※本記事は2024年10月までの情報を参考に作成しています。※本記事はINUNAVIが独自に制作しています。メーカー等から商品の提供や広告を受けることもありますが、コンテンツの内容やランキングの決定には一切関与していません。※本記事で紹介した商品を購入するとECサイトやメーカー等のアフィリエイト広告によって売上の一部がINUINAVIに還元されます。
ドッグフードはかゆみ対策のひとつ!食事以外の対策も並行しよう
犬の健康な皮膚環境は食事中のタンパク質や脂質によってつくられるため、皮膚の負担へ配慮されたドッグフードを与えることはかゆみ対策の一環になります。
しかし、かゆみの原因に合った適切な治療とスキンケア、清潔な生活環境の整備を同時に行わなければかゆみは無くなりません。
食事にこだわることは愛犬の健康維持のために大切ではありますが、ドッグフードでできるかゆみ対策は、あくまでも「かゆみが起きづらい体づくりをする」という認識でいましょう。
それでは、まずはかゆみ対策向きドッグフードとはどのような栄養バランスのものであり、どういった種類があるのかを解説していきます。
かゆみに配慮された栄養バランスとは
かゆみ(皮膚の負担)に配慮された栄養バランスとは、一般的に、良質なタンパク質や亜鉛などを適度に含み、必須脂肪酸のバランスと量が調整された食事のことを言います。
タンパク質は犬の皮膚や被毛の主要な構成成分であるため、摂取率の良さが期待できる良質なタンパク質を使用しているものが理想的です。
そして、そのタンパク質を合成するために必要な亜鉛や、皮膚を外部刺激から守るために働く「バリア機能」を維持するための必須脂肪酸(オメガ6・オメガ3)も重要です。
これらの栄養素は通常、総合栄養食のドッグフードを与えていれば補うことができます。
しかし、体質により皮膚に異常が起きやすい犬や、高温多湿、乾燥などの何らかの原因で愛犬の皮膚に異常が起きているときには、皮膚の健康維持に必要な栄養素が強化されたドッグフードを与えることが良い状態へ導く近道となることがあります。
特に、食事中のオメガ3脂肪酸の配合量を増やしたり、合わせて乳酸菌や抗酸化成分などの健康維持に役立つ成分を積極的に補えるような特徴のフードが多いです。※今回の調査の結果
かゆみ対策向きドッグフードは、主に2種類ある
かゆみ対策に向いているドッグフードには、「皮膚用の食事療法食」と「皮膚の健康に配慮した総合栄養食」があります。
どちらも、前述したようなかゆみ対策向きの栄養バランスになっていますが、大きな違いは獣医師の指導の必要性です。
「皮膚用の食事療法食」は、ペットショップやネットで購入することもできますが、皮膚に特化した栄養バランスになっているため、安心して使うには獣医師の指導のもと与える必要があります。
独断で与えてしまうと、「太ってしまった」「お腹を壊しやすくなった」などかえって健康を損なうことにもなりかねません。
指導が必要なぶん、かゆみへのアプローチについては科学的データがあるものが多く、愛犬に合えば良さを実感しやすいでしょう。
一方で「皮膚の健康に配慮した総合栄養食」は、獣医師への相談なしに飼い主さんの判断で与えることができます。
かゆみ対策としての科学的データはないものがほとんどですが、皮膚の健康を意識した成分を与えられることは確かです。
かゆみの状態に合わせて愛犬のフードを選ぼう
愛犬のかゆみが長引いているときや、皮膚環境が特に良くないと感じる愛犬は、皮膚用の食事療法食についてかかりつけの獣医師へ相談してみましょう。
愛犬の状態によっては、食事療法食が適さないこともありますが、より最適な食事のアドバイスをもらえることもあります。
また、かかりつけ医から食事に関する指導が特にない犬や、繰り返しやすいかゆみへの備えには、皮膚の健康に配慮された総合栄養食から試してみるのがおすすめです。
この後、犬の管理栄養士の私が厳選したおすすめのかゆみ対策向きドッグフード(食事療法食7選・総合栄養食3選)を紹介しますが、愛犬のかゆみの原因が食物アレルギーであると分かっている方は以下の記事をチェックしてみてください。
【獣医師監修】犬のアレルギーや皮膚トラブル対策におすすめのドッグフードランキング29選
【獣医師監修】低アレルギードッグフード9社厳選!犬の食物アレルギー対策におすすめの餌は?
