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チワワの相場は?|平均は約28万円だが、価格高騰で100万円を超えるケースも
人気犬種であるチワワはブリーダーやペットショップで扱われる頭数が多く、その分値段も幅広くなります。ブリーダーサイトのみんなのブリーダーによると、チワワの平均価格は約28万円、最低価格は7万円、最高価格は65万円(※)です。
近年はペットブーム、ブリーダー減少などさまざまな要因で大きく犬の値段が上がっており、10年ほど前と比べるとまったく価格が違います。なかには100万円を超えるケースも見られ、理想の子を選ぶとかなり高価になることもあるでしょう。
※2022年9月24日時点の情報
極小チワワは高い?|小さいほど人気があり、値段も上がる傾向
チワワはもともと「超小型犬」と言われることが多い犬種ですが、ここ数年で体重が1kgほどのさらに小さなチワワが増加。「極小チワワ」「ティーカップチワワ」「ミニチワワ」「マイクロチワワ」など、さまざまな名称で呼ばれています。小さいほど人気で、値段も上がりやすい傾向があります。
しかし、それらは正式な犬種として認められたものではなく、大きく成長することも少なくありません。また心臓や関節があまり強くないチワワの場合、極端に体が小さいと病気のリスクが増すことも考えられます。あえて小さな子を選ぶかどうかは、慎重に判断するのが良いでしょう。
ミックス犬の相場は?|頭数が少なく、チワワよりも高価になりやすい
近年はミックス犬の人気が高く、小さなチワワのミックスは特に人気です。しかし、チワワよりも圧倒的に販売されている子犬の数が少なく、入手が難しい場合もあります。チワワのミックス犬の価格と特徴を解説します。
種類による大きな差は見られないが、チワワより値段の幅が狭い
みんなのブリーダーに掲載されているミックス犬の値段を調査したところ、以下のような結果になりました。種類による価格の大きな違いは見られませんでしたが、人気の高いチワックス・チワプーは他と比較すると掲載頭数が多めでした。
しかし、上記の2犬種でも需要に対する頭数は不足しているため、チワワよりも値段が下がりにくいと考えられます。チワワのように60万円を超える子犬はいないものの、同様に10万円以下で購入できる子犬も掲載されていませんでした。
名前 |
平均価格(税込) |
掲載頭数 |
チワックス |
310,636円 |
39頭 |
チワプー(プーチー) |
296,300円 |
25頭 |
ポメチワ |
281,281円 |
16頭 |
ペキチワ(ペチワ・ペキチー) |
260,714円 |
7頭 |
チワマル(マルチワ・マルチワワ) |
286,800円 |
5頭 |
そのほか、チワワのミックス犬には「チワ柴」「チワブル」「パグチワ」などがいますが、いずれも頭数は少なめです。飼いたいミックス犬がいる場合は、入手の難易度も事前によく調べましょう。
ミックス犬の見た目や大きさは、成長しないとわからない
ミックス犬は、どちらの犬種が強く出るのか、どのくらいの大きさになるかなどが成長するまでわかりません。小さい犬が良いのであれば、ミックス犬ではなくチワワを選ぶほうがおすすめです。ブームが数年続き、名前が定着しつつあるミックス犬も多くいますが、未だデータが少ない犬種ばかりです。病気の傾向もわかりづらいので、その点を理解したうえで飼うべきでしょう。
なお、ミックス犬については以下の記事で詳しく解説しているので、こちらも参考にしてください。
人気のミックス犬ランキングTOP50!可愛い全95種類・購入方法も紹介【2023年最新調査】
毛の長さ・毛色による違いは?|人気があるほど高価になりやすいが、目立った違いはなし
チワワは毛の長さがロング・スムースの2種類あり、毛色のバリエーションも非常に豊富です。毛の長さと色で、値段がどう変わるのか解説します。
ロング・スムースで大きな違いはないが、人気が高いのはロング
チワワは毛の長さでロングコートチワワ・スムースコートチワワに分けられ、ロングのほうが人気が高い傾向があります。みんなのブリーダーによると、両者の価格は以下の通りです。
長さ |
ロング |
スムース |
平均価格 |
約28万円 |
約30万円 |
最高価格 |
約65万円 |
約55万円 |
最低価格 |
約7万円 |
約15万円 |
掲載頭数 |
539頭 |
111頭 |
※2022年9月24日時点の情報
平均価格に大きな差はありませんが、最高価格はロングのほうが高いことがわかります。その他の要素にも大きく影響されるので一概には言えませんが、人気のロングのほうが値段が上がりやすいでしょう。
一方で最低価格はスムースのほうが高め。ロングは取り扱い頭数が多いことで、価格が下がってしまう子犬も多いと考えられます。
珍しい毛色は頭数が少ないが、価格が跳ね上がるわけではない
チワワは毛色の種類がとても多い犬種で、以下のようなカラーがあります。
■チワワの毛色
ブラック
ホワイト
チョコレート
クリーム
フォーン
レッド
ブルー
セーブル
ブリンドル
イザベラ
みんなのブリーダーを参考に各色の平均価格を調査したところ、以下のような結果になりました。
