公開 2022.03.10 更新 2022.03.10
愛犬の防災グッズを準備している飼い主の割合は、前年比14.2%増加!同行避難を理解していない人は7割以上という結果に…【384人アンケート/2022年3月調査】

愛犬の防災グッズを準備している飼い主の割合は、前年比14.2%増加!同行避難を理解していない人は7割以上という結果に…【384人アンケート/2022年3月調査】

近年、日本では毎年のようにどこかで自然災害が発生している(※1)ことをご存知でしょうか?

地震に至っては、2022年に入って300回以上も観測されています。(※2)

災害は地震や津波、豪雨といったものに限らず、戦争や原発事故、工場火災・爆発、伝染病などさまざまな種類があり、突然襲ってくるものです。

どんな災害が起こるかはわかりませんが、避難を余儀なくされたときに慌てないためにも、愛犬との避難について考えておくことはとても重要ですね。

INUNAVIでは2021年に引き続き、2022年も全国の犬の飼い主さん384人を対象に愛犬との災害時に関する意識調査を行いました。

阪神・淡路大震災から27年、東日本大震災から11年経ちますが、南海トラフ巨大地震が起こると想定されている現在、改めて愛犬との災害時について考えてみましょう。

【飼い主400人に大調査】愛犬の避難グッズを準備している人は15%!災害が置きたらどうやって避難する?
愛犬の避難グッズ「準備してない人は85%以上!?」災害がおきたらどうやって避難する?【飼い主400人にアンケート】

(※1)参考:国土交通省「近年の自然災害の発生状況」
(※2)参考:日本気象協会「過去の地震情報」

調査結果まとめ

・愛犬の災害グッズ・避難グッズを準備している飼い主は29.2%と少ないが、前年度より14.2%増加と大幅な上昇が見られた。

・準備しない理由は「何を用意していいかわからない」が多く見られ、実際に愛犬の防災グッズに関するサイトを見たことのある飼い主は35.9%にとどまる。

・愛犬と避難できる避難先を調べていた飼い主は32.0%おり、前年度より3.0%増加していたが少ない結果になった。

・愛犬と一緒に避難すると回答した飼い主は95.1%、理由は「家族だから」が圧倒的に多かった。

・同行避難や同伴避難の意味を理解している飼い主は28.9%にとどまり、飼い主にすら浸透していないことがわかるコメントも度々見られた。

・実際に避難を経験した飼い主は2.3%いたが、「避難所に行きづらい」と行かなかった人も多かった。

愛犬の防災グッズを準備している飼い主さんは29.2%!前年度より14.2%増加だがまだまだ少ない結果に

■愛犬の防災グッズ・避難グッズを準備している?

■【2022年度調査】愛犬の防災グッズ・避難グッズを準備している?
・準備しようと思うけど何をすればいいかわからない:37.2%(143人)

・準備していない:33.6%(129人)
・準備している:29.2%(112人)

■【2021年度調査】愛犬の防災グッズ・避難グッズを準備している?
・準備していない:44.0%(176人)
・準備しようと思うけど何をすればいいかわからない:41.0%(164人)
・準備している:15.0%(60人)
愛犬の防災・避難グッズ「準備してない人は85%以上!?」災害がおきたらどうやって避難する?【飼い主400人にアンケート】より
※2021年度調査は400人

愛犬の防災グッズ・避難グッズを「準備している」と回答した飼い主さんは29.2%と、3割を切る結果となりました。

しかし、2021年の2月に行った調査では「準備している」と回答した飼い主さんは15.0%だったことから、14.2%と大幅に上昇していることがわかります。

準備をしていない飼い主さんは70.8%とまだ多いことに変わりはありませんが、人間では防災グッズを準備している割合が5割弱程度(※3)あることから、愛犬の防災に対する意識が今後もう少し伸びることは期待できそうです。

それぞれの回答にどんな理由があるのでしょうか。実際のコメントをご紹介します。

(※3)参考:PRTIMES「株式会社アントロット『防災セットの準備率、災害避難の経験者ほど低調 東日本大震災10年・防災意識調査アンケート結果公開』」

実際のコメント

■「準備しようと思うけど何をすればいいかわからない」

「家が倒壊しなければどうにかなると思っているから。普段から結構買いだめをしているので、どうにかなると思っているから。犬は3日くらい食べなくても大丈夫と聞いたから」(女性 / 20代 / 千葉)

「なかなか準備する気になれない」(女性 / 20代 / 大阪)

「避難する時に準備すれば良いと思うから」(男性 / 30代 / 青森)

「災害が少ない地域というのもあるが、何を用意してよいのかわからない」(女性 / 30代 / 長崎)

「日本に在住の頃はフードや 、折りたたみのお皿、折りたたみのゲージなどを準備していたが、海外に移住して地震が少なくなったので準備しようと思いつつ、していないです」(女性 / 30代 / 海外)

