※本記事は2024年10月までの情報を参考に作成しています。※本記事はINUNAVIが独自に制作しています。メーカー等から商品の提供や広告を受けることもありますが、コンテンツの内容やランキングの決定には一切関与していません。※本記事で紹介した商品を購入するとECサイトやメーカー等のアフィリエイト広告によって売上の一部がINUINAVIに還元されます。
そもそもペット保険とは?保険料を抑えるポイントも伝授!
わんちゃんには人間のような健康保険がないため、病気やケガの治療費は100%飼い主さんの負担になります。
その負担を少しでも軽減してくれるのがペット保険ですが、ペット保険は人間でいうところの医療保険のようなものにあたり、病院にかかる費用がすべて保険の対象になるわけではありません。
安いペット保険をご紹介する前に、実際のペット保険会社17社のデータも使用しながらペット保険の基本と、保険料を抑えるポイントをわかりやすく解説します。
ペット保険の補償内容と支払い方法の種類
ペット保険は、ざっくり分けると補償する範囲が違う「フルカバータイプ」と「一部カバータイプ」があります。
■ペット保険の補償内容の違い
フルカバータイプは補償対象となる病気やケガの通院、入院、手術をすべてカバーしてくれるもので、一部カバータイプは手術や入院など補償対象の病気やケガの一部をカバーするものです。
しっかり補償されるものを希望する場合は、フルカバータイプを選ぶようにしたほうが安心です。
■安いペット保険を選ぶポイント
利用しやすいフルカバータイプがおすすめ!
一部カバー型にすれば補償内容が限定されるため保険料は抑えられますが、わんちゃんの生涯で病気による通院や入院と手術やケガどちらが利用することが多いか考えた場合、フルカバータイプのほうが現実的で利用しやすいでしょう。
更にこの2つのタイプには、治療費の支払い方法が違う「窓口精算タイプ」と「後日精算タイプ」が存在します。
■ペット保険の精算方法の違い
窓口精算のメリットとしては、保険の請求手続きが不要で、保険が適応となる金額を控除した自己負担額だけを病院窓口で支払いするだけで済むということでしょう。
しかし、全国の動物病院が窓口精算に対応しているわけではないため、窓口精算ができることにこだわって保険を選ぶ必要はありません。
保険料を見ても、一部の後日精算タイプの保険を除き、窓口精算タイプのほうが高い傾向にあります。
後日精算のメリットとしては、窓口精算ができる保険と比較して補償内容に対し、保険料が安い傾向にあることです。一旦全額を支払うという金銭的負担はありますが、保険金請求は簡単で、最近では郵送のほかにネットやLINEなどで簡単に請求できる保険も増えています。
保険金請求に必要な書類を見る
■保険金請求に必要な書類
・保険金請求書(郵送の場合)
・傷病名や症状が書かれた動物病院の明細書
・領収書(ペット保険によって異なる)
・場合によっては獣医師記入の診断書や証明書
補償割合と日額限度額
ペット保険の補償割合とは、保険会社が負担してくれる治療費の割合になります。
これだけ見ると、補償割合が高いもののほうが良いようにも見えますが、ペット保険によっては「日額限度額」という1日に負担する金額に上限を設定していることもあり、限度額を超えた分は飼い主さんの負担となるため、必ずしも治療費の全額が補償されるわけではないのです。
このように、治療費の金額によっては負担割合が高くても、日額限度額が設定されている場合では飼い主さんが負担する金額がそこまで変わらないということがおわかりいただけるのではないでしょうか。
現在、ペット保険は50%や70%の補償割合のほかに、80%や100%といったものも存在していますが、補償割合が高いと保険料も高くなる傾向にあります。
■安いペット保険を選ぶポイント
補償割合は日額限度額とのバランスを見て選ぶのが一番!
一概に何%のペット保険がおすすめと言い切れないほど、補償割合と日額限度額の関係は複雑です。しかし、1つ言えることは、補償割合が高いと保険料も高くなる傾向があります。もちろん日額限度額がないに越したことはありませんが、日額限度額がない保険の7社中5社は補償内容があまり良くないという問題も。日額限度額がない保険を選ぶ場合は、補償される病気や更新の際の条件などを見ることが大切です。
年間限度額と回数制限
年間限度額とは、保険会社が1年間に負担する金額に上限が設定されていることを指します。通院、入院、手術ごとに年間限度額を設定している場合もあります。
回数無制限のペット保険でも、年間限度額が低く設定されていれば、使用金額によって回数制限のあるペット保険と金額だけ見たら変わらないものもあります。
つまり、
・回数制限をつけない代わりに年間最大限度額を抑える
・年間最大限度額を高く設定する代わりに日額・回数制限をつける
といったように、「上で抑えるか」「下で抑えるか」のコントロールをおこなっており、この設定内容が保険料にも大きく反映されてきます。
■ペット保険の回数制限の例
回数制限 |
1年間に利用できる回数 |
飼い主さんの負担になること |
なし |
無制限 |
同日に動物病院を2回利用した際の1回分の治療費全額 |
あり |
通院20日
入院20日
手術2回 |
・通院や入院の20日を超えた分、手術2回を超えた分の治療費全額
・同日に動物病院を2回利用した際の1回分の治療費全額 |
回数制限とは、1年間に保険を利用できる回数の制限を指します。現在、保険会社によってこの回数制限があるものとないものがありますが、回数制限のあるものでは利用回数を自分で管理し、いつ利用するかを考える必要があります。
また、回数制限があるペット保険では年間限度額とは別に日額限度額を設定していることがほとんどです。
こう見ると、回数制限がないペット保険のほうが利用しやすいようにも見えますが、必ず年間限度額は設定されているため、回数制限がないからペット保険が使い放題というわけでもないです。
そのため、「年間限度額の額だけ」や「回数制限の有無だけ」を見るのではなく、年間限度額と回数制限のバランスを考えて選ぶことが重要となります。
また、年間限度額に達してしまうと翌年度は更新できないというペット保険もあるため、申し込む前に約款や重要事項説明書をよく読むようにしてくださいね。
■安いペット保険を選ぶポイント
回数制限の有無にこだわらずまずは年間限度額をチェックしよう!
