8月後半になっても暑さが続きそうな今年の夏。
暑さに弱いわんちゃんたちの元気のために、しっかり栄養を摂って、暑さを乗り越えるエネルギーを作り出せる体をつくることがとっても大切ですね。そこで、夏バテ防止に役立つ食材のたっぷり入ったレシピをご紹介します。
今回紹介するレシピは暑くて食欲が落ちてきている・・・そんな子でも食べたくなるような、わんちゃんたちに人気のある食材がたくさん入ったご飯です。もりもり食べてもらって、残暑も元気に乗り越えられるようにしてあげてくださいね!
8月後半になっても暑さが続きそうな今年の夏。
暑さに弱いわんちゃんたちの元気のために、しっかり栄養を摂って、暑さを乗り越えるエネルギーを作り出せる体をつくることがとっても大切ですね。そこで、夏バテ防止に役立つ食材のたっぷり入ったレシピをご紹介します。
今回紹介するレシピは暑くて食欲が落ちてきている・・・そんな子でも食べたくなるような、わんちゃんたちに人気のある食材がたくさん入ったご飯です。もりもり食べてもらって、残暑も元気に乗り越えられるようにしてあげてくださいね!
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材料
レバーの準備をします。なるべく脂肪部分を切り取り、できる限り細かく切ります。レバーは、臭みを取るために下処理をすることが多いですが、ワンちゃんはレバーの強い匂いが好きな子が多い傾向がありますので、下処理をせずに調理して大丈夫です。
かぼちゃを5mm角くらいに切ります。
ゴーヤの準備をします。ゴーヤの種とわたは、犬にとっては消化しにくいものなので、必ずスプーンなどで、しっかり取り除いてあげてください。種とゴーヤを取り除いたら、なるべく細かく切ってください。
アスパラガスをなるべく細かく切ります。固い茎の部分ではなく、穂先の方が消化に優しいです。
しめじも細かく切ってください。
切った食材を1つにまとめます。
食材がひたひたになるくらい水を入れて強火で加熱します。沸騰したらアクを取って、中火にして約8分茹でていきます。
茹でている間に、ミニトマトとキュウリの準備をします。この時、できればミニトマトもキュウリも皮を剥いてください。
手順7.で加熱した食材に、手順8.で準備したミニトマトとキュウリを乗せて、最後にパラパラと白ゴマを散らして完成!
飼い主さんたちもレバーの栄養で元気を回復することがあると思いますが、その効果はワンちゃんも同じです。
レバーの中で今回、鶏レバーを選んだのは、豚や牛のレバーと比べると脂質が少なくカロリーが1番低いため、小さな体のわんちゃんにも使いやすいレバーとなっています。
その鶏レバーには様々な栄養素が含まれていますが、特にビタミンBが豊富です。ビタミンBは、それ自体はエネルギーを作り出すことはできませんが、エネルギーを作り出す3大栄養素(たんぱく質、脂質、糖質)が体の中でエネルギーを作り出す時のサポートをします。そのため、ビタミンBが不足していると、うまくエネルギーを作り出すことができず、疲れやすい体となります。
エネルギー源となる「たんぱく質」「脂質」はもちろん鶏レバーには含まれていますし、今回のレシピには「糖質」の含まれるカボチャも使っていますので、鶏レバーのビタミンBがあることで、今回のレシピの食材に含まれる「たんぱく質」「脂質」「糖質」を効率よくエネルギーを作り出すことができます。
また、鉄分も豊富な鶏レバー。体に酸素を運んでいくためには赤血球が必要です。鉄分は赤血球の材料となるため、鶏レバーの鉄分を摂取することで酸素が体を巡り、疲労回復などの効果が期待できます。
その他にも、鶏肉の他の部位よりも亜鉛や葉酸など様々な栄養素が豊富な食材です。
ただ、それだけ栄養豊富な鶏レバーですが、毎日のように続けて食べさせることは避けてください。実は様々な栄養素が豊富なレバー。その豊富な栄養素の中に「ビタミンA」も非常に多く含まれています。
