目次
犬の皮膚に良いドッグフードとは?
犬の皮膚に良いドッグフードとは、皮膚病の原因に合ったレシピのフードです。
わんちゃんの皮膚病は大きく分けて以下の3つに分類することができるため、それぞれに適した栄養を摂ることが健康な皮膚の維持につながります。
■皮膚病の原因
・アレルギー(食べ物、ハウスダスト、植物など)によるもの
・寄生虫(ニキビダニ、ヒゼンダニなど)によるもの
・カビや細菌(真菌、ブドウ球菌など)によるもの
上記のうち、食事を改善することによって予防できるのは食べ物によるアレルギーのみです。
それ以外が原因で起こる皮膚病を食事で予防することはできませんが、症状の改善に役立つ栄養素をドッグフードで補ってあげることは可能です。
それぞれどんなドッグフードがいいのか、原因ごとに解説していきます。
アレルギーが原因の場合
食物アレルギーに対しては、愛犬が反応を起こすアレルゲン(アレルギーの原因になる可能性がある成分)を含まないフードを選ぶことで対策がとれます。
ただアレルギーは以下のように様々な種類があるため、食物が原因ではないことも。
動物病院では「皮膚に問題があるか」「アレルゲンは何か」 などを詳しく調べてもらえますよ。
■主なアレルギーの種類
・アトピー性皮膚炎(吸引性アレルギー)
…原因:ほこりや花粉、ダニ、タバコの煙などの吸引
…症状:強い痒み、フケや抜け毛、皮膚のただれなど。外耳炎や鼻炎を伴うこともある
・食物性アレルギー
…原因:タンパク質が原因。遺伝や食べる回数が多い食物で起こりやすいといわれる
…症状:赤みや痒み。下痢や嘔吐を伴うこともある
・接触性アレルギー
…原因:食器や首輪、シャンプー剤など
…症状:アレルゲンと接した場所に痒みや赤み、脱毛などが生じる
・ノミアレルギー
…原因:ノミに血を吸われた際に出るノミの唾液
…症状:皮膚に痒み。赤い発疹や脱毛が見られることもある
アトピー性皮膚炎を起こしやすい犬種であるゴールデンレトリバーや柴犬、シーズー、ダルメシアン、ウエストハイランドホワイトテリアなどは、皮膚のバリア機能を維持してくれる栄養などを摂取することも大切です。
健康な皮膚のためのフードの詳しい選び方は「犬の皮膚病予防に良いドッグフードの選び方」で説明していますので参考にしてください。
寄生虫が原因の場合
寄生虫が原因の皮膚病は、草むらを散歩したり、ノミやダニに感染した犬・猫との接触などで起こります。
食事で予防することはできないため、万一感染してしまった場合は病院で治療し、皮膚の健康に役立つ成分が配合されたフードで改善をサポートしましょう。
以下は寄生虫が原因の主な皮膚病です。
■寄生虫による皮膚病の主な種類
・疥癬症
…原因:ヒゼンダニに感染した犬や猫との接触
…症状:赤みや激しい痒み。皮膚の荒れやフケが出ることもある
・ニキビダニ症
…原因:多くのわんちゃんがもともと持っているニキビダニが免疫力の低下などで繁殖する
…症状:部分的な脱毛、赤いできもの
・マダニによる寄生
…原因:マダニが棲息しやすい草木の多い場所へ行く
…症状:耳の付け根や足先などに寄生し痒みを伴う
愛犬を寄生虫から守るには病院から処方された予防薬の使用が有効です。特にノミやダニが活発になる春~秋は忘れずに行いましょう。
また毎日のブラッシングや定期的なシャンプーで皮膚や被毛を清潔に保つことも大切ですよ。「Q2.フード以外で皮膚病予防するためのポイントは?」もチェックしてみてください。
カビや細菌が原因の場合
わんちゃんの皮膚にはもともと多くの細菌が存在していますが、様々な原因から菌が異常繁殖し皮膚病にかかってしまうことがあります。
この場合も食事で直接予防することはできませんが、皮膚病が起きにくい体づくりのために、免疫力アップが期待できるフードを選ぶといいでしょう。
カビや細菌による主な皮膚病は以下の通りです。
