2023.06.23 
2024.01.01 
ふさふさとした眉毛や髭がチャームポイントのミニチュアシュナウザーは、さまざまなカットスタイルを楽しむことができるとあってその種類は豊富！
だからこそ、愛犬にどんなカットスタイルをしたらいいか悩む飼い主さんも多いでしょう。
そこで、今回はミニチュアシュナウザーの人気カットスタイル15種類を一挙ご紹介します。定番の「スタンダードカット」はもちろん、個性的なカットや可愛いカットなど、愛犬に似合うカットがきっと見つかる！
ミニチュアシュナウザーのカットをする上で知っておきたいポイントはもちろん、失敗しないオーダー方法やカットの頻度、注意点なども解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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目次
ミニチュアシュナウザーはダブルコートですが、換毛期がなく毛が伸び続けるというダブルコートの中でも特殊な被毛を持ち、定期的なカットが必要な犬種です。比較的毛の伸びるスピードも速いので、さまざまなカットを楽しむことができるでしょう。
ミニチュアシュナウザーの人気カットスタイル10種類を、比べやすいように一覧にまとめてみました。横にスクロールしてご覧ください。
※カット名をクリックすると、それぞれのカットを見ることができます。
| 画像 | ||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| カットの名前 | ①スタンダードカット （シュナウザーカット） | ②トップノット | ③サマーカット | ④テディベアカット | ⑤プードルカット | ⑥モヒカンカット | ⑦たてがみカット | ⑧まつ毛残しカット | ⑨ガーリー風カット | ⑩ゴージャスカット |
| カットの特徴 | 定番スタイル | 可愛らしい印象に | さっぱりした印象に | ふんわり柔らかい仕上がり | 丸みがあって幼く見える | 元気いっぱいな印象に | 個性的でクール | 長いまつ毛がポイント | 女の子らしさ全開に | 優雅でゴージャスな印象に |
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▼【スタンダードカット（シュナウザーカット）】の特徴
本来のミニチュアシュナウザーのスタンダードなカットは、耳をすっきりとさせ、長い眉毛とナチュラルな髭をきれいに整えるものですが、眉毛と髭を短めにカットしてもOK！長さがあるスタンダードカットはスタイリッシュで気品を漂わせる雰囲気になりますが、短めのスタンダードカットは可愛らしい印象になります。
▼【スタンダードカット（シュナウザーカット）】の注意点
長さのあるスタンダードカットは口周りが汚れやすいため、食後は口周りを拭いてあげるなどこまめなお手入れが必要です。また、髭部分がもつれたり毛玉ができないように、しっかりブラッシングもしてください。
▼【トップノット】の特徴
頭部の毛を伸ばし、伸ばした部分をリボンなどで結んだのがトップノットです。ミニチュアシュナウザーは毛が伸びる犬種なのでアレンジもしやすいでしょう。可愛いらしい印象になるのはもちろん、目が大きく見えるというメリットや、被毛によって目に傷がついて起きる流涙症や角結膜炎といった目のトラブルの予防にもなります。
▼【トップノット】の注意点
毛が絡みづらい専用のゴムを使用してください。トップノットは長い毛の普段のお手入れはもちろん、被毛が傷んで切れやすくなったり、毛玉ができる、皮膚が蒸れてかゆくなるといったこともあるため、結びっぱなしは絶対にNG！1日1回は結び直してあげる時間と心の余裕が必要でしょう。
また、目の上の毛を引っぱりすぎてしまうと、目をしっかり閉じることができずにドライアイになりやすくなってしまうので注意してください。
▼サマーカットの特徴
