ペット保険が必要な理由とは?
ペットは、小さなケガや病気でも高額な治療費がかかるので、自己負担額の軽減や積極的な治療を選択するために、ペット保険はとても重要です。
実際に犬を飼っている人の、1年間の受診回数と金額を参考にしてみましょう。
<1年間の動物病院受診回数と金額>
0歳 | 1歳~6歳 | 7歳以上 | |
平均回数 | 4.3回 | 3.7回 | 4.36回 |
平均額 | 85,632円 | 105,606円 |
※参考資料:アイペット損害保険会社「犬を動物病院に連れていく頻度や診療費用は?」
あくまでも平均額なので、一度にこれだけの治療費がかかることもあります。
そこで安心なのがペット保険ですが、「貯蓄の方が良いんじゃない?」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
しかし、愛犬にいつ高額な治療費がかかるかはわかりません。
すでに治療費にあてられる貯蓄がある場合以外は、ペット保険への加入がおすすめです。
おすすめのペット保険は「【簡単比較】犬におすすめのペット保険ランキング|一番お得で安心なおすすめ11選」をご覧ください!
ペット保険加入のメリット・デメリット
ここでは、ペット保険に加入するメリットやデメリットについて「アイペット損害保険会社」のデータや各保険会社の規約を参考に、それぞれ紹介していきます。
参考ページ一覧
※ペットの保険金請求が多い傷病のランキング2019
※各保険会社規約(プリズムコール、ペットが一番保険、FPC、PS保険、ずっといっしょもっと、アイペット、アクサダイレクト、元気ナンバーワン、セレクトベスト:資料請求済、どうぶつ健保ファミリィ、au損保)
メリット
ペット保険に加入する3つのメリットはこちら。
それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
①高額な治療費の負担を抑えられる
どうしても治療費が高額になってしまうことから、「まだ様子をみても大丈夫かな…」と、動物病院に行くハードルが上がっていませんか?
実際に保険請求の多い傷病から、どれくらいの治療費がかかるのかみていきましょう。
<保険請求が多い傷病TOP5>
0歳 | 1~6歳 | 7歳以上 | |
1位 | 下痢 (¥12,500) |
皮膚炎 (¥11,000) |
皮膚炎 (¥11,000) |
2位 | 外耳炎 (¥25,800) |
外耳炎 (¥25,800) |
腫瘍 (¥700,000) |
3位 | 異物誤飲 (¥20,000) |
胃腸炎 (¥20,000) |
心臓病 (¥2,000,000) |
4位 | 骨折 (¥185,200) |
異物誤飲 (¥20,000) |
外耳炎 (¥25,800) |
5位 | 胃腸炎 (¥20,000) |
下痢 (¥12,500) |
歯周病 (¥100,000) |
この他にも、一生涯治療や通院が必要な病気もあるので、高額な治療費の負担を抑えられるのは最大のメリットだと言えます。
②治療の選択肢が増える
愛犬が、いつ・どんな時に大きなケガや病気にかかるかわかりません。
その時が来た時に「最善の治療をしてあげたい」というのが、飼い主の思いではないでしょうか。
しかし、治療費が払えない場合は、治療内容の選択をすることができません。愛犬が苦しむ姿を見るのは辛いですよね…。
ペット保険で、高度な治療方法の選択・十分な治療を行える準備をしておきましょう。
③便利なサービスや特約を付帯できる
保険会社によってサービスや特約は異なりますが、無料のサービスとして便利なのが、『獣医師による24時間365日電話相談』。
「動物病院に行くべき?」「しつけがうまくいかない」といった悩みにも答えてくれるので、初めてのペットという人にも便利なサービスです。
任意で付帯できる特約で人気なのが『賠償責任特約』。
愛犬が人を噛んだ・車に傷をつけた、といったトラブルは珍しくなく、賠償金額は10万円~200万円と高額です。
賠償責任特約では、保険会社によって300万円~1000万円を補償してくれるので、万が一の時にも安心の特約です。
その他にも、窓口清算できる・免責金額がない・少額保険など、請求のしやすさや保険料などを考慮して、自分に合ったペット保険を選びましょう。
デメリット
ペット保険に加入する2つのデメリットはこちら。
それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
①補償対象外の病気やケガがある
保険会社によっては、小型犬に多い『椎間板ヘルニア』『膝蓋骨脱臼』や、シニア犬でのリスクが高い『悪性腫瘍(ガン)』などの補償が対象外の場合があります。
特に、先天性疾患に関しては補償対象外の場合が多いので注意が必要です。
ペット保険に加入していても、必要な時に利用できなくては意味がないので、補償内容をしっかりと確認しましょう。
保険を選ぶときは、無理のない保険料・必要な補償を含むペット保険かどうかをチェックしてみてください。
補償も充実したコスパの良いペット保険を探している人は、「ペット保険は安いところで大丈夫?安くて補償が充実した厳選保険TOP5」をご覧ください。
②犬の年齢や健康状態によって加入できないことがある
ペット保険の多くは、新規加入年齢が8歳~12歳に設定されています。
また、完治していても過去にかかった病気により、加入できなかったり補償が制限されることもあります。
<一般的に加入ができない病気>
・糖尿病
・悪性腫瘍
・椎間板ヘルニア
・脳や神経の疾患
・腎臓や肝臓の機能不全
など
病気にかかってからペット保険を検討する方が多いかと思いますが、いざという時に加入できないことがあるので、できるだけ早く検討しておくことをおすすめします。
100人に聞いた!ペット保険についてのリアルな声
データからわかるメリットやデメリットは分かったけど、リアルな意見を参考に加入するかを決めたいという人は多いのではないでしょうか?