回数制限の有無は保険料の安さとはあまり関係がありません。とは言え、回数制限がないほうがいいに越したことはないでしょう。回数制限があるものでは、日額の上限が高く設定されているもののほうがおすすめです。また、年間限度額の設定が低いと保険料も安い傾向にありますが、かといって低すぎる設定ではあまり使用できない保険となるため、70万円前後は欲しいところです。
免責金額
免責金額とは、ペット保険で補償される病気の治療費であっても、必ず飼い主さんが自己負担しなければいけない金額のことです。
ペット保険によっては、保険料を安く抑えたり補償内容を充実させるために免責金額を設定しているものもあります。実際に17社の0歳~7歳のフルカバータイプの総額保険料を見たときに、月々平均保険料が3,000円以下のペット保険12社中6社が免責金額を設定していました。
たとえば、治療費が3万円かかった場合に免責金額が3,000円の設定では、27,000円の治療費が補償の対象です。ペット保険会社はその27,000円の50%や70%を負担することになります。
免責金額はペット保険によって異なるため、以下に例をまとめてみました。
■治療費に3万円かかった場合の免責金額の例
月額保険料※/
補償割合 |
免責金額 |
日額限度額 |
負担額 |
A社
4,670円
/70% |
0円 |
0円 |
\高いが利用しやすさは○/
飼い主:9,000円
保険会社:21,000円 |
B社
2,670円
/70%
|
-3,000円
|
0円 |
\安くて補償も充実◎/
飼い主:11,100円
保険会社:18,900円 |
C社
1,134円
/70%
|
-7,000円
|
0円 |
\安い分、補償内容△/
飼い主:13,900円
保険会社:16,100円
|
D社
3,280円
/70%
|
-5,000円
|
-14,000円 |
\ 正直使えない…/
飼い主;16,000円
保険会社:14,000円
|
E社
3,590円
/100%
|
-30,000円
|
0円 |
\ 正直使えない…/
飼い主:30,000円
保険会社:0円
|
※7歳加入の場合の保険料
高額な治療となった場合では、免責金額が設定されていても日額限度額が設定されていなければ飼い主さんの負担は少なくなります。しかし、免責金額以下や同等の治療費で毎日のように通院となる可能性もあります。
ランキングでは保険料や補償内容を一覧で紹介しているので、免責金額と日額制限を天秤にかけ、とちらのほうが自分は使い勝手が良いのか飼い主さん自身でしっかり考えてみましょう。
■安いペット保険を選ぶポイント
保険料を抑えたいなら免責金額ありの保険も検討!
少額の治療費は補償されなくてもいいという場合では、免責金額が設定されているペット保険を選ぶと保険料が抑えられる傾向にあります。ただし、免責金額が高額に設定されている上に日額限度額が設定されているという保険は例え保険料が安くてもおすすめできません。
付帯サービスと特約
ペット保険によっては、付帯サービス(無料サービス)があるものもあります。
■付帯サービスの例
・獣医師無料相談サービス
・腸内フローラ測定
・施設やお店の優待サービス
また、有料で特約をつけられるペット保険も存在しています。
■特約の例
・ペット賠償責任特約
・葬祭費用
・車いす補償
・ペットホテル費用
ペット賠償責任特約は、愛犬がほかの人やわんちゃんをケガさせてしまった、物を壊したり傷つけてしまったといった場合に、損害賠償金を最大300万円~1000万円負担してくれるものです。
火災保険や自動車保険、傷害保険で個人賠償責任特約をつけている場合は、補償内容が重複するため必要ありません。
■安いペット保険を選ぶポイント
付帯サービスにこだわらなくてもOK!特約は余裕があれば
保険料を抑えたペット保険では、補償内容を充実させるために付帯サービスや特約などがないことも珍しくはありません。獣医師無料相談サービスなどは魅力的に感じるかもしれませんが、診察ではなくあくまでも相談なので、必ず動物病院の受診を勧められます。そう考えると特に付帯サービスにこだわる必要もなく、サービスがない分保険料を抑えているペット保険でも十分でしょう。
ペット保険によって補償される病気やケガは異なる
※あいうえお順に記載
全てのペット保険を見る
さまざまなペット保険がありますが、補償対象の病気やケガはペット保険によって異なるため、わんちゃんがかかりやすい病気が補償対象になっているかは必ず押さえておきましょう。
どんなに安いペット保険であっても、愛犬が病気になったときに使うことができなければ何の意味もありません!