「何をどのくらい用意した方がいいのか、情報が少なくてよく分からないから」(女性 / 30代 / 東京)

「危機感が不足していることが理由だと思います」(男性 / 40代 / 大阪)

単純に何をどれだけ用意すればいいかわからないというコメントが多く見られましたが、「色々あり過ぎてどれを選んだらいいかわからない」「人間用で何とかなる」といったコメントも見られました。

わんちゃんの災害時の準備は自分から調べないと情報が入ってこないため、「準備しようと思うけど何をすればいいかわからない」と回答した飼い主さんは情報不足が大きな要因だと考えられます。

■「準備していない」

「人間のためのものもまだ準備しておらず、ペットの防災グッズを準備するという考えが頭にありませんでした。今回初めて、必要性を感じました」(女性 / 50代 / 大阪)

「いつかしないといけないなと思いながらも、まだ用意できていませんでした」(女性 / 20代 / 奈良)

「差し迫った危機を感じていないから」(男性 / 40代 / 愛知)

「準備したい気持ちはあるけど、お金がかかるから準備していない」(男性 / 30代 / 北海道)

「まとめてないが普段使っている物はそのまま持ち出せるから」(女性 / 60代 / 千葉)

「防災グッズがあるのが知りませんでした」(女性 / 20代 / 兵庫)

「ペットの防災、避難グッズについて考えたこともなかったから」(男性 / 20代 / 大阪)

「準備していない」と回答した飼い主さんは、「考えたことがなかった」「その発想がなかった」というコメントが多く見られました。

やはり、「準備しようと思うけど何をすればいいかわからない」と回答した飼い主さん同様に、情報が行き届いていないことが背景にあると考えられます。

実際、

「正直、人間のことばかり優先していて、愛犬の防災・避難グッズについては考えていませんでした。このアンケートを見てハッとし、反省しております」(女性 / 40代 / 北海道)

という飼い主さんも見られました。

また、「どうにかなる」「災害は起こらない」「お金がかかる」「置き場所がない」といったコメントもあり、災害が自分とは関係のないものだと考えている飼い主さんも少なくはないようです。

■「準備している」

「いざというときに全部用意して出かけるのは時間がかかり、落ち着いて行動できなくなる可能性がある。飼い主が落ち着いていればワンちゃんも興奮しないで済むと思います」(女性 / 40代 / 北海道)

「自分が被災した際に周りの困っているペットたちを見て備えようと思ったから。実際に避難生活をしていると犬もストレスが溜まってしまうので緩和できるようにしたいと思ったから」(女性 / 20代 / 長野)

「以前マンション住まいの時に隣のビルで火災があり、すぐに出ないとと思って貴重品を手にしたがペット関連のものを持ち出す余裕がなく、その時から準備しておこうと思うようになりました」(女性 / 40代 / 愛知)

「東日本大震災では置き去りにされて野犬になったり、餓死した犬が多いと聞いています。我が家ではそうならないように愛犬も一緒に逃げて全員で助かろうと考えています。(可能なら車中泊も検討しています)」(男性 / 40代 / 兵庫)

「東日本大震災の時のペットを飼っていた方の体験談などを読んで、自分で用意しておかないと、行政のフォローは期待できないと思ったから。飼っている人にとっては家族だけど、飼ってない人、嫌いな人にとっては有事の時の動物のケアは後回しになるのが現実だと思うので」(女性 / 30代 / 岡山)

「東日本大震災の時にペットフードがすぐには買えなかったため」(女性 / 50代 / 宮城)

「災害が起きた際、逃げ遅れや、準備不足により孤立してしまうペットが多いというニュースを見て、自分のペットがそうならないよう準備をしてとこうと思ったからです」(女性 / 20代 / 神奈川)

準備している飼い主さんは「もしもに備えて」や、これまでの災害時の情報から準備する必要性を感じたようです。

実際に避難して困った経験のある飼い主さんでは、過去の教訓から準備を万全にしていることがうかがえました。

中には、

「以前災害で愛犬を失った。二度と同じ思いはしたくない」(女性 / 30代 / 茨城)

といった悲痛なコメントもあり、災害は恐ろしいものだと痛感します。

また、今回準備している飼い主さんの割合の方が多かったのは「愛知」「埼玉」「千葉」「長野」「福島」「福岡」で、ほかの都道府県ではあまり大きな違いはありませんでした。

災害は「どんな形」で「どこ」に「いつ」起こるかは誰にもわからないため、もしもに備えておくことは大切なことなのではないでしょうか。

飼い主さんが準備しているもので多いのは「フード」「水」「ペットシート」。「ワクチン証明書」や「迷子札」を準備している飼い主さんも

防災グッズで準備しているもの

■愛犬の防災グッズ・避難グッズに何を準備している?
1位:フード:109人
2位:水:75人
3位:ペットシート:55人
4位:リードや首輪:53人
5位:食器:41人
※複数回答

