目次
なぜわんちゃんは便秘になるのか?
私達人間も便秘症に悩まされることがありますが、どうしてワンちゃんも便秘になるのでしょうか?その原因は5つ!
便秘の原因
- 水分不足
- 食事
- ストレス
- 運動不足
- 病気
上記の便秘の原因を詳しく解説していきます。
原因①水分不足
あまり水分をとらない、特に寒い冬などあまり水を飲まないワンちゃんは便秘になりやすいといわれています。
水分不足による便秘になった場合、コロコロと小さい便が特徴です。また色はふつうの便に比べ、黒に近い状態で出てきます。
原因②食事
ドッグフードに使われている原料・粒の大きさが、ワンちゃんに合わない場合便秘になることがあります。どんなドッグフードがワンちゃんの便秘症の原因になるのか、次の章で説明します。
原因③ストレス
ワンちゃんは急に生活環境が変わってしまうと、トイレに行くことが少なくなることがあります。
ストレスが溜まりすぎると便秘だけでなく、いたずらなどの問題行動の原因になってしまう場合もあります。
原因④運動不足
運動不足が続くと便秘はもちろん、肥満になる原因にも繋がります。
原因⑤他の病気
便秘の原因が他の病気による症状のひとつであることがあります((+_+))
例えば、胴の長いわんちゃん(ミニチュアダックスフントやコーギーが有名ですね)がよくかかってしまう椎間板へルニア。強い腰の痛みのためいきむことができず、「うんちがずっと出ない!」とハラハラしてしまいます。
また、会陰(えいん)ヘルニアや臍(さい)ヘルニアといった、筋肉のすき間から脂肪や腸の一部が飛び出してしまう病気になると、腸のなかを便がうまくすすむことができないために、やはり便秘となってしまいます。
なぜドッグフードが便秘の原因になるのか?
ワンちゃんが便秘をする理由のひとつにドッグフードがあります。
なぜ、普段与えているドッグフードが便秘の原因につながるのでしょうか?
原因①質の悪い繊維質が使われている
※ビートパルプ…サトウダイコンから砂糖のもとを抽出した際に残ったカスの部分のこと。
※セルロース…野菜にかぎらず抽出した植物繊維のこと。粘りが強いことからドッグフードをまとまりやすくするため、接着剤的な役割として使われることが多い。
原因②穀物が多く使われている
この2つが、ワンちゃんの便秘になる原因につながるんですね(´;ω;`)
ドッグフードを選ぶときのポイント
ペットショップやホームセンター等に数多く販売されているドッグフードですが、どんなドッグフードを選べばワンちゃんの便秘を解消することができるのでしょうか?
①原材料をチェック!
②穀物が使われていないものを選ぶ
3.過剰な人工添加物は避けましょう!
ドッグフードの長期保存や見た目、ニオイなどの目的で添加物が使われることがあります。
大量の添加物はワンちゃんの体調が悪くなるだけでなく長いこととりつづけることでガンなどの病気になることがあります。
注意したほうがいい添加物…エトキシン、BHA、BHT
毒性の高い着色料…赤色◯◯、青色〇〇
このことが書かれていたらできるだけ選ばないようにしましょう!
ドッグフードを変えると便秘解消するのか?
さて、ワンちゃんの便秘ですがドッグフードを変えると良くなるのでしょうか?
答えはYESです!
おやつばかり与えたり、穀物ばかりが含まれている安価なドッグフードばかり与えると便秘になりますが、良質な食物繊維が含まれていて無添加のドッグフードを与えることによって便秘解消する場合があります。
さらに、ワンちゃんに与える水分量を見直すとより短い期間で便秘症を改善することが期待できます!
ワンちゃんがお水を飲むと、一部はおしっことして体の外に出ます。しかしそれ以外はうんちや他の代謝物として排出されます。
水分摂取量が少ないと、腸にたまったうんちまで水分が届かなくなり便秘を進行させてしまいます。
『うちのワンちゃん便秘だし、ドッグフード変えたい!けど今のドッグフード好きだし、いきなり変えるのはちょっと…』という飼い主さんは、下記の方法を試してみてください!
- 水の飲み場を増やして気分の時にお水を飲めるようにする
- フードを水をふやかしてフードと一緒に飲めるようにする
ドッグフードに食べ物をトッピングしよう
新しいフードに変えて食べなかったら不安…と思っている飼い主さんは、普段のドッグフードにトッピングしてみましょう!
便秘に効果てきな食材を普段のドッグフードにトッピングすることで、新しいフードに変えて食べなくなるという心配もありません。
どんな食材をトッピングするのが効果的か詳しく解説していきます。
便秘に効果的な食材
- キャベツ
⇒キャベツには、食物繊維が豊富に含まれています。そのため便秘解消効果が期待できます。トッピングする際は一気に食べて吐き戻しさせないためにも生で与えるのではなく10秒ほどさっとゆでてから与えるとGOOD! ただ、食べ過ぎてしまうと甲状腺機能低下症を引き起こすことがあるので注意が必要です!
- りんご
⇒りんごには腸の運動を活発化する作用等によって便が固まるのを防いでくれます。また、りんごの皮の裏側にはペクチンという成分が含まれていて、善玉菌のエサになるので腸内環境を綺麗にしてくれます。 無農薬のものであればそのまま与えてもいいですが、皮ごとすりおろして与えると便秘解消効果が期待できるのでぜひやってみてください☆!
- サツマイモ
⇒サツマイモにも、食物繊維が含まれています。食物繊維がうんちの中の水分を守ってくれ、カチコチになるうんちを柔らかくして、出しやすくします。焼き芋や蒸してペースト状にすれば食べやすくなりますよ!