わんちゃんがかかりやすい病気の一例はこちら
■わんちゃんがかかりやすい病気の一例
- 歯周病
…3歳以上のわんちゃんの80%は歯周病に罹患していると考えられ、抜歯や歯石取りの処置が必要になることも多い - 皮膚病
…柴犬やトイプードル、ミニチュアダックスなどに多く見られ、毎週のように通院が必要なこともある - 膝蓋骨脱臼(パテラ)
…トイプードルやチワワなどの小型犬に多く見られ、軽度であれば経過観察で済むこともあるが、重度の場合は手術が必要になる - 椎間板ヘルニア
…ミニチュアダックスやコーギーなどに多く見られ、軽度であれば内服薬による治療や経過観察で済むが、重度ではレーザー治療や手術が必要になることもある - 僧帽弁閉鎖不全症(心臓病)
…小型犬に多く見られ、定期的な通院と検査や内服薬による治療が生涯続く。手術も可能だが費用は150万円前後と高額で、手術できる病院も国内にわずか - 慢性腎臓病
…シニア犬に見られることが多く、ステージによっては毎日のように点滴が必要になる。定期的な通院や検査、場合によっては内服薬も必要。透析も可能だが、毎日や毎週通う必要があり透析できる病院も限られる - てんかん
…シニア犬に多く見られ、定期的な通院や投薬が必要になることもある - 腫瘍
…シニア犬に見られることが多く、手術や抗がん剤治療、放射線治療が必要になることも多い - 子宮蓄膿症
…避妊手術をしていないシニア犬の女の子に見られることが多く、命に係わり緊急手術が必要になることも珍しくない
また、ペット保険によっては、1つの病気に使用できる保険の回数が定められていたり、慢性の病気になって保険を使用すると翌年度からその病気は補償対象外となるものもあります。
心臓病や腎臓病、ホルモン疾患など、一生に渡って治療が必要になる病気はわんちゃんに珍しくなく、薬代や検査などで治療費もかかるため、かかった病気が翌年度も補償されるかをしっかりチェックしましょう。
■安いペット保険を選ぶポイント
愛犬がかかりやすい病気が補償かどうか
保険料が安いペット保険でも、補償内容が充実したペット保険は存在します。わんちゃんがかかりやすい病気をしっかりカバーしてくれる保険がおすすめです。
シニア期以降の保険料も要確認
加入時の保険料が安いからと決めてしまうのはちょっと待って!
ペット保険によっては、シニア期以降、特に10歳以降の保険料がグンとあがるものもあり、気が付いたら2万円近い保険料になっていたということも珍しくありません。
そして、安いペット保険に乗り換えようと思っても、年齢や持病などで加入できる保険が限られたり、加入できないということも…。
ペット保険を使用する機会が増えるのはシニア期以降です。
せっかくペット保険に入ったのに、シニア期になってから保険料が高くて解約するということがないように、しっかり保険料をチェックしましょう。
■安いペット保険を選ぶポイント
シニア期以降の保険料の上昇が緩やか、もしくは定額がおすすめ!
保険料はペット保険の約款や重要事項説明書、ペット保険会社のHPで確認することができます。一部のペット保険では電話での問い合わせが必要ですが、きちんと教えてくれますよ!
入ってはいけないペット保険ワースト7!最悪な保険の見分け方・失敗しない選び方を伝授
安いペット保険のメリットとデメリット
ペット保険の基本がわかったところで、ここでは安いペット保険に加入するメリットやデメリットを見ていきましょう。
安いペット保険のデメリット
デメリット
- 補償内容を隅々までチェックする必要がある
- 年間限度額の設定が低いペット保険もある
- 免責金額をチェックする必要がある
- 加入できる年齢が8歳未満のものが多い
- 無料サービス(付帯サービス)がないものもある
安いペット保険のデメリットは、保険料を安くするために獣医師無料相談などのサービスがなかったり、免責金額を設定するなどして保険料と補償内容のバランスを保っています。
そのため、わんちゃんがなりやすい病気が補償対象外となっていたり、病気で保険を使用すると翌年度は補償対象外にされてしまうといったこともごく僅かのペット保険であります。
もちろん、これはすべてのペット保険に言えることですが、補償内容はしっかりチェックする必要があることは、手間がかかりデメリットと言えるでしょう。
ペット保険はいらない?やめた理由や後悔パターン全紹介【飼い主462人調査】
安いペット保険のメリット
メリット
- 保険料が負担にならない
- 治療費の負担を軽減できる
- 治療の選択肢が増える
- 積極的な治療ができる
- ペット保険に入っているという安心感がある
安いペット保険の最大のメリットは、ずばり保険料が負担にならないということでしょう。
保険料以外の面では、どのペット保険にも言えるメリットで、ペット保険は治療費の負担が軽減されるという安心感が生まれます。
これまで動物病院の治療費に躊躇して、「もうちょっと様子を見てから…」といった経験はありませんか?わんちゃんの病気やケガは早期発見することで治療費も安くすみますが、悪化や重症化してからでは治療費が高額になるだけでなく、治療が長引くことにもつながります。
場合によっては様子見が仇となり命を落としてしまうこともあるため、治療費を心配することなく動物病院に行けるのは助かりますね。
また、動物医療は年々進化しており、最新の高額治療も積極的に受けることができるのは愛犬にとっても大きなメリットと言えます。
【ペット保険17社を徹底比較】65プランを徹底検証!評価項目一覧
▲実際に検証に使用したスプレットシート
いぬなび編集部では、2024年10月時点で加入できるペット保険全17社のすべてのプラン(65プラン)を徹底調査し、保険料や補償内容などを比較検証しました。
