ミニチュアピンシャーの特徴|ドイツ生まれのパワフルな小型犬。番犬としても重宝された
まずはミニチュアピンシャーがどのような見た目の特徴、歴史を持つ犬なのかを紹介します。
体重4〜6kgの小さな体に大きなパワーを秘めた小型犬
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ミニチュアピンシャーは体重4~6kg、体高25~30cm程度の小型犬です。小型ながら筋肉質で四角い体型をしており、とても俊敏に動き回るパワフルな犬種です。
大胆で機敏であることから、番犬としても活躍していました。
日本で認められた毛色は単色orブラック&タン。滑らかな短毛の犬種
犬種の登録を行うJKC(ジャパンケネルクラブ)によると、ミニチュアピンシャーの正式な毛色として認められているのは以下です(※)。
単色:ディアー・レッド、レディッシュ・ブラウンからダーク・レッド・ブラウンまである。
ブラック&タン:レッドまたはブラウンの斑のあるラッカー・ブラック(黒漆色)。
単色はいずれも茶系ですが、その色味や濃淡のバリエーションはさまざまです。また、そのほかにチョコ&タン、グレー&タン、フォーン、イザベラ、ブルーなどスタンダードな毛色として認められていないカラーも複数存在します。
被毛はなめらかな短毛で、硬いオーバーコートのみを持つシングルコートで毛量は少ないものの、抜け毛は多めであることが特徴。また、臭いは比較的少ない犬種と言えるでしょう。
意外と抜け毛は多く、短い毛が洋服やソファにささって困るという声を聞くことがあります。しかし、臭いは少なめで手入れが楽なところが魅力の一つです。
(※)一般社団法人ジャパンケネルクラブ「世界の犬 ミニチュア・ピンシャー」
1925年から登録されている愛玩犬。断尾・断耳は減っている
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ミニチュアピンシャーは早い時期から数多く飼育されており、1925年にはドイツで1300頭もの登録があったと言われています。
使役犬として害獣駆除を行っていたジャーマンピンシャーという犬種をもとにして小型化が行われた犬種ですが、ミニチュアピンシャーは主に愛玩犬として扱われました。なお「ピンシャー」はドイツ語で害獣駆除を行っていた犬種のグループを指す言葉です。
ドイツでは、スタンダードと定めている容姿を作るために30年ほど前まで断尾・断耳が行われていたものの、いずれも禁止されました(※1)。
日本ではまだ断尾・断耳を行うケースが見られますが、JKCでは2025年以降そのようなミニチュアピンシャーはドッグショーに出場できないとしており、徐々に減っていくものと考えられます(※2)。
(※1)Wikipedia「ミニチュア・ピンシャー」
(※2)一般社団法人ジャパンケネルクラブ「【注意】ドイツ/イタリア原産11犬種に関する断耳/断尾された犬のドッグ・ショー出陳について」
ミニチュアピンシャーに似た犬|見た目はドーベルマンやイタグレに似ているがまったく違う犬種
ミニチュアピンシャーは、見た目が似ていると言われる犬種がいくつかいます。3つの犬種について解説します。
「大きなミニチュアピンシャー」は、ドーベルマン or ジャーマンピンシャー
ミニチュアピンシャーはよく小さなドーベルマンと言われ、見た目がよく似ています。
しかし、ドーベルマンは体重30〜40kgの大型犬で大きさがまったく違い、実はミニチュアピンシャーのほうが歴史が古い犬種です。
また、ジャーマンピンシャーという14~20kgの中型犬も大きなミニチュアピンシャーのように見えます。ドーベルマンもミニチュアピンシャーもジャーマンピンシャーの血を引いていることが、見た目が近い理由です。
「グレーのミニチュアピンシャー」は、イタリアングレーハウンドの可能性が高い
「グレーのミニチュアピンシャーを見たことがある」という場合は、別の小型犬であるイタリアングレーハウンドの可能性が高いでしょう。
ただし、正式には認められていない珍しい色であるグレー&タンのミニチュアピンシャーもいます。
なお、イタリアングレーハウンドのほうが筋肉が少なくて細く、性格も穏やかな傾向があります。イタグレは以下の記事で詳しく紹介しているので、他の犬種のお迎えも検討したい方はぜひご覧ください。
【トレーナー監修】イタリアングレーハウンドってどんな犬?特徴・性格・値段を詳しく紹介!