全身を短めにカットし、スッキリさせることで涼しげな印象になります。顔周りを丸く仕上げると幼い印象に！元気で活発なイメージを与えてくれるので、年齢を問わずどんなミニチュアシュナウザーにもおすすめです。
▼サマーカットの注意点
バリカンで刈り込むことによる皮膚へのダメージや、毛質の変化のリスクがあります。また、短くしすぎると、日光が遮れずに皮膚の火傷や炎症、熱中症になる可能性もあるため注意が必要です。サマーカットは蒸れの軽減になりますが、わんちゃんが涼しく感じるわけではないのでほどほどの長さは残してあげましょう。
▼【テディベアカット】の特徴
お顔を丸く、お耳はふんわりとさせてくまのぬいぐるみのような雰囲気に。耳の毛の長さによって雰囲気がガラッと変わり、幼い印象から上品な印象まで楽しむことができます。
▼【テディベアカット】の注意点
耳の付け根は毛玉になったり絡まりやすいので、細かい場所までブラッシングが必要です。また、耳の飾り毛は残しても、耳の中の毛はしっかり処理してもらわないと外耳炎などになりやすくなるので注意してください。
▼【プードルカット】の特徴
プードルのようにお顔に丸みをもたせてカットすると、柔らかく可愛らしい印象になります。こちらの秋（しゅう）くんは、10歳を過ぎているそうですが幼く見えますね。頭頂部の毛が立ってしまうため、スタンダードカットが似合わなくてプードルカットに落ち着いたそうです。
▼【プードルカット】の注意点
トリマーさんによって得意不得意な犬種がある場合も珍しくはないため、プードルのカットが得意なトリマーさんにお願いすることをおすすめします。
▼【モヒカンカット】の特徴
頭頂部の被毛を立ち上げたカットスタイルがモヒカンカットです。被毛を緩やかに立ち上げるとヤンチャに、大きく尖らせるとクールなイメージになります。三角カットやたてがみ風など、モヒカンのアレンジも多いのが特徴です。
▼【モヒカンカット】の注意点
背中にもモヒカンカットをする際は、サイドの毛を短くしすぎないようにしましょう。バリカンで刈り込むことによる皮膚へのダメージや、毛質の変化のリスクがあります。また、短くカットしすぎると紫外線による皮膚の炎症や熱中症になるリスクもあるので注意してください。
▼【たてがみカット】の特徴
後頭部からしっぽにかけて、馬のたてがみのように毛を長めに残すカットです。お耳をすっきりさせることで、よりたてがみが際立ちます。こちらのMAXくんは足元をサンバカットにしており、よりお馬さんのような印象になっています。
▼【たてがみカット】の注意点
たてがみカットをする際は、サイドの毛を短くしすぎないようにしましょう。バリカンで刈り込むことによる皮膚へのダメージや、毛質の変化のリスクがあります。また、短くカットしすぎると紫外線による皮膚の炎症や熱中症になるリスクもあるので注意してください。
▼【まつげ残しカット】の特徴
ミニチュアシュナウザーの特徴でもある太く長いまつげを残し、眉毛を短くするのがまつ毛残しカットです。まるでまつ毛エクステをつけているかのような長いまつ毛はとってもキュート！
▼【まつ毛残しカット】の注意点
眉毛が長いままでのまつ毛残しカットもありますが、まつ毛を際立たせたい場合は眉毛を短くしてもらう必要があります。最初にトリマーさんに希望を伝えることを忘れないようにしましょう。
▼【ガーリー風カット】の特徴
体はすっきりめにしつつ、お顔やお耳は丸くふわっと仕上げると、女の子らしいガーリーな印象になります。耳の毛の長さでも印象は変わり、長くすればよりガーリーに！
▼【ガーリー風カット】の注意点
口周りが汚れやすくなるほか、長さのある耳の毛に毛玉やもつれができやすいため、こまめなお手入れを心がける必要があります。また、外耳炎の予防のためにもお耳の飾り毛は残しても、耳の中の毛はしっかり処理してもらうことが大切です。
▼【ゴージャスカット】の特徴
ミニチュアシュナウザーの長い毛と毛量を活かすゴージャスカットは体のどの部位でも可能です。こちらのちーずくんは、お髭をゴージャスに！お手入れのことなどを考えて髭は短くしてしまいがちですが、髭を残したスタイルは、とてもクールでカッコいい印象を与えてくれます。
