水分を摂ることは、人間だけでなく犬にとっても非常に大切です。しかし、
「子犬がなぜか水を嫌がって飲まないが、どうするのがいい?」
「老犬になってうまく飲めない様子がある」
「避妊手術後から飲む量が少ないけど大丈夫?」
など、水分補給が十分にできておらず心配になることがあります。
この記事では、犬が水を飲まない原因と対処法を紹介します。熱中症による脱水症状のサインや、老犬向けの対策も解説するのでぜひ参考にしてください。
水分を摂ることは、人間だけでなく犬にとっても非常に大切です。しかし、
「子犬がなぜか水を嫌がって飲まないが、どうするのがいい?」
「老犬になってうまく飲めない様子がある」
「避妊手術後から飲む量が少ないけど大丈夫?」
など、水分補給が十分にできておらず心配になることがあります。
この記事では、犬が水を飲まない原因と対処法を紹介します。熱中症による脱水症状のサインや、老犬向けの対策も解説するのでぜひ参考にしてください。
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目次
この記事では、犬が水を飲まないことに関するさまざまな情報を紹介しています。お急ぎの方は、ここから知りたい情報にジャンプしてください。
健康なのに水を飲みたがらない原因を知りたい
→「①水分量が足りていることが原因」「②環境や食事の内容が原因」へ
他のやり方で水分補給をさせる方法を知りたい
→「水を飲まないときの対処法」へ
老犬が水を飲まないときどのような状態なのか知りたい
→「③老化が原因」へ
水を飲まないと熱中症や脱水症状になるのか、どうなったら脱水症状なのか知りたい
→「水を飲まないとどうなる?」へ
犬はどれくらい水を飲まなくても平気なのか知りたい
→「犬は何日くらい水を飲まなくても大丈夫?」へ
水分を補給する量が十分でないと、犬も人間と同様に脱水症状を起こします。特に夏は水分不足だと熱中症になりやすく、命に関わる可能性も。また、尿に含まれる成分が結晶化する尿路結石症や、便秘の原因にもなります。
1日に必要な水分量は次の「水分量の目安」で解説しているとおりです。しかし、この量はあくまで目安である上に、愛犬が飲んだ量をきっちり測るのは難しいものです。様子をしっかり見ることが大事なので、日頃からよく観察しておきましょう。
脱水症状になると、皮膚が硬くなり弾力がなくなります。背中の皮膚をつまんだあと、戻るのに2〜3秒かかったら脱水症状の可能性が高いと言えます。そのほかに、以下のような症状が出ます。
おかしな様子があったらすぐに動物病院に行きましょう。応急処置としては、水やペット用経口補水液を誤嚥しないようにゆっくり飲ませることが挙げられます。
犬が1日に必要とする水分量は、体重1kgあたり50〜60mLほどと言われています。4kgのトイプードルの場合は1日200mL、2kgのチワワの場合1日100mLと、人間の感覚からするとかなり少なく感じるでしょう。厳密に計るのは困難ですが、目盛りがついた食器や飲水量をアプリで確認できる自動給水器などがあるので、活用してください。
■犬が1日に必要な水分量
体重 | 1kg | 2kg | 3kg | 4kg | 5kg | 6kg | 7kg | 8kg | 9kg | 10kg | 11kg | 12kg | 13kg | 14kg | 15kg | 20kg | 25kg | 30kg |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
水分量/日 | 50mL | 100mL | 150mL | 200mL | 250mL | 300mL | 350mL | 400mL | 450mL | 500mL | 550mL | 600mL | 650mL | 700mL | 750mL | 1,000mL | 1,250mL | 1,500mL |
※50mLで計算した場合
注意すべきなのは、この量は「飲水量」ではなく「水分量」であること。水やその他の飲み物だけから上記の量を摂取する必要はなく、ウェットフードや水分を含んだおやつで補っても構いません。ごはんはドライフードをそのまま食べ、おやつは乾いたジャーキーという犬であれば、こまめな飲水が必要です。
前述のとおり、水分量が多いウェットフードを与えていたり、ドライフードを水でふやかして与えていたりする場合は必要な水分量が足りていることがあります。
その場合は、無理に水だけを飲ませる必要はありません。
次に、容器の状態や気温など周囲の環境や、食事の内容が原因であるケースです。色々なパターンがあるので、原因を見極めてその原因に合った対策をすることが大切です。
生活環境に変化があったあとや、去勢・避妊手術のあとなどはストレスによって水を飲まなくなることがあります。
このようなケースは、時間が解決することが多いものです。余計にストレスがかかることもあるので、焦って無理に飲ませようとしないほうがよいでしょう。体調に変化がないか様子を見ながら、ごはんやおやつなど他の方法で水分を摂れるようにしてください。
→具体的な対処法は「別の方法で水分補給させる」へ
