2022.08.31 
2024.01.01 
真っ白な被毛にくりくりの黒いおめめが印象的なマルチーズ。マルチーズの被毛は細く柔らかいので絡まりやすく、伸び続けるために定期的なカットは必要不可欠です。
とは言え、せっかくカットするなら愛犬に似合うかわいいカットをしてあげたいですね。近年は、マルチーズでもカットを楽しむ飼い主さんも増え、さまざまなカットスタイルを見かけるようになってきました。
そこで、簡単にスタイル選びができるように「短め」「アレンジ」など、人気のカットスタイル10選をご紹介！また、マルチーズのカットをする上で知っておきたい、失敗しないオーダー方法やカットの頻度、注意点などもぜひ参考にしてください。
■マルチーズの人気カットスタイル一覧
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目次
マルチーズは絹のような美しい被毛が特徴のシングルコートの犬種です。本来であれば毛を伸ばして長い被毛を美しく保つフルコートがスタンダードスタイルとされていますが、毛が絡まりやすいという難点が…。
そのため、短くカットする飼い主さんも多いですが、マルチーズは毛が伸びるスピードがそこそこ速いので、カットスタイルを楽しむことも可能です。
ここでは、マルチーズの人気カットスタイルの短めカットとアレンジカットについて詳しく解説していきます。
■マルチーズの人気カットスタイル10選＋番外編！
※横にスクロールしてご覧ください。カット名をクリックすると見たいカットに飛びます。
| 画像 | ||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 名前 | ①テディベアカット | ②パピーカット | ③サマーカット | ④シュナウザーカット(1) | ④シュナウザーカット(2) | ⑤エレガントカット | ⑥ライオンカット | ⑦アフロカット | ⑧トップノット | ⑨アシメカット | ⑩おパンツカット | フルコート |
| 特徴 | ふわふわなくまのぬいぐるみ | 幼く可愛く見える | すっきりさっぱり | 四角いお顔でシュナウザー風 | 耳の毛があると印象も変わる | 上品で優雅な印象 | たてがみとしっぽがチャームポイント | まん丸に仕上げる | お嬢様風で目が大きく見える | 左右非対称のオリジナルカット | 大きなお尻がキュート♡ | マルチーズのスタンダードスタイル |
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マルチーズは毛を伸ばすと優雅で上品なイメージになりますが、短めにカットすると愛らしくかわいいイメージになります。短めにカットする飼い主さんでは、「テディベアカット」や「サマーカット」が人気です。
▼「テディベアカット」の特徴
お顔周りをまん丸にカットすることで、クマのぬいぐるみのような愛らしい印象になります。耳の毛や口の毛の長さで雰囲気が変わり、短めにするとクマのぬいぐるみ感やあどけない印象がアップします。
▼「テディベアカット」の注意点
テディベアカットのふわふわ感を維持するためには、定期的にトリミングサロンでのカットが必要になります。
▼「パピーカット」の特徴
子犬のようなふわふわ感と幼さを出すように、少し長めに耳や口の周りを丸くカットしたのがパピーカットです。成犬でも子犬のような印象を与えてくれるので、子犬っぽくしたいマルチーズにおすすめです。
▼「パピーカット」の注意点
長めにカットする分、毛玉ができたり絡まりやすくなるため、毎日のブラッシングは欠かせません。
▼「サマーカット」の特徴
全身を短くカットし、顔周りは丸く、耳はボブカットのように揃えることで、さっぱりとした涼し気な印象になります。元気で活発なイメージを与えてくれるので、男の子のマルチーズにもおすすめです。
耳の毛の長さを少し変えるだけでも印象は変わり、耳も短くさっぱりしたスタイルもかわいいですよ！
▼「サマーカット」の注意点