フルカバーの検証項目 |
評価点数 |
保険料
家計に負担なく継続できるか、0歳~20歳の生涯にかかる保険料の平均から安いものを高評価 |
【50%】
3000円未満:5点
4000円未満:4.5点
5000円未満:4点
6000円未満:3.5点
7000円未満:2点
8000円未満:1点
【70%以上】
3000円未満:5点
4000円未満:4.5点
5000円未満:4点
6000円未満:3.5点
7000円未満:3点
8000円未満:2.5点
9000円未満:2点
10000円未満:1.5点
11000円未満:1点
|
回数制限
回数を気にせず病院に行けるか、回数制限がないものを高評価 |
|
日額限度額
治療費をどこまでカバーできるか、日額限度額がないものを高評価 |
【通院】
なし:10点
15000円:5点
14000円:4点
12500円:3点
12000円:3点
10000円:1点
10000円未満:0点
【入院】
なし:10点
30000円:7点
20000円:6点
15000円:5点
14000円:4点
12500円:3点
12000円:3点
10000円:1点
【手術】
なし:10点
150000円:5点
140000円:5点
120000円:4点
100000円:3点
90000円:2点
60000円:1点
|
免責金額
少額の治療費も補償してもらえるか、免責が設定されていないものを高評価 |
なし:10点
1,000円:5点
2,500円:3.5点
3,000円:3点
5,000円:1点
7,000円:0点 |
年間補償限度額
余裕を持って利用できるか、年間補償限度額が高めに設定されているものが高評価 |
120万円以上:10点
100万円以上:9点
90万円以上:8点
80万円以上:7点
70万円以上:6点
60万円以上:5点
50万円以上:4点
|
補償内容の充実度
わんちゃんがなりやすい病気がカバーされているか、病気ごとに加点 |
歯科治療:2点
てんかん:2点
パテラ:2点
椎間板ヘルニア:2点
気管虚脱:2点
|
更新時の補償内容変更
病気で利用すると翌年度は補償対象外にされないか、補償内容に変更がないものを高評価 |
対象外にしないと明記:10
場合によっては対象外:2
回数が決まっている:1
対象外になる:0
|
更新の条件
継続できるかの不安がないか、更新の条件がないものを高評価 |
なし:10点
あり:0点 |
保険利用による翌年度の保険料の上昇
利用することで保険料が上がることに不安はないか、利用しても保険料上昇がないものが高評価 |
なし:5点
あり:0点 |
シニア期以降の保険料の上昇
シニア期以降も無理なく継続できるか、保険料の上昇が止まるものを高評価 |
定額:10点
緩やかに上昇:5点
定額だが高額:3点
急激に上昇:0点
|
全て表示する
検証項目・点数一覧を見る(一部カバータイプ)
一部カバーの検証項目 | 評価点数 |
---|
保険料 家計に負担なく継続できるか、0歳~20歳の生涯にかかる保険料の平均から安いものを高評価 | 1000円未満:5点 2000円未満:4点 3000円未満:3点 4000円未満:2点 5000円未満:1点 |
回数制限 回数を気にせず病院に行けるか、回数制限がないものを高評価 | |
日額限度額 治療費をどこまでカバーできるか、日額限度額がないものを高評価 | 【通院】 なし:10点 15000円:5点 14000円:4点 12500円:3点 12000円:3点 10000円:1点 【入院】 なし:10点 30000円:7点 20000円:6点 15000円:5点 14000円:4点 12500円:3点 12000円:3点 10000円:1点 【手術】 なし:5点 500000:5点 150000:3点 140000:3点 100000:2点 |
免責金額 少額の治療費も補償してもらえるか、免責が設定されていないものを高評価 | なし:10点 3000円未満:5点 10000円以上:0点 |
年間補償限度額 余裕を持って利用できるか、年間補償限度額が高めに設定されているものが高評価 | 200万円以上:10 100万円以上:8点 90万円以上:7点 70万円以上:5点 50万円以上:3点 40万円以上:2点 30万円以上:1.5点 20万円以上:1点 |
補償内容の充実度 わんちゃんがなりやすい病気がカバーされているか、病気ごとに加点 | 歯科治療:2点 てんかん:2点 パテラ:2点 椎間板ヘルニア:2点 気管虚脱:2点 |
更新時の補償内容変更 病気で利用すると翌年度は補償対象外にされないか、補償内容に変更がないものを高評価 | 対象外にしないと明記:10 場合によっては対象外:2 回数が決まっている:1 対象外になる:0 |
更新の条件 継続できるかの不安がないか、更新の条件がないものを高評価 | なし:10点 あり:0点 |
保険利用による翌年度の保険料の上昇 利用することで保険料が上がることに不安はないか、利用しても保険料上昇がないものが高評価 | なし:5点 あり:0点 |
シニア期以降の保険料の上昇 シニア期以降も無理なく継続できるか、保険料の上昇が止まるものを高評価 | 定額:10点 緩やかに上昇:5点 定額だが高額:3点 急激に上昇:0点 |
■検証したペット保険(あいうえお順)
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これらの検証から、補償内容が手厚くて保険料が安いペット保険のTOP3が決定!