色 |
平均価格 |
対象頭数 |
ブラック |
258,667円 |
3頭 |
ホワイト |
444,400円 |
15頭 |
クリーム |
317,617円 |
48頭 |
レッド |
308,296円 |
27頭 |
フォーン系 |
323,358円 |
110頭 |
セーブル系 |
323,421円 |
19頭 |
ブラックタン系 |
312,117円 |
116頭 |
チョコタン系 |
385,462円 |
26頭 |
ブルー系 |
357,733円 |
15頭 |
イザベラ系 |
393,400円 |
10頭 |
マール系 |
377,857円 |
7頭 |
ブルー・マール・イザベラは珍しく頭数が少ない毛色ですが、だからといって値段が大きく上がるわけではありません。珍しい子犬よりも、人気が高い子犬のほうが高価と言えるでしょう。
その他の要素は?|月齢・見た目のほか、サービスも大きなポイント
大きさや毛の長さ・色のほか、以下の要素も値段に影響します。見た目だけでは判断できない点も多いので、正しい知識を身につけたうえでどの子を迎えるか決めてください。
■チワワの価格を決める要素
月齢
オス・メス
血統書の有無
親犬
販売時期
販売地域
保証・アフターサービス
月齢が低い子犬と、メスの値段が高い傾向
月齢が低いほど高価になりやすく、一般的に生後3ヶ月を過ぎると値段が下がっていきます。見た目の問題だけでなく、ペットショップに長時間いることでストレスが溜まったり、十分に運動ができなかったりすることがデメリットになるためです。
また、メスのほうが体が小さくおとなしいことが多いので人気が高く、高価な傾向があります。
親犬の状態や血統書の有無も価格に影響する
親犬の要素は子犬に強く遺伝するので、親犬の見た目や病気の有無も価格を左右します。同様に、血統書(血統証明書)の有無でも価格が変わるケースがあります。
血統書は人間で言う戸籍謄本のようなもので、原則として3代前の祖先(曾祖父母)までの情報が記載されています。出生がはっきりした純血のチワワであることがわかり、ショーでの受賞歴なども確認できますが、血統書がなくても普段の生活で困ることはありません。こだわりがなければ、無理に血統書つきのチワワを飼うことはないでしょう。
需要が高く、販売価格が上がる時期もある
以下の時期は犬を買う人が多く、販売価格が上がる傾向があります。
■子犬の販売価格が上がる時期
年末年始
春休み・夏休み
ゴールデンウィーク・シルバーウイーク
クリスマス
ボーナスシーズン
需要が高い時期を避ければ多少低い値段で購入できる可能性がありますが、子犬を迎えるタイミングは重要。手がかかる時期にしっかりとお世話できるよう、飼い主の時間に余裕があるときに飼い始めましょう。
病気の際の保証やその他のアフターサービスもチェック
購入後、一定の期間内で病気になったり、亡くなってしまったりした際の保証がつく場合があります。遺伝子検査を実施しているペットショップもあり、そのような要素によっても値段が変わります。
チワワは水頭症・パテラなど、子犬の時期に発症しやすい病気が多数あります。また、販売している時点でペコや斜視などがある犬も少なくありません。現時点での健康には問題がないと確認されたうえで販売されていますが、生体保証はつけておくべきものと言えます。安さを優先せず、保証・サービスが充実した購入先や子犬を選ぶべきでしょう。
■ペコ(大泉門開存)
頭蓋骨が未発達であることで、上部に穴が空いた状態を指す。多くは成長にともなって生後3ヶ月ごろまでに塞がるが、頭蓋骨がドーム状であるチワワは、成犬になっても空いたままのケースがよく見られる。
購入場所はどこがいい?|ブリーダー・ペットショップを比べて合う方を選ぶ
ブリーダーとペットショップ、どちらで購入すべきか迷う方もいるでしょう。ブリーダーから直接購入したほうが諸経費がかからず安い傾向がありますが、自分で子犬の見極めを行わなければいけないというデメリットも。
同様に、ペットショップにもメリットとデメリットがあるので、両者を比較したうえで自分に合った購入先を選びましょう。
購入先 |
ペットショップ |
ブリーダー |
価格 |
△ かかっている経費が 価格に反映される |
○ 直接購入なので 経費が少なく安い傾向 |
足の運び やすさ |
○ 足を運びやすい |
△ 予約やアクセスなど でハードルが高い |
親犬の チェック |
△ 直接見ること はできない |
○ 直接見られる |
親や兄弟と 離れる時期 |
△ 早め |
◯ 遅め |
グッズ 購入 |
○ 一緒に購入できる |
× 購入できない |
柴犬に対する 専門性 |
△ 柴犬に特化している わけではない |
◯ 柴犬専門ブリーダー は専門性が高い |
保証・ サービス |
○ 比較的充実している |
△ ペットショップに比べ ると充実していない |
子犬の 見極め |
○ バイヤーが選んだ子犬 が店舗に並んでいる |
△ 自分で見極める 必要がある |
ブリーダーのメリット・デメリット