食器の高さが低いまたは高い、大きすぎるなど、水を入れる容器が飲みづらい状態だと飲水量が減ることがあります。また、ペットボトルを取り付けるウォーターノズルタイプは、首を上げづらくなった老犬には特に適しません。
→具体的な対処法は「容器や容器を置く場所を変える」へ
食器や水が汚れていて嫌なにおいがすることも飲まない原因なので、こまめに入れ替え・洗浄をしましょう。
食器を置いている場所の環境が悪いと、落ち着いて水を飲めなかったりそもそも飲みに行くのを嫌がったりします。近くに愛犬が嫌がるものがある場所は避けて置かなければいけません。
ごはんやおやつを食べすぎて常にお腹がいっぱいの状態だと、水を飲む量は減少します。
食事から必要な水分量を摂取しており体調に問題がないのであれば、水だけを飲ませようとしなくてもよいでしょう。
ペット用のスポーツドリンクや牛乳などの味がついた飲み物をあげていると、普通の水を飲まなくなってしまうことがあります。
食事で十分な水分量を摂れていればすぐには問題はありませんが、入院時や災害があったときのことを考えると水を飲む習慣があるのがベストです。
→具体的な対処法は「スポーツドリンクや牛乳しか飲まなくなり、改善方法を知りたい」へ
老犬は運動量が減る、喉の渇きを感じにくくなるなどの理由によって飲水量が減るうえ、筋力の低下によって水を飲む動作が困難になります。
余命が短いと一切飲まなくなるケースもあるので、獣医師の診察も受けながら様子を観察しましょう。
老犬は成犬に比べて運動量が少ないため、必要な水分量も少ない傾向があります。また、喉の渇きを感じにくくなって飲水量が減ることもあります。
体調に影響がないのであれば無理にたくさん飲ませる必要はありませんが、感覚が鈍くなっているせいで水分不足になっている場合は注意しましょう。
老犬になり筋力が落ちると、一つひとつの動作が大変になります。
立ち上がって歩いて食器のところに行く、首を下げて舌で水をすくうといった動きがしづらくなることで、水を飲む量が減るケースがあります。
→具体的な対処法は「容器や容器を置く場所を変える」「別の方法で水分補給させる」へ
犬は亡くなる数日前から食べない・飲まない状態になることが多く見られます。
旅立ちの準備をしている場合は飲ませることが難しく、かえって負担になってしまうので無理に水を与えないようにしましょう。
環境や食事の内容、老化による原因に心当たりがないのに水を飲まない状態が数日続く場合は、体のどこかに異常がある可能性があります。いずれもすぐに病院に行って診察を受けてください。
体のどこかに痛みがあり立ち上がる動作や首を下げる動作が辛いと、水を飲む頻度が減りがちです。
内臓に病気があって痛みが出ている場合も、水分を積極的に摂らなくなることがあります。ただし、腎臓・肝臓などの病気では時期により逆に飲水量が増える場合もあります。
口の中に痛みや気になるものがあることも、水を飲まなくなる原因です。歯周病や虫歯がないか、歯石が溜まっていないかをチェックしてください。
犬が水を飲まないときの対処法には、以下のようなものが挙げられます。さまざまなものがあるので、愛犬の年齢や性格などに合わせてベストな方法を選んでください。
匂いや味がついた水に変えると、興味を引いて飲むようになる可能性があります。
「ペットスエット」などの犬用スポーツドリンクには甘い味がついており、好む犬が多くいます。
水分不足になりやすい夏場の水分補給にも向いているので、試してみる価値ありです。
水に犬用の牛乳を少し混ぜて風味をつけると飲む場合があります。
また、牛乳よりも匂いが強いヤギミルクは興味を持つ可能性がさらに高く、アレルギーが起こりにくい成分であると言われています。
普段食べているジャーキーなどのおやつを、風味づけとして少量水に沈めるのもよいでしょう。そのほかにごまや鰹節なども手軽に使えて風味がつくので、一度試してみてください。
何かを入れなくても、水の温度や種類を変えるだけで飲んでくれる場合があります。アレルギーやカロリーが心配な場合は以下も試してみてください。
水の温度が気に入らないせいで飲んでいない可能性もあります。
温度によって感じる味も変わるので、お湯を混ぜてぬるま湯にしたり、氷を入れたりするだけで飲むようになる場合も。特に氷が好きな子には後者は効果的です。
浄水器を通すと、犬が匂いを嫌がりやすい塩素を除去できるので、水道に浄水器を設置してみるのもよいでしょう。
なお、一部のミネラルウォーターはミネラルが豊富で尿路結石症の原因になる可能性があり、あまりおすすめできません。
水を入れる容器の形・サイズや、それを置く場所を変えてみることも効果的です。愛犬に合った食器を選べていないケースは意外に多いので、見直してみてください。
犬にとってベストな食器の高さは水を飲んだときに首がゆるやかに下がる程度です。特に老犬は首を下げる動作をしづらいので、食器台は必須アイテムと言えます。
大きさも愛犬に合うものを選び、口を開いたときに食器の端から端(直径)に届くほどの大きさが適しています。特に、小型犬や口が小さい犬に大きすぎる食器を使っているケースが多いので注意しましょう。
