わんちゃんを正しい方法で叱れている自信はありますか?トイレに失敗してしまったときやお留守番で失敗してしまった時など、叱るシーンは様々あるけれど、正しい叱り方をしていなかったらわんちゃんには伝わっていないかも…。
そこで今回は、「叱り方のコツって何?」「叩いて叱ってもいいの?」など、叱り方に関する疑問にお答えします!
わんちゃんを正しい方法で叱れている自信はありますか?トイレに失敗してしまったときやお留守番で失敗してしまった時など、叱るシーンは様々あるけれど、正しい叱り方をしていなかったらわんちゃんには伝わっていないかも…。
そこで今回は、「叱り方のコツって何?」「叩いて叱ってもいいの?」など、叱り方に関する疑問にお答えします!
まずは、わんちゃんを叱る時に覚えておきたい3つのポイントを紹介します!
伝わりやすい叱り方を覚えて、効果的なしつけを行っていきましょう。
必ず、悪いことをした直後に叱るようにしましょう。時間が経ってから叱っても、わんちゃんは何に対して叱られているのかわかりません。
「ダメ!」「イケナイ!」など短い単語で叱るわんちゃんに伝わりやすいです。
ダラダラと長時間叱っても、わんちゃんは飼い主さんの態度の変化にストレスを感じてしまうだけ。叱る効果はありません。
叱るときはトーンや雰囲気を変えるなど、普段とは変化をつけましょう。
遊びのテンションのまま「ダメだよ~」と伝えてもわんちゃんは叱られていると感じません。叱るときはメリハリをつけ、怒っていることを態度で示してください。
正しい叱り方を覚えたら、次は避けたい叱り方も学んでいきましょう。
わんちゃんに伝わりにくい、もしくは行動を悪化させてしまう恐れがある叱り方はどのようなものなのでしょうか?
わんちゃんを叱るとき、咄嗟に手が出てしまう方もいるのではないでしょうか。
叩くのは、いわゆる罰。わんちゃんに「これは悪いことだ」と伝わる場合もありますが、それ以上に恐怖心を与えてしまうこともあります。
その結果、手を恐がって手に向かって攻撃してきたり恐怖心から飼い主さんとの関係が変わってしまう可能性も。デメリットのほうが大きいので出来れば避けたほうが良い叱り方です。
マズルや手足先は、嫌がるわんちゃんが多い部位。叱る際にマズルや手先を強く掴むと、飼い主さんから触られること自体を嫌がってしまう可能性があります。
お手入れや普段のスキンシップのときによく触れる部位なので、触ることを嫌がる可能性のあるようなことはしないようにしたいですね。
猫のようにわんちゃんの首を掴んで叱る方もいることでしょう。しかしわんちゃんの首の皮は猫ほど伸びないため、とても痛みを感じます。
首元は首輪を着けたり、フロントラインを滴下したりとよく触れる部分。出来る限り嫌な印象を与えないことが大切です。
わんちゃんには、悪いことをしたその時に叱ってあげないとダメ。時間が経ってしまっては何に対して叱られているのかがわかりません。
時間が経過してしまったものに関しては、今回は叱らずに速やかに片付けましょう。
飼い主さんからの質問が多い場面での叱り方について紹介します。
トイレを失敗してしまったときは、失敗直後が最も伝わりやすい叱り方。しかし、排泄の失敗で叱ることは厄介なデメリットもあるんです。
わんちゃんが失敗したことに対して怒っていることを理解してくれればいいですが、時々排泄自体に怒られていると勘違いしてしまう子もいます。すると飼い主さんから隠れてこっそり排泄するようになり、トイレを覚えさせるのに時間がかかってしまうという難点が…。
正しくできた時には褒め、できなくても怒鳴らず根気強く向き合い、慎重に進めていきましょう。
何かを取られそうになった時、嫌なことをされた時。わんちゃん自身も噛んではイケナイということを分かっていても、咄嗟に口が出て噛み付いてしまうことがよくあります。
噛みついてきたときは、すぐに「痛い!」「イケナイ!」など短い言葉で叱りましょう。
わんちゃんが唸るのは、「これ以上はやめてね」のサインでもあるので、唸ることをそのままにしておくのも手です。
しかし唸るのを止めさせたいというときは、唸った後にすぐに叱ることで効果があります。
とは言っても、声のみで叱ってもなかなか聞いてくれないこともあるでしょう。そんな時には、空のペットボトルをわんちゃんに当たらない距離で地面に当てて音でビックリさせるなど、いけないことをしたら嫌なことが起こると学習させるのも効果がありますよ。
留守番中のイタズラは、帰ってから叱っても効果なし。こればかりは特に何事もなかったかのように速やかに片付け、イタズラされそうなものは片付けておくしかありません。
どうしてもその時に叱りたいという場合は、音声が届くペットカメラを設置して現行犯で叱りましょう。
相手のわんちゃんにしつこくしてしまい、怒られるということもよくあります。これはわんちゃん同士の接し方やマナーが身に付いていない状態です。
怒られていくうちにだんだんと身に付きますが、身に付いていない状態では相手の様子をよく見て遊ばせることが大切です。
しつこくしても少し嫌がる程度であればお互い怪我の心配もないでしょう。しかし相手が本気で噛んでくる場合もあるので、遊ばせる相手には十分注意して怪我や喧嘩に繋がらないようにしてあげましょう。
ここまで叱り方についてお話ししてきましたがいかがでしょうか。
わんちゃんに伝わる接し方を身につけて、お互い楽しく過ごしましょうね♪
執筆者
ちば愛犬動物フラワー学園でドッグトレーナー、愛玩動物飼養養管理士、ペットグルーマー、ペットエステの資格取得後、ドッグトレーナーとしてペットショップや犬の保育園で勤務してきました。 現在はスクーカムという品種の猫とパピヨン、ミニチュアダックスの犬たちと楽しく暮らしています。 ワンちゃんは言葉が通じない分、しつけは苦労する飼い主さんが多いです。 ワンちゃんのしつけは性格や犬種などによっても変わります。 プロにアドバイスを求めても無理な提案をされてしまい諦めてしまった飼い主さんも多いのではないでしょうか? ワンちゃんのしつけに関して無理のないアドバイスを心がけています。 犬のしつけのアドバイスはお任せください!