かゆみ対策向きドッグフードおすすめ10選
愛犬の皮膚の健康のために何かしてあげたい!という飼い主さんへ向けて、人気や実績があり、良質なフードであると犬の管理栄養士の私が判断したおすすめのかゆみ対策ドッグフードを紹介します。
なお、この記事で紹介するドッグフードに皮膚病の予防や改善の効果があると保証するわけではありません。かゆみで悩む犬でも健康維持しやすい栄養バランスかどうかという観点で紹介しています。
※食事療法食に関しては、必ずかかりつけの獣医師へ相談のうえ与えるようにしてください。
商品画像 |
商品名 |
最安値 |
種類 |
1日あたり(円) |
主原料 |
カロリー |
|
ロイヤルカナンジャポン
セレクト
スキンケア
ドライ |
価格:2,200円
容量:1kg
|
食事療法食 |
213円 |
米、七面鳥 |
387kcal/100g |
|
日本ヒルズ・コルゲート株式会社
ヒルズ
プリスクリプション
ダイエット
ダーム ディフェンス
ドライ |
価格:3,520円
容量:1kg
|
食事療法食 |
351円 |
トウモロコシ、米 |
375.6kcal/100g |
|
フォルツァ10社
アクティブライン
デルモアクティブ
(皮膚・被毛) |
価格:2,750円
容量:800g
|
食事療法食 |
378円 |
ポテト、魚粉 |
347kcal/100g |
|
株式会社マッシュルーム
・デザイン・スタジオ
犬心 皮膚サポート+ |
価格:4,396円
容量:1.3kg
|
食事療法食
・
総合栄養食 |
333円 |
生魚、生豚肉 |
80kcal/100g |
|
自然の森製薬 株式会社
みらいのドッグフード
特別療法食A
(皮ふ・アレルギー用) |
価格:6,600円
容量:1kg
|
食事療法食 |
739円 |
生肉(鹿、馬、魚) |
334kcal/100g |
|
株式会社エテルノ
Dr.宿南のキセキのごはん
犬用食事療法食
GF皮膚の健康ケア |
価格:5,610円
容量:1kg
|
食事療法食 |
525円 |
カンガルー肉 |
400kcal/100g |
|
ハッピードッグ社
ハッピードッグVET
スキンプロテクト
(皮膚ケア) ドライ |
価格:3,234円
容量:1kg
|
食事療法食 |
339円 |
米粉、
ライスプロテイン |
356.5kcal / 100g |
|
株式会社バンガード
インターナショナル
フーズ
ナチュラルハーベスト
スキン&コート |
価格:220円
容量:100g
|
総合栄養食 |
243円 |
ターキーミール
、玄米 |
338kcal / 100g |
|
ペットキュリアン社
GO! SOLUTIONS
皮膚+被毛ケア
ダック |
価格:1,762円
容量:800g
|
総合栄養食 |
226円 |
ダックミール、
オートミール |
364.9kcal / 100g |
|
会社名
N&D キヌア
スキン&コート
(皮膚被毛健康サポート)
ベニソン 成犬用 |
価格:2,930円
容量:800g
|
総合栄養食 |
388円 |
シカ肉、乾燥シカ |
353,4kcal / 100g |
【食事療法食】ロイヤルカナン セレクトスキンケア ドライ|参考価格:2,200円 / 1kg
コスパの良い療法食を試してみたい方に!
ロイヤルカナンセレクトスキンケアは、愛犬の皮膚のバリア機能の低下に配慮して、必須脂肪酸の量やバランスを調整し、健康維持に欠かせない強力な抗酸化成分を多数配合した食事療法食です。
また、米や七面鳥を主原料に、加水分解された鶏肉などもプラスして、消化性の高い食材を使用することで腸内環境を良好に保ちます。
ロイヤルカナンでは、他にも小型犬の皮膚の健康維持のために作られた「スキンケア小型犬用」「スキンケアパピー小型犬用」などが販売されており、愛犬に合わせて選びやすいのも特徴です。
取扱いのある動物病院が多いうえにそこまで高価ではないので、安定した品質とコスパの良さを求める方はまずチェックすべき療法食でしょう。
1日あたりの価格
※5kgの去勢済成犬に与える場合 |
213円 |
原産国 |
ポーランド |
原材料 |
米、七面鳥、加水分解タンパク(鶏、七面鳥)、動物性油脂、大豆油(オメガ3系およびオメガ6系不飽和脂肪酸源)、ビートパルプ、マリーゴールドエキス(ルテイン源)、アミノ酸類(DL-メチオニン、タウリン)、乳化剤(グリセリン脂肪酸エステル)、ミネラル類(Cl、Na、K、Zn、Ca、P、Fe、Mn、Cu、Se)、ビタミン類(コリン、E、C、B12、ビオチン、パントテン酸カルシウム、A、ナイアシン、B6、B1、B2、D3、葉酸)、保存料(ソルビン酸カリウム)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリーエキス) |
成分 |
タンパク質20.0 %以上、 脂質12.0 %以上 、 粗繊維1.8 %以下、 灰分6.7 %以下、 水分10.5 %以下 |
カロリー |
387kcal/100g |
原材料や成分を全て表示する
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1kg / 2,480円 楽天で詳細を見る
1kg / 1,706円
【食事療法食】ヒルズ プリスクリプション・ダイエット ダーム ディフェンス ドライ|参考価格:3,520円 / 1kg
環境物質に反応してしまうデリケートな愛犬に!
ダームディフェンスドライは、花粉やハウスダストなどの環境にある物質が皮膚の負担となってしまう犬のためにつくられた食事療法食です。
長年ドッグフード業界を牽引する最新の栄養学と技術を用いたヒルズ独自の成分が、皮膚に栄養を与えて愛犬のかゆみへアプローチ。化学的データに基づくレシピを試してみたいという方に最適です。
またヒルズからは、環境物質に加えて食物に対しても過敏に反応してしまうよりデリケートな愛犬でも試しやすい「オールスキンバリア」が販売されています。
併発しやすいふたつのアレルギーに悩む愛犬や、アレルギー対策も心がけたい飼い主さんは合わせてチェックしてみてください。
1日あたりの価格
※5kgの去勢済成犬に与える場合 |
351円 |
原産国 |
チェコ |
原材料 |
トウモロコシ、米、トリ肉(チキン、ターキー)、コーングルテン、トリ肉エキス、全卵、植物性油脂、亜麻仁、動物性油脂、ビートパルプ、魚油、ポークエキス、ミネラル類(カルシウム、ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、セレン、亜鉛、ヨウ素)、乳酸、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、アミノ酸類(タウリン、トリプトファン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)、リポ酸、ローズマリー、クローブ油、ウコン抽出物、グレープフルーツ抽出物 |
成分 |
タンパク質 22.6 %、脂質 16.7 %、炭水化物(NFE) 53.9 %、粗繊維 1.6 %、カルシウム 0.73 %、リン 0.58 %、カリウム 0.84 %、ナトリウム 0.28 %、マグネシウム 0.083 %、ビタミンC 113 ppm、ビタミンE 891 IU/kg、オメガ3脂肪酸 1.65 %、オメガ6脂肪酸 4.45 %
※乾物値 |
カロリー |
375.6kcal/100g |
原材料や成分を全て表示する
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1kg / 4,109円 楽天で詳細を見る
1kg / 3,650円
【食事療法食】フォルツァ10アクティブライン デルモアクティブ(皮膚・被毛)|参考価格:2,750円 / 800g
配合食材の品質にもこだわる方におすすめ!