5位以下の回答はこちら

6位:おやつ:23人
7位:キャリーバッグ・クレート:21人
8位:ペット用毛布:18人
9位:ゴミ袋・ビニール袋:17人
10位:タオル:13人

【10位以下の回答】
・うんち処理袋:12人
・非常用サークル・折りたたみケージ:10人
・ウェットティッシュ:9人
・缶詰やパウチなど(副食品):9人
・おむつ:8人
・服・レインコート8人
・薬・サプリ:8人
・おもちゃ:6人
・シューズ、靴下などの履物:6人
・グルーミング用品:5人
・ワクチン証明書、ペット保険証やペットの情報をまとめた手帳:4人
・迷子札:4人
・ペットスリング・抱っこひも:3人
・ライト・懐中電灯:3人
・犬用包帯などの手当品:3人
・新聞紙:2人
・マナーウェア:2人
・トイレットペーパー:2人

「準備している」と回答した飼い主さん112人のうち、109人が「フード」を準備していました。

人間と違い、わんちゃんのフードがすぐに配給されることは期待できません

また、フードの配給があっても希望するフードが手に入るわけではないため、多くの飼い主さんが愛犬の食料の確保は大切だと感じているようです。

ワクチン証明書や迷子札など、ついつい忘れがちなものを準備している飼い主さんもおり、こうしてみると、準備するものはたくさんあることがわかるのではないでしょうか。

愛犬の防災グッズに関するサイトを見たことのある飼い主さんは35.9%!4割以下にとどまる

■愛犬の防災グッズ・避難グッズに関するサイトを見たことある?

■愛犬の防災グッズ・避難グッズに関するサイトなどを見たことある?
・見たことはない:64.1%(246人)

・ペット関連の情報サイトを見た:20.3%(78人)
・通販サイトを見た:10.9%(42人)
・市区町村のHPを見た:4.7%(18人)

愛犬の防災グッズ・避難グッズに関するサイトを「見たことはない」と回答した飼い主さんが64.1%と最も多い結果になりました。

近年は、ペット関連の情報サイトや市区町村のHPでは、何をどれだけ準備したらいいかを紹介していますが、自分からわんちゃんの災害時について調べない限りは目にすることはないでしょう。

また、通販サイトではわんちゃんの防災グッズを販売していますが、目的が異なるため詳しい情報までは載せていないことがほとんどです。

今は15歳未満の子供よりもわんちゃん猫ちゃんのほうが多い時代なので、もう少しわかりやすい情報発信が必要なのかもしれません。

愛犬と避難できる避難先の場所について調べてある飼い主さんは32.0%!前年度より3.0%増加だが半数以下の結果に

■愛犬と避難できる避難先について調べている?

■【2022年度調査】愛犬と避難できる避難先の場所について調べてある?
・いいえ:68.0%(261人)

・はい:32.0%(123人)

■【2021年度調査】愛犬と避難できる避難先の場所について調べてある?
・いいえ:71.0%(284人)
・はい:29.0%(116人)
愛犬の防災・避難グッズ「準備してない人は85%以上!?」災害がおきたらどうやって避難する?【飼い主400人にアンケート】より
※2021年度調査は400人

愛犬と避難できる避難先の場所について調べてある?の質問で最も多い回答は「いいえ」68.0%でした。

災害時の避難先としては避難場所と避難所がありますが、愛犬と避難できるか調べてある飼い主さんは32.0%にとどまりました。

前年度より3.0%の増加が見られるものの、災害が起きることを想定し避難先を調べるまでには至らないことがうかがえます。

■避難場所と避難所の違い(※4)
・避難場所…火災や津波など大規模災害時に一時的にとどまる場所
・避難所…災害の危険性によって避難した人、家に戻れない人を滞在させるための施設

(※4)参考:東京消防庁「地震発生時の避難場所と避難所の違い知っていますか?」

避難する時は愛犬と一緒という飼い主さんは95.1%、理由は「家族」だから

■避難する時は愛犬も一緒に避難する?