▼【ゴージャスカット】の注意点
長く伸ばした毛は毛玉ができたりもつれやすくなります。細かい場所までこまめにブラッシングをして美しく保ちましょう。
定番のカットスタイルも可愛いけれど、ほかの子とは違うカットスタイルがしたい！という飼い主さんにおすすめなのがアレンジカットです。
| 画像 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 名前 | お耳の飾り毛残しカット （フェイクイヤー） | アシメカット | サンバカット | ブーツカット | フレアカット |
| 特徴 | ふんわりとしたお耳がポイント | オリジナリティ溢れるカット | 元気はつらつなイメージに | 足元をクールに決める | 足元が柔らかい印象に |
▼【お耳の飾り毛残しカット（フェイクイヤー）】の特徴
お耳の飾り毛を残してふんわりと仕上げるのがお耳の飾り毛残しカットです。本来、ミニチュアシュナウザーは耳の飾り毛をすっきりさせてしまうのが一般的ですが、ふんわりとしたお耳が柔らかい印象を与えてくれます。
▼【お耳の飾り毛残しカット（フェイクイヤー）】の注意点
ミニチュアシュナウザーは耳の中にも毛がびっしりと生えているため、通気性が悪くなり外耳炎になりやすいです。お耳の飾り毛は残しても、耳の中の毛はしっかり処理してもらいましょう。
▼アシメカットの特徴
左右非対称にカットするアシメカットは、被毛が伸びやすいという特徴を持つミニチュアシュナウザーだから可能と言えるでしょう。自在なアレンジで、愛犬だけのオリジナルカットが実現！片側はゴージャスに、もう片側はさっぱりなど、さまざまなカットスタイルが楽しめます。
▼アシメカットの注意点
アシメカットは基本スタイルがないため、仕上がりは完全にトリマーのセンスになります。信頼できるトリマーを見つけ、どうしてほしいかや、どんな印象を希望するかなど、しっかりと打ち合わせを行いましょう。
▼【サンバカット】の特徴
体はバリカンでさっぱりと短くして、シッポは丸く見えるようポンポンに、足先もポンポンが強調されるようにカットしたのがサンバカットです。歩いている姿がリズミカルで、まるでサンバを踊っているかのように見えるスタイルはシュナウザーの定番カットともなっています。
▼【サンバカット】の注意点
サンバカットは基本スタイルがなく比較的新しめのカットスタイルなので、トリマーによって認識が異なります。足元だけサンバカットをするのか、全身をサンバカットにするのかをしっかり伝えることが大切です。
▼【ブーツカット】の特徴
足元を自然なAラインにカットするのがブーツカットです。足先の被毛をタップリと残したブーツスタイルは、シュナウザーの凛とした雰囲気を際立たせてくれるでしょう。
▼【ブーツカット】の注意点
足元の長めの被毛には汚れがつきやすいため、お散歩帰りなどは特に念入りにお手入れしてあげる必要があります。
▼【フレアカット】の特徴
足元を広がらせてカットするのがフレアカットです。通常のブーツカットよりも広がり方が大きく、優しい印象を持たせてくれます。
▼【フレアカット】の注意点
足元の長い被毛は、汚れやすく毛玉ができやすいという難点が…。お手入れに時間をかけられるか考慮が必要です。「足先だけはスッキリ」というスタイルもあるため、トリマーさんに相談してみましょう。
私にも2匹の愛犬がいますが、飼い主の心理としてトリミングサロンで失敗されるのは避けたいというのが本音です。愛犬の犬種はミニチュアシュナウザーではありませんが、過去には実際に失敗されてガッカリした経験も。
そこでここでは、失敗しないオーダー方法やトリミングサロンの選び方、自宅でのケアについてトリマー資格を持つ私が伝授しちゃいます！
カットを失敗された！ということを防ぐためには、以下のことに注意しましょう。
■失敗しないオーダー方法のポイント