ミニチュアピンシャーの性格|勇敢さや負けん気の強さが特徴!何ごとにも積極的な性格
ちょこんとしたかわいらしい容姿を持つミニチュアピンシャーですが、見た目とは裏腹にアクティブな性格を持っています。性格について詳しく解説します。
番犬らしい勇敢さ・警戒心・負けん気の強さがある
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番犬としても重宝されてきたミニチュアピンシャーは、見た目に寄らず気が強く勇敢な性格です。動くものや音を出すものなどに敏感でよく反応し、俊敏に動き回ります。
もちろんトレーニングやその子の性格次第ですが、その積極性・警戒心の強さゆえに噛みつきや吠えが多く見られることもあるでしょう。犬らしいアクティブな性格と見た目のギャップが魅力の犬種と言えます。
性格はいわゆるテリア気質で、自己主張が強く勇敢であることが多いです。番犬のように縄張りを守ろうとする吠えがよく見られます。見た目が似ているのはイタリアングレーハウンドですが、性格はジャックラッセルテリアのほうが近いでしょう。ミニチュアシュナウザーも近いかもしれません。
べったり甘えるタイプではなく、ある程度自立している子が多い
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小型犬は飼い主にくっついて甘えるイメージがありますが、ミニチュアピンシャーはそれほど甘えん坊な性格ではありません。飼い主のことを信頼しながらも、ある程度一人で過ごすことを好む傾向があります。
留守番の際に極端なストレスを感じることは少ないと言えますが、日頃のコミュニケーションを意識し、留守中にいたずらをしないようにトレーニングすることは必要です。
もちろん甘ん坊な性格の子もいますが、日本で人気のあるトイプードル・ヨークシャーテリア・マルチーズなどの愛玩犬に比べると甘える様子は少なく、自立心が強い印象です。
トレーニングにも積極的だが、本能が出やすい一面も
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好奇心旺盛な性格で害獣駆除の犬種の血も引くミニチュアピンシャーは、飼い主と行うトレーニングにも積極的に取り組む子が多いと言えます。上手にコミュニケーションを取れば、ドッグスポーツなども一緒に楽しめるでしょう。
しかし「何かを追いかけたい、捕まえたい」などの本能的な欲求が強く出ることもあり、トレーニング以外のことに気を取られることもあると考えられます。
ミニチュアピンシャーは、活発な性格でトレーニングも楽しめるでしょう。食いしん坊な子も多い印象で、食べものをご褒美に使って様々なことを教えやすいと思います。一方で、害獣駆除の役割が歴史的背景にあるので、自分の主張や本能的な衝動を抑えづらい傾向があります。
ミニチュアピンシャーの飼い方|たっぷりの運動と、問題行動を防ぐ十分なトレーニングを
ミニチュアピンシャーを飼育する際に特に大事なポイントは十分な運動・問題行動を防ぐためのトレーニングの2点です。
そのほかに骨折の対策や寒さ対策も必要なので、それぞれを詳しく解説します。
小柄だけど運動量が多い!散歩は1日2回、1回あたり30分が目安
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ミニチュアピンシャーは小柄ですが、運動量がとても多い犬種です。散歩は1日2回、1回あたり30分を目安に行きましょう。
しかし、ただ決まった場所を毎日歩くだけでは運動欲求を満たせない可能性が高いと言えます。パワーが余っていないかどうか様子を見ながら、散歩中に周囲に気をつけながらボール遊びをする、週末はドッグランに連れて行くなどの工夫が必要です。