■避難する時は愛犬も一緒に避難する?
・はい:95.1%(365人)

・いいえ:4.9%(19人)

「避難する時は愛犬も一緒に避難する?」の質問で最も多い回答は「はい」95.1%でした。

近年、わんちゃんは「ペット」ではなく「家族」として認識されつつあり、災害時においても一緒に避難するのが当然と考えている飼い主さんが多いことがわかる結果となりました。

実際のコメントをご紹介します。

■【はい】と回答した飼い主さんの実際のコメント※()は居住地域とわんちゃんの種類

「家族なので家に居られないなら一緒に避難するのは当たり前だと思っています」(女性 / 50代 / 東京 / 大型犬)

「それが飼い主としての責任だから」(男性 / 20代 / 北海道 / 中型犬)

「東日本で犬を失ってしまったから」(女性 / 30代 / 東京 / 超小型犬)

「一緒に避難しないという考えがありませんでした。家族なので、みんなで避難するのが当然のことという考えです」(女性 / 30代 / 東京 / 中型犬)

「絶対に離れ離れにはしたくないから。避難所が無理なら車などペットといれる場所にいる」(女性 / 30代 / 長崎 / 小型犬)

「家に危険が迫った時に避難するのですから、置いていくことはできません」(女性 / 40代 / 福岡 / 中型犬)

「色々と議論に上がっていますが、やっぱり見捨てることはできないと思います。一緒に連れていけないなら車中泊します」(女性 / 30代 / 岩手 / 小型犬)

まだまだ他にも!

「家に1匹で置いていけるはずがない。もし万が一家に帰れなくなってしまったら絶対に後悔するから」(女性 / 30代 / 東京 / 超小型犬)

「おいていくという考えは全くないので、普段からクレート待機ができるようにしつけました。無駄吠えもないようにしつけました」(女性 / 40代 / 愛知 / 超小型犬)

「愛犬ひとり家に置き去りにして人間だけ避難するのは道徳的・倫理的にどうかと思います。もしそれで人間だけ助かっても家でどのように過ごしているのか絶えず不安になりますし、心配になるでしょう。緊急時、後で振り返って後悔することがないように行動しようと思っているので、愛犬と一緒に避難するのがベストだと考えています」(男性 / 40代 / 兵庫 / 中型犬)

「受け入れ体制の整っている市だから」(女性 / 30代 / 埼玉 / 小型犬)

「もし避難生活が長引いた場合、愛犬が餓死してしまうのが怖いから」(女性 / 30代 / 北海道 / 小型犬)

みなさんが「家族だから」「大切な存在だから」とコメントしており、中には実際に震災にあって愛犬を失ったことがある人もいました。

愛犬の災害グッズを「準備している」と回答した茨城の飼い主さんでも「愛犬を失った」とコメントしていたことを考えると、災害はわんちゃんの命を奪う可能性があることがよくわかります。

「できれば一緒に避難する」という飼い主さんも10名見られましたが、飼い主として1つの命を預かった以上、責任ある行動が求めれれるのではないでしょうか。

■「いいえ」と回答した飼い主さんの実際のコメント

「柴犬で外にいつもいるので連れて行かないです。周りに迷惑がかかるといけないからです」(女性 / 30代 / 三重 / 中型犬)

「おそらく避難する時は自分の事で精一杯で犬にまで意識がいかないだろう」(女性 / 50代 / 愛知 / 超小型犬)

「避難先にアレルギーを持っている人がいるかもしれないから」(女性 / 20代 / 山梨 / 超小型犬)

「住んでいるところが田舎なので、ペット同伴での避難に対する備えや、理解が十分でないと思います。避難する場所が近所なので毎日帰って世話します」(男性 / 40代 / 香川 / 小型犬)

「避難所にペットは連れて行けないとTVで言っているから」(女性 / 50代 / 富山 / 小型犬)

「避難所がペットOKなのか分からないから」(女性 / 30代 / 埼玉 / 小型犬)

「もとから外につないでいて、避難する時は小屋かハウスの中に避難させるから」(女性 / 20代 / 熊本 / 中型犬)

「いいえ」と回答した飼い主さんでは、避難所での迷惑や、理解が得られないといったことが見られましたが、「避難所がペットOKかわからない」「TVで言っていた」など、曖昧な情報から一緒に避難しないという選択のようです。

また、

「自由に逃げるから」(男性 / 30代 / 栃木 / 小型犬)

といったコメントも見られ、人間に飼われていたわんちゃんが外で生き延びることがどれだけ難しいか、実際に災害時に多くのわんちゃんが餓死したことなどを知らない飼い主さんもいることが浮き彫りになりました。

■「いいえ」と回答した理由にはこんなことも…

「避難しないからです。近くの避難場所はペット不可です」(女性 / 30代 / 静岡 / 超小型犬)

「ペット同伴不可の避難所がほとんどなので、家の状態が良ければ家にとどまる。ペットの精神的負担を考えれば他の人が大勢いる場所へ連れて行くことはできない。吠えるので周りの人にも迷惑になる。どうしても家から避難しなければいけないのであれば車で過ごす」(女性 / 40代 / 宮城 / 小型犬)

「大きくて避難所に行くには申し訳ないから」(女性 / 30代 / 千葉 / 超大型犬)

「どうしても置いていかないといけない場合以外は世話をするために一緒に避難します。ただ、3匹となると避難所も受け入れてはくれないと思うので一緒に避難したくてもできなくて自宅近くでの避難を選びます。犬自身がナーバスになって他の人に吠えたり、咬んだりの事故がないためにも避難所には行かないでおこうと思っています。」(女性 / 50代 / 香川 / 中型犬・超大型犬)