・希望のカットスタイルがあるときは画像を数枚持参する
・「１㎝切ってください」や「揃える程度で」といった風に具体的にオーダーする
・カウンセリング時にしっかりとこうなるのは嫌‼と嫌いなカットを伝えておく
・その子の毛質やお顔立ちに合わせてアドバイスをしてくれるトリマーさんにお願いする
人の感覚はそれぞれ違うため、ぼんやりと「短め」「長め」と伝えても飼い主さんの思う長さとトリマーの思う長さは異なり、失敗される可能性は高くなります。
画像を見せながら具体的にオーダーすることで、トリマーも飼い主さんの思うイメージが伝わりやすく、失敗されたと思うようなことはなくなるでしょう。
また、毛質や顔立ちに合わせたアドバイスをしてもらえれば、愛犬にどんなカットスタイルが似合うのか飼い主さんもイメージしやすいですね。
お店によっては受付スタッフと実際にカットするトリマーが違う場合もあるので、そこを確認した上、できれば担当するトリマーさんと直接話すことをおすすめします。
失敗しないオーダー方法も大切ですが、トリミングサロンの選び方も重要になってきます。
■トリミングサロン選びのポイント
・サロンのSNSで好みのカットをするトリマーさんを見つけることが一番
・できれば担当トリマーを決められるお店がおすすめ
・その子の性格によっては落ち着いた静かなサロンを選ぶ
・可愛い、もしくはカッコいいカットをしているミニシュナの飼い主さんに聞いてみる
現在は多くのトリミングサロンがInstagramやFacebookなどのSNSを利用して、カットしたわんちゃんの画像を投稿しています。
チェックしてみることで、ミニチュアシュナウザーののカットが得意か不得意かがわかるでしょう。
また、担当トリマーが毎回変わるのはわんちゃんにとって大きなストレスになることもあり、場合によってはトリミング自体が嫌いになってしまうことも。できれば担当を決められるお店のほうがわんちゃんの負担も少なく、被毛や体の状態もわかってもらえるのでおすすめです。
お店の雰囲気を聞くこともできるので、より安心できると思います。
トリミングサロンで定期的にカットをしているからと言って、自宅でのお手入れをサボってしまうのは、せっかくのカットスタイルも台無しになってしまいます。
ミニチュアシュナウザーの被毛はワイヤー状で絡まりやすく毛玉もできやすいので、ソフトタイプのスリッカーブラシで全身をといてあげたら、コームを使って毛並みを整えてあげましょう。
絡まりやすい場合は、ブラッシングの際にブラッシングスプレーを使用すると被毛の痛みや切れ毛も防げ、トリミング後のきれいな状態をより長く維持できますよ！
ブラッシングにはマッサージ効果や皮膚の状態をチェックできるメリットもあるので、できれば1日1回は行ってください。
ドイツ原産のミニチュアシュナウザーは、寒さに強く暑さに弱い犬種です。日本のような高温多湿の夏は特に気をつけてあげる必要があります。
夏場は短めのスタンダードカットや長めのサマーカットなどで蒸れを軽減してあげるといいでしょう。
とは言え、皮膚が見えそうなほど短すぎるカットは日光が遮れずに皮膚の火傷や炎症、熱中症になる可能性もあるためNG！適度な長さはその子によって異なるため、トリマーさんと相談して決めることをおすすめします。
また、冬場はどんなカットでも問題はありませんが、寒さに強いとは言っても寒いのが好きというわけではないため、防寒対策はしっかり行ってくださいね。
では、ミニチュアシュナウザーのカットの頻度や、トリミングサロンの料金相場はどれくらいなのでしょうか。
ここで詳しく見ていきましょう。
ミニチュアシュナウザーのカットの目安は、1ヶ月に1回です。
シニア犬ではトリミングが負担となるため、2ヶ月に1回程度を目安にカットを行うことをおすすめします。
また、ミニチュアシュナウザーでは、カットではなくブラッキングやストリッピングを行うことがありますが、ブラッキングは3～6回に分けて行う必要があり、完全に仕上がるまでに数ヶ月の期間がかかるので、ブラッキングをしたい場合は頻度をトリマーさんと相談しながら決めましょう。