■カビや細菌による皮膚病の主な種類
・膿皮症
…原因:加齢や免疫力の低下で常在菌が異常に繁殖する
…症状:激しい痒み。赤い発疹が徐々に広がり脱毛や膿がでることもある
・皮膚真菌症
…原因:真菌(カビ)に感染した犬や猫との接触や空気中・地中のカビ
…症状:円形の脱毛、フケのようなカサブタ。痒みはあまりない
またフレンチブルドッグやパグといった顔にしわがある影響で汚れが溜まりやすい犬種は膿皮症にかかりやすいため、食事によるケアだけでなく、こまめに顔を綺麗にしてあげるといった対策も重要です。
犬の皮膚病予防に良いドッグフードの選び方
ここからは、アレルギーやカビなど様々な原因から起こる犬の皮膚病をできるだけ予防をしたいという飼い主さんに向けた、ドッグフードの選び方を紹介していきます。
以下の2つの調査を行い、ドッグフードの選び方を決定しました。
①専門機関の基準を参考にした原材料分析
…原材料を徹底分析するため、国際基準である「AAFCO」と「FEDIAF」の成分基準、表記基準を参考にしました。
②獣医師や専門家への聞き取り調査
…獣医学的知識または、犬に関する情報が正確かを確かめるため、獣医師の監修及びドッグトレーナー、動物病院看護師などの専門家にコメントをもらいました。
調査から導き出した選び方は以下の5つです。
それぞれについて詳しく説明しますね。皮膚の健康維持を目的とした選び方になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
①主原料が良質なタンパク質のもの
健康な皮膚を維持するためには、犬の成長や発達に欠かせない成分であるタンパク質が主原料のフードを選びましょう。
タンパク質には以下のようなメリットがあります。
■タンパク質がおすすめな理由
・皮膚の健康を維持しやすい
…タンパク質は皮膚被毛、臓器など体のあらゆる組織を構成しているため。
・消化吸収がしやすい
…タンパク質は犬にとって消化吸収がしやすいため消化不良を起こしにくい。栄養が皮膚や被毛に行き渡る。
・筋肉の発達が促進される
…筋肉量が増えると代謝が上がり、免疫力のアップにつながる。
タンパク質の原材料表記は「チキン」「肉類(ターキー)」など、使用している肉が明確に分かるものが安心です。
逆に「家禽類」や「肉類(ビーフ等)」など不明確な表記は品質に不安が残るためおすすめできません。
また過剰にホルモン等を与えられた家畜の肉を長期間摂取すると食物アレルギーの発症につながる可能性があるため、家畜の生育方法などもホームページでチェックするとより安心ですよ。
②オメガ3・オメガ6配合のもの
皮膚や被毛の健康を維持するうえで重要な成分であるオメガ3脂肪酸がとオメガ6脂肪酸の両方の表記があるものを選びましょう。
特にオメガ3脂肪酸は炎症を抑え、アトピーやアレルギーの症状の緩和などが期待できるため、フードに含まれる油から積極的に摂取することをおすすめします。
以下のような油はオメガ3脂肪酸を多く含むため、皮膚の健康維持におすすめです。
■皮膚におすすめの油の表記
・サーモンオイル
・亜麻仁油
・月見草オイル
・タラ油
・サンフラワーオイル など
また、ドッグフードに含まれる酸化が進んだ質の悪い油は皮膚病や食物アレルギーを起こすケースもあるため、油の品質を見極めることも重要なポイントです。
原材料表記が「動物性油脂」「動物性脂肪」など不明瞭なものは、質の悪い油が含まれている可能性もあるため品質にこだわりたい方にはおすすめできません。
良質な油を使用しているドッグフードは、原材料に自信があるので何の油を使っているのかハッキリと分かる書き方をしている傾向にあります。
③腸内ケア成分配合のもの
消化・吸収・排泄という重要な働きをする腸のサポートは皮膚病予防にも役立つため、乳酸菌やオリゴ糖などの腸内ケア成分が配合されたフードを選びましょう。