「犬も入れる避難所がないから避難しない」(女性 / 50代 / 熊本 / 超小型犬)

「そもそも避難しない」という考えから、「いいえ」と回答した飼い主さんも見られました。

「避難所に入れない」「避難所で迷惑をかける」という思いから、自宅や車でわんちゃんと一緒に過ごすことを想定しているようです。

自宅避難も場合によっては可能なこともありますが、災害の種類や規模によっては自宅にとどまることが難しくなるため、万が一に備え一緒に避難できる場所を考えておくのは大切なことでしょう。

愛犬との同行避難や同伴避難について意味を理解している飼い主さんは28.9%と少ない現状

■愛犬との同行避難や同伴避難という言葉を知っている?

■愛犬との同行避難や同伴避難という言葉を知っている?
・知らない:41.1%(158人)

・言葉は聞いたことあるが意味はわからない:29.9%(115人)
・知っているし意味を理解している:28.9%(111人)

愛犬との同行避難や同伴避難という言葉を「知っているし意味を理解している」と回答した飼い主さんは28.9%でした。

「知らない」41.1%「言葉は聞いたことあるが意味はわからない」29.9%を合わせると、71.0%の飼い主さんは同行避難や同伴避難をわかっていないことになります。

愛犬との同行避難が原則

環境省では、ペットとの同行避難を原則とする呼びかけを行っています。(※5)

これは、過去の災害時に一時的に避難した飼い主さんがペットを逃がすために自宅に戻り災害に巻き込まれたり、ペットがいることで避難しない飼い主さんの安全を守るためです。

また、災害の度に置き去りにされて命を落とすペットや、野生化したり自然繁殖してしまうペットがいる現状で、危害防止や動物愛護の意味もあります。

■東日本大震災で亡くなったわんちゃんの数(※6)
・青森県…31頭
・岩手県…602頭
・福島県…2,500頭
・その他の県…不明

報告されているだけでもこれだけ多くのわんちゃんが命を落としており、ほかにも負傷したわんちゃんや、飼い主さんと離れ離れになってしまったわんちゃんが多数いたとされています。

環境省や動物愛護団体は同行避難を原則として自治体に呼び掛けていますが、残念ながら自治体によっては対応に手が回らない、トラブルを避けたいといった理由からペットを断るということもあるようです。

住んでいる地域の避難所がどんな対応なのか、自治体のHPなどで一度確認しておきましょう。

(※5)参考:環境省「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」
(※6)参考:環境省「東日本大震災におけるペットの被災概況」

同行避難と同伴避難の違い

同行避難とは、飼い主さんと愛犬が一緒に避難所まで避難することです。

そのため、避難所によってはわんちゃんは外に用意された空間で、つながれたりケージに入ってもらうことがほとんどです。

■同行避難のメリットデメリット
・デメリット…愛犬と別々に過ごすことになる
・メリット…ほかの避難者さんに気を遣わなくてもいい・避難所内でのトラブルを避けられるなど、飼い主さんの心的負担が軽減される

一方、同伴避難とは、同行避難したあとの避難所の対応方法です。

同伴避難が可能な避難所は、避難したあとも避難所内の同じ空間で一緒に過ごすことができます

■同伴避難のメリットデメリット
・メリット…愛犬と同じ空間で過ごせる、愛犬の心的ストレスを軽減できる、常に見ていられるので自分も安心できる
・デメリット…避難所内で周りの避難者さんに気を遣う

どちらにもそれぞれメリット・デメリットはありますが、自分の行く避難所が同行避難だけなのか、同伴避難が可能なのかは確認しておきましょう。

また、自治体によっては地域の動物病院と連携し、災害時は動物病院でわんちゃんを預かってくれる所もあります

海外のペット先進国では、ペット受け入れ不可の避難所の場合は外に動物愛護団体がペット受け入れのためのトレーラーや移動診療所などを設置しますが、日本ではまだまだ難しいのかもしれませんね。

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近くに愛犬と避難できる避難所がない飼い主さんは14.8%も!移動ルートも考える必要があることが浮き彫りに

■愛犬と一緒に避難できる避難所は近くにある?

■愛犬と避難できる避難所は近くにある?
・わからない:63.5%(244人)

・はい:21.6%(83人)
・いいえ:14.8%(57人)

愛犬と避難できる避難所が近くにある?の質問で「はい」と回答した飼い主さんは21.6%でした。

災害が起きて愛犬と避難しなければいけなくなったとき、愛犬と避難できる避難所が近くにあるかどうかは、移動方法やルートを考える上でも重要なポイントでしょう。

また、「いいえ」と回答した飼い主さんが14.8%見られることから、国が同行避難を原則としていても、受け入れてくれる避難所は少ない現状が浮き彫りになったのではないでしょうか。

実際に愛犬と避難したことのある飼い主さんは2.3%、避難して大変だったことは「避難所に行きづらい」

■実際に愛犬と避難したことある?