サマーカットは、バリカンで刈り込むことによる皮膚へのダメージや、毛質の変化のリスクがあります。また、短くカットしすぎると皮膚のピンク色が透けてしまったり、日光が遮れず皮膚の炎症や熱中症になる可能性もあるため注意が必要です。
▼「シュナウザーカット」の特徴
マルチーズと言えば丸い顔のイメージが強いですが、顔周りを四角くカットすることでシュナウザーに大変身！耳の毛を短くしたり、少し残したりするだけでも印象が違います。
▼「シュナウザーカット」の注意点
体は短めにカットしますが、短くしすぎるとサマーカット同様に皮膚のピンク色が透けてしまったり、日光が遮れず皮膚の炎症や熱中症になる可能性もあるため注意が必要です。
マルチーズのカットスタイルは短めが定番となっていますが、ほかの子とは一味違うカットスタイルにしたい！という飼い主さんは「エレガントカット」や「ライオンカット」などのアレンジカットはいかがでしょうか。
▼「エレガントカット」の特徴
体は短めにカットしますが、耳の毛や足の毛を長く残すので上品で優雅な印象になります。女の子男の子問わずにおすすめのカットスタイルで、マルチーズの気品をアピールできますよ！
▼「エレガントカット」の注意点
毛を長くしている部分は、絡まりやすいため毎日のブラッシングが欠かせません。
▼「ライオンカット」の特徴
体は短く、しっぽの先と首回りの毛を残すことで、ライオンのような印象になります。すっきりとしているので、サマーカットのアレンジとしてもおすすめです。
▼「ライオンカット」の注意点
ライオンカットのチャームポイントであるたてがみは、毛玉ができたり絡まりやすいため、お手入れ時にはたてがみを入念にブラッシングしてください。
▼「アフロカット」の特徴
頭の毛と耳の毛を一体化させてまん丸にカットする方法と、顔だけを丸くする方法があります。アフロカットをしているマルチーズは少ないため、個性的なカットで目立つことは間違いナシ！
耳の毛の長さによっても印象は変わってきます。短めでは元気はつらつとした幼いイメージに、長めでは落ち着いたイメージになりますよ！
▼「アフロカット」の注意点
マルチーズのようなストレートで絹糸のような被毛はアフロカット向きではないため、思ったような仕上がりにならないことがあります。また、毛量が多い場合にのみできるカットスタイルです。
▼「トップノット」の特徴
頭部の毛を伸ばし、伸ばした部分をリボンなどで結んだのがトップノットです。マルチーズは滑らかな毛質のため、長ければ三つ編みしたりとアレンジも自在です。お嬢さまのような印象になるほか、目が大きく見えるというメリットも！
▼「トップノット」の注意点
トップノットは長い毛の普段のお手入れはもちろん、被毛が傷んで切れやすくなったり、皮膚が蒸れてかゆくなることもあるため結びっぱなしはNGです。1日1回は結び直してあげる時間と心の余裕が必要です。
また、普通のゴムでは絡まってしまうため、セットペーパーを使用するか、絡まりにくいゴムを使用するようにしましょう。
▼アシメカットの特徴
左右非対称にカットするアシメカットは、被毛が伸び続ける特徴を持つマルチーズならではのカット！アレンジは自在で、愛犬だけのオリジナルカットが実現します。マフラーをつくってみたり、お尻はおパンツカットにしたりと、さまざまなカットスタイルを取り込むことが可能です。
▼アシメカットの注意点
アシメカットは基本スタイルがないため、仕上がりは完全にトリマーのセンスにかかってきます。信頼できるトリマーを見つけしっかりと打ち合わせをすることをおすすめします。
▼おパンツカットの特徴
まるでパンツをはいているかのように見せるおパンツカットは、トイプードルの人気スタイルの1つですが、豊かな被毛を持つマルチーズでも可能！
アレンジも自在で、さまざまなカットスタイルと組み合わせることもできます。揺れるお尻が愛らしく、注目度も抜群でしょう。
▼おパンツカットの注意点
トリミングサロンによってはおパンツカットにデザインカット料金が発生することがあります。また、ハートを出現させる場合ではカラーリング料金がかかったり、カラー剤のニオイにストレスを感じるわんちゃんや皮膚にアレルギー反応を起こすわんちゃんもいるため、トリマーとよく相談して行ってください。
