公開 2020.05.11 更新 2024.08.15
子犬の「お手」の教え方と必要性は?失敗する場合の対処法と4つのコツ!

子犬の「お手」の教え方と必要性は?失敗する場合の対処法と4つのコツ!

「お手」は特に必要ないのでは?と考える方もいますが、実は教えておいたほうが良いしつけのひとつなんです!

「お手」の必要性や教え方、教えるコツなど「お手」についてご紹介します(^-^)

これから「お手」を教える飼い主さんはぜひ参考にしてみてくださいね♪

「お手」の必要性とは?

  • 手先を触る練習
  • スキンシップ

「お手」は触れることでの良いスキンシップになり、何よりも手先を慣れさせる練習にもなります。

手先や足先は触られるのを嫌がるわんちゃんが多く、足周りのカットや爪切りに苦戦することもあります。

「お手」や「おかわり」で手先を触るのを慣れさせておけばお手入れもそれほど苦労せずにやらせてくれるようになりますよ!

「お手」をするために必要なもの

犬 お手

  1. リード
  2. 首輪
  3. ごほうび

リードは伸びるタイプではなく伸びないタイプのものを選びましょう。長さは短めのほうがやりやすいと思います!

じっとしているのが苦手な子は首輪とリードを用意しておいたほうが安心です!

ごほうびはおやつのほうが扱いやすくてオススメです(^-^)

「お手」を教える手順

犬 お手「お手」の教え方について紹介します!

「おかわり」も教え方は同じなのでぜひ両方教えてみてくださいね(^-^)

基本的な教え方

まずは基本的な教え方のご紹介です!

  1. わんちゃんにおすわりをさせる

    わんちゃんにおすわりの体勢をとらせてからのほうが教えやすいと思います。

    まだ「おすわり」を覚えてない場合は「おすわり」を先に教えるか、おしりを軽く押して体勢をとらせてみてください!

  2. おやつを握る

    片手におやつを握りわんちゃんにおやつを握っていることを知らせます。

  3. わんちゃんの右手に近づける

    「お手」はわんちゃんの右手となりますので右手に握っている手を近づけます。

  4. 右手を乗せたらごほうびを与える

    わんちゃんは初めは一生懸命ペロペロしますがそれでも食べられないと分かると今度は手を使ってカキカキして開けようとします。

    そのときわんちゃんが握った手に手を置いた瞬間に「good!」でも「ヨシ!」でも褒める言葉をかけて手を開いておやつを与えましょう。

手を乗せてこない場合の教え方

手でカリカリせずにひたすら待つわんちゃんもいます。
そんなときの教え方について紹介します!

  1. わんちゃんの右手を軽く握ってごほうびを与える

    わんちゃんの右手を軽く握ってごほうびを与えます。嫌がる場合は握らずに触れるところから始めましょう!

    右手に触るとおやつがもらえるということを学習させましょう。

  2. 右手を持ち上げてごほうびを与える

    軽く握ることが出来たら今度は持ち上げてみましょう。
    持ち上げ、おやつを与えるを繰り返します。

  3. 右手の近くに手を持っていき右手を自分で持ち上げたらごほうびを与える

    ここまでで右手に触れたらおやつという学習が出来ているので飼い主さんが手を近づけることで自分から手を近づけてくれることがあります。

    自分から右手をあげてくれたら褒める言葉の後にごほうびを与えましょう。

  4. 右手を手に乗せることが出来たらごほうびを与える

    次に右手を上げるだけではなく手に乗せることが出来るようにしていきます。上げた手に対して初めは飼い主さんが近づけてもかまいません。

    手のひらに手が乗るようにどんどん経験を重ねていきましょう!

「お手」を教える時の4つのコツ

犬教え方のコツを把握しておくとスムーズに教えることができます!

ぜひ参考にしてみてくださいね(^-^)

4つのコツ

  1. 短時間で教える
  2. 集中が切れたら休憩
  3. 手先を触られることに対して良い印象を与える
  4. 褒めるタイミングが大事

①短時間で教える

わんちゃんの集中できる時間は短いです。5分程度を目安にしつけをおこなっていきましょう!

5分のしつけの時間を何回か作るプランを考えておくのがオススメです♪

②集中が切れたら休憩

5分経っていなくても集中が切れてしまったら一旦休憩しましょう!