腸内ケア成分を摂取することで以下のようなメリットがあります。
■腸内ケア成分のメリット
・食物アレルギーを予防する
…食物アレルギーはタンパク質をうまく消化できないことが引き金となり発症することもあるため、予防手段として有効
・免疫力が上がる
…腸には体内で最もたくさんの免疫細胞が存在しているため、腸内環境を整えると免疫力が向上する
また腸内には多くの種類の菌が存在しているため、いろいろな種類の腸内ケア成分が配合されているとさらに効果が期待できます。
④アレルギーが起きやすい食材が不使用のもの
わんちゃんによってアレルギー反応が出る食材は異なりますが、皮膚病予防を心がけるのであれば、以下のようなアレルギーが出やすいといわれる食材を把握しておきましょう。
■アレルゲンになりやすい食材
牛肉
とうもろこし
小麦
鶏肉
鶏卵
ラム肉
大豆
乳製品(ホエイ、カゼイン、脱脂粉乳など)
もちろん、上記の食材で絶対にアレルギー反応が起きるというわけではなく、これらの原材料が含まれているフードを食べても、全く平気というわんちゃんはたくさんいます。
ただ、体質によってはアレルギー反応を起こす子もいるため、フードを選ぶ際は念頭に置いておきましょう!
また長年食べて蓄積された食べ物(成分)でもアレルギー反応は起こりやすいため「色んなフードによく含まれている食材」はアレルギーの原因になりやすいといえます。
④無意味な添加物不使用のもの
ドッグフードの中には犬の健康にとって必要が無い人工添加物を配合しているものがあります。
そういった無意味な人工添加物の過剰摂取は、わんちゃんの胃腸に負担をかけ、消化の妨げとなり皮膚病の悪化につながる可能性があります。
以下のような添加物が健康に無意味な人工添加物です。
■無意味な添加物の例
・甘味料(ソルビトールなど)
…原材料の品質がよければ甘味料を入れる必要はない
・着色料(二酸化チタンなど)
…色をはっきりと認識できない犬にとっては無意味
ただしドッグフードに配合されている添加物の多くは臨床結果で犬の健康上に問題ないとされているため、無理に避けたり極端に心配する必要はありません。
ドッグフード132種類を編集部で徹底調査!
以上の選び方を踏まえた上で、皮膚病の予防におすすめできるドッグフードを紹介していきます。
今回いぬなび編集部では、132種類のドッグフードの成分調査やアンケート調査を行い、各商品を100点満点で採点。結果を元に★5段階で評価しました。
①成分調査:80点満点
…主原料がタンパク質【+10点】
…肉の表記がわかりやすく明確【+10点】
…アレルゲンになりやすい食材や添加物が2つ以上で【-5点】※持ち点10点
…オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸のどちらか1種類のみ配合【-10点】どちらも入っていない場合は【0点】※持ち点20点
…油の表記がわかりやすく明確【+10点】
…腸内ケア成分配合【+5点】
②アンケート調査:20点満点
…1~5段階の平均満足度を算出【15点】
…継続年数1年以上なら【5点】
皮膚病やアレルギー予防におすすめドッグフード10選
それでは、皮膚病の予防効果を期待できるおすすめのドッグフードを紹介していきます。
「早いうちから皮膚病対策を考えておきたい」という方はぜひ参考にしてみてくださいね!
1位 ウェルネス穀物不使用 全犬種用 1歳以上用白身魚|1,890円/800g
総評価 :4.56
成分分析 :75点/80点
アンケート結果:16.1点/20点
総合 :91.1点
主原料は魚のグレインフリーフード
1歳以上の成犬を対象にしたウェルネスのグレインフリードッグフードが、見事第一位に輝きました!