また、すべてのペット保険の補償内容や実際にどれくらいの治療費がかかるかなどは以下の記事で詳しく解説しています。
【犬のペット保険18選を徹底比較】私が本気で選ぶおすすめTOP3はこれ!
【ペット保険17社を徹底比較】本当に手厚くて安いペット保険ランキング
上位3つは、ペット保険会社名をクリックすると詳しい解説に飛びます。
※横にスクロールしてご覧ください
※総合評価点数の内訳は比較表の一番右に記載しています。
※[歯]…歯科治療、[て]…てんかん、[パ]…パテラ、[椎]…椎間板ヘルニア、[気]…気管虚脱
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1位|ペット&ファミリー『げんきナンバーわんスリム』
保険料が安く補償内容の良さはダントツ!
▼評価
総合:70%:86点 / 50%:89点
▼生涯の平均保険料
70%:2,920円 / 50%:2,354円
▼0~20歳の生涯保険料
70%:735,840円 / 50%:593,280円
※小型犬の保険料で算出
■『げんきナンバーわんスリム』のおすすめポイント
- 回数制限・1日の上限金額なし
- 保険料が安い
- 補償内容が手厚い
- 10歳以上は保険料定額
- 更新時の条件追加なし
- 終身で継続可能
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『げんきナンバーわんスリム』は免責金額が設定されていますが、補償内容や保険料を考えれば特に気になるような金額ではないと言えるでしょう。ほかのペット保険では補償対象外となる乳歯遺残、停留睾丸、臍ヘルニア、そけいヘルニアも条件が合えば補償してもらえます。
もちろん、歯科治療や歯周病の治療での歯石取りも対象になったり、椎間板ヘルニアやパテラといったわんちゃんがかかりやすい傷病のすべて、ほかのペット保険では補償されにくい時間外診料や保険会社から求められた場合の診断書の作成料、獣医師の指示による酸素室レンタル代などなど、至れり尽くせりの補償内容で、手厚さで言えばダントツでトップのペット保険です。
また、保険料が安く、何回利用しても保険料の割増しがない上に10歳以上は定額というのも、家計に優しいポイントではないでしょうか。
『げんきナンバーわんスリム』の補償内容
どうしても免責金額に目がいきがちですが、回数制限ありのフルカバータイプのペット保険では回数制限を考えながら保険を利用するため、少額な治療費は自腹で支払うことが出てくることも珍しくありません。
実際に私も5,000円以下は保険を利用しない、10,000円以下は保険を使用しないなどその時々で調整しています。
また、逆に回数制限がないフルカバータイプのペット保険は肝心な傷病が補償対象外ということも多く、補償対象外の病気は100%自腹で払う必要があることを考えると、免責があっても3,000円なら許容範囲内と言えるでしょう。
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『げんきナンバーわんスリム』の保険料
※横にスクロールしてご覧ください
『げんきナンバーわんスリム』の犬種は、
- 小型犬
…体重7.2kg以下
- 中型犬
…体重19.8kg以下
- 大型犬
…体重39.6kg以下
- 特大犬
…体重39.6kg以上
と、加入時や継続時の体重で分類されます。そのため、ミニュチュアダックスフンドであっても体重が8kgあれば中型犬の保険料となるため注意してください。
また、1歳未満の場合は犬種分類表を見ながら1歳になったときの予測体重で申し込みが必要です。
■ペット&ファミリー『げんきナンバーわんスリム』の犬種分類表はこちら
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ペット&ファミリー損保の口コミ評判は?メリットとデメリットや特徴も解説
2位|FPC『ペットほけんマックス』
免責なし・回数無制限の中では保険料が安く充実の補償内容!
