ペットとして人気のトイプードルは、可愛いだけでなく「毛が抜けない」「匂いが少ない」といった、飼いやすさからも人気を集めています。
しかし、ペットショップやブリーダーなど、購入場所によって価格がまちまち…。
「相場はどれくらいなの?」
「安くなっている子は健康にリスクがあるの?」
という方のために、安心してトイプードルをお迎えできるように、価格の違いや相場についてご紹介していきます!
トイプードルの生涯にかかる費用についてもまとめたので、購入前の参考にしてください。
ペットとして人気のトイプードルは、可愛いだけでなく「毛が抜けない」「匂いが少ない」といった、飼いやすさからも人気を集めています。
しかし、ペットショップやブリーダーなど、購入場所によって価格がまちまち…。
「相場はどれくらいなの?」
「安くなっている子は健康にリスクがあるの?」
という方のために、安心してトイプードルをお迎えできるように、価格の違いや相場についてご紹介していきます!
トイプードルの生涯にかかる費用についてもまとめたので、購入前の参考にしてください。
※本記事は2024年10月までの情報を参考に作成しています。※本記事はINUNAVIが独自に制作しています。メーカー等から商品の提供や広告を受けることもありますが、コンテンツの内容やランキングの決定には一切関与していません。※本記事で紹介した商品を購入するとECサイトやメーカー等のアフィリエイト広告によって売上の一部がINUINAVIに還元されます。
トイプードルの価格は、30万円前後が相場となっています。
しかし、条件によって15万円~100万円以上とかなりの価格差があるので、“何が違うの…?”と不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
どのようにトイプードルの価格が設定されているのか、6つの条件を確認していきましょう!
価格が高い毛色は、人気カラーと希少カラーの2種類。
・人気カラー『アプリコット』『レッド』『クリーム』
・希少カラー『シルバー』『ブラウン』
通常よりも、5~10万円程度価格が高くなる傾向にあります。
価格が高い毛質は、トイプードルの魅力であるヘアアレンジのしやすさがポイント。
・柔らかすぎずしなやか
・量が多い
通常よりも、2~5万円程度価格が高くなる傾向にあります。
毛質にあったカットが楽しめるので、あまり気にしなくて大丈夫!それよりも、毛玉になりやすい犬種なので、1~2日に1回のブラッシングできれいにしてあげましょう。
男の子に比べると、女の子の方が3~10万円程度高い傾向にあります。
一般的にこのような理由があげられますが、性格やサイズは個体差があるので、以下のメリットを踏まえて、好みの性別を選んでみてはいかがでしょうか。
・男の子…ヒート(生理)がないので、いつでも旅行やお出かけを楽しめる。
・女の子…将来子どもを産ませることができる。
子犬の方が価格が高いので、生後2ヵ月がもっとも高い時期に設定され、中には100万円以上の高値が付く子もいます。
生後4~5ヵ月頃から徐々に価格は下がり、販売の見切りをつけられる1歳頃になると、10万円以下まで値下げされます。
では、最終的に売れ残ってしまった子はどうなってしまうのでしょうか?
実は…売れ残った子の多くが、繁殖用・動物実験の業者に売却されたり、保健所に連れていかれて処分される運命をたどります。
子犬の時期も可愛いですが、しつけや食事など付きっきりでお世話をする必要があるので、生活リズムが整った年齢の高い子も検討してみてはいかがでしょうか。
トイプードルの価格が3~10万円程度高くなる、見た目の基準がいくつかあります。
体格 |
成犬時体高24cm程度(通常26~28cm) |
歯並び | 受け口や出っ歯といったかみ合わせの不具合がない |
マズル (鼻先から口までの部分) |
短め(成犬時3cm程度) |
目の形 | まん丸 |
マズルや目の形は、元のトイプードルを人気の形に品種改良しています。
原型はマズルが長く、アーモンドのような形の目(アーモンドアイ)をしているので、正規のブリーダーでは原型の方が高く販売されています。
その理由は、量産型の販売店のように“ 売れればいい ”のではなく、正しいトイプードルの形を大切にしているから。
逆に、たまたま原型とは違う子が生まれた場合は、人気の外見でもペットショップより安く販売されていることがあります。
血統書とは、特定の団体によって発行される『戸籍』のようなものです。
<血統書で証明される内容>
・純血である
・スタンダードの姿である
・祖先犬の情報
さらに両親がドッグショーで優秀な成績を収めると、チャンピオンの称号が与えられ、子犬の価格が数十万円~数百万円高くなります。
ただし、繁殖者が正しい申請をしていることが前提となりますので、ドッグショーに出すなどの理由がない限りこだわる必要はありません。
遺伝性の疾患を抱えている場合は、相場よりも10万円前後安くなります。
疾患を記載していない場合もありますが、ペットショップなどの登録業者は『ペットの健康状態』『ワクチン接種の有無』などを、きちんと説明する義務があります。
購入前に、先天性の病気の有無・親犬の病歴についてしっかりと確認を行い、トラブルを防ぐようにしましょう。
トイプードルの価格は、先ほどご紹介した条件以外にも、購入場所によって価格が異なります。
トイプードルの価格 | |
ブリーダー | 20万円~120万円 |
ペットショップ | 15万円~80万円 |
保護施設 | 2万円~10万円 |