■実際に愛犬と避難したことはある?
・いいえ:97.7%(375人)

・はい:2.3%(9人)

実際に愛犬と避難したことある?の質問で「はい」と回答した飼い主さんは2.3%でした。

そこで、愛犬と避難するにあたって、または避難先で困ったことを教えてもらいました。なかなか聞くことのできない、貴重な体験談をご紹介します。

■実際のコメント

「人間用とペット用の荷物を持ちながら犬を抱っこして徒歩で移動するのは非常に大変でした」(女性 / 40代 / 愛知)

「ぺット可の避難所であってもやはり犬同伴を嫌がる人はいて肩身が狭く、犬同士吠えたりするので結局は車の中にずっといた。便の処理に困った」(女性 / 30代 / 熊本)

「近くのドッグランに避難しましたが、いつの段階から避難するべきなのか迷いました。人間の避難用意と犬の避難用意をしなければならないため時間もかかりました」(男性 / 30代 / 大分)

「避難所には行かなかった。車内泊にした」(女性 / 30代 / 熊本)

「やはり避難所には行きづらいので、車の中で過ごした」(男性 / 50代 / 埼玉)

辛い経験から回答できないという飼い主さんもおられましたが、避難をした飼い主さんの多くが「避難所に行きづらい」と考え、車の中で過ごしていたようです。

また、避難の経験のない飼い主さんからは

「そもそも避難場に愛玩動物を連れて行く事自体が愛玩動物家のエゴであると共に迷惑なので、避難しなくて済む環境を整えるべきです」(女性 / 50代 / 愛知)

といったコメントもあり、改めて同行避難の必要性が飼い主さんに浸透していないことがうかがえます。

確かに、避難所にはさまざまな人が集まり難しい問題ですが、ペットがいる家庭専用の避難所を設置した自治体も僅かながらあるため、避難しなくて済む環境というよりも避難できる環境が望まれるのではないでしょうか。

災害が起こったとき不安に思うことは「迷惑をかけないか」「愛犬の心理的負担」

■犬になったらまず何を考える?

■不安に思うことまとめ
・避難所に入れるか
・愛犬の心理的負担による体調不良
・迷惑をかけてしまうのではないか
・避難所で愛犬と一緒に過ごせるか
・愛犬が病気やケガをしたときどうするか
・留守中に災害が起こったら愛犬を助けられない
・はぐれてしまったら・逃げてしまったらが心配

不安に思うことは飼い主さんそれぞれ異なりますが、避難所の受け入れ他の人への迷惑愛犬のストレスなどを心配する声が多く見られました。

実際のコメントをご紹介します。

■【避難経験者】実際のコメント

「人込みに避難する場合に神経質な犬なので精神面が心配です」(女性 / 20代 / 東京)

「2011年の震災の際は最初の揺れから帰宅まで4時間程かかり心細い思いをさせました。家で一匹で留守番をさせているときに災害が起こった場合が不安です」(女性 / 40代 / 愛知)

「排泄関係が不安」(男性 / 40代 / 福岡)

「一般的な避難所の中には入ることができないため、もし予定しているところに逃げれなかった時にどうしようかと不安です。また犬が普通と違う状況にパニックにならないか不安です」(男性 / 30代 / 大分)

「一緒にいれば一緒に逃げれるが、そうでない時、自力で逃げることができない」(男性 / 50代 / 埼玉)

■【避難未経験者】実際のコメント

「ペットを飼っていない人の理解がもらえるか心配です」(女性 / 30代 / 千葉)

「普段と違う環境に興奮したり、知らない人に吠えるだろうと思うと、他の方に迷惑をかけそうで心配です」(女性 / 50代 / 大阪)

「愛犬の体調が不調になってしまうのが一番、心配です。その時に獣医さんに相談できたり、避難所に獣医さんが来て薬を処方してくれたらいいなと思います」(女性 / 40代 / 北海道)

「一緒に避難することができるか、もしはぐれたらどうしたらいいか、驚いて逃げてしまったら探せるか不安です」(女性 / 20代 / 千葉)

「一緒に避難場所まで行けるか。自分の避難グッズ、愛犬の避難グッズ、愛犬を連れて避難することは可能なのか?(荷物を全部持てるか)とても不安です」(女性 / 30代 / 東京)

「実際はペットを連れていってもよいのか…東日本大震災では、新生児とペットを両脇にかかえて、一度外に出たが、これ以上になったら不安」(女性 / 40代 / 埼玉)

「多頭飼いなので皆いっぺんに連れて避難できるかが心配です」(女性 / 20代 / 埼玉)

不安や心配は他にも!