米や小麦といったグルテンを含む食材を一切使用していないだけでなく、肉類も一切使用していないため、あらゆる食物アレルギーに対応しているフードです!
「食物アレルギーではないけど、うちの子はグルメで魚しか好まない…」といった場合でも、わんちゃんにも気に入ってもらえる可能性大。皮膚病やアレルギー対策に注目の商品ですよ。
1日あたり | 408円 |
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対応年齢 | 成犬 |
粒の大きさ | 14mm |
サイズ展開 | 800g/1.8kg |
原産国 | アメリカ |
主原料 | 白身魚、じゃがいもなど |
油の種類 | キャノーラ油 |
必須脂肪酸 | オメガ-3脂肪酸:1.25%以上 オメガ-6脂肪酸:2.5%以上 |
腸内ケア | ラクトバチルス・プランタルム、エンテロコッカス・フェシウム、ラクトバチルス・カゼイ※、ラクトバチルス・アシドフィラス |

2位 ロータス グレインフリー アダルト ダック|3,080円/800g
総評価 :4.46
成分分析 :70点/80点
アンケート結果:19.3点/20点
総合 :89.3点
旨みを閉じこめた鴨肉が主原料のフード
1歳以上が対象のロータスのグレインフリーフードは、ダック(鴨肉)を主原料にした高タンパクな商品。
ダックミールが使用されていますが、公式サイトをチェックしたところ粗悪な副産物は使用していないとの説明があるため、高品質なダックを使用したミールであることが分かります。
また、ロータスはオーブンで焼いて旨みを閉じ込める「オーブンベイク製法」という手法を用いて作られています。一粒一粒に旨みが詰まっており、嗜好性も高い商品です。
1日あたり | 740円 |
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対応年齢 | 成犬 |
粒の大きさ | 7㎜〜10㎜ |
サイズ展開 | 800g |
原産国 | カナダ |
主原料 | ダック、ダックミール |
油の種類 | 大豆オイル、オリーブオイル、サーモンオイル |
必須脂肪酸 | オメガ3脂肪酸:0.75%以上 オメガ6脂肪酸:2.5%以上 |
腸内ケア | アシドフィルス菌、ラクティス菌、カセイ菌 |

3位 モグワン|4,356円/1.8kg
総評価 :4.42
成分分析 :70点/80点
アンケート結果:18.4点/20点
総合 :88.4点
人工添加物不使用!栄養豊富な原材料に注目
モグワンは、チキンやサーモンをメインに使用しているグレインフリーのドッグフードです。チキンはイギリス産、サーモンはヨーロッパ産のものを使用しています。
リフレッシュ効果のある成分を含んだココナッツオイルや、ミネラルやオメガ3脂肪酸を含んだ海藻類も原材料として使用されており、栄養豊富な食材がたくさん詰まっているのが特徴です。
人工添加物も使用されていないため「添加物による悪影響が不安…」と感じている飼い主さんにもおすすめです!
1日あたり | 419円 |
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対応年齢 | 全犬種・全年齢対応 |
粒の大きさ | 8〜10㎜ |
サイズ展開 | 1.8kg |
原産国 | イギリス |
主原料 | チキン、サーモン |
油の種類 | ココナッツオイル |
必須脂肪酸 | オメガ3脂肪酸:1.18% オメガ6脂肪酸:1.63% |
腸内ケア成分 | 乳酸菌 |

4位 ナチュラルハーベストプライムフォーミュラ シュープリーム|3,190円/1.59kg
総評価 :4.41
成分分析 :70点/80点
アンケート結果:18.3点/20点
総合 :88.3点
ダイエット中のわんちゃんにもおすすめ!
ナチュラルハーベストのプライムフォーミュラ シュープリームも、グレインフリーのドッグフード。
カロリーが低く、タンパク質を豊富に含んでいるワイルドボアー(イノシシ)を主原料としているため「皮膚病やアレルギー対策だけでなく、ダイエットもさせたい」と考えている飼い主さんにはうってつけです!
