公開 2023.07.25 更新 2023.07.25
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夏におすすめ!愛犬用の手作りアイスのレシピ3選

夏におすすめ!愛犬用の手作りアイスのレシピ3選

私たち以上に暑さに弱いわんちゃんたち。お散歩だけでなく、家の中でも私たちが感じる以上に暑さを感じています。体が熱くなり続けると熱中症を引き起こし、食欲不振や重大な体調不良の原因となります。そんな時に、体をヒンヤリ冷やしてくれるアイスが大活躍!

特に今回のレシピは、夏に特におすすめなフルーツや、ヤギミルク、ヨーグルト、豆腐などを使い、夏に必要な栄養素「糖質」「たんぱく質」「ビタミンC」が摂取できる内容になっています。

しかも、どれも、とっても簡単なレシピです。ぜひ愛犬が大好きなフルーツを選んで作ってあげてくださいね。

ペット栄養管理士 新倉みさ

執筆者

ペット栄養管理士
新倉みさ
愛玩動物飼養管理士

現在、3代目の保護犬と生活中。保護当時から腎不全だった先代犬の看病の経験から犬の栄養学を学び始める。そして、ほんの少し知っていればできることが沢山あることを知り、そのことを多くの人に伝えるために「愛犬のための栄養教室」を主宰。飼い主自身が愛犬に合ったご飯を選んだり作ったりできるようになることを目標としている。ペット栄養管理士、愛玩動物飼養管理士、ペットフーディスト、ペットヘルパー1級、ドッグライフカウンセラー

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アイスの作り方

今回は、夏の水分補給や、ご褒美のデザートにぴったりのアイスレシピを3つ紹介します。愛犬が喜ぶ食材を使って、愛情たっぷりの手作りおやつを作ってみましょう。 

バナナとヤギミルクのアイス 

○材料
・バナナ:1本
・ヤギミルク:15ml

○作り方

1. ヤギミルクとバナナを用意し、フードプロセッサーにかけます。

ヤギミルクとカットしたバナナ
2. ヤギミルクとバナナが混ざったら、ジップロックに入れて冷凍庫で3時間ほど冷やします。この時、なるべく平らになるようにして入れると、凍ったアイスをあげたい分だけパキッと割ってあげやすくなります。

バナナとヤギミルクをフードプロセッサーにかけて保存バックに入れる

3.凍ったら、お皿に出して完成! 

犬用のバナナとヤギミルクのアイス

ペット栄養管理士:新倉
ペット栄養管理士:新倉
栄養豊富な果物、バナナ。エネルギーチャージにも向いていますが、実はバナナには、セロトニンの材料となる「トリプトファン」も豊富です。 
セロトニンとは通称「しあわせホルモン」とも呼ばれる物質で、夏に乱れがちな自律神経を整えて体の調子を整えてくれので、夏に特におすすめのフルーツです。

スイカとヨーグルトのアイス 

○材料
・スイカ:50g
・無糖無脂肪ヨーグルト:100g

○作り方

1.ヨーグルトを水切りします。 

ヨーグルトの水切り

2.スイカを小さく切って、種が入らないように確認します。準備ができたらフードプロセッサーにかけます。 

水切りヨーグルトとカットしたスイカ

3.混ざったら、ジップロックに入れて凍らせます。

ジップロックに入れたヨーグルトとスイカのペースト

4.凍ったら、お皿に盛りつけて完成! 

皿に盛られた犬用スイカアイス

ペット栄養管理士:新倉
ペット栄養管理士:新倉
スイカは、もともと夏の水分補給におすすめなフルーツですが、特に抗酸化作用の強い「リコピン」も含まれています。リコピンというと、トマトに含まれている栄養素として知っている方も多いかと思いますが、実はスイカにはトマトの1.5倍もリコピンが含まれているます。そのためスイカは、効率よく抗酸化作用を体に取り入れるのに向いているフルーツなのです。

リンゴと豆腐のアイス

○材料
・リンゴ:1/2個
・絹ごし豆腐:半丁

○作り方

1.絹ごし豆腐を水切りします。キッチンペーパーに包んで、レンジで500Wで2分ほどで水が切れます。 

絹ごし豆腐の水切りの様子

2.リンゴと豆腐の準備ができたらフードプロセッサーにかけます。

水切り豆腐とカットしたりんご

3.混ざったら、ジップロックに入れて凍らせます。

ジップロックに入れた豆腐とりんごのペースト

4.凍ったら、お皿に盛りつけて完成! 