▼評価
総合:90%:84点 / 70%:85点 / 50%:86点
▼生涯の平均保険料
90%:5,559円 / 70%:4,218円 / 50%:3,218円
▼0~20歳の生涯保険料
90%:1,400,880円 / 70%:1,062,840円 / 50%:826,923円
※小型犬の保険料で算出
■『ペットほけんマックス』のおすすめポイント
- 回数制限・1日の上限金額なし
- 年間限度額が180万円
- 90%プランあり
- 補償内容が充実
- 12歳以上は保険料定額
- 終身で継続可能
FPC『ペットほけんマックス』
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FPCの『ペットほけんマックス』は回数無制限で、通院、入院、手術の年間限度額がそれぞれ60万円ずつに設定されており、マックスで180万円の補償を受けることができます。
免責金額の設定もなく、それぞれの年間限度額内なら自由に使うことができるので、まんべんなく備えたいという飼い主さんにおすすめです。
もちろん、12歳以上の保険料が定額であることや、保険料が安かったり回数無制限タイプでは補償対象外となりやすい歯科治療、椎間板ヘルニア、パテラなどもカバーされています。
『ペットほけんマックス』の補償内容
更新時に条件が追加される可能性はありますが、通常の使用で条件はつくことはそうそうないことや、もし特定の傷病に条件がついてしまったとしてもそれ以外の傷病で使用できること、同じような内容の回数無制限のペット保険に比べて保険料が安いことを考えると、妥協できる点と言えるのではないでしょうか。
FPC『ペットほけんマックス』
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『ペットほけんマックス』の保険料
※横にスクロールしてご覧ください
ミックス犬の分類は主に、
- 体重8kg未満
…小型犬
- 体重8kg以上~25kg未満
…中型犬
- 体重25kg以上
…大型犬
※8ヶ月以上
ですが、両親の犬種が両方わかっている場合は大きいほうの型、片方の親の犬種のみわかっている場合はその親の型となるため注意してください。
■FPC『ペットほけんマックス』の犬種分類表はこちら
公式サイトで詳細を見る
また、FPCには、通院や入院、手術などの区分なく回数無制限で利用できる「ペットほけんフィット」や保険料をできる限り抑えた「フリーペットほけん」もあるので、自分はどの保険がいいか比較検討してみてもいいかもしれません。
FPC「ペットほけんフィット」を見る
FPC『ペットほけんフィット』
免責なし・回数制限なく自由に使いたい飼い主さんに
▼評価
総合:90%:78点 / 70%:79点 / 50%:80点
▼生涯の平均保険料
90%:5,428円 / 70%:4,100円 / 50%:3,196円
▼0~20歳の生涯保険料
90%:1,367,880円 / 70%:1,033,200円 / 50%:805,440円
※小型犬の保険料で算出
■『ペットほけんフィット』のおすすめポイント
- 補償内容が充実
- 回数無制限
- 年間限度額100万円の中で自由使える
- 保険料が抑えめ
- 12歳以上は定額
FPC『ペットほけんフィット』
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FPCの『ペットほけんフィット』は通院、入院、手術の区分がなく、年間限度額100万円の中で回数を気にせず自由に使用できます。
回数無制限のペット保険の中では保険料が安いのもポイント!12歳以上は定額となるため保険料を抑えたい飼い主さんにもおすすめです。
50%、70%、90%からプランが選べるため、補償割合で選ぶか保険料で選ぶか選択しやすいでしょう。
回数無制限や保険料が安いペット保険では補償されにくい歯科治療、椎間板ヘルニア、パテラなどもカバーされているので安心です。
『ペットほけんフィット』の補償内容
更新時に条件が追加される可能性はありますが、私のこれまでの経験上、通常の使用で条件はつくことはそうそうないことや、もし特定の傷病に条件がついてしまったとしても、それ以外の傷病で使用できること、保険料が安いことを考えると、妥協できる点と言えるのではないでしょうか。
FPC『ペットほけんフィット』
公式サイトはこちら
『ペットほけんフィット』の保険料
※横にスクロールしてご覧ください
ミックス犬の分類は主に、
- 体重8kg未満
…小型犬 - 体重8kg以上~25kg未満
…中型犬 - 体重25kg以上
…大型犬
※8ヶ月以上
ですが、両親の犬種が両方わかっている場合は大きいほうの型、片方の親の犬種のみわかっている場合はその親の型となるため注意してください。
■FPC『ペットほけんフィット』の犬種分類表はこちら
公式サイトで詳細を見る
FPC「フリーペットほけん」を見る
FPC『フリーペットほけん』
手厚い通院補償と充実した補償内容、保険料の安さが魅力!
▼評価
総合:70%:62点 / 50%:67点
▼生涯の平均保険料
70%:3,022円 / 50%:2,470円
▼0~20歳の生涯保険料
70%:761,640円 / 50%:622,320円
※小型犬の保険料で算出
■『フリーペットほけん』のおすすめポイント
- 補償内容が充実
- 保険料が安い
- 年30日の手厚い通院補償
- プランが違っても補償内容は同じ
- 12歳以上は定額
FPC『フリーペット保険』
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『フリーペットほけん』は回数制限や日額上限が設定されていますが、ほかのペット保険では補償されにくい歯科治療、椎間板ヘルニア、パテラといったわんちゃんがかかりやすい病気がカバーされているほか、年30日もある手厚い通院補償は魅力的なポイントと言えます。
また、50%プランと70%プランの年間補償限度額が同じという数少ない保険の1つで、保険料を重視するか補償割合を重視するかで選びやすいでしょう。
8歳以下は犬種にかかわらず同じ料金設計で、保険料自体が安いのも注目!もちろん、12歳以上は定額となるため、家計に優しく負担が少ないのはありがたいですね。
『フリーペットほけん』の補償内容
手術が年1回限度ということネックになりますが、年に何回も手術することそう多くはないことや、保険料の安さなど全体的な補償内容を考えれば十分にカバーできているのではないでしょうか。
また、入院は年に3回となっていますが、1回の入院に日数制限がないので肺炎や肺水腫、腎臓病など入院が長引きがちな病気でも限度額までしっかり補償されるのは飼い主さんの負担も軽減されるでしょう。
FPC『フリーペット保険』
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『フリーペットほけん』の保険料
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ミックス犬の分類は主に、
- 体重8kg未満
…小型犬 - 体重8kg以上~25kg未満
…中型犬 - 体重25kg以上
…大型犬
※8ヶ月以上
ですが、両親の犬種が両方わかっている場合は大きいほうの型、片方の親の犬種のみわかっている場合はその親の型となるため注意してください。
■FPC『フリーペットほけん』の犬種分類表はこちら
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FPC(フリーペットほけん)の口コミ評判は?メリットとデメリットや特徴を解説
3位|リトルファミリー『わんデイズ・にゃんデイズ』
回数制限も1日の上限もなく補償内容が充実!