マルチーズ本来のスタンダードなスタイルで、カットをしたりすいたりせずに被毛を長く伸ばした状態です。マルチーズの正式なスタイルで、ドッグショーに参加する場合の必須スタイルになっています。
毎日のお手入れはとても大変ですが、その美しい姿はため息がでてしまうほど！寒さを苦手とするマルチーズが冬場に暖かく過ごせるというメリットもあります。
カットしたマルチーズがフルコートになるまでは2～3年かかるほか、定期的なトリミングサロン通いは欠かせませんが、一度試してみたいという飼い主さんはチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
■ドッグショーとは
大きさや性質がどれだけスタンダードに近いかを基準とし、犬種本来の美しさを競うもの
トリミングサロンでカットをお願いしても、イメージと違った仕上がりに「失敗された！」という飼い主さんは少なくありません。
それは、トリマーの感覚と飼い主さんの感覚が違うためなので実際には失敗ではありませんが、自分がどうしてほしいかを具体的に伝えることで感覚のズレをなくすことができます。
■失敗しないオーダー方法の3つのポイント
・どこを何cm切るか具体的に伝える
・どんな風な仕上がりになったら嫌か伝える
・希望するカットの写真や画像を持参する
感覚というものは人それぞれ異なって当たり前なので、「短め」や「長め」、「サマーカット」や「テディベアカット」と漠然と伝えるのではなく、トリマーが飼い主さんの考えるイメージを掴みやすいように写真や画像を見せながら、「2cmは残して欲しい」など具体的な希望を伝えましょう。
また、トリミングサロンによってもマルチーズのカットの得意不得意があります。トリミングサロンのHPやSNSでカットの雰囲気をチェックすることも大切です。
かわいいカットをしたマルチーズを散歩させている飼い主さんに遭遇したら、思い切ってどこのトリミングサロンでカットしているか聞いてみるのもいいですよ！
いぬなび編集部では、デザインカットの経験が豊富な「Dog salon ROSE 」のトリマー『平野 沙霧さん』に、マルチーズの毛質に合わせたおすすめのカットやトリミングサロンの選び方、ライフステージごとにおすすめのカットスタイルなど、マルチーズの飼い主さんが知りたいことを聞かせて頂きました！
【受賞歴】全日本動物専門教育協会 卜リマー初級優秀賞 / 第一回ペットワゴントリミングコンテスト フリースタイル部門
ビューティーデザインカット敢闘賞
トリミングスクール卒業後、経験を積む為に5軒ほどの店舗に勤務してきました。お店によって、また担当するトリマーによって犬は変わることを体感してきました。スピード重視ではなく一人一人の個性にしっかり向き合うトリミングをしています。これまでに飼ってきたのは、ヨーキー、プードル、チワワ、チワプー、ビションフリーゼ。子供の頃から現在まで、ずっと犬と一緒の生活です。
マルチーズは毛が伸び続ける犬種なのでさまざまなカットスタイルを楽しむことができますが、短すぎるカットは注意が必要です。
短くしたいときは担当してくれるトリマーとよく相談しましょう。
現在は多くのトリミングサロンがInstagramやFacebookなどのSNSを利用して、カットしたわんちゃんの画像を投稿しています。
マルチーズの画像がない場合は、ヨークシャテリアやシーズーのカットスタイル画像をチェックしてみましょう。
シルキーな子は、ボディは短く足の毛が長いフレアスタイルや前髪を長く伸ばして結ぶトップノットスタイルがおすすめです。お手入れは少々大変になりますが、気品溢れるマルチーズらしいゴージャスな印象になります。
■毛質ごとにおすすめのカットスタイル
| ふわふわな毛質 | ・耳を短く、顔は丸く、ぬいぐるみのようなカットスタイル →テディベアカットやパピーカットなど |
|---|---|
| シルキーな毛質 | ・毛質を活かして長めのカットスタイル →足のフレアスタイルやトップノットなど |