そのまま教えていてもわんちゃんは覚えず飼い主さんが疲れていってしまうだけなので要注意です。

③手先を触られることに対して良い印象を与える

「お手」、「おかわり」のしつけ以外にもふとした時に少し触りながらおやつを与えるなど手先を触られることに慣らしておくことで自然と「お手」を覚えてしまう子もいます。

手先に触られることを慣れる機会を多く持ち、楽にお手入れができるようにしていきましょう!

④褒めるタイミングが大事

褒めるタイミングが教える段階ごとに違います!

褒めるときはタイミングを大切してあげるだけでわんちゃんへ伝わりやすくなりますよ(^-^)

「お手」を教える上での注意点

犬 注意教えるときに飼い主さんに気をつけてもらいたいことについて紹介します!

興奮させる褒め方は避ける

集中しているときに興奮させてしまうと集中が切れて遊びモードになってしまうわんちゃんが多いので褒めるときに興奮させるのは避けましょう。

わんちゃんの手を握り続けない

わんちゃんが嫌がっているのに握り続けることはやめましょう。

手先に対して良い印象を与える必要がありますので嫌な印象を与えることは出来る限り避けることが「お手」や「おかわり」を教える近道です!

個々のペースに合わせてステップアップ

それぞれ教えるスピードが違いますので個々のペースに合わせて教えていきましょう!

ステップアップは基本的な「お手」ができるようになってからですので、まずは基本的な動きができるように教えていきましょう。

何度教えてもできない!「お手」の失敗例と対処法

犬どうしてもうまくいかない、あとちょっとなんだけど…と悩んでいる飼い主さんもいるのではないでしょうか。

わんちゃんが教えたことに対して正しく理解できているかは結果に出てきます!

うまくいかないときは参考にしてみてください(^-^)

失敗例①逆の手を乗せてしまう

「お手」なのに「おかわり」をしてしまう、もしくはその逆になってしまうということもよくあります。

そんな時はもう一回教え直してみてください。 また、わんちゃんに予測されて適当に手を出されている可能性もあります。

わんちゃんが飼い主さんの指示を聞いて「お手」をできるように指示語をしっかりと発してわんちゃんに伝わるようにしましょう!

失敗例②空振りしてしまう

空振りしてしまうということは上げることを意識して手に乗せることはそれほど考えていないことが原因です。

もう一度手に乗せることを教えてみましょう!

失敗例③後ろに下がってしまう

飼い主さんが手を出したときにどうすれば良いかわからない、もしくは嫌で後ろに下がってしまうことがあります。

とても嫌がるわんちゃんもいますので手先に触れるところからゆっくりと「お手」に近づけてあげてください。

どうしても逃げてしまう場合はリードを使いましょう。

失敗例④右手をすぐに降ろしてしまう

飼い主さんの指示の前に手をすぐに降ろしてしまう場合は維持を教えましょう。

手を置いていられる時間を伸ばしていき、飼い主さんの言葉で降ろせるようにしていきましょう。

犬種ごとに「お手」の教え方は違う?

犬 集合教え方はどの犬種も同じですが個々の性格や行動によって合う方法を選んであげてください!

落ち着きのある犬種(ゴールデンレトリバー、シーズーなど)はあちこち行かずに飼い主さんの指示をよく聞いてくれるので覚えも早いことが多いです!

得意なわんちゃんもいる一方、手先を触られるのが苦手な少し神経質なわんちゃん(柴犬、チワワ、パピヨンなど)は教えるのに少し苦戦するかもしれません。

しかし、良い方向に覚えてくれれば嫌な手先を触られることに慣らすので印象が強く覚えるのが早い場合もあります。

嫌がる場合は無理には進めずにゆっくり教えてあげましょう!

「お手」ができたらステップアップ!

犬基本的な「お手」と「おかわり」が出来るようになったらステップアップ!

どのようにステップアップしていけば良いのかをご紹介します♪

聞き分けることができるように教える

わんちゃんは予測行動をします。

「おすわり」→「お手」→「おかわり」を毎回のセットにしてしまうと次はこれでしょ?と飼い主さんが指示をする前に行動してしまいますので、できるだけいつも同じようにせずに飼い主さんの指示で動くことができるようにすることが大切です!

自分から右手を降ろさないようにする

初めは短時間で構いませんのでだんだんと時間を伸ばし、わんちゃんが自分から下ろさないようにステップアップしましょう。

自分から下ろすことが出来ると足周りのケアのときも当然自分から下ろして暴れてしまう可能性があります。

だんだんと時間を伸ばしてステップアップしていきましょう!