1日あたり | 384円 |
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対応年齢 | 成犬、老犬 |
粒の大きさ | 約0.7~1.0mm |
サイズ展開 | 100g/1.59kg |
原産国 | アメリカ |
主原料 | ワイルドボアー、ターキーなど |
油の種類 | 鶏脂肪、タラ肝油 |
必須脂肪酸 | オメガ3脂肪酸:0.3% オメガ6脂肪酸:2.1% |
腸内ケア | プロバイオティクス、(アシドフィルス菌、カゼイ菌、フェシウム菌) |

5位 アカナ レジオナル パシフィカドッグ |6,380円/2kg
総評価 :4.40
成分分析 :65点/80点
アンケート結果 :17.9点/20点
総合 :87.9点
高品質な魚を使用した高タンパクフード!
天然で高品質な素材を使用していることで有名なアカナシリーズ。そのアカナシリーズのひとつであるパシフィカドッグは、ニシンやイワシ、カレイといった魚を使用している魚好きの犬にはぜひおすすめしたいドッグフードとなっています。
ちなみに、すでにアレルギーをもっている場合は、単一タンパク源 (動物性たんぱく質が1種類しか入っていないもの)を採用しているシングルシリーズがおすすめです。
1日あたり | 521円 |
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対応年齢 | 全犬種・全年齢対象 |
粒の大きさ | 13㎜ |
サイズ展開 | 340g/2kg/6kg/11.4kg |
原産国 | カナダ |
主原料 | 新鮮丸ごと太平洋ニシン、新鮮丸ごと太平洋イワシ |
油の種類 | タラ油 |
必須脂肪酸 | オメガ3脂肪酸:2.0% 以上 オメガ6脂肪酸:2.0% 以上 |
腸内ケア | 腸球菌フェシウム |

6位 フィッシュ4ドッグ(ファイネスト)サーモン|3,388円/1.5kg
総評価 :4.35
成分分析 :75点/80点
アンケート結果:12.0点//20点
総合 :87.0点
グレインフリーで無添加!高品質な食材にも注目
フィッシュ4ドッグのサーモン味は、グレインフリーでなお且つ、無添加のドッグフードとなっています。
サーモンのほかに、ミネラルや食物繊維が豊富なポテトも多く含まれているのが特徴です。
サーモンミールが使用されていますが、フィッシュ4ドッグはヒューマングレード(人間が食べられる高品質な商品)となっているため、質の良いミールを使っていることが想定できる点も好印象です。
1日あたり | 409円 |
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対応年齢 | 全犬種・全年齢対応 |
粒の大きさ | 小粒~大粒 |
サイズ展開 | 400g/1.5kg/3kg/6kg/12kg |
原産国 | イギリス |
主原料 | サーモン、ポテト |
油の種類 | サンフラワーオイル |
必須脂肪酸 | オメガ3脂肪酸:1.9% オメガ6脂肪酸:2.9% |
腸内ケア | ビール酵母 |

7位 プラペ ターキー & クランベリー|4,180円/2.0kg
総評価 :4.35
成分分析 :75点/80点
アンケート結果:12.0点/20点
総合 :87.0点
高タンパクで尿路結石予防にも効果的!
プラペのターキー&クランベリーは、ターキー(七面鳥)を多く使用したドッグフードです。ターキーは鶏肉よりも高タンパク。タンパク質を積極的に摂らせたい飼い主さんにもおすすめできます。
また、原材料のひとつであるクランベリーは、尿路系の病気にも効果的といわれているため、皮膚病やアレルギー以外の病気も一緒に予防できるのは嬉しいですね!