マルチーズの毛質は、大きく分けて2種類あります。毛質に合わせたカットスタイルにするのもおすすめ！愛犬の毛質がどちらのタイプかわからないときは、担当トリマーに聞いてみましょう。
パピー期はトリミングに慣れていないので、カットを短時間で終わらせられる様に出来るだけシンプルなカットがおすすめです。下痢等、体調変化も起きやすいのでお尻まわりはスッキリさせてあげるとお家でのケアが楽になります。1歳位を目安にデザインカットやスタイルチェンジはご検討ください。
成犬時は、その子の生活に合わせてのスタイル選びをおすすめします。例えば外で走り回るのが好きな活発な子は少し短め、ブラッシングも上手にやらせてくれる子ならお洒落カットもおすすめです。基本的には、飼い主さんのお好きなスタイルで良いと思います。
シニア犬、ハイシニア犬は、体力も落ちてくる年代ですので一回のトリミングが負担になってきます。トリミング回数も成犬の頃よりも減らしていきましょう。スタイリングもお手入れ重視で短めのカットスタイルをおすすめします。
■ライフステージごとにおすすめのカットのポイント
| パピー期（1歳まで） | ・カットを短時間で終わらせるためにシンプルなカットスタイル ・お尻周りはスッキリさせると家でもケアしやすい |
|---|---|
| 成犬（1歳～7歳まで） | ・生活スタイルに合わせたカット ・基本的には飼い主さんが好きなカットスタイルでOK |
| シニア犬（7歳～11歳まで） ハイシニア犬（11歳～） | ・トリミングの回数を減らす ・お手入れ重視で短めなカットスタイル |
マルチーズは定期的なカットが必要な犬種ですが、愛犬のライフステージによってカットスタイルを考慮してあげることはとても大切なことです。
特にパピーやシニア犬ではトリミングが負担となってしまうため、無理をさせないようにしてあげてくださいね。
| 住所 | 愛知県名古屋市北区清水3-16-23-1F |
|---|---|
| 電話番号 | 080-3158-4571 |
| LINE / Mail | 【LINE】dogsalon.rose 【Mail】dogsalon.rose@gmail.com |
| 営業時間 | 10:00~18:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 公式サイト | HP |
Dog salon ROSEは、5kg以下の小型犬専門のプライベートサロンです。平野さんが爪切りや耳掃除からシャンプー、カットまですべて一人で担当し、1頭1頭丁寧に仕上げてくれるので、わんちゃんのストレスも少なく安心してお任せすることができますよ！
マルチーズのカットは、月に1回を目安に行いましょう。
マルチーズはシングルコートの犬種なので、抜け毛は多くありませんが毛が伸び続けます。
マルチーズの細く柔らかい被毛は毛玉ができやすく絡まりやすいという特徴があり、冬場では静電気によってますます毛玉ができやすくなってしまうため、毎日のブラッシングはもちろん、月に1回のカットが必要です。
ただし、シニア犬（老犬）ではトリミングは精神的にも体力的にも負担がかかるため、短めのカットにして2ヶ月に1回を目安に行ってください。
マルチーズのカットの値段相場は、住んでいる地域やトリミングサロンによっても異なりますが、だいたい5,000円～10,000円程度です。
シャンプー、カット、耳掃除、爪切り、肛門腺絞りがセットになっていることがほとんどで、時間的には1回2～3時間程度となります。
ただし、以下のような場合はオプション料金が発生する場合もあります。
■トリミングサロンでオプションが発生する一例
・体重が重い
・デザインカット
・ハサミ仕上げ
・シャンプーの種類を指定
・炭酸泉を使用する
・毛玉が多い
利用しようと考えているトリミングサロンのHPなどを事前に確認しましょう。
マルチーズのカットをする際には、ハサミやバリカンを使用します。