器に持った犬用の豆腐とりんごのアイス

ペット栄養管理士:新倉
ペット栄養管理士:新倉
「1日1個で医者いらず」と言われるほど、体に良い栄養素が豊富なリンゴ。夏の疲れた体の回復に効果のある「クエン酸」も含まれています。「クエン酸」とは、様々な栄養素がエネルギーに変わる時に必要な物質。そのため、クエン酸が不足するとエネルギーが十分に作られず疲れやすくなるのです。暑さで体力の消耗が激しい夏は、しっかりエネルギーを作りだすために、「クエン酸」の含まれている食材も大切なのです。

 作る上での注意点

  • アイスは、夏の火照った体を冷やすのにはおすすめですが、食べすぎすと体を冷やしすぎてしまい、内臓の動きを悪くしてしまいます。お腹いっぱいになるような食べさせ方は、させないでください。

  • 今回、フルーツと組み合わせている材料は、今回の組み合わせでなくても大丈夫です。皆さんのわんちゃんの好きなものを組み合わせて作ってあげてください。

  • 他にも桃、キウイ、パイナップルなども夏の体に良いとされているフルーツなので、わんちゃんが好きそうでしたら、アイスの材料に使ってみてくださいね。

夏に必要な栄養素「糖質」「たんぱく質」「ビタミンC」 

暑さで弱って、いつもよりご飯を食べたがらない・・・そんな時に必要なのは「糖質」と「たんぱく質」。そして太陽を浴びた体には「ビタミンC」。それぞれ、どんな役割をしているのか見てみましょう。

糖質は、エネルギー源になる3大栄養素の中でも、最も速くエネルギーを作り出してくれる栄養素です。私たちが疲れた時に甘いものを食べると元気を取り戻す経験があると思いますが、それはわんちゃんたちも同じなのです。体に必要な栄養素は様々ありますが、糖質が最も早くエネルギーに変わり、体を動かす原動力となるのです。 

犬に糖質は必要なの?」と思われる飼い主さんもいるかもしれませんが犬にも糖質は必要です。犬は私たち人間との共同生活によって、雑食性が高まったと言われ、その体の仕組みや嗜好性などから、「肉食よりの雑食動物」と分類される動物です(※1)。また、先祖と言われる狼にはない、糖質を体内で分解するために必要な消化酵素がいくつも見つかっています(※2) そのようなことから糖質は犬の体に必要とされている栄養素と考えられます。

糖質は、穀物や甘い野菜などにも含まれていますが、フルーツに含まれている糖質は特にエネルギーに変わるのが早い糖質の1つです。暑くて元気がない時など元気を出すエネルギーチャージとして、ぜひフルーツをあげてみてくださいね。 

※1環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン~犬・猫の健康を守るために」

※2Erik AxelssonAbhirami Ratnakumar,Maja-Louise Arendt,Khurram Maqbool,Matthew T. WebsterMichele Perloski,Olof Liberg,Jon M. Arnemo,Åke Hedhammar &Kerstin Lindblad-Toh   Nature volume 495(7441): 360-364

続いて「たんぱく質」です。これはもちろん、私たちよりも肉食に近いわんちゃんたちにとっては、とても重要な栄養素です。食欲が落ちて食事の量が減ると、必要なたんぱく質が不足してしまいます。たんぱく質は筋肉を作る上で重要な役割を果たすので、その摂取量が少ないと筋肉量が減少し、疲れやすくなってしまいます。 

今回のアイスのレシピでは、フルーツと一緒に使われる材料全てに、たんぱく質が含まれています。本来は、しっかりと食事を摂ってたんぱく質を吸収してもらいたいのですが、体調が弱っている時は食べられるもので工夫をする必要がありますね。今回使用する材料はアイスだけでなく、トッピングや手作りご飯の材料にも取り入れてみてくださいね。 

最後に「ビタミンC」です。実は、犬は自分の体でビタミンCを生成する能力を持っています。そのため、普段の食事ではビタミンCを意識的に摂取する必要はありません。しかし、夏の強い日差しを浴びる際には、ビタミンCを含む食べ物を与えることで、抗酸化作用をサポートすることが重要です。 

紫外線を浴びると体内で発生する「活性酸素」は、細菌やウイルスを撃退する役割がありますが、過剰に発生すると体の細胞を酸化させてしまいます。細胞の酸化は、体を老化させるだけでなく、様々な病気の原因にもなります。 

ビタミンCには、この活性酸素を除去する抗酸化作用があります。朝のお散歩などで夏の強い日差しを浴びたわんちゃんには、ビタミンCの豊富なフルーツを与えて、体内の抗酸化能力をサポートしましょう。 

 

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今後の予定  8月:千葉  9月:横浜
お問い合わせはインスタグラムのDMまで → @aiken.no.gohan

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ペット栄養管理士 新倉みさ

執筆者

ペット栄養管理士
新倉みさ
愛玩動物飼養管理士

現在、3代目の保護犬と生活中。保護当時から腎不全だった先代犬の看病の経験から犬の栄養学を学び始める。そして、ほんの少し知っていればできることが沢山あることを知り、そのことを多くの人に伝えるために「愛犬のための栄養教室」を主宰。飼い主自身が愛犬に合ったご飯を選んだり作ったりできるようになることを目標としている。ペット栄養管理士、愛玩動物飼養管理士、ペットフーディスト、ペットヘルパー1級、ドッグライフカウンセラー

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