がる子もいます。
愛犬の健康のために散歩に連れていきたいけれど、「無理やり連れていくのはかわいそう…」と感じている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
しかし、犬にとっての散歩は“ 心と体の健康 ”にとっても大切なこと。散歩を嫌がる理由を特定して、散歩好きになってもらうことが、健康でいるためのコツなんです。
愛犬にいつまでも健康で過ごしてもらうために、散歩を嫌がる理由や対処法、散歩の重要性についてご紹介していきます。
犬は散歩が大好きなイメージがありますが、なかには散歩を嫌がる子もいます。
愛犬の健康のために散歩に連れていきたいけれど、「無理やり連れていくのはかわいそう…」と感じている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
しかし、犬にとっての散歩は“ 心と体の健康 ”にとっても大切なこと。散歩を嫌がる理由を特定して、散歩好きになってもらうことが、健康でいるためのコツなんです。
愛犬にいつまでも健康で過ごしてもらうために、散歩を嫌がる理由や対処法、散歩の重要性についてご紹介していきます。
犬が散歩を嫌がる理由は主に以下の6つです。
それぞれの対処法もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
散歩中に、『大きな音』『犬にほえられる』『急に触られる』など、怖い思いをしたことで散歩嫌いになった可能性があります。
特に警戒心の強い子は、人間にとって些細なことでも、それがきっかけで散歩が嫌いになってしまうことがあります。
まずは安心した環境で散歩ができるように、車通りや人通りの少ない散歩コースを選んであげてください。
車の音や人に慣れてきたら、他の犬と出会える散歩コースに変更してみましょう。日常に溢れる音・人・犬を認識することで、散歩の克服だけでなく、人や犬に対する吠え癖などにも効果があります。
トラウマがある子は、何かの拍子にパニックになって飛び出してしまうこともあるので、人や犬とすれ違う時・大きな音がする場所は、リードを短く持っておくと安心です。
「気分転換に違う散歩コースに連れて行ってあげよう」と、新しい散歩コースに変更していませんか?
良かれと思って散歩コースを変えてしまうことがあるかと思いますが、犬にとっては“ いつもと同じ ”であることが安心に繋がります。
その他にも、散歩デビューの子犬の時期・引っ越しをした直後など、初めてのことや新しい環境に警戒している可能性もあります。
散歩コースを変えてから散歩を嫌がるようになった場合は、元の散歩コースに戻してあげてください。
初めての散歩や環境の変化によって警戒している場合は、外の雰囲気に慣れるまで、庭や家の近くで日光浴をしてみてください。
地面に足をつけることを嫌がることもあるので、抱っこや車で外に出てみるのもおすすめです。
サイズがあっていない首輪や、飼い主さんがリードを引っ張りすぎている可能性があります。
首輪のサイズは、指が1本入る程度のゆるみがあれば大丈夫です。
散歩中の探索モードの犬は、ニオイをかいで情報を収集しています。早く進みたい気持ちもわかりますが、少しの間リードを引っ張らずに付き合ってあげてください。
また、小型犬や気管支の弱い犬は、首輪よりも胴体につけるハーネスの方が、首や呼吸器への負担が分散するのでおすすめです。
夏の暑さや冬の寒さ、雨や雪など天候が原因で散歩を嫌がっている可能性があります。
夏は、コンクリートの熱で肉球を火傷する恐れがあるので注意が必要です。
また、犬は寒さに強いイメージがありますが、寒がりな犬種(特にシングルコート)もいるので、犬種に合った対策が必要です。
シングルコート |
人間の髪の毛と同じ構造。夏毛や冬毛がなく体温調節が不得意で寒さに弱い。 プードル・フレンチブルドッグ・ピンシャー・シュナウザーなどの犬種 |
ダブルコート |
毛の生え方が2重構造になっている。毛の生え変わりで体温調節ができるため寒さに強い。 ダックスフント・ポメラニアン・チワワ・柴犬などの犬種 |
気温だけでなく、雨や雪で濡れるのが嫌な子もいるので、無理に悪天候の日に散歩に行く必要はありません。
夏や冬は、過ごしやすい時間帯に散歩に行くようにしてあげてください。冬は防寒着があると快適かもしれませんね。
また、雨や雪でも散歩に連れていく必要がある場合は、レインコートや靴などを利用して、快適に散歩ができるように工夫してみてください。
以前は散歩が好きだったのに、急に散歩を嫌がるようになったという場合は、ケガや病気が隠れている可能性があります。
体調不良だけでなく、関節炎や椎間板ヘルニアで痛みがある・白内障を発症して見えづらくなってきたなど、様々な原因が考えられます。
健康な子はなかなか動物病院に行く機会がありませんが、定期健診を受けることをおすすめします。
犬は我慢強いので、ある程度の痛みなら我慢してしまう生き物です。“ いつもと違う ”と感じた時はできるだけ早く受診しましょう。
個体差はありますが、5~6歳(人間で40歳)になるとシニア期・7~11歳(人間で60歳)になるとハイシニア期に突入します。
体力や筋力が低下する年齢なので、今まで通りの散歩コースや時間に、負担を感じている可能性があります。
歩くペースが遅くなるので、愛犬のペースに合わせた散歩を心がけてください。段差や急な坂道は足腰に負担がかかるので、散歩コースを変える・抱っこするなどして対応しましょう。
獣医師に止められていないのであれば、健康のことを考えて、短時間でも散歩に行くことをおすすめします。
いろんなことを試してみたけれど、「どれも効果がなかった…」とお手上げの飼い主さんも多いのではないでしょうか。
そんなワンちゃんにおすすめしたいのが【おやつ作戦】です!
先ほどご紹介した原因別の対処法やおやつ作戦など、根気強く対応することが大切です。1ヵ月以上かかることもあるので、愛犬と一緒に取り組んでみてくださいね!このように「お散歩=おやつ=良いこと」に繋げながら、徐々に散歩に慣れるようにしていきましょう!
“ 小型犬は散歩はいらない ”という人もいますが、体の大小に関わらず、犬にとって散歩は健康のバロメーターです!
犬を飼う時は、“ 小型犬も散歩が必要 ”ということを頭に入れて、家族としてお迎えしてくださいね。
犬にとって散歩の効果は主に4つ。
散歩先では、他の犬や飼い主以外の人と触れ合うことで、社会性を身につけていきます。
社会性が身についていない犬は、『物音に臆病』『人や犬に威嚇する』『留守番中に問題行動を起こす』など、犬の性格や行動に問題が生じます。
これらの問題行動は、ワンちゃんの責任ではありません。
散歩は運動という位置づけだけでなく、たくさんの犬や人と出会うことで、犬の社会性を身につける重要な役割を果たしています。
「小型犬だから」「散歩が嫌いだから」「シニア犬になったから」という理由で散歩をあきらめずに、その子に合った散歩の方法を選んであげてくださいね。
今回は、犬が散歩を嫌がる理由と対処法・散歩の必要性についてご紹介しました。
いつまでも愛犬が健康で過ごせるように、散歩が好きになる工夫を試してみてくださいね。
執筆者
「日本をペット先進国に。」INUNAVIは、飼い主とわんちゃんが幸せに過ごせる世界を実現するために誕生。 執筆者はペットフード安全管理者、犬の管理栄養士、動物介護士、ペット看護師などの資格を保有。獣医師・ドッグトレーナーなど専門家監修のもと、犬好きのメンバーが毎日読みたくなるコンテンツを毎日更新中♩おすすめドッグフードランキングは1,000名規模の口コミ評価や成分の安全性を検証し、辛口に採点。リアルな情報にこだわっています。独自アンケート調査はこちら