また、散歩の前後に自宅でもボールやロープなどのおもちゃを使った遊びを加えてあげるとよいでしょう。
テリア似の性格を持っていてバイタリティにあふれる犬なので、歩くだけではなく物を追いかける・噛むといった行動を満たしてあげる運動も必要です。
家の中でのイタズラや吠えが目立つ場合や休む様子が見られない場合は、おもちゃ遊びの回数や時間を増やしてみてください。運動する際は、滑りにくい場所であることとぶつかってしまうものがないことを確認し、ケガに注意しましょう。
吠えや噛みつきを防ぐためにトレーニングに時間を割く
番犬としても有能なミニチュアピンシャーは警戒心が強く、十分なトレーニングをしておかないと問題行動が多い犬になってしまいます。
気軽に外出ができなかったり動物病院で落ち着いて診察を受けられなかったりするので、愛犬のためにもしっかりとしつけ・トレーニングをしておきましょう。
興奮して吠えたり走ったりしやすいので、まずはおやつを使いながらじっとできるようにトレーニングしていくのがおすすめです。以下の記事では犬のしつけ・トレーニングのすべてを詳しく紹介しているので、こちらもぜひご覧ください。
犬のしつけの完全ガイド📕動画付きでわかりやすく基礎やコツを解説【トレーナー監修】
洋服を着させる際などに起こる自己主張性の噛みつき、掃除機などの動くものに反応して吠える行動などがよく見られます。
家の外では、見知らぬ人に吠えたり動くものを追いかけようとしたりするのを制御できるように、「マテ」のトレーニングを頑張って教えましょう。
ただ、何より大切なことは、子犬の頃からの社会化トレーニングです。人と生活する上で、様々なものに恐怖心を抱くようになると、問題行動を引き起こしやすいです。他の犬や人と交流することや、散歩でさまざまなものを見たり聞いたりする経験を積ませるようにしましょう。
脱走対策もポイント!狭い隙間に入りやすく首輪が抜けにくい体型
ミニチュアピンシャーは、以下の理由から脱走が多い犬種と言えます。
- 体が小さく隙間をすり抜けやすい
- ジャンプ力が高く低いケージやサークルを飛び越えやすい
- 首と頭の太さがあまり変わらないために首輪が抜けやすい
お迎えする際は、このようなリスクがない飼育環境を整えることが必須です。犬が廊下にいるときは玄関を開けないというルールを作る、首輪とハーネスを両方使ってダブルリードにするなど、家族と相談のうえで念入りな脱走対策をしてください。
【引っ張り防止】犬用ハーネスのおすすめ46商品を比較!簡単装着&負担が少ないものは?
上記の理由に加えて、性格的にも好奇心が強く物怖じしないからこそ脱走してしまうのかもしれません。
犬の命を守り周りの人に迷惑をかけないためにも、まずは絶対に脱走させない環境づくりをすることが飼い主の大事な責任です。
足のケガに注意。しつけは骨折・脱臼の防止にも役立つ
ミニチュアピンシャーはとても足が細く、「アニコム家庭どうぶつ白書2023」では他犬種よりもかかりやすい疾患の第5位に「骨折(前肢)」が挙がっています(※)。
興奮して飛び跳ねたり高い場所から飛び降りたりする際に骨折しやすいので、しつけを行ってそのような行動を起こさないようにすることが必要です。
また、ドッグランで体格差がある犬と遊ぶのは危険な場合があるのでできるだけ避けましょう。飼い主が意識して高さのあるところに乗せる習慣を作らないこともケガ防止のポイントです。
また、一般的に小型犬は膝蓋骨脱臼(パテラ)を起こしやすいので、フローリングの場合は床が滑らないようにマットを敷きましょう。
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(※)アニコム損害保険株式会社「アニコム家庭どうぶつ白書2023」