フォルツァ10アクティブラインは、イタリアの獣医師が開発したグレインフリーの食事療法食です。愛犬の皮膚の健康維持のために、加水分解したタンパク質(ニシンを使用)とアロエなどの植物から得られる栄養素に注目して配合しています。
また、食材はすべて抗生物質やホルモン剤、遺伝子組換え作物不使用のものを厳選し、残留化学物質を極力排除するよう努めているので、消化を妨げるリスクのある食材や添加物は極力避けたいという方には特におすすめです。
小粒タイプと中粒タイプがあるため、愛犬の食べ方や好みに合わせて選ぶことができます。
1日あたりの価格
※5kgの去勢済成犬に与える場合 |
378円 |
原産国 |
イタリア |
原材料 |
[通常粒]ポテト・魚粉(ニシン21%以上)・コーン油・魚油・ビートパルプ・ミネラル(Ca・P・Na・K・Mg・Zn・Fe・Se・I・Cl・S・Cu)・BioMOS(マンナンオリゴ糖)・FOS(フラクトオリゴ糖)・ユッカシジゲラ・コリン・DLメチオニン・ビタミン(A・D3・E・PP・ビオチン・B12・パントテン酸・B2・B6・葉酸・B1・βカロチン )・銅アミノ酸キレート・ローズマリー(酸化防止剤として使用)
[AFS]加水分解された魚蛋白・加水分解されたポテト・ミネラル類(炭酸カルシウム・リン酸二塩基)・ごぼう・アロエベラ・クロフサスグリ・ゼニアオイ・Omega3 |
成分 |
粗タンパク質 26%以上、粗脂肪 13%以上、粗灰分 8%以下、粗繊維 2.5%以下、水分 9%以下
ビタミンA 15.100UI/kg、ビタミンD3 998Ul/kg、ビタミンE 200mg/kg、ビタミンC 20mg/kg、カルシウム 1.53%、リン 0.91%、ナトリウム 0.18%、マグネシウム 0.13%
Omega3 1.2%、Omega6 302mg/kg、ごぼう 154mg/kg、アロエベラ 116mg/kg、クロフサスグリ 94mg/kg、ゼニアオイ 56mg/kg |
カロリー |
347kcal/100g |
原材料や成分を全て表示する
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800g / 2,700円 楽天で詳細を見る
800g / 2,300円
【食事療法食・総合栄養食】犬心 皮膚サポート+|参考価格:4,396円 / 1.3kg
国産無添加※で愛犬にやさしく寄り添いたい方に!※化学合成成分無添加
犬心皮膚サポート+は、ヒューマングレードの食材と化学合成成分不使用にこだわったナチュラルな国産の療法食です。
自然素材にこだわってはいますが、皮膚の健康を保つために重要なオメガ3脂肪酸の含有量は他社の療法食と比較しても比較しても劣らず※、免疫維持成分として名高いハナビラタケや冬虫夏草なども配合しています。※今回の記事作成にあたり独自調査した結果
低温乾燥での製造やオイルコーティング不使用など品質へのこだわりが多く、また総合栄養食の基準も満たしているため、健康なうちから与えて皮膚のゆらぎやすい時期に備えることも可能です。
1日あたりの価格
※5kgの去勢済成犬に与える場合 |
333円 |
原産国 |
日本 |
原材料 |
生魚、生豚肉、生馬肉、大麦、玄米、サツマイモ、雑節(魚)粉、ココナッツ、ホエイ、ひまわり油、コーンミール、煎りゴマ、グレインガム、乾燥おから、ハナビラタケ、緑茶、りんご、ビール酵母、LPS、冬虫夏草、海藻粉末、L-リジン、安定型ビタミンC、カルシウム粉末、DL-メチオニン、乳酸菌群
※生魚はタラをメインに旬の青魚などを混ぜて活用 |
成分 |
粗蛋白質30%以上、粗脂肪12%以上、粗繊維4%以下、粗灰分5%以下、水分8%以下 |
カロリー |
380kcal/100g |
原材料や成分を全て表示する
公式サイトで詳細を見る
1.3kg / 4,396円
【食事療法食】和漢みらいのドッグフード 特別療法食A(皮ふ・アレルギー用)|参考価格:6,600円 / 1kg
健康維持成分の豊富さを重視する方に!