ハサミとバリカンのどちらが適しているかは、カットスタイルやわんちゃんの被毛・皮膚の状態などによって異なるため基本的にはトリマーの判断になりますが、どちらの道具を使用してほしいか希望を伝えている飼い主さんもいるでしょう。
このとき注意しなければいけないのが、飼い主さんの希望だけでなく愛犬の状態も考えてあげること。
ハサミもバリカンもメリットとデメリットがあり、それぞれ向いているわんちゃんと向いていないわんちゃんがいることを覚えておきましょう。
| ハサミ | バリカン | |
| メリット | ・マルチーズの柔らかい被毛をキープできる ・皮膚への刺激や金属アレルギーの心配がない ・体形の欠点をカバーできる ・ふんわりした仕上がりになる ・音や振動が少ない | ・短くすっきりできる ・施術時間が20～30分と短い ・毛玉がたくさんあっても手早く除去できる |
| デメリット | ・仕上がりに相当な時間がかかる ・ハサミ仕上げにオプション料金が発生する可能性 | ・毛質の変化や被毛の伸びが悪くなる可能性 ・音や振動がある |
| 向いている犬 | ・金属アレルギーの犬 ・長時間じっとしていられる犬 ・バリカンの音や振動を怖がる犬 | ・長時間おとなしくできない犬 ・体力のない犬 ・慣れない環境を怖がる犬 ・シニア犬（老犬） |
ハサミを使用して欲しい、バリカンを使用して欲しいと希望を伝えることで、トリマーは希望に合わせた道具でカットしてくれます。
しかし長時間のカットに耐えられないわんちゃんに、ハサミでカットをするのは相当なストレスです。
カットによっては選択のしようもありませんが、愛犬のカットにかかる時間も考えてあげることは大切なことですよ！
トリミングサロンでカットをしてもらったら、できるだけかわいい状態を維持したいと思いますね。
マルチーズの自宅でのお手入れのポイントは、ブラッシングです。
短めにカットをしていてもブラッシングは必須で、ブラッシングには被毛についた汚れを落としたり、血流を良くするなどの働きがあります。
マルチーズは毛玉ができやすい犬種なので、できれば毎日、難しくても2～3日に1回はブラッシングをしてあげましょう。
またある程度長さのあるカットをしている場合では、ブラッシングスプレーやグルーミングスプレーを使用することで、静電気や被毛の痛み、切れ毛などを防ぎ、トリミングでカットをしてもらった状態を長く維持することができます。
ブラッシングは短時間で手早くすますことが望ましく、1回のブラッシングにかける時間は小型犬であれば3～5分程度です。
私（たかだなつき）の愛犬たちは高齢でブラッシングは好きではありませんが、毎日少しずつ行って被毛を清潔に保っています。そんな私からブラッシングのポイントを3つ！
■ブラッシングのポイント3つ
ブラッシングを行うときは、愛犬に負担がかからないようにしてあげることが大切です。
毛玉やもつれがある状態でブラシをかけてしまうと、皮膚を引っ張って痛い思いをさせてしまったり、せっかくのマルチーズの美しい被毛を傷めてしまうことにもなりかねません。
また、嫌がるのに無理にブラッシングをするとストレスとなったり、ブラッシングが苦手になってしまうので全部のブラッシングができなくても嫌がったらすぐにやめ、時間を空けるか日を変えて行うようにしましょう。
マルチーズのブラッシングに使用するブラシは主に以下のものになります。
必ずしも全部が必要なわけではありませんが、コームとスリッカーブラシは最低限揃えておきたいところです。
せっかくカットをしてもらっても、家でのお手入れを怠ってしまえば毛玉やもつれができたり、皮膚トラブルの原因に。
また、爪切りや足周りのカットなどのお手入れも1ヶ月に1回は必要となるので、自分ですることが難しい場合はトリミングサロンでお願いしましょう。
耳掃除・肛門腺絞り・足裏カット・爪切りを4点セットにしているサロンも多く、1,500円前後で行うことができます。（地域やトリミングサロンによって異なる）
子犬のカットは、生後3ヶ月以降で最後のワクチン接種が終った1～2週間後から行いましょう。
カットは子犬にとって精神的にも体力的にも負担が大きく、周りの影響を受けやすい時期でもあります。