犬の口の形に合った深さもポイントで、マズルがやや長い〜長い犬(柴犬・ボルゾイなど)であればある程度の深さが必要ですが、フレブルなどの短頭種は逆に浅くないと飲みづらいものです。短頭種は角度も大事で、口が水にしっかり届くよう、少し顔側に傾いているものが適しています。
自動給水器の流れる水だと興味を示して飲むようになる場合があります。水を循環させることで、留守中もきれいな状態に保てるというメリットもあります。
さらに手軽な方法として、お風呂場や庭などで蛇口から流してみるのもよいでしょう。
食器を嫌がっている場合や飼い主に甘えている場合は、手から与えると飲む場合があります。
自分で好きなときに食器から飲めるのが理想ではありますが、あまりにも飲まない場合は手から与えることも試してください。
自力で立って水を飲むのが難しい状態の老犬には、シリンジやドレッシングボトルを使って口に水を入れてあげましょう。
その際、誤嚥をしないように、飲み込んだことを確認しながら少しずつ入れてください。
水を入れた容器は、犬がいつも過ごしているお気に入りのスペースに置くのが基本です。近くに嫌いなものがあるなど、落ち着けない場所は水の置き場に適していません。
また、1箇所に決めずに複数箇所に置くと、飲みたいときにすぐに飲めて飲水量が増えるでしょう。
水やその他の飲み物を与えるのが困難な場合は、食事や野菜・果物から水分を摂ることも検討してください。
特に老犬は水を飲ませるのが難しいことが多いので、別のものから水分補給をするとよいでしょう。
ドライフードではなくウェットフードを与えることで、食事から水分を多く摂取できます。
必ずしも栄養バランスに優れた「総合栄養食」である必要はなく、ドライフードのトッピングとして「その他の目的食」や「副食」を与えても構いません。
ドライフードにお湯を入れてふやかしスープ状にして与えると、割高なウェットフードを使わなくても食事から水分補給ができます。
噛んだり飲み込んだりする力が弱い老犬にも有効で、匂いが強まって食いつきがよくなるという効果も期待できるでしょう。
そのほかに、手作りのスープを作ったり、犬用のスープを与える方法もあります。
ごはんと別に野菜や果物を与えて水分補給をさせるのもよいでしょう。夏は水分量が多いスイカがおすすめです。
ただし、食物繊維が多いので下痢や嘔吐になりやすいので注意してください。また、特に葉物野菜には結石の原因になるシュウ酸が多く含まれています。
水分が多いからとたくさん与えると逆に体調を崩す可能性があるので、様子を見ながら与えましょう。
家庭によって、愛犬に水を飲んでもらうためにしている工夫は異なります。他の飼い主さんが行っているさまざまな工夫を紹介します。
出典:Yahoo!知恵袋
犬の水分補給に関する疑問に回答します。
食事からの摂取を含めて、「水分」をほとんど取れていない状態であればその日のうちに病院に行ってください。水分を含んだごはん・おやつを食べており尿量はあまり変わらず、「飲水」の量だけが減っている場合はそれほど緊急ではありません。
ただし、普段は水を飲んでいるのに飲まなくなったという状態がしばらく続くようであれば、原因を知るために受診するのがよいでしょう。
高齢で、飲まないだけでなく食べない状態であれば余命がわずかである可能性があります。その場合は無理に飲ませないようにしましょう。
もちろん治療できる病気などが原因の場合もあるので、獣医師の話も聞きながら対応してください。
稼動時に気になる音がしていないかチェックし、怖がっている様子があればスイッチを止めた状態で飲ませてみましょう。その状態でヤギミルクや牛乳を加えてみるのも一つの手ですが、説明書を確認して問題がないか事前に確認してください。
加えて、食器が飲みづらい形状や高さではないかも確認しましょう。特に小型犬の場合、自動給水器の受け皿は大きすぎて飲みづらいケースがよくあります。
散歩のあとや遊んだあとに水を入れた食器を出して、飲みやすい状況を作りましょう。
そして、少しでも飲んだら褒めるということを繰り返してください。
犬が水を飲まないと、脱水症状や熱中症、尿路結石症の原因になります。背中の皮膚をつまんでもすぐに戻らない、息が荒いなどの異常があったらすぐに病院に行きましょう。1日に必要な水分量の目安は体重1kgあたり50mLほどなので、その量とおかしな様子がないかをもとに水分不足であるかをチェックしてください。
犬が水を飲まない原因には大きく分けて「水分量が足りている」「環境や食事の内容」「老化」「病気」の4つがあります。環境や食事の内容が原因の場合、ストレスがあったり容器が飲みづらかったりとさまざまな理由があるので、なぜ飲まないかをよく考えましょう。高齢の場合は工夫して飲ませることができるケースもありますが、もう飲むことが難しくなっているケースもあるので、獣医師に相談しながら対応してください。
対処法は、主に「水に匂いや味をつける」「水の温度や種類を変える」「容器や容器を置く場所を変える」「別の方法で水分補給させる」の4つです。まずは病気でないか、脱水症状を起こしていないかをチェックしたうえで、愛犬に合った対応をしてくださいね。
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