みらいのドッグフードは、鹿や馬の生肉を主原料に89種類もの和漢植物を配合した国産の療法食です。
若々しい健康な皮膚を保つために必要な抗酸化作用のあるベリー類や、アガリクス、田七人参、プロポリスといった免疫維持成分まで、古くから注目されている健康維持成分が幅広く配合されています。
そのため原材料表記が細かくアレルゲン管理をしたい方には不向きですが、皮膚をはじめとする体全体の健康維持に役立つ成分を与えることが可能です。
1日あたりの価格は739円と最高値ですが、お得な購入制度があるため最大約22%オフとなる歯磨きパウダー付き定期割引は要チェックでしょう。
※公式サイトには「獣医師の指導のもと与えるように」という記載はありませんが、総合栄養食ではないためかかりつけの獣医師に事前に相談することをおすすめします。
1日あたりの価格
※5kgの去勢済成犬に与える場合 |
739円 |
原産国 |
日本 |
原材料 |
生肉(鹿,馬,魚),大麦,玄米,国産雑節,サツマイモ,ヤシ,胡麻,菜種油,ビール酵母,和漢植物【ユーグレナ(ミドリムシ),オルニチン,セルロース,イヌリン,フランス海岸松,紫イペ,スリッパリーエルム,ネムノキ,菩提樹,アロエベラ,カノコソウ,ハトムギ,桑の葉,甜茶,甘茶,コーンシルク,サラシア,ツリガネニンジン,陳皮,スピルリナ,黒豆,バイキセイ,麻(ヘンプ),ザクロ,ローヤルゼリー,大棗(ナツメ),延命草,プロポリス,菊花,ケイヒ,ウコン,八角,当帰の葉,紅花,クコの実(ゴジベリー),田七人参,朝鮮人参,霊芝,冬虫夏草,ハナビラタケ,アガリクス,チャーガ(シベリア霊芝),山伏茸,タモギタケ,メシマコブ,マイタケ,オトギリソウ,ノコギリヤシ,クランベリー,板藍根,シロキクラゲ,DHA,亜麻仁,アンゼリカ,山芋,吉野葛,ウコギ葉,カミツレ,ドクダミ,大麦若葉,ガジュツ,サンシシ,生姜,キャッツクロー,サンザシ,ハス胚芽,ガラナ,モリンガ,ギムネマ葉,ゴカヒ,ウラジロガシ,MSM,ギョクチク,グアバ葉,クロガリンダ,アスタキサンチン,菊芋,ノニ果実,クマザサ,ケロッコパウダー,コラーゲン,緑イ貝,ブルーベリー】サチャインチオイル(耐熱性オメガ3脂肪酸),海藻(フコイダン),乳酸菌,オリゴ糖/グルコサミン,アルギニン,ロイシン,イソロイシン,バリン,リジン,メチオニン,タウリン,ビタミン類(B群,A,E,K),ミネラル類(亜鉛,銅) |
成分 |
粗蛋白質22.1%、粗脂肪7.6%、粗繊維5.0%、粗灰分6.0%以下、水分10.0%以下、 |
カロリー |
334kcal/100g |
原材料や成分を全て表示する
公式サイトで詳細を見る
1kg / 6,600円
【食事療法食】Dr.宿南のキセキのごはん 犬用食事療法食 GF皮膚の健康ケア|参考価格:5,610円 / 1kg
食いつきが気になる愛犬におすすめ!
Dr.宿南のキセキのごはんは、低アレルギーの肉であるカンガルーを主原料にしたグレインフリーの国産療法食です。
新鮮なピュアオイルを採用し、良質なタンパク質を吸収しやすい形で補えるように製造法を工夫するなどして、皮膚の健康に配慮しています。
また、21種類もの乳酸菌を配合するなど、健やかな毎日に欠かせない腸内の健康維持にも力をいれたレシピです。
獣医師開発の添加物を控えめにした療法食として、楽天やAmazonで人気が高く、食いつきにも定評がある※ようですが、高カロリーのため給餌量はしっかりと守るようにしましょう。
※記事作成にあたり口コミを調査した結果
※公式サイトには「獣医師の指導のもと与えるように」という記載はありませんが、総合栄養食ではないためかかりつけの獣医師に事前に相談することをおすすめします。
1日あたりの価格
※5kgの去勢済成犬に与える場合 |
525円 |
原産国 |
日本 |
原材料 |
カンガルー肉(天然)、魚(天然)、タピオカ(芋)、鶏肉、オリーブ油、大豆、動物性油脂、酵母、焙煎大豆、麹、海藻、クマザサ(天然)、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、クロール、ナトリウム、亜鉛)、アミノ酸類(グリシン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、E、D、パントテン酸Ca、ナイアシン、葉酸)オリゴ糖、乳酸菌(21種類) |
成分 |
粗蛋白 29%以上、粗脂肪 10%以上、粗繊維 6%以下、粗灰分 9%以下、水分 11%以下 |
カロリー |
400kcal/100g |
原材料や成分を全て表示する
Amazonで詳細を見る
1kg / 5,980円 楽天で詳細を見る
1kg / 5,610円
【食事療法食】ハッピードッグVET スキンプロテクト (皮膚ケア) ドライ|参考価格:3,234円 / 1kg
ウェットタイプも選べて与えやすさ◎!
スキンプロテクトは、皮膚炎や過度な脱毛などのある犬の健康維持のために、ドイツの獣医師が開発した食事療法食です。
動物性タンパク質にベニソンとサーモンという低アレルギーで嗜好性も高い食材を使用したグルテンフリーのレシピになっています。
特に中型〜大型の愛犬は、直径約12〜16mmの大きめの粒で食べごたえも感じられそうです。
また、スキンプロテクトはウェットタイプも販売されているので、食いつきが良い療法食をお探し方や、皮膚の健康維持に良いトッピングをお探しの方にもおすすめです。
1日あたりの価格
※5kgの去勢済成犬に与える場合 |
339円 |
原産国 |
ドイツ |
原材料 |
米粉、ライスプロテイン*、サーモンミール(12%)、ベニソンプロテイン*(10%)、ひまわり油、牛脂、キャロット*、セルロース、加水分解レバー、菜種油、塩化カリウム、塩化ナトリウム、亜麻仁、チコリパウダー(0.15%)、イースト抽出物*(0.02%)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビオチン、Dパントテン酸カルシウム、ナイアシン、ビタミンB12、葉酸、ビタミンC)、ミネラル類(鉄、銅、亜鉛、マンガン、ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)、その他栄養素(L-カルニチン)、天然由来トコフェロール(酸化防止剤として)(*乾燥) |
成分 |
粗タンパク質 – 24.0 %以上、粗脂肪 – 12.5 %以上、オメガ6脂肪酸 – 3.50 %、オメガ3脂肪酸 – 0.40 %、粗繊維 – 3.5 %以下、粗灰分 – 8.0 %以下、粗炭水化物 – 43.0 %、水分 – 9.0 %以下、カルシウム – 1.50 %、リン – 0.90 %、カリウム – 0.70 %、ナトリウム – 0.35 %、マグネシウム – 0.07 %、リノール酸 – 3.20 %、EPA+DHA – 0.10 % |
カロリー |
356.5kcal / 100g |
原材料や成分を全て表示する
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4kg / 10,340円 楽天で詳細を見る
1kg / 3,234円
【総合栄養食】ナチュラルハーベストスキン&コート|参考価格:220円 / 100g
子犬からシニアまで健やかな皮膚の維持に!