- ヨーグルト
⇒ヨーグルトに含まれている乳酸菌が腸で働いてくれます。そうすると腸内環境を整えてくれます。 ただヨーグルトは乳製品なので、乳糖不耐性によって下痢になる場合がありますので、注意が必要です。
犬に与えてはいけない食材
- ネギ類・ニラ
⇒タマネギやニラに含まれる硫化アリルには、赤血球の内部にあるヘモグロビンと反応して貧血や下痢といった症状を引き起こすリスクがあります。最悪の場合、亡くなってしまうことも・・・。
- エビなどの甲殻類
⇒エビやいかなどの甲殻類は、ワンちゃんにとってそのままでは消化しにくい食材です。お刺身でたくさん食べてしまうと嘔吐や下痢といった症状を起こす可能性があります。。
- チョコレート・ココア
⇒チョコレートやココアに含まれているテオブロミンは、ワンちゃんを下痢などの中毒症状を引き起こしてしまいます。
- 唐辛子・こしょう・マスタード
⇒唐辛子などの香辛料は、ワンちゃんには刺激が非常に強いです。胃腸が刺激されてしまうので、下痢の原因にもなります
ワンちゃんにマッサージしてみましょう
ワンちゃんの便秘には、ドッグフードを変えたりトッピングをするなど様々な対策があります。
この2つを試しても便秘が解消しないという場合、また一緒にすると効果的なのがマッサージです。
マッサージといわれても、やり方がイマイチわかならない・・・という方もいると思うので簡単に紹介しますね♪
便秘解消マッサージはこれ!
youtubeにマッサージのやり方が撮影された動画がアップされていたので紹介しますね!
[su_youtube url=”https://youtu.be/Lz2P9uUaYcQ”]
3:30~マッサージのやり方の動画が始まります。
動画のところどころにツボの名前が出てきますが、どういう意味なのか簡単に紹介(^^ゞ
- 天枢(てんすう)
⇒おへその左右1cmのところにあります。腸運動を整える効果がある。
- ちゅうかん
⇒胸骨の下側とおへそを線で結んだ真ん中のところにあります。
- 関元(かんげん)
⇒おへそから1cmしたにあります。体内の水分代謝を調整する効果がありますよ♪
便秘を解消するツボは、おへそ周りに集まっているってことに驚きですΣ(゚Д゚)
マッサージをする際は、手のひらでおへその中心に時計回りにぐるぐるとさするといいですよ♪
もし手で撫でてもあまり効果がない、という場合は柔らかいブラシを使ってやさしくなぞってみましょう(*´ェ`*)
マッサージすることによって便秘は解消する?
マッサージをすることによって
- リラックスできる。(ストレスが軽減)
- 体が軽くなって、運動したくなる!
- おならをする
といった事があります。マッサージはリラックス効果があるだけでなく体の負担を少し軽減する効果もあります。
人間の薬は与えてはいけない!
私達人間が飲む医薬品を、ワンちゃんに与えてみよう!と思う方もいらっしゃるかもしれません。本当にワンちゃんに与えていいのでしょうか?
人間が飲む医薬品はOK?NG?
ワンちゃんの具合が悪くなった時、人間用の市販薬を使えたら便利かもしれません。しかし、残念ながら市販薬はワンちゃんなどのペットには与えてはいけません(/_;)
お薬は、動物病院から症状、犬種、体型に応じて処方しています。ワンちゃんと人間では体の大きさだけでなく、その代謝の違いにより薬の効き目が大きく異なってしまうこともあるのです。
安易に使わないで!人間用市販薬の恐怖
人間用の市販薬は基本与えてはいけませんが、とくに安易に使ってほしくない薬は風邪薬や抗生物質です。
ワンちゃんが風邪をひいているからといって人間が飲む風邪薬や抗生物質を飲むと、肝臓や腎臓を傷める可能性があります。また耐性菌を生み出してしまうとワンちゃんに適した薬が効きにくくなる特徴があります。
もしワンちゃんが具合が悪そうだな~、風邪をひいたな~と感じたら、人間が飲む薬を与えず病院に必ず受診しましょう!
便秘が3日以上続く場合は獣医師に相談する
もし、ワンちゃんの便秘が解消しなかった場合、ぜひ動物病院に受診してください!
動物病院を受診する目安
ワンちゃんが便秘になった時「動物病院を受診したほうがいいのかな?」と悩む方もいると思います。
受診する目安として
- 3日以上うんちがでない
- 元気がない
- お腹を触るとキャンキャン吠えて痛がる
上記のような症状が現れたら危険サインです。
ワンちゃんは1日2~3回ほどうんちをしますが、3日連続出ないとなれば6~9回分のうんちが腸に溜まっているということになります…。
また、元気が無い場合はおそらく何らかの病気になっている可能性もありますので受診することをおすすめします。
動物病院を受診した時のマナー
動物病院を受診した時に、飼い主さんが守るべきマナーがあるので紹介しますね。
- 飼い主がインターネットで調べて、勝手に病名を決めつけないようにする。
- 日頃からお世話している人が連れてくる。
- 獣医師の説明を集中して聞く。
仕事が忙しく、日中動物病院に連れて行くことが困難な方もいると思います。
土日も夜間もやっている動物病院が近年増えているので、近所の動物病院をチェックしてみましょう!
まとめ
ワンちゃんが便秘する原因について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
このサイトで出てきたポイントをまとめると
- フードの変更か、マッサージを試してみる
- 便秘だからといって、人間が飲む市販薬飲ませたらダメ
ということです。
もし、ワンちゃんが便秘してどうしたらいいか迷っている飼い主さんがいたらこの記事に記載されている解決策を実践してみてください!
実践しても良くならなかったら、動物病院を受診し獣医に相談しましょう。
毎日快便になって、ワンちゃんがいつまでも健康に過ごせるように願っています(*´ω`*)