1日あたり | 329円 |
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対応年齢 | 全犬種, 全年齢対応 |
粒の大きさ | 5~15mm |
サイズ展開 | 500g/1kg/3kg |
原産国 | イギリス |
主原料 | 七面鳥、サツマイモ |
油の種類 | オメガ3脂肪酸サプリ |
必須脂肪酸 | ー |
腸内ケア成分 | フラクトオリゴ糖、 マンナンオリゴ糖 |

8位 ウェルネスコア(高タンパク質・穀物不使用) 成犬用(1~6歳)オーシャンフィッシュ|2,178円/800g
総評価 :4.31
成分分析 :75点/80点
アンケート結果 :11.1点/20点
総合 :86.1点
主原料は魚のみ!しかも高タンパクなフード!
成犬を対象としたウェルネスコアのオーシャンフィッシュは、高タンパクで消化によい白身魚を使用したグレインフリーのドッグフードです。
今回紹介しているドッグフードの中でも、かなり高タンパクなフードとなっているため「皮膚病やアレルギー対策だけでなく、タンパク質も積極的に摂らせたい」と考えている飼い主さんは必見です!
1日あたり | 481円 |
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対応年齢 | 成犬 |
粒の大きさ | 粒の大きさ |
サイズ展開 | 800g / 1.8kg/5.4kg |
原産国 | アメリカ |
主原料 | 白身魚、ニシンミール |
油の種類 | キャノーラ油 |
必須脂肪酸 | オメガ-3脂肪酸:0.8%以上 オメガ-6脂肪酸:2.0%以上 |
腸内ケア | ラクトバチルス・プランタルム、エンテロコッカス・フェシウム、ラクトバチルス・カゼイ、ラクトバチルス・アシドフィラス |
9位 ソリッドゴールド フントフラッケン|2,926円/3kg
総評価 :4.10
成分分析 :65点/80点
アンケート結果:17.0点/20点
総合 :82.0点
アレルゲンになる可能性が低いラム肉を使用
ソリッドゴールドシリーズのフントフラッケンは、ラム肉を贅沢に使ったドッグフードです。
鶏肉や牛肉などと比較をすると、ラム肉はアレルギーを起こす確率は低いとされているのが特徴。皮膚病やアレルギー予防をしたい子だけでなく、すでにチキンアレルギーやビーフアレルギーをもっている子でも安心して食べることができますよ。
1日あたり | 202円 |
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対応年齢 | 成犬、老犬 |
粒の大きさ | 9mm |
サイズ展開 | 1kg/3kg |
原産国 | アメリカ |
主原料 | ラム、ドライラム |
油の種類 | 鶏脂肪、サーモンオイル |
必須脂肪酸 | オメガ3脂肪酸:0.3%以上 オメガ6脂肪酸:2.5%以上 |
腸内ケア | ラクトバチルスプランタルム・バチルスサブティリス・ラクトバチルスアシドフィルス・エンテロコッカスフ ェシウム・ビフィドバクテリウムアニマリス |
10位 ナチュラルバランス ホールボディヘルス|3,300円/1.82kg
総評価 :4.32
成分分析 :65点/80点
アンケート結果:16.4点/20点
総合 :81.4点
安全性が高く食物アレルギーに配慮したグルテンフリーフード
ナチュラルバランスのホールボディヘルスは、小麦やトウモロコシのほかに、乳製品や卵、大豆といったアレルゲンになりやすいさまざまな食材を使用していない、グルテンフリーのドッグフードです。
主原料の鶏肉はUSDA(米国農務省)認可の安全な肉なので、品質にこだわる飼い主さんにもうってつけのフードですね。
1日あたり | 316円 |
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対応年齢 | 全犬種, 全年齢対応 |
粒の大きさ | 小粒7mm~8mm 中粒10㎜〜12㎜ |
サイズ展開 | 300g/1kg/2.27kg/5.45kg |
原産国 | アメリカ |
主原料 | 鶏肉、玄米 |
油の種類 | 鶏脂肪 |