■ブラッキングやストリッピングとは
ミニチュアシュナウザーのカットの料金相場は、住んでいる住んでいる地域やトリミングサロンによっても異なりますが、だいたい5,000円～10,000円程度です。
■ミニチュアシュナウザーのトリミングサロンの利用料金相場
| シャンプーコース （グルーミング） | 3,500円～ |
| トリミングコース （グルーミング＋カット） | 5,000円～ |
| 部分カット | 500円～ |
| 毛玉除去 | 500円～ |
| ハサミ仕上げ | 500円～ |
| 歯磨き | 500円～ |
| 足裏カット | 500円～ |
| 爪切り | 500円～ |
| 肛門腺絞り | 500円～ |
| 耳掃除 | 500円～ |
| その他オプション（炭酸泉、泥パックなど） | 1,000円～ |
※価格は税抜き
※グルーミングには、シャンプー、足裏カット、爪切り、肛門腺絞り、耳掃除が含まれる
また、以下のような場合もオプション料金が発生する可能性があります。
■トリミングサロンでオプションが発生する一例
・体重が重い（500円～）
・デザインカット（1,000～）
・ブラッキングやストリッピング（10,000～）
・シャンプーの種類を指定（500円～）
・毛玉が多い（500円～）
・ノミの除去（500円～）
お店によって料金は異なるため、利用しようと考えているトリミングサロンのHPなどを事前に確認することをおすすめします。
トリミングサロンを利用した場合の時間の目安は以下のようになります。
また、ブラッキングを行う場合では、3～5時間程度かかります。
ミニチュアシュナウザーはダブルコートの犬種ですが、換毛期でもあまり毛が抜けない代わりに毛が伸びやすいため、定期的にカットをしてあげないと毛玉やもつれができやすくなり、皮膚トラブルを起こしやすくなります。
毛質もハリがあって硬くしっかりしているので、伸びたままでは目に入って傷をつけてしまう可能性も。
毎日のブラッシングと定期的なカットで、皮膚や目のトラブルを防いであげることが大切です。
■ダブルコートとは
生えている被毛の種類がオーバーコートとアンダーコートの2種類を持つこと。オーバーコート（上毛）は太く硬い毛で、アンダーコート（下毛）は密集して生えている柔らかくてふわふわした毛。ダブルコートの犬種は換毛期があり、換毛期にはアンダーコートが抜けるが、ミニチュアシュナウザーは特殊な被毛の構造から換毛期でも抜け毛は少ない。
また、ショーに出場するミニチュアシュナウザーではブラッキングは必須ですが、家庭犬として暮らしている場合では、ブラッキングは絶対に必要というものではありません。
しかし、毛質を硬くしたい場合や退色を防ぎたい場合、ミニチュアシュナウザー本来の姿を維持したいという場合ではブラッキングを行う必要があります。
ここでは、ミニチュアシュナウザーのカットに関する疑問を解決していきます。
A.子犬のカットは、生後3ヶ月以降で最後のワクチン接種が終った1～2週間後から行いましょう。
カットはわんちゃんにとって精神的にも体力的にも負担が大きく、特に子犬は周りの影響を受けやすい時期でもあります。
恐怖心や嫌な思いからトラウマになってしまえば、その後のカットは大きなストレスとなってしまうでしょう。そのため、カットをするのはある程度成長した3ヶ月以降にしてあげるのが一般的です。
また、いきなり全身カットをするのは負担が大きいため、おしり周りや足先など、部分カットから始めることをおすすめします。
A.シニア犬（老犬）ではトリミングの負担を最小限にするために、バリカンを使用したサマーカットなどの全身を短めにするカットがおすすめです。
短めにカットすることでトリミングの頻度を減らせることや、目元やおしり周りなど汚れやすい部分のお手入れもしやすくなります。