ブラッシングはラバーブラシがおすすめ。皮膚を清潔に保つことも意識
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ミニチュアピンシャーはシングルコート(一重構造)の短毛であまり毛量が多くない犬種です。カットも不要で臭いが少なく、お手入れは比較的しやすい犬種でしょう。
しかし、抜け毛は少ないわけではありません。3〜4日1回程度はブラッシングを行って抜けた毛を取り除いてください。皮膚に当たっても痛くないラバーブラシを使用するのがおすすめです。
また、後述するように皮膚が弱い犬種ですが、トラブルを防ぐためにはまずは清潔に保つことを意識してください。水またはお湯で濡らして固く絞ったタオルで定期的に体を拭いてあげましょう。
手入れは簡単で楽ですが、
嫌がらないようにしてあげることが何より大切です。無理矢理に行ってしまいブラッシングが苦手になってしまうことがありますので、大好きな食べものをあげながら短い時間で終わらせましょう。
犬がリラックスして受け入れやすいタイミングを見計らって行うことが重要です。皮膚のトラブルは原因を特定しづらく、短期での解決が難しい場合もあります。皮膚の異常が見られた場合は、まずは動物病院で診察してもらいましょう。
比較的寒さに弱いので、冬場は洋服を用意する
@raviy_minipin(ミニピン💓ラビィ)
ミニチュアピンシャーは被毛がシングルコートで薄く、体も小さいため寒さにやや弱い犬種です。冬場は暖房器具を使って人間が快適に過ごせるほどの温度に保ち、散歩の際は洋服で防寒しましょう。
洋服は慣れていないと嫌がる場合が多いので、スムーズに着せるトレーニングも小さな頃から行ってください。おやつをあげながら、洋服を着るとよいことがあると教えていきましょう。負担がかからないよう着脱しやすい構造のものを選ぶこともポイントです。
ミニチュアピンシャーの寿命・病気|平均寿命は14.3歳。皮膚疾患・骨折が多い
ここでは、一緒に暮らす犬種を選ぶ際にとても重要な寿命や病気について紹介します。
2023年発表の平均寿命は14.3歳で、小型犬として平均的
「アニコム家庭どうぶつ白書2023」によると、2021年度のミニチュアピンシャーの平均寿命は14.3歳です(※)。
犬は一般的に大型犬より小型犬のほうが長生きすると言われており、ミニチュアピンシャーの寿命は小型犬として平均的です。なかには17,18歳など20年近く生きる子もいるので、長く一緒に暮らすつもりでお迎えしましょう。
◼︎主な小型犬の平均寿命
犬種 |
平均寿命(2021年度) |
トイ・プードル |
15.3歳 |
ミニチュア・ダックスフンド |
14.8歳 |
イタリアン・グレーハウンド |
14.6歳 |
ミニチュア・ピンシャー |
14.3歳 |
ジャック・ラッセル・テリア |
14.5歳 |
チワワ |
13.9歳 |
ポメラニアン |
13.8歳 |
マルチーズ |
13.6歳 |
ペキニーズ |
13.2歳 |
パグ |
12.8歳 |
(※)アニコム損害保険株式会社「アニコム家庭どうぶつ白書2023」
皮膚の疾患が多い。骨折すると手術が必要な場合も
「アニコム家庭どうぶつ白書2023」によると、ミニチュアピンシャーが他の犬種に比べて最もかかりやすい疾患は「皮膚糸状菌症」です。ほかにも上位に「脱毛(原因未定)」「膿皮症/細菌性皮膚炎」「アトピー性皮膚炎」などが挙がっており、皮膚に関する疾患が多い犬種と言えます(※)。
また、前述のとおり骨折も多く、骨折すると手術が必要な場合も。定期的な通院や高額な治療に備えて、ペット保険への加入も検討してください。
【犬のペット保険18選を徹底比較】私が本気で選ぶおすすめTOP3はこれ!