スキン&コートは、皮膚や被毛に必要な栄養素をしっかりと摂取できるよう、必須脂肪酸やビタミン、ミネラルを強化した総合栄養食です。
主原料には人も食べられる基準で厳選した良質なターキーを採用し、うるおいある皮膚環境へ導くプラセンタも配合しています。
子犬からシニアまで与えられる栄養バランスなので、皮膚の健康に気をつけたい犬種や多頭飼いの方にもおすすめです。
※2024年8月に正式に発売予定です。2024年5月現在では、先行販売サイズの100gパックのみ(100g×30パックあり)購入することができます。
1日あたりの価格
※5kgの去勢済成犬に与える場合 |
226円 |
原産国 |
アメリカ |
原材料 |
ターキーミール、玄米、オートミール、鶏脂肪(ビタミンEで酸化対策済)、ビートファイバー、エムファイバー、亜麻仁、酵母分解チキンエキス、サーモンオイル、ホエイプロテイン、ビール酵母、海塩、塩化カリウム、タウリン、クエン酸、フラクトオリゴ糖、ローズマリー、L-トレオニン、ブルーベリー、クランベリー、月見草油(低温圧搾)、ビタミンC、塩化コリン、グルコサミン塩酸塩、コンドロイチン硫酸塩、セレン酵母、キレート亜鉛、ビタミンE、マンナンオリゴ糖、ベータカロテン、豚プラセンタ、DL-メチオニン、キレート鉄、塩化カリウム、セレン酸ナトリウム、キレート銅、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、キレートマンガン、リボフラビン、ビタミンA、ビオチン、硝酸チアミン、ビタミンD3、塩酸ピリドキシン、ビタミンB12、葉酸、ヨウ化カルシウム、フェシウム菌、カゼイ菌、プランタルム菌、酸化防止剤(ローズマリー抽出物) |
成分 |
粗タンパク質27.0%以上 、粗脂肪13.0%以上、 粗繊維4.0%以下、 粗灰分8.0%以下、 水分10.0%以下 |
カロリー |
338kcal / 100g |
原材料や成分を全て表示する
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300g / 500円
【総合栄養食】GO! SOLUTIONS 皮膚+被毛ケア ダック|参考価格:1,762円 / 800g
良質なカナダ産の使いやすい総合栄養食!
GO!は、皮膚のかゆみやカサカサした肌に悩む愛犬の健康維持のためにつくられた、グルテンフリーの総合栄養食です。
新鮮なダックを主原料に、ココナッツ油やサーモン油といった皮膚の健康維持に良い複数のオイルをバランスよく配合しています。
オメガ3脂肪酸の配合量はそこまで多くありません※が、ビオチンやタウリンなど皮膚を健やかに保つ成分は多数配合されています。※今回の記事作成にあたり独自調査した結果
単一タンパク質なので愛犬の口に入るものをしっかりと管理したい場合でも選びやすく、また内容量も800gから最大が9.98kgもあるので犬種や飼育頭数を問わず使いやすいでしょう。
1日あたりの価格
※5kgの去勢済成犬に与えるとして算出 |
243円 |
原産国 |
カナダ |
原材料 |
ダックミール、オートミール、全粒玄米、全粒オーツ麦、ダック生肉(骨抜き)、キャノーラ油、リンゴ、ナチュラルフレーバー、ココナッツ油、リン酸二カルシウム、サーモン油、フラックスシード、塩化ナトリウム、乾燥チコリ根、キヌア、塩化カリウム、塩化コリン、ニンジン、クランベリー、ビタミン類(ビタミンEサプリメント、L-アスコルビン酸-2-ポリリン酸塩(ビタミンC源)、ナイアシン、d-パントテン酸カルシウム、ビタミンAサプリメント、硝酸チアミン、リボフラビン、β-カロテン、ビタミンB12サプリメント、ビオチン、塩酸ピリドキシン、ビタミンD3サプリメント、葉酸)、ミネラル 類(タンパク質キレート亜鉛、タンパク質キレート鉄、タンパク質キレートマンガン、タンパク質キレート銅、セレン酵母、ヨウ素酸カルシウム)、乾燥ラクトバチルス・アシドフィルス発酵生成物、乾燥エンテロコッカス・フェシウム発酵生成物、タウリン、L-リジン、ユッカシジゲラ抽出物、乾燥ローズマリー、酸化防止剤(ミックストコフェロール) |
成分 |
タンパク質22%以上、脂質12%以上、粗繊維4%以下、灰分8.5%以下、水分10%以下、カルシウム1.3%以上 リン1.0%以上 オメガ6脂肪酸1.6%以上 オメガ3脂肪酸0.3%以上、プロバイオティクス90,000,000 CFU/lb 以上(アシドフィルス菌・フェシウム菌) |
カロリー |
364.9kcal / 100g |
原材料や成分を全て表示する
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800g / 1,958円 楽天で詳細を見る
800g / 1,762円
【総合栄養食】N&D キヌア スキン&コート(皮膚被毛健康サポート)ベニソン 成犬用|参考価格:2,930円 / 800g
低アレルギーラインアップが多数!