また、シニア犬（老犬）ではトリミング中に体調が変化したり発作が起きる可能性もあるので、飼い主さんがすぐに動けるように自宅、もしくはトリミングサロン周辺で待機していたり、動物病院でのトリミングを利用するなど配慮してあげることが大切です。
A.カットスタイルや個体差によっても異なるため、一概に何ミリのバリカンがいいとは言えませんが、一般的にスッキリさせるなら6ミリ以下、ふんわりさせるなら8ミリ以上というのが目安になります。
皮膚病などで短くカットする必要がある場合では、2ミリ程度がいいでしょう。
バリカンのミリ数は被毛の長さのことではなく、バリカンの刃の長さを指しており、だいたいその倍くらいの長さが残ると考えてください。
■例えば…
2ミリのバリカンなら約4ミリ毛が残る、6ミリのバリカンなら約12ミリ毛が残る
毛質や毛の生え方などわんちゃんによっても異なるため、トリマーと相談しながら何ミリのバリカンを使用するか決めることをおすすめします。
A.ただ短くカットするだけであれば初心者でもできますが、安全面やスタイルの見栄えを考慮するとプロのトリマーにお任せすることをおすすめします。
愛犬が動かないように押さえるのはもちろん、バリカンやハサミで愛犬がケガをしないようにカットしたり、左右対称にカットするには、慣れや技術が必要になります。
ゆくゆくは自分でカットしてみたい、と考えている飼い主さんは、足先やおしり周りなどを揃える程度にカットしたり、足裏のバリカンカットから始めてみましょう。
A.ミニチュアシュナウザーにブラッキングをしたい場合、子犬のときから行うことをおすすめします。
すでに柔らかい毛のまま成長した成犬にいきなりブラッキングをするのは痛みを与えてしまうこととなり、やりたいと思って気軽にできるものではありません。
どうしても成犬になってからブラッキングをしたい場合は、トリミングサロンに相談してください。
A.ミニチュアシュナウザーの耳を立ち耳や垂れ耳にするには、以下の方法があります。
■立ち耳にする方法
・そもそも耳が小さい子を選び、小さい頃からカットして耳の毛を伸ばさない
・動物病院で断耳する
■折れ耳・垂れ耳にする方法
・そもそも耳が大きい子を選ぶ
・耳の毛を伸ばす
・垂れ耳矯正具（重りやテープなど）を使用する
耳が小さい子でも、毛を伸ばすことで折れ耳や垂れ耳になることもあります。
また、ペットショップで販売されている立ち耳の子は、元々耳が小さいか、断耳している可能性が考えられます。
ミニチュアシュナウザーは定期的にカットが必要な犬種ですが、毛の伸びるスピードも速いため、その時々でさまざまなカットを楽しむことができます。
愛犬にはどんなカットスタイルが似合うのか、いろいろチャレンジしてみてくださいね。
■ミニチュアシュナウザーの人気カットスタイル15種類一覧
①スタンダードカット（シュナウザーカット）
②トップノット
③サマーカット
④テディベアカット
⑤プードルカット
⑥モヒカンカット
⑦たてがみカット
⑧まつ毛残しカット
⑨ガーリー風カット
⑩ゴージャスカット
⑪お耳の飾り毛残しカット（フェイクイヤー）
⑫アシメカット
⑬サンバカット
⑭ブーツカット
⑮フレアカット
※記事で紹介されている商品を購入すると、売上の一部がINUNAVIに還元されることがあります。メーカー等の依頼による広告にはPRを表記します。
※掲載されている情報は、INUNAVIが独自にリサーチした時点の情報を掲載しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
執筆者
17歳のチワックスと1歳のチワックス、1歳のポメチワと暮らしています。これまで愛犬チワワと2匹のミニチュアダックスたちの闘病・介護生活の経験から、犬の健康や介護について学びを深めペットにまつわる様々な資格を取得し、老犬のトータルケアサロン開業に向けて準備中です。
【保有資格：ペットフーディスト / 犬の管理栄養士 / ペット看護士 / ペットセラピスト / トリマー・ペットスタイリスト / 動物介護士 / ホリスティックケア・カウンセラー / JKC愛犬飼育管理士】