(※)アニコム損害保険株式会社「アニコム家庭どうぶつ白書2023」
ミニチュアピンシャーの価格・お迎え先|平均価格は約28万円。お迎え先選びはじっくり行う
ミニチュアピンシャーをお迎えすることに決めたら、次はどこでどんな子をお迎えするかがポイント。価格やお迎え先選びについて解説します。
2024年の最新平均価格は約28万円で、毛色による価格差はなし
ペットショップポータルサイトの「petmi」によると、2024年5月に集計したミニチュアピンシャーの価格は約281,144円です。平均的な価格で、他の犬種と比較して特別高い・低いということはありません。
なお、ブラックタンとレッドの価格差もほぼなく、毛色によって価格が大きく異なる様子は見られませんでした。
ペットショップでもブリーダーでも、情報を提供してもらえるかが大事
子犬のお迎え先を選ぶときは、親犬や兄弟犬などの体重・性格・病気などの情報をしっかり確認できるかが最も大事と言える点です。
十分な情報を教えてもらえない場合や、衛生面に問題がある・他の犬と交流できていないなど子犬の育った環境がよくないと考えられる場合は再検討したほうがよいでしょう。いくつかを比較しながら、納得してお迎えできるところを選ぶのがおすすめです。
また、ミニチュアピンシャーを専門またはメインでブリーディングをしている犬舎はそれほど多くありません。ブリーダーからのお迎えにこだわらず、ペットショップを含めてさまざまな選択肢を候補に入れるのがよいと言えます。
ミニチュアピンシャーとの相性をチェック!
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犬種選びで大切なのは、自分の生活スタイルや理想とする犬との関わり方にマッチした犬種であるかをしっかり確認することです。以下の内容のうち当てはまるものが多いほどミニチュアピンシャーが向いています。
◾︎ミニチュアピンシャーとの相性チェックリスト
◻︎散歩に1日2回30分以上、必ず行ける
◻︎追いかける遊び・噛む遊びなどの時間をたっぷり取れる
◻︎吠え・噛みつきなどを防ぐためのトレーニングをきちんとできる
◻︎興奮しないためのしつけや高いところに乗せないなど、日頃から骨折の対策ができる
◻︎フローリングにはマットを敷き、家の中を滑らない環境に整えられる
◻︎首輪・ハーネスの正しい装着や不用意に窓を開けないなど、脱走対策がきちんとできる
◻︎皮膚の疾患など慢性的な病気があっても動物病院にこまめに通える
◻︎抜け毛がある程度の量出ても問題ない
どの犬種にも言えることですが、犬種の特徴を知ったうえで迎える必要があります。小鹿のような見た目でかわいらしい小型犬をイメージしていると、そのエネルギッシュで素早い動きに驚くと思います。ミニチュアピンシャーは、小型犬ではありますが一緒にたくさんの運動を楽しめるという方におすすめです。また、お手入れが楽な点も大きなメリットと言えるでしょう。
逆に、犬とのんびりとした時間を過ごしたい方にはあまり向かない犬種と言えます。また、自己主張が強く敏感な性格であることが多いため、迎えたあとにしっかりとしつけやトレーニングをすることが大切です。
まとめ
@minipin.ten(TEN)
ミニチュアピンシャーはドイツ原産の小型犬で、その勇敢さと警戒心の強さで番犬として重宝されてきました。体重は4〜6kgと小柄ながら、運動量が多くパワーを秘めた犬種です。
毛色は日本では単色とブラック&タンが正式なものとして認められていますが、そのほかにチョコ&タン、グレー&タン、イザベラなど非公認の毛色も存在します。見た目とは裏腹に積極的で強気な性格で、べったり甘えるタイプではなく自立心を持っています。
飼育の際はたっぷり運動をさせること、問題行動を防ぐトレーニングにしっかり時間を割くことが欠かせません。脱走や骨折にも注意しましょう。平均寿命は14.3歳で、小型犬として平均的な数値です。皮膚の疾患のリスクが高く、定期的な通院が必要になる場合もあるでしょう。
初心者は高齢の方には飼育が難しい場合もありますが、犬らしい魅力がたくさん詰まった犬種です。ぜひこの記事をミニチュアピンシャーのお迎えに役立ててくださいね。