N&Dは、イタリアのフェデリコ2世ナポリ国立大学の動物栄養学部との共同開発により誕生した、皮膚被毛の健康に配慮したグレインフリーの総合栄養食です。
動物性タンパク質を鹿肉のみに限定し、ココナッツやアロエなどの皮膚を健やかに保つ食材と、栄養満点のスーパーフードであるキヌアを配合しています。
同シリーズに「ニシン」「ダック」などの他のラインアップもあるので食べられる食材が限られる愛犬でも選びやすいうえ、食べ飽き防止としてローテションするのもおすすめです。
1日あたりの価格
※5kgの去勢済成犬に与える場合 |
388円 |
原産国 |
イタリア |
原材料 |
シカ肉、乾燥シカ、エンドウ豆デンプン、ニシン油、キヌア、亜麻仁、ココナッツ、ウコン、イヌリン、フラクトオリゴ糖、酵母抽出物、オオバコ、乾燥ビール酵母、グルコサミン塩酸塩、コンドロイチン硫酸、アロエベラゲル濃縮物、緑茶抽出物、ローズマリー抽出物、アミノ酸類(DL-メチオニン、タウリン、L-カルニチン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸、コリン、ベータカロテン)、ミネラル類(ナトリウム、カリウム、クロライド、カルシウム、リン、鉄、銅、亜鉛、マンガン、セレン)、酸化防止剤(植物油抽出トコフェロール) |
成分 |
タンパク質23.00%以上、脂質12.00%以上、粗繊維2.80%以下、灰分7.90%以下、水分9.00%以下、DHA0.20%以上、EPA0.10%以上、カルシウム1.10%以上、リン0.90%以上、オメガ6脂肪酸2.20%以上、オメガ3脂肪酸0.40%以上、グルコサミン1200mg/kg以上、コンドロイチン硫酸900mg/kg以上 |
カロリー |
353.4kcal / 100g |
原材料や成分を全て表示する
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800g / 4,249円
自宅でできるドッグフード以外の4つのかゆみ対策
飼い主さん自身が自宅で行えるかゆみ対策は主に4つあります。
- 食事管理(保存や給餌量)
- スキンケア(保湿とシャンプー)
- 清潔な住環境環の整備
- サプリの使用
皮膚のかゆみは季節によって繰り返すことも多く、すでに多くの対策を実践している飼い主さんも多いと思いますが、基本の対策として治療と並行しながらトータル的に愛犬の生活を管理できているかどうかチェックしてみてください。
①食事管理(保存方法や給餌量)
かゆみ対策の食事管理とは、適切な方法でフードを保存し、できるだけ酸化を防ぐこと、そして愛犬の体重や活動量、ライフステージに合う給餌量を与えることを言います。
ドッグフードは開封後、空気に触れると徐々に配合されている油が酸化していき、消化器や皮膚に悪い影響を与えます。
せっかく皮膚の健康に配慮されたドッグフードを選んでも、酸化してしまえば逆効果ということです。
特にオメガ3脂肪酸のような健康に役立つ油は酸化しやすいという特徴があるため、やや割高でもできれば2周間以内に食べ切れるサイズを購入し、開封後は袋ごと密封容器に入れたり、小分けにして密封保存するなどの工夫をしましょう。
【獣医師監修】ドッグフードの酸化って何?酸化について注意点を解説
また、愛犬に与えるドッグフードの量が適切ではない場合、栄養の過不足が起きて健康な皮膚環境が整いません。
主食であるドッグフードは適正量を与え、おやつやトッピングや過剰なサプリで栄養バランスが崩れないように注意しましょう。
■ドッグフードの給餌量計算機
以下の空欄に愛犬のデータを入力して、適正な給餌量を算出してみましょう。
※小数第2位以下は切り捨てられます
結果はこちら↓
■愛犬の1日あたりのドッグフードの量
■愛犬の1日あたりに必要なカロリー
kcal
また、おやつやトッピングは上記の愛犬の1日に必要なカロリー量の10%〜20%程度までに抑えるようにしてください。
②スキンケア(保湿とシャンプー、または入浴)
かゆみが起きづらい皮膚環境を保つためには、適切な頻度で行うスキンケア(保湿とシャンプー、または入浴)は特に重要です。
愛犬の皮膚の状態により最適な保湿剤は異なりますが、皮膚のバリア機能を維持するためにかゆがる部位を適度に保湿すると良いとされています。
また、かゆみのある部位を掻いたり、噛む・舐めるなどによって細菌が繁殖しやすい環境をつくってしまうため、シャンプーで体を洗い、すすぎ残しや生乾きや乾燥のしすぎがない清潔な状態にすることも大切です。
犬によっては週1〜3回程度のシャンプーが推奨されることもあるので、自宅での頻回なシャンプーが負担な方は、適宜動物病院やトリミングサロンを利用すると良いでしょう。
スキンケアの頻度や使用するアイテムは、愛犬の状態に合わせたベストな物を選べるように、かかりつけの獣医師に相談してみてください。
③清潔な住環境の整備
繰り返すかゆみや季節によって悪化するかゆみには、愛犬の住環境を清潔に保つことも重要です。
愛犬が過ごすケージや部屋、寝具、よく遊ぶおもちゃ、食器、首輪やハーネスなどは特にこまめに掃除して清潔にしましょう。
■住環境の整備の例
- 床はフローリング
(滑り対策のカーペットは防ダニ加工のもの)
- 空気清浄機の使用
- ソファは合皮張りにする
- 愛犬が寝る布団や毛布は防ダニ加工のもの
(難しければ毎日洗濯できるバスタオルなどに変更)
など
愛犬の体にかゆみが起きる理由がハウスダストや花粉などの環境物質に対しての過敏な反応である場合も多いため、できる限り家の中からアレルゲンを取り除いてあげることが大切です。
④サプリメントの使用
愛犬のかゆみ対策として、乳酸菌などの腸内環境を良好に保つ成分が配合されたサプリメントを与えることもおすすめです。
腸内環境を整えることで免疫力が維持され、愛犬が本来持っているかゆみの原因と戦う力を保ちやすくなります。
サプリメントはスキンケアや清掃の対策とは異なり必ずしも与えなければならないわけではありませんが、動物病院でも皮膚病の治療の補助的な役割のひとつとしてサプリを取り扱う獣医師もいるようです。
ただし、与える際はそのサプリで栄養が過剰にならないか注意しなければなりません。特に食事療法食を与えている場合はサプリが不要である場合もあるので、事前に獣医師に確認するようにしましょう。
■INUNAVIおすすめ皮膚の健康維持用サプリ3選
※スクロールしてご覧ください。
犬の皮膚のかゆみに関するQ&A
ここからは、犬の皮膚の「かゆみ」についてのよくある質問に獣医師監修のもとお答えします。
皮膚のかゆみが出やすい犬種は?