▼評価
総合:70%:77点 / 50%:72点
▼生涯の平均保険料
70%:2,481円 / 50%:2,210円
▼0~20歳の生涯保険料
70%:625,320円 / 50%:556,920円
※小型犬の保険料で算出
■わんデイズ・にゃんデイズのおすすめポイント
- 回数制限・1日の上限金額なし
- 保険料はお手頃価格
- 補償内容が充実
- プランが違っても補償内容は同じ
- 保険料は3歳ごとに上がるが大きな上昇はない
- 終身で継続可能
『わんデイズ・にゃんデイズ』は歯科治療が補償の対象外となっているのが残念なところですが、それ以外のわんちゃんのかかりやすいパテラや椎間板ヘルニア、てんかんなどの病気はしっかりとカバーされているので、補償内容の充実さと保険料の安さを考えれば妥協できる点と言えるかもしれません。
回数制限や日額上限がなく、免責も設定されていないため、1,000円の治療費でも気軽に利用できるのが嬉しいポイントです。
また、50%プランと70%プランでは年間補償限度額などに違いがある保険が9割を占めますが、プランが違っても補償内容が同じなので、保険料を重視するか補償割合を重視するかで選びやすいでしょう。
1つ気になるのは、通院や手術の限度額が30万円となっていること。少しでもカバーしてくれるならありがたいという気持ちでいたほうが不満なく利用できるのではないでしょうか。
『わんデイズ・にゃんデイズ』補償内容
わんデイズ・にゃんデイズも更新時に条件追加等の可能性はありますが、通常使用する程度ではそうそうないことや、保険料の安さを考えれば妥協できる点と言えるでしょう。
『わんデイズ・にゃんデイズ』の保険料
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わんデイズ・にゃんデイズのパンフレットには犬種ごとに小型犬・中型犬・大型犬の一覧が記載されていますが、記載のない犬種やミックス犬、雑種犬の目安は以下になります。
・体重8kg未満
…小型犬
・体重8kg以上~25kg未満
…中型犬
・体重25kg以上
…大型犬
※生後8ヶ月以上
生後8ヶ月未満の場合では、中型犬と大型犬の境となる体重が5kg少なくなるため、注意してください。
→リトルファミリー『わんデイズ・にゃんデイズ』の犬種分類表はこちら
リトルファミリー少額短期保険『わんデイズ・にゃんデイズ』の口コミ評判!メリットとデメリットや特徴は?
一部カバータイプの手厚くて安いペット保険はこちら
わんちゃんの生涯で補償内容や保険料を考えるとあまりおすすめはできませんが、高額な治療費にだけ備えたいという飼い主さんのために、一部カバータイプの手厚くて安いペット保険TOP4をご紹介します。
■一部カバータイプの手厚くて安いペット保険TOP4
- 楽天『スーパーペット保険 手術・入院』
…評価▶70点
生涯の平均保険料▶2,676円
0~20歳の生涯保険料▶674,280円
- FPC『入院・手術ペット保険スーパー』
…評価▶59点
生涯の平均保険料▶2,123円(90%プラン)
0~20歳の生涯保険料▶534,960円(90%プラン)
- アイペット『うちの子ライト』
…評価▶59点
生涯の保険料平均▶3,138円
0~20歳の生涯保険料▶790,680円
- アニコム『どうぶつ健保ぷち』
…評価▶58点
生涯の保険料平均▶1,981円
0~20歳の生涯保険料▶499,320円
一部カバータイプTOP4の補償内容と保険料を見る
1位|楽天『スーパーペット保険 手術・入院』の補償内容と保険料
■『スーパーペット保険 手術・入院』の補償内容
| 手術・入院 |
補償割合 | 90% |
保険料 | 【1歳】¥860 |
精算方法 | ・郵送請求 ・オンライン請求 →請求書類が到着してから30日以内に振込 |
免責金額 | ー |
日額補償限度額 | 【入院】25,000円 →年25日まで 【手術】500,000円 →年3回まで |
年間補償限度額 | 212.5万円 |
割引 | 年払い割引 |
補償対象外の傷病 | 乳歯遺残、停留睾丸、臍ヘルニア |
新規加入年齢 | 10歳11ヶ月まで →終身継続可能 |
無料サービス | ・獣医師への相談サービス ・保険料に楽天ポイントがつく |
特約 | ペット賠償責任特約 (最大300万円) |
■『スーパーペット保険 手術・入院』の保険料
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2位|FPC『入院・手術ペット保険スーパー』の補償内容と保険料
■『入院・手術ペット保険スーパー』の補償内容
| 50%プラン | 70%プラン | 90%プラン |
補償割合 | 50% | 70% | 90% |
保険料 | 【1歳】\560 | 【1歳】\700 | 【1歳】\820 |
精算方法 | ・郵送請求 →保険金請求手続きが完了した日からその日を含めて30日以内に振込 |
免責金額 | ー |