「実際水害にあいましたが、時間的にも垂直避難しか考えられませんでした。ただ、階段を上がることができないので、犬を二階に上げるのは最後だなと思いました(幸い、犬を上げる必要がないうちに終わりました)。時間に余裕があったとしても、犬と一緒に避難できる場所は遠く、そこへ行く途中も何カ所も危ない場所があるので行かないと思います。家から全く出ない犬なので、いきなり外に出るのは難しいだろうなと思っています」(女性 / 40代 / 福岡)

「外出中で愛犬が家で1人だった時に、助けに行けるかどうか」(女性 / 20代 / 愛知)

「無知では愛犬を守ることができないと思い、ペット災害危機管理士講座を受講しました。そこから、避難所について調べるに至ったのですが当方の居住地域において、ペット同伴避難は許可されていませんでした。全国的にも少しずつ、ペット同伴避難が広まっていると思います。地域の避難所全てをそのようにして欲しいとは言いませんので、せめて数か所だけでも、ペット同伴可能な場所にして欲しいと思います」(女性 / 30代 / 大阪)

「多頭飼い、犬種もバラバラなので一緒に避難出来るのか、出来たとしても大型犬は小型犬同様に避難所にいていいのかが不安」(女性 / 20代 / 兵庫)

「一緒に避難できたとしても周囲に迷惑をかけないで過ごせるかどうか心配です。また怪我をした時に獣医師がいなく治療ができるかどうかなども不安です。避難が長引いた時に食料なども後回しにされてしまう気がします」(女性 / 60代 / 東京)

「他の犬とケンカしないか心配です」(女性 / 40代 / 山梨)

「もし愛犬とはぐれたりした場合の探し方や連絡の取り方が統一されていればいいと思います。今後はマイクロチップで管理するといいますが、それ以外にも、保護した愛犬たちの避難先の確保や、ケアしてくれる方の確保など、整備の準備を進めてほしいです」(女性 / 30代 / 千葉)

「避難の際、ストレスで病気にならないか心配です」(女性 / 30代 / 岡山)

「高齢犬で心臓と腎臓に疾患があるため一カ月に一度の受診と年に数回の検査を受けています。避難中や災害にあった際にかかりつけ医の診察が受けられるかは実際に事が起こらないと解らないため不安になります」(男性 / 50代 / 福岡)

みなさん、思い思いに不安に思うことを教えてくれました。

災害は起きてほしくないものですが、起きてしまったときにどう対処するかを今から考えておくことで、軽減できる不安もあるのかもしれませんね。

愛犬と避難するときに必要なものをチェックしよう!あったら便利なものもご紹介

愛犬と避難するときは、思ったよりも荷物は多くなるものです。愛犬と旅行した経験のある飼い主さんなら、想像はしやすいかもしれません。

災害が起きてからではすべてを用意する余裕はないことが考えられるため、予め準備しておくことをおすすめします。

愛犬と避難するときに必要なもの

愛犬のための防災グッズや避難グッズは、何をどれだけ準備していいかわからないという飼い主さんが多く見られたので、避難するときに必要なものをまとめてみました。

愛犬用の避難バッグを作る際に役立ててくださいね。

■絶対に用意しておいたほうがいいもの
・フード…1週間分
・水…1週間分
・普段飲んでいる薬…1週間分
・ペットシート…1週間分
・ハーネス(首輪)・リード
・タオル(バスタオル2枚・フェイスタオル5~6枚)
・ウェットティッシュ
・簡易ケージやキャリーバック
・フードボウル2つ(折りたためるものが便利)
・トイレ処理袋・45リットルのゴミ袋

ドッグフードなどは配給されることもありますが、実際に避難した経験のある飼い主さんでは後回しにされたり、しばらく購入することができなかったという声があります。

また、環境が変わってストレスとなり、食べ慣れていないフードは食べないわんちゃんもいるので、最低でも1週間分は用意しておきましょう

■できれば用意しておきたいもの
・マナーパンツ・マナーベルト

・毛布やブランケット
・おやつ
・おもちゃ
・犬服
・犬用の靴下や靴
・ブラシと水のいらないシャンプー
・懐中電灯
・包帯・消毒液
・愛犬の写真
・ペット保険証・ワクチン証明書
・迷子札・鑑札札
・消臭スプレー・虫除けスプレー