皮膚のかゆみの原因にもよりますが、遺伝的に皮膚病に気をつけたい犬種があります。
■花粉やハウスダストなど環境物質によるかゆみ注意したい犬種
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア、ゴールデン・レトリバー、柴犬、フレンチ・ブルドッグ、パグ、ボストン・テリア、ミニチュア・シュナウザー、ヨークシャー・テリア、ラブラドール・レトリバーなど
■皮脂の過剰や不足によるかゆみに注意したい犬種
ジャーマン・シェパード、アイリッシュ・セター、ドーベルマン、ダックスフンド、アメリカン・コッカー・スパニエル、ラブラドール・レトリーバー、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア、シー・ズー、バセット・ハウンド、秋田犬など
また、トイプードルやチワワ、ダックスフンドなどの日本国内の人気犬種は、飼育頭数が多いためアレルギーを持つ犬も多く見られます。
しかし、好発犬種が見られない皮膚の病気も多く、すべての犬がかかる可能性があるため、日頃から生活習慣に気をつけて皮膚の健康維持に務めましょう。
かゆみ対策用ドッグフードに替えたらどのくらいで皮膚環境が整う?
愛犬の状態や新しいフードとの相性にもよりますが、犬の皮膚の正常なターンオーバーは21日といわれているため、皮膚環境が整うまでには最低でも3週間以上、1〜2ヶ月はかかると言われています。
ドッグフードの変更と同時に、症状を抑える適切な治療やスキンケアを並行して行うことで、皮膚をより良い状態へと導くことができるでしょう。
ドッグフードが原因で痒みが出ることもある?
ドッグフードが痒みの原因になることもあります。
その場合に考えられるのは、食べているドッグフードの原材料のどれかにアレルギー反応を起こしているか、ドッグフードの栄養バランスが体質に合っていない(脂質の摂りすぎや偏り)かです。
ドッグフードの原材料のどれかにアレルギーを起こしているのであれば、今食べているものと全く異なる原材料のフードを与えてアレルゲンを探り、アレルゲンを避ける生活をすればかゆみを抑えることができるでしょう。
栄養バランスの場合は、まず以下を参考に体型にあった脂質量のフードを選べているか確認してみてください。
■愛犬の体型と推奨される脂質量
愛犬が肥満気味 | 低脂質(脂質の数値が10%以下程度)がおすすめ |
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愛犬が健康体型 | 低〜中脂質(脂質の数値が14%以下程度)がおすすめ |
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愛犬が痩せ気味 | 高脂質(脂質の数値が14%以上程度)がおすすめ |
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愛犬に適切な量の脂質を与えられていないと感じたら、ドッグフードの変更を検討してみましょう。
ドッグフードに配合されているアレルギーを起こしやすい原材料は?
ドッグフードによく使用される原材料の中で、一般的に犬に多いアレルゲンとして報告されている食材は、牛肉・乳製品・小麦・豚肉・鶏肉・鶏卵・ラム肉・大豆です。※参考
しかし、アレルギーを起こす食材はその犬の食歴や遺伝などが関係するため、一頭一頭異なります。
ドッグフードに配合されている低アレルギーの原材料は?