正しい繁殖を行う正規のブリーダーは、犬の体調なども考慮しながら、無理な出産は行いません。
さらに、チャンピオン犬などの子犬が産まれることもあるので、ペットショップに比べると価格が高くなることがあります。
しかし、犬への愛情を持ったブリーダーがいる一方で、ペットショップに卸している悪徳ブリーダーが問題となっています。
繁殖のために飼育されている犬たちは、
・狭いケージの中で飼育
・最低限の餌のみ
・糞尿を放置
・爪や毛は伸び放題
・病気になっても放置
・散歩に連れて行ってもらえない
このような劣悪な環境で、生涯を終える子がいるということを、目を背けないで知ってほしいのです。
全てのブリーダーやペットショップが悪ではありませんが、多くの犬たちが劣悪な環境を強いられていることは事実です。
負の連鎖を断ち切るためにも、まずは一度、保護犬の施設に訪れてみてはいかがでしょうか。
あなたを待っているワンちゃんと出会えるかもしれません。
犬の購入価格だけでなく、生涯にかかる費用を把握して、最後まできちんと飼うことができるかを判断することが大切です。
トイプードルの生涯にかかる費用について、各項目ごとに確認していきましょう。
トイプードルの生体価格以外に、以下の表の項目が初期費用としてかかります。
内容 | 費用 |
犬の登録 | 3,000円 |
狂犬病予防接種 | 3,500円 ※発行手数料込み |
ワクチン接種 | 1万5,000円~3万円 ※初年度のみ3回分 |
健康診断 | 3,000円~2万円 |
生活用品 | 2万円~5万円 |
合計 | 4.5万円~10万円 |
さらに、『避妊・去勢手術』を行う場合は、2万円~5万円の費用が必要となります。地域によっては補助金がもらえるので、お住まいの市町村に確認してください。
トイプードルをお迎えする前に必要な生活用品は以下の通りです。
<生活用品一覧>
□ドッグフードやミルク・食器
□ケージやサークル・キャリーバッグ・ベッドや毛布
□トイレ・トイレシート
□首輪やハーネス・リード
□ブラシやコーム
□おもちゃ
また、子犬を飼う時に必要な費用については、こちらの記事を参考にしてみてください。
一般ペットフード協会※¹によると、小型犬の生涯(寿命14歳で計算)にかかる費用は186万4,155円となっています。
では、どのような項目に年間いくらぐらいかかっているのでしょうか?
内容 | 費用 |
狂犬病ワクチン(年1回) | 3,500円 |
ワクチン(年1回) | 5,000円~1万円 |
健康診断(年1回) | 3,000円~2万円 |
ノミダニ薬(1年分) | 1万5,000円~2万円 |
フィラリア薬(8ヵ月分) | 5,000~1万円 |
ドッグフード(ドライタイプ) | 3万6,000円 ※¹の中央値より算出 |
おやつ | 1万2,000円 ※¹の中央値より算出 |
消耗品 | 2万円~5万円 |
トリミング | 4万円~10万円 ※1~2ヵ月に1回の場合 |
合計 | 14万円~26万円 |
※¹参考:一般ペットフード協会『犬 生涯必要経費』
ドッグフードがのタイプが、ウェットフードや療養食の場合はさらに費用がかかります。2倍以上かかることもあるので、シニア期は合計額に「+5万円~10万円」程度見積もっておくと安心です。
アニコム損保※²の調査によると、小型犬のケガや治療にかかった費用は年間4万2,287円となっています。
トイプードルがかかりやすいケガや病気を例に、手術でどれくらいの費用がかかるのかも確認しておきましょう。
病名 | 治療期間 | 合計治療費 |
外耳炎 | 3~4週間 | 1万円前後 |
骨折 | 2~数ヵ月 | 30万円前後 |
白内障 | 一生涯 | 40万円~100万円+月々の目薬代 ※片目・両目で金額が異なる |
犬の治療費は全額負担となるので、ペット保険に加入していると“ もしもの時 ”に安心です。
ペット保険の年間相場は49,789円となっていますが、補償内容や加入できる年齢が保険会社により異なります。
ペット保険について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご確認ください。
ブログカード:https://inunavi.plan-b.co.jp/pet-hoken-recommended/
※²参考:アニコム損保『ペットにかける年間支出調査 2019』
トイプードルの相場は30万円前後で、条件によって価格が変動します。
①毛色や毛質
②性別
③年齢
④外見
⑤血統書の有無
⑥健康面
小型犬の生涯にかかる費用は、少なくとも186万4,155円となっており、医療費がかかるとさらに高額になります。
犬を飼う前に、「もしもの時に十分な治療を受けさせてあげられるのか」ということも検討しておくといいでしょう。
トイプードルを家族に迎えると決めた時は、最後まで愛情いっぱいに育ててあげてくださいね♪
※記事で紹介されている商品を購入すると、売上の一部がINUNAVIに還元されることがあります。メーカー等の依頼による広告にはPRを表記します。
※掲載されている情報は、INUNAVIが独自にリサーチした時点の情報を掲載しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
執筆者
ペットライター歴6年。トイプードルのおばあちゃんを愛でる毎日。ワンちゃんとの生活の中で「困ったな」「どうしよう」「大丈夫かな」といった不安な気持ちがすっきりするように、わかりやすい文章でお伝えしたいと思います!