ビタミンAは、目の健康などに欠かせない栄養素ですが、過剰摂取した場合、余分なビタミンAが体の外に出ていく仕組みがなく、肝臓に蓄積されていってしまいます。
ビタミンAが体に蓄積されていくと中毒症が発症する可能性があります。中毒症が発症すると、嘔吐や食欲不振などの症状が出てきます。このため、ドッグフードの栄養基準を制定しているAAFCO(米国飼料検査官協会)でもビタミンAの犬の1日の摂取量の上限値を決めているほどです。
もちろん、1日や2日、レバーを食べてるだけで中毒になるわけではありませんので、体調や食の好みなどによってはレバーをあげることは大丈夫ですが、体内での過剰な蓄積を避けるため、毎日のように食べさせ続けることは絶対にしないでください。
では、夏バテを防止する、鶏レバー以外の材料の特徴を詳しく紹介していきます。
カボチャには、抗酸化作用のある「ビタミンA」「ビタミンC」「ビタミンE」全てが含まれています。この3つのビタミンは「ビタミンACE」と呼ばれるもので、一緒に摂取することで、より強い抗酸化作用を発揮します。
抗酸化作用とは、紫外線などを浴びて体に中に多く発生してしまう活性酸素を除去する栄養素です。活性酸素は、適量であれば体の免疫を高める働きがありますが、多く発生してしまうと、癌などの病気の原因となりうる物質です。
ゴーヤには、葉酸、カリウムなど様々な栄養素が含まれていますが、特にモモデルシンという物質は、食欲を回復させると言われています。
実は、ゴーヤの苦みの正体は、このモモデルシンでもあります。このモモデルシンは水溶性の物質なので、時間をかけて煮ると成分は溶けだしてしまいます。そのため、ゴーヤを煮てあげる場合は、なるべくその煮汁も一緒にあげるようにしてください。
アスパラガスに含まれるアスパラギン酸はアミノ酸の一種で、エネルギーを作り出すサポートをしたり、様々なミネラルを体に運ぶ役割があります。
犬は、このアスパラギン酸を体の中で作り出すことができますが、暑さで疲れやすい時期には、食べ物で補充してあげると良い栄養素です。
しめじは、ビタミンやミネラルが豊富なきのこですが、特にカリウムが他のきのこよりも豊富に含まれています。
カリウムは、犬の体の様々な調節機能に役立つ栄養素ですが、このカリウムが不足すると体の中のナトリウムバランスが崩れ、疲れやすくなります。
ミニトマトには、ビタミンCやリコピンが豊富に含まれています。ビタミンCもリコピンも抗酸化作用のある物質です。
ちなみに犬はビタミンCを体の中で作ることができるので、日頃はそれほど摂取を気にしなくても大丈夫ですが、ビタミンCの抗酸化作用は、紫外線を浴びた時には大切なものになりますので、夏は犬にもビタミンCの摂取を意識してあげてくださいね。
この季節のキュウリは、水分補給としてぜひ、上手に利用したい野菜です。特に、お水を飲む量の少ないわんちゃんには、キュウリを日頃のご飯のトッピングやオヤツなどにあげることで、脱水防止に役立ちます。
キュウリを食べないというわんちゃんは、実はキュウリそのものではなく、キュウリの皮や中の種の部分が苦手という子もいます。皮を剥いたり種をスプーンで取り除いたりして、工夫をしてみてくださいね。
ゴマには、セサミンという抗酸化作用の強い物質が含まれています。また、白ゴマは、黒ゴマと比べて甘みがあり、甘いものが好きなワンちゃんには黒ゴマではなく白ゴマがおすすめです。
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執筆者
現在、3代目の保護犬と生活中。保護当時から腎不全だった先代犬の看病の経験から犬の栄養学を学び始める。そして、ほんの少し知っていればできることが沢山あることを知り、そのことを多くの人に伝えるために「愛犬のための栄養教室」を主宰。飼い主自身が愛犬に合ったご飯を選んだり作ったりできるようになることを目標としている。保有資格:ペット栄養管理士、愛玩動物飼養管理士、ペットフーディスト、ペットヘルパー1級、ドッグライフカウンセラー、ペットフード安全管理者