必須脂肪酸 | オメガ3:0.4%以上 オメガ6:2.5%以上 |
腸内ケア | ー |

ドッグフードの検証結果比較
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名前 | ウェエルネス | ロータス | モグワン | ナチュラルハーベスト | アカナ | フィッシュ4ドッグ | プラペ | ウェルネスコア | ソリッドゴールド | ナチュラルバランス |
特徴 | 1,890円/800g | 3,080円/800g | 4,356円/1.8kg | 3,190円/1.59kg | 6,380円/2kg | 3,388円/1.5kg | 4,180円/2.0kg | 2,178円/800g | 2,926円/3kg | 3,300円/1.82k |
作品詳細 | 白身魚、じゃがいも | ダック、ダックミール | チキン、サーモン | ワイルドボアー、ターキー | 新鮮丸ごと太平洋ニシン、新鮮丸ごと太平洋イワシ | サーモン、ポテト | 七面鳥、サツマイモ | 白身魚、ニシンミール | ラム、ドライラム | 鶏肉、玄米 |
一日あたりの値段 | 408円 | 740円 | 419円 | 384円 | 521円 | 409円 | 329円 | 481円 | 202円 | 316円 |
購入サイト | Amazon 楽天 |
Amazon 楽天 |
公式サイト | Amazon 楽天 |
公式サイト | Amazon 楽天 |
公式サイト | Amazon | Amazon | Amazon 楽天 |
犬の皮膚病に関するQ&A
ここからは、犬の皮膚病に関するよくある質問にお答えしていきます。
Q1.すでに皮膚病をもっている場合はどうする?
A.病院でどのようなドッグフードを与えるべきか相談しましょう。
まずは愛犬の症状を診察してもらい治療で改善を目指すのが先決ですが、治療と平行して与えられる効果的なドッグフードがないか獣医さんに相談してみるといいですよ。
病院で取り扱っているおすすめの療法食や、愛犬の体質に合ったドッグフードを知ることができます。
Q2.フード以外で皮膚病予防するためのポイントは?
A.シャンプーやブラッシング、ノミやマダニの駆除、ストレスをためさせない、体内の免疫バランスの調整をする、の4つです!
ノミやマダニ、ハウスダスト、チリダニがなどを予防するには、定期的に駆除薬を与えたり、皮膚の状態に合ったシャンプーでからだを洗ったりすることが大切です。
また、ストレスで必要以上に犬がからだをかきむしってしまい、皮膚の痒みや痛みに繋がってしまうケースもあります。
適度にお散歩へ連れていってあげたり、広い場所で思いっきり走らせてあげたり、おもちゃなどで遊んであげて、ストレスの解消を行いましょう。
そして、 個体差はありますが、腸内の善玉菌を増やすと免疫力をキープできるといわれているため、プレーンヨーグルトなどの乳製品を適量与えて腸内環境を維持しましょう。
ただし乳製品によってアレルギー反応が出てしまう子もいるので、そのような場合は獣医師に相談のうえ、免疫力維持に繋がるサプリメントなどを与えることをおすすめします。
Q3.予防として皮膚用の療法食をあげてもいいの?
A.「症状が出ている状態」ではなく「予防」の段階なら、療法食ではなく総合栄養食を与えるようにしましょう。
「皮膚病やアレルギー予防をしたいのだから、療法食にすべき?」と思っている人もいるかもしれません。
しかし療養食は何らかの症状が出てしまった後、動物病院で指示をもらった場合にのみ食べさせるフードです。
総合栄養食にもさまざまな種類があり、皮膚のケアやアレルギー対策に特化した商品も販売されていますよ。
まとめ
犬も人間と同じように、特定の物質によってアレルギーを起こしたり、皮膚病を発症してしまうことがあります。
皮膚のトラブルが起きてしまう原因は体質によって異なるため、今回紹介したドッグフードを食べれば絶対に皮膚病やアレルギーを回避できるというわけではありません。
しかし、皮膚病や食物アレルギーにかかりにくくする食事や生活を心がけることはできるので、本記事の内容をぜひ参考にしていただけたら幸いです♪