「お手」以外に子犬に教えておきたいこと

子犬には教えておきたいしつけがたくさんあります。

子犬の時に教えておいたほうが良いしつけについてご紹介します!

ふせ

犬 ふせのんびりしていてもいいけどちゃんと待っていて欲しいときに時に役立つのがフセです。

ドッグカフェやわんちゃんとのお出掛けの時にマナーとしてとても大切なしつけです。

出して

犬 出して子犬は気になるものをすぐにお口に入れてしまいます。そのまま吐き出してくれればいいですが飲み込んでしまう事故も多くあります。

誤飲の事故が起きないように出してくれるようにしつけておきましょう!

おすわり

犬 おすわりちょっとしたときの落ち着いてほしい時にとても役立ちます。

他のしつけの中継点としても使うことが多く、大切なしつけですの1つです!

おいで

犬 おいで「おいで」はわんちゃんの安全を守るためとても大切なしつけです。

ドッグランで自由に遊ばせている時、他の子と喧嘩になりそうになった時、何かから気をそらせたいときにとても役立ちます!

トイレ

犬 トイレトイレのしつけは必須です!
特に家で排泄をさせるのであれば迎え入れたその日からどんどん教えていきましょう!

一番簡単な教え方はトイレサークルを用意して一面にペットシーツを敷きます。

子犬の排泄しやすい時間(寝起き、食後、遊んだ後)にトイレに出し、排泄が成功したら誉めてあげましょうね(^-^)

それぞれのペースがありますので焦らずに教えていきましょう!

ハウス

犬 ハウスハウスは必須ではありませんが教えておくととても役立ちます。

いきなりのお留守番はパニックになってしまうと思いますので日頃から休む場所はハウスというしつけをしていき安心してお留守番できるようにしてあげてください。

またハウスがあれば電車やバスなども一緒に乗ることが出来るので、一緒にお出掛けを考えている方には必須ですね(^-^)

しつけに役立つオススメグッズ

わんかーむ

わんかーむの特徴

しつけに効果的なリフレッシュ成分を配合
獣医師とドッグトレーナーが監修・開発!
166,380枚を突破!

しつけに使うおやつは個々に好きなものをつかってあげるのが1番ですが、しつけ用のサプリメントおやつ「わんかーむ」の存在をご存じでしょうか?

しつけに使うおやつにも気を使いたいという飼い主さんにはぴったりです♪

安心の国内産、グルテンフリーなのでアレルギー持ちの子にも安心ですね(^-^)主原料は鹿肉なのでヘルシーで肥満が気になる子にもおすすめなおやつです!

さらにリラックス効果のあるバレリアンが配合されていますので落ち着いてトレーニングしたいときにぴったりです♪

「お手」は手先を触ることとなり嫌がるわんちゃんも多いのでリラックス効果があると多少ストレスも軽減され安心ですね(^-^)

しつけの時に使いたいおやつとしてぜひ検討してみてくださいね(^-^)

公式サイト

まとめ

犬ここまで「お手」の教え方についてご紹介してきましたがいかがでしょうか。

「お手」は右手、「おかわり」は左手ですので、「おかわり」を教える場合も今回の「お手」の教え方を参考にしてみてください!

わんちゃんにとって鼻先と手先は嫌がる場所ですが、これからの生活の中で嫌がることがないよう子犬の頃から慣らしておくことをオススメします(^-^)

ドッグトレーナー 堀江 祐樹

執筆者

ドッグトレーナー
堀江 祐樹
愛玩動物飼養養管理士 / ペットグルーマー / ペットエステ

ちば愛犬動物フラワー学園でドッグトレーナー、愛玩動物飼養養管理士、ペットグルーマー、ペットエステの資格取得後、ドッグトレーナーとしてペットショップや犬の保育園で勤務してきました。 現在はスクーカムという品種の猫とパピヨン、ミニチュアダックスの犬たちと楽しく暮らしています。 ワンちゃんは言葉が通じない分、しつけは苦労する飼い主さんが多いです。 ワンちゃんのしつけは性格や犬種などによっても変わります。 プロにアドバイスを求めても無理な提案をされてしまい諦めてしまった飼い主さんも多いのではないでしょうか? ワンちゃんのしつけに関して無理のないアドバイスを心がけています。 犬のしつけのアドバイスはお任せください!

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