恐怖心や嫌な思いからトラウマになってしまえば、その後のカットは子犬にとっても大変なストレスです。そのため、カットをするのはある程度成長した3ヶ月以降にしてあげましょう。
また、いきなり全身カットをするのは負担が大きいため、おしり周りや足先など、部分カットから始めてください。
シニア犬（老犬）では、トリミングの負担を最小限にするためにバリカンを使用した、サマーカットなどの全身を短めにするカットがおすすめです。
短めにカットすることでトリミングの頻度を減らせることや、目元やおしり周りなど汚れやすい部分のお手入れもしやすくなります。
また、シニア犬（老犬）ではトリミング中に体調が変化したり発作が起きることもあるので、飼い主さんがすぐに動けるように自宅、もしくはトリミングサロン周辺で待機していたり、動物病院でのトリミングを利用するなど配慮してあげましょう。
マルチーズの被毛をただ短く切るだけであれば初心者でもできますが、安全面やスタイルの見栄えを考慮するとプロのトリマーにお任せしたほうがいいでしょう。
愛犬が動かないように押さえるのはもちろん、バリカンやハサミで愛犬がケガをしないようにカットしたり、左右対称にカットするには、慣れや技術が必要になります。
ゆくゆくは自分でカットしてみたい、と考えている飼い主さんは、足先や足裏、おしり周りなどを揃える程度にカットすることから始めてみましょう。
マルチーズはフルコートがスタンダードなスタイルですが、カットしてもかわいいものはかわいい！
定期的にカットが必要な犬種なので、その時々でいろいろなカットを楽しんでもいいですね。
■マルチーズの人気カットスタイル一覧
短めカットスタイル3選
①テディベアカット
②パピーカット
③サマーカット
④シュナウザーカット
アレンジカットスタイル4選
⑤エレガントカット
⑥ライオンカット
⑦アフロカット
⑧トップノット
⑨アシメカット
⑩おパンツカット
番外編｜マルチーズのスタンダードスタイル
・フルコート
マルチーズはカットによってガラッと印象が変わるほか、毛の伸びを活かしてアレンジも自在なので愛犬にぴったりのカットを見つけてあげましょう。
■テディベアカット・エレガントカット・トップノットの画像を提供をしてくれたサロン
| サロン名 | Trimming Salon Jane（トリミングサロン ジャネ） |
|---|---|
| 住所 | 大阪府泉大津市昭和町3-14 |
| 電話番号 | 080‐6844ｰ0855 |
| 営業時間 | 10：00～19：00 |
| 定休日 | 水曜日 |
| 公式サイト | ・HP |
■アフロカット・アシメカット・おパンツカットの画像を提供してくれたサロン
| サロン名 | 出張トリミングDog trim MARU |
|---|---|
| 出張地域 | 大阪府を中心 |
| 問い合わせ | Instagram、line、メール |
| 営業時間・定休日 | 要確認 |
| 公式サイト | ・HP |
画像を提供して頂きました「Trimming Salon Jane」「出張トリミングDog trim MARU」さま、ご協力ありがとうございました。
※記事で紹介されている商品を購入すると、売上の一部がINUNAVIに還元されることがあります。メーカー等の依頼による広告にはPRを表記します。
※掲載されている情報は、INUNAVIが独自にリサーチした時点の情報を掲載しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
執筆者
17歳のチワックスと1歳のチワックス、1歳のポメチワと暮らしています。これまで愛犬チワワと2匹のミニチュアダックスたちの闘病・介護生活の経験から、犬の健康や介護について学びを深めペットにまつわる様々な資格を取得し、老犬のトータルケアサロン開業に向けて準備中です。
【保有資格：ペットフーディスト / 犬の管理栄養士 / ペット看護士 / ペットセラピスト / トリマー・ペットスタイリスト / 動物介護士 / ホリスティックケア・カウンセラー / JKC愛犬飼育管理士】