そこで今回は、100人の愛犬家にご協力をいただいて、ペット保険についてのアンケートを実施いたしました!
アンケート調査による『ペット保険の加入割合』は以下の通りです。
<ペット保険の加入割合>
今回のアンケートでは、ペット保険に「加入している人38名」「加入していない人59名」「解約した人3名」という結果になりました。
さらに、アンケートにご協力いただいたみなさんに、以下の質問にも答えていただきました!
リアルな飼い主さん達の意見をぜひ参考にしてみてください。
① 加入してよかったこと
・パグ / 4歳(加入時:11ヵ月)
・ヨークシャテリア / 4歳(加入時:1歳)
・柴犬 / 5歳(加入時:11ヵ月)
・チワワ / 11ヵ月(加入時:11ヵ月)
加入してよかったと回答してくれた飼い主さんの多くが、
- 躊躇なく病院に行ける
- 治療費の自己負担が減って助かる
- 保険があるという安心感がある
と、このように感じているようです。
また、保険請求を利用したことのない方の半数以上が、「もったないとは感じない」という結果となりました。
② 解約した理由
・柴犬 / 1歳(解約時:11ヵ月)
・ミックス犬 / 10歳(解約時:4歳)
保険の解約や変更理由としては、
- 保険金の請求方法が面倒
- 保険料が高い
といったアンケート結果となりました。
③ ペット保険に加入しない理由
・柴犬 / 15歳
・雑種 / 9歳
・ビーグル / 8歳
・雑種 / 10歳
加入しないと回答してくれた飼い主さんの多くが、
- どの保険がいいのかわからない
- 愛犬が健康だから
- 保険料が高い
- 高齢になったら検討する
と、このように感じているようです。
ペット保険の種類は多く、『保険料が安い』『治療費100%補償』『窓口清算』といった好みの商品を選ぶことができます。
「ペット保険の選び方がわからない」という人は、「【簡単チャート表】失敗しないペット保険の選び方とは?補償内容と保険料のバランスが大事!」の記事も参考にしてみてください。
ペット保険に関するQ&A
ここでは、ペット保険に関する疑問を3つほどご紹介していきます。
Q.月々の保険料はどれくらい?
ペット保険にかかる月々の保険料は、平均4,149円となっています。
その中でも、治療費の70%を負担してくれる『補償割合70%』や、通院でも保険金がおりる『通院補償』を選択している飼い主さんが多いようです。
Q.どんな治療も補償してもらえるの?
保険会社によって異なりますが、一般的に補償対象外の病気や治療は以下の通りです。
<補償対象外の病気や治療>
・既往症や先天性異常
・予防接種などの予防に関する費用
・歯科治療
・妊娠関連
・去勢や避妊手術
など
その他にも、保険を請求する際の文書料や、健康診断などにかかる費用も対象外となります。
Q.いつ頃加入するのがおすすめ?
若いころに発症した病気が原因で、ペット保険に加入できない・条件付きでの加入となってしまう可能性もあるので、元気なうちから加入するのがおすすめです。
また、新規で加入できる年齢の制限もあるので、遅くても老化が表れやすい7~9歳頃まで加入しておくと安心です。
まとめ
今回はペット保険の必要性についてご紹介いたしました。
①高額な治療費の負担を抑えられる
②治療の選択肢が増える
③便利なサービスや特約を付帯できる
愛犬のもしもの時に、「金銭の問題で必要な治療が受けられない…」ということにならないように、無理のない保険料・必要な補償を含むペット保険への加入を検討してみてください。
コスパの良い保険が知りたい方は「ペット保険は安いところで大丈夫?安くて補償が充実した厳選保険TOP5」をご覧ください!