どんなに気をつけていても、愛犬とはぐれてしまう可能性はあります。首輪に迷子札をつけておくことはもちろん、探しやすいように愛犬の写真も用意しておきましょう。

また、避難先ではわんちゃんが苦手な人がいたり、抜け毛やニオイを気にされる人もいるので、犬服や消臭スプレーなども用意しておくことをおすすめします。

通販サイトでは、持ち運びしやすいコンパクトなわんちゃんの防災グッズがいろいろ販売されています。

防災グッズの選び方やおすすめのグッズは、以下の記事でご紹介しているので参考にしてください。

犬の防災セットおすすめランキング10選|災害時に必要なグッズ一覧

愛犬と避難するときにあったら便利なもの

飼い主さんみなさんに、「もし避難するときに・避難したあとにあったら便利だと思うものがあれば教えてください」と聞いてみました。

・目隠しになるもの
・ペットスリング
・ペットカート
・浄水器

フードや水といったコメントがたくさんありましたが、パーテーションなど目隠しできるものがあればいいのではないか、というコメントも複数見られました。

■実際のコメント

「他のペットを見て興奮しちゃう子もいると思うのでペットテントかパーテーションがあると便利だと思います」(女性 / 30代 / 三重)

「抱っこ紐で抱っこしちゃうのが便利だと思います」(女性 / 30代 / 愛知)

「体重が21キロあるので、カートがあると便利だなと思います。人目を気にしなくて済むテントもあると便利だと思います」(女性 / 40代 / 福岡)

災害時では、移動の際に荷物で両手が塞がりやすくなってしまうため、わんちゃんを背負えるキャリーや抱っこできるスリング、もしくはペットカートなどで荷物も一緒に運べるようにするのもいいかもしれませんね。

まとめ

・愛犬の災害グッズ・避難グッズを考えたこともなかった飼い主さんが多かった
・愛犬と一緒に避難したいと思っていても、避難所について調べるまでには至っていない
・同行避難が飼い主さんに浸透していない現状が浮き彫りになった

動物愛護管理法では、飼い主はペットの健康及び安全を保持する義務があり、災害時にはペットの安全確保やストレス軽減することが基本とされています。

また、飼い主さん自身の安全を守るためにも愛犬との同行避難が原則です。

災害は突然襲ってくるものでパニックになりがちですが、その時になって冷静に対応できるよう日頃から準備し、愛犬と一緒に避難できる避難所の場所や動物病院の対応などを事前に調べておきましょう。

アンケート概要

■アンケート調査概要

アンケート内容:愛犬との災害時に関するアンケート
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国の10代~60代の犬の飼い主さん384人(男性98人 / 女性286人)
実施期間:2022年3月4日~3月7日

回答者の詳しい属性はこちら

■回答者の属性
【男性:98人】
・10代:1人
・20代:14人
・30代:30人
・40代:26人
・50代:16人
・60代:11人

【女性:286人】
・10代:3人
・20代:79人
・30代:112人
・40代:55人
・50代:28人
・60代:9人

■住んでいる都道府県※多い順に記載、()内は人数
東京(42) / 愛知(33) / 大阪(30) / 埼玉(27) / 神奈川(24) / 兵庫(21) / 北海道(21) / 千葉(18) / 福岡(13) / 静岡(12) / 熊本(9) / 宮城(9) / 京都(8) / 岡山(7) / 香川(7) / 栃木(7) / 長野(7) / 群馬(6) / 福島(6) / 茨城(5) / 沖縄(5) / 長崎(5) / 三重(5) / 山梨(5) / 滋賀(4) / 新潟(4) / 山口(4) / 愛媛(3) / 青森(3) / 岐阜(3) / 佐賀(3) / 広島(3) / 山形(3) / 岩手(2) / 鹿児島(2) / 高知(2) / 徳島(2) / 鳥取(2) / 宮崎(2) / 秋田(1) / 石川(1) / 大分(1) / 富山(1) / 奈良(1) / 福井(1) / 和歌山(1) / 海外(3)

■愛犬の大きさ
・超小型犬(4Kg未満):89人

・小型犬(10kg未満):204人
・中型犬(25kg未満):87人
・大型犬(40kg未満):14人
・超大型犬(40kg以上):3人
※多頭飼い含む、複数回答合計397人

■飼っている頭数
・1頭:343人

・2頭:32人
・3頭:7人
・4頭:1人
・5頭以上:1人

ペットライター たかだ なつき

執筆者

ペットライター
たかだ なつき
JKC愛犬飼育管理士 / ペットフーディスト / 犬の管理栄養士 / ペット看護士 / ペットセラピスト / トリマー・ペットスタイリスト / 動物介護士 / ホリスティックケア・カウンセラー

17歳のチワックスと1歳のチワックス、1歳のポメチワと暮らしています。これまで愛犬チワワと2匹のミニチュアダックスたちの闘病・介護生活の経験から、犬の健康や介護について学びを深めペットにまつわる様々な資格を取得し、老犬のトータルケアサロン開業に向けて準備中です。

【保有資格:ペットフーディスト / 犬の管理栄養士 / ペット看護士 / ペットセラピスト / トリマー・ペットスタイリスト / 動物介護士 / ホリスティックケア・カウンセラー / JKC愛犬飼育管理士

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