ブリーダーから購入する場合は、ペットショップよりも価格が低い傾向があります。しかし、予約が必要だったり、犬舎がアクセスしづらい場所にあったりと、見学のハードルは高めです。また、特に犬の知識が乏しい初心者は、ブリーダーとやり取りをしながら良い子犬を見極めるのが難しいでしょう。
■ブリーダーの比較
※2022年9月21日時点の情報
ブリーダーは価格を掲載していない場合が多く、その他の情報もブリーダーと直接やり取りして確認することが前提です。また、チワワのブリーダーはSNSのみで情報発信をしているケースがあるので、慣れていない方やアカウントを持っていない方はご注意ください。
ペットショップのメリット・デメリット
ペットショップはブリーダーよりも価格が高くなりやすいものの、バイヤーが選んだ犬が店頭に並び、保証やアフターサービスも充実しています。特に子犬の見極めに慣れていない初心者は、ペットショップがおすすめです。
ただし、子犬が店舗に移動したあとにどのような環境で生活しているかはチェックすべきです。店員ともよく話をして、大きなストレスが溜まっていないか、発育不良になっていないかなどを確認しましょう。
■ペットショップの比較
飼育費用は?|毎月約3万円+数万円の医療費としつけ代を想定しておく
アニコム損害保険株式会社の調査によると、犬の飼育にかける年間費用は平均約34万円(※)で、月に換算すると約3万円です。しかし、前述のとおり心臓や関節が弱いうえ、水頭症を発症する子も少なくないので、多くの医療費がかかります。また子犬は接種するワクチンが多く体調も崩しやすいので、飼い始めはさらに費用がかかります。
また、チワワは留守番が苦手で、吠えや噛みつきも多い犬種です。ペットシッターやしつけ教室の費用(相場は1時間3,000〜30,000円ほど)も想定しておいたほうが良いでしょう。
※PR TIMES,アニコム損害保険株式会社「ペットにかける年間支出調査 2020」
チワワってどんな犬?|怖がりだが愛情深い、メキシコ生まれの小さな犬
小さな体と愛らしい目で人気のチワワですが、大変怖がりで、あまり扱いやすい犬種ではありません。特に初めて犬を飼う場合は、性格や飼い方をきちんと確認し、自分がイメージする飼い方ができるかをチェックしてください。
チワワの基本情報
チワワはメキシコ原産の犬種で、名前はメキシコの「チワワ州」に由来しています。世界最小の純血種と言われており、アステカ文明の時代から人間に飼われていた「テチチ」と呼ばれる小型犬がルーツです。
日本でブームが起こったのは20年ほど前ですが、長い歴史のある犬種です。
チワワの性格
チワワはとても臆病で不安になりやすい性格の犬です。その分吠えや噛みつきが多いので、初心者には扱いが難しい面もあります。
しかし、飼い主のことが大好きなので、こちらがきちんと愛情を注げばとてもなついてくれます。正しくコミュニケーションを取ることで、よいパートナーになれるでしょう。
チワワの飼い方・しつけ
飼い主と離れるのが苦手なので、長時間の留守番は避けてください。子犬の頃から十分にコミュニケーションを取り、散歩・お出かけなどでさまざまなものに触れさせないと、問題行動が多い犬になってしまいます。
チワワの性格やしつけの仕方は、以下の記事で詳しく紹介しています。参考にして、チワワとの生活をイメージしてください。
チワワの性格は?飼い方・毛色・子犬の値段・寿命や病気を解説【ドッグトレーナー監修】
チワワの寿命・病気
アニコム損害保険株式会社の調査によると、チワワの平均寿命は13.7歳(※)。目立って長生きする犬種ではありませんが、20歳近くまで生きる場合も少なくありません。一方で、チワワは心臓弁膜症・気管虚脱・パテラなどかかりやすい病気が多く、丁寧なケアが必要です。
チワワの寿命や病気については以下の記事で詳しく解説しているので、こちらもぜひお読みください。
チワワの寿命は短い?健康で長生きしてもらうための6つのポイントを紹介
※PR TIMES,アニコム損害保険株式会社「犬の平均寿命を調査」
まとめ
チワワの相場価格の平均は約28万円です。しかし、高価な場合は100万円を超えるケースもあります。近年はペットの価格が高騰しており、かなりの費用がかかるものと考えておきましょう。極小チワワなどの小さなチワワは特に高価な傾向がありますが、大きく成長する可能性もあるため購入は慎重な判断が必要です。また、チワワのミックス犬も人気がありますが、頭数が少なく値段が下がりにくいので安く手に入れるのは難しいでしょう。
被毛については、ロングとスムース、毛色で大きな違いはありませんが、人気のものが高価になりやすいと言えます。そのほか、月齢が低いことやメスであること、血統書つきであること、保証が充実していることなど、価格が上がる要素は多数あります。
チワワは見た目に反して吠えや噛みつきが多く、病気も多い犬種。価格を比較する前に、まずは最後まで責任を持って飼えるかどうかをよく考えましょう。そして、価格はあくまで判断基準の一つなので、高い・安いにとらわれて子犬を選ぶのは良くありません。疑問があれば販売元に値段の設定理由を確認し、どのような要素にお金を払うべきかをしっかりと判断してくださいね。
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