一般的に、低アレルギーな食材としてドッグフードに使われる原材料は、動物性タンパク質であれば鹿肉・馬肉・魚(サーモンやタラなど)、炭水化物であればさつまいも・豆類などです。
しかし、愛犬がアレルギーを起こす食材には個体差があるため、低アレルギーといわれる食材に反応してしまう犬もいます。
また、低アレルギー食材である新奇タンパク源(珍しいタンパク源)の中には、嗜好性があまり高くないものや、ドッグフードとして安定供給が難しいものもあります。
愛犬のアレルゲンを避けることができるならば必ずしも低アレルギー食材である必要はないので、視野を広く持って愛犬の食事を選んであげましょう。
【飼い主さんインタビュー】実際に良かった愛犬のかゆみ対策を大公開
INUNAVI編集部では、愛犬の体のかゆみとうまく付き合って生活している2人の飼い主さんへインタビューを実施し、どのような皮膚のお悩みを抱えているのかや、実際に力を入れているかゆみ対策などをうかがいました。
①フレンチブルドッグ ひじきくんのケース
愛犬データ
名前:ひじきちゃん(フレンチブルドッグ・オス・1歳)
皮膚のお悩み:かゆみ、フケ、湿疹、脱毛など
実施中のかゆみ対策:清掃、シャンプー、ドッグフード、飲み薬、予防薬(ノミ・ダニ)
食物アレルギーの疑いあり。特定のタイミングで起きやすい別の皮膚トラブルも
ひじきちゃんは、以前食べていたドッグフードでよくお腹を壊すようになってしまい、病院を受診したところ全身に湿疹や脱毛が見られたそうです。
そこで血液検査を実施し、食物アレルギーに対応した療法食や薬用シャンプーを試すことになりました。
調子は落ち着いたものの、お留守番が長くストレスが溜まってしまった時や、シャンプーをして1週間程度経過した時、食べたものとの相性が悪かった時などは、皮膚のバリア機能の低下からくるかゆみやフケ、湿疹などが出ることもあるため、気になったときは、その都度病院を受診しているそうです。
食事管理は徹底的に。またシャンプーにも力を入れている
ひじきちゃんの飼い主さんは、かゆみ対策として清掃から食事、スキンケアまでしっかりと網羅していますが、お話を聞いた際には、特に食事管理とシャンプーに力を入れて取り組んでいることが感じられました。
■食事管理
主食:療法食「ダイエティクス アレルゲンセレクトカット」
与え方:体重管理のために大根などの野菜をトッピング(かかりつけの獣医師に相談の上実施)
おやつ:鹿肉や馬肉のもの。あまり色々なものはあげない
■スキンケア
シャンプー剤:動物病院処方の薬用シャンプー
頻度:自宅で週1回
ひじきちゃんは食いしん坊な性格だそうですが、体重管理や皮膚のためにも与えるものを限定しています。
また、シャンプーは週に1度行うことで良い状態をキープできるようになったため、しっかりと行うようにしているそうです。
そのほか、毎日ラバーブラシでブラッシングをし、皮膚の状態を観察することを欠かさないようにされています。
②イタリアングレーハウンド HANAちゃんのケース
愛犬データ
名前:HANAちゃん(イタリアングレーハウンド・メス・8歳)
皮膚のお悩み:赤み、かゆみ、にきびのようなできもの、背中の毛が薄い
実施中のかゆみ対策:清掃、シャンプーや拭き取り、ドッグフード、塗り薬、予防薬(ノミ・ダニ)
皮膚の悩みは常に。できるだけ愛犬の体にやさしい治療を選ぶ
HANAちゃんは、7歳のころ飼い主さんの家族となりましたが、その頃からすでに手足や体に赤み、かゆみ、にきびのようなできものなどがあり、背中の毛も一部薄いところがありました。
特定の状況で悪化することがあるわけではなく、足裏や趾間の赤みなど、常になんらかの皮膚の悩みがある状態だということです。
動物病院で治療薬を試したこともあるそうですが、HANAちゃんへの体の負担を考え、治療は長期的に続けなければならない飲み薬ではなく、塗り薬を選択されました。
かゆみで手足を舐めているところを見かけたときは、無理に止めたりせずに、今は仕方ないと見守って、HANAちゃんが落ち着いた時に薬を塗ってあげるようにしていますと話してくださいました。
美味しくて体に良いご飯と、飼い主さんのマッサージで良い変化が!
HANAちゃんの飼い主さんも、かゆみ対策として清掃から食事、スキンケアまでトータル的にサポートしていますが、特に食事とマッサージに力を入れて取り組んだところ、皮膚の状態に違いを感じたそうです。
■食事管理
主食:「POCHI ザ・ドッグフード」、飼い主さんの手作りご飯
与え方:旬のお魚(熊野灘でとれたお魚ごはん)や馬肉、鹿肉、牛肉など(ペットクール)をトッピングする
■マッサージ
種類:筋膜リリース
頻度:毎週
POCHIのドッグフードは食いつきが良く、うんちのニオイなども落ち着いてHANAちゃんにとって良いことがたくさんあったので与えているそうですが、フードに飽きないよう、また美味しいものを食べてさせてあげたいという思いから手作りやトッピングも実施しているそうです。
特にお魚の栄養は皮膚の健康維持に良いと実感しているのだとか。
また、筋膜リリースのマッサージで体のめぐりを良くしてあげることもやって良かった対策として教えてくださいました。
実際に皮膚の悩みを繰り返しやすい愛犬のサポートをしている飼い主さんのお話は参考になりますよね。取材にご協力くださったひじきちゃん、HANAちゃん、ありがとうございました!
まとめ
この記事では、ドッグフードがかゆみを起こしづらい体づくりに役立つことを解説し、犬の管理栄養士の私が厳選したかゆみ対策向きのおすすめドッグフード10選を紹介しました。
愛犬のかゆみ対策はドッグフードだけでできるものではなく、スキンケアや清掃やサプリメントの使用など、トータル的に愛犬の生活を管理してあげることが大切です。
皮膚の悩みは見た目にも辛く、長引くことも多いので、できる限りのサポートをしてあげましょう。
■かゆみ対策向きドッグフードのまとめ
- 健康な皮膚環境には、タンパク質・亜鉛・必須脂肪酸(オメガ6とオメガ3)の補給が特に大切
- 皮膚用の食事療法食は市販もされているが、事前に獣医師に相談したうえで与える
- 皮膚の健康に配慮した総合栄養食は飼い主さんの判断で与えられるが、化学的根拠はない
- ドッグフードは酸化を防ぐ管理をしっかりと行い、適切な量を与える
- 頻回な保湿と適度な頻度のシャンプーで皮膚のうるおいと清潔を保つスキンケアも大切
- 愛犬が過ごす場所や愛犬の持ち物を清掃する
- 飼い主さんインタビューでは筋膜リリースマッサージを取り入れている方も
- 遺伝的に皮膚に気をつけたい犬種もいる
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※参考一覧
石岡克己.徳本一義.小田民美.小沼守.堀達也.犬・猫・エキゾチック動物の栄養管理と栄養指導 動物医療従事者のための臨床栄養学. 株式会社エデュワードプレス , 2022 .
国立バイオセンター「コンパニオンアニマルの食物副作用に関する批判的評価トピック(2):イヌとネコの一般的な食物アレルゲン源」(閲覧日:2024/05/13)
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