日額補償限度額 | 【入院】 ¥125,000 →年3入院まで ※日数制限なし 【手術】 \600,000 →年3回まで | 【入院】 ¥125,000 →年3入院まで ※日数制限なし 【手術】 \600,000 →年3回まで | 【入院】 ¥125,000 →年3入院まで ※日数制限なし 【手術】 \600,000 →年3回まで |
年間補償限度額 | 217.5万円 | 217.5万円 | 217.5万円 |
割引 | 年払い割引 |
補償対象外の傷病 | 乳歯遺残、停留睾丸、臍ヘルニア、睫毛乱生 |
新規加入年齢 | 8歳11ヶ月まで →終身継続可能 |
無料サービス | ー |
特約 | ー |
■『入院・手術ペット保険スーパー』の保険料
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3位|アイペット『うちの子ライト』の補償内容と保険料
■『うちの子ライト』の補償内容
| うちの子ライト |
補償割合 | 90% |
保険料 | 【1歳】¥990 |
精算方法 | ・郵送請求 →請求書類を受理してから30日以内に振込 |
免責金額 | 最低支払対象治療費 ¥30,000 ※補償の対象となる額が3万円に達しない場合は保険金支払の対象外 |
日額補償限度額 | 【入院】手術と合わせて500,000円まで →1回の入院10日まで 【手術】500,000円まで →年2回まで |
年間補償限度額 | 100万円 |
割引 | 多頭割引 年払い割引 |
補償対象外の傷病 | 乳歯遺残、停留睾丸、臍ヘルニア、 そけいヘルニア |
新規加入年齢 | 12歳11ヶ月まで →終身継続可能 |
無料サービス | ・全国のアイペット提携のさまざまな施設やお店の優待サービス ・獣医師による健康情報配信 |
特約 | ペット賠償責任特約 (最大500万円) |
■『うちの子ライト』の保険料
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4位|アニコム『どうぶつ健保ぷち』の補償内容
■『どうぶつ健保ぷち』の補償内容
| どうぶつ健保ぷち |
補償割合 | 70% |
保険料 | 【1歳】¥1,020 |
精算方法 | ・郵送請求 ・スマホアプリ請求 →請求書類を受理してから30日以内に振込 |
免責金額 | ー |
日額補償限度額 | 【入院】¥14,000 →年20日まで 【手術】¥500,000 →年2回まで |
年間補償限度額 | 128万円 |
割引 | 多頭割引 年払い割引 |
補償対象外の傷病 | 乳歯遺残、停留睾丸、睫毛乱生、涙やけ、臍ヘルニア、そけいヘルニア |
新規加入年齢 | 7歳11ヶ月まで →終身継続可能 |
無料サービス | ・迷子捜索サポート |
特約 | ー |
■『どうぶつ健保ぷち』の保険料
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乗り換えを検討している飼い主さんはちょっと待って!
現在ペット保険に加入している飼い主さんの中には、今の保険料が高いから安い保険料のペット保険に乗り換えたいと思う人もいるでしょう。
どこがおすすめとは一概に言えるものではなく、現在どこのペット保険に加入しているかやわんちゃんの状態によっては乗り換えが得策ではないこともあるため、ポイントをまとめてみました。
①現在の愛犬の年齢
保険料が安いペット保険の多くが、新規加入年齢を8歳未満や9歳未満としています。
すべてのペット保険を比較して選べるのは7歳11ヶ月までなので、愛犬の年齢によっては新規加入ができない可能性も。
また、ペット保険によってはシニア期に入ると補償内容に疑問を感じるプランしか選べないということも実際にあるため、注意が必要です。
■実際の例
|
シニア期以降の対応 |
A社 |
11歳以上は補償割合50%のプランしかない |
B社 |
12歳以上で補償限度額の低いシニアプランに変更される |
C社 |
シニア犬がかかりやすい病気が補償対象外となる |
②持病がある場合や過去の病歴は補償対象外になる
愛犬に持病がある場合、乗り換えようとしているペット保険ではその病気は補償対象外になります。
そのため、現在の保険がその病気を補償してくれているのなら、乗り換えないほうがいいということも。
実際に私の愛犬がペット保険に加入したとき、歯周病の治療歴があったほかチェリーアイだったことから以下のような特定傷病除外特約がつき、眼科疾患や口腔疾患は補償されません。
加入時に申告(告知)しなければバレないと考える飼い主さんもいるようですが、ペット保険会社は遅かれ早かれ動物病院に確認するため、告知義務違反となって保険金が支払われないだけでなく、契約が解除されてしまいます。
支払済みの保険料は返還されず、保険金を受け取っていた場合では回収されるため、きちんと申告(告知)することが大切です。
また、ペット保険会社ごとに引き受け不可の病気が定められているので、過去に病気をしたわんちゃんや持病のあるわんちゃんの乗り換えは慎重に行う必要があります。
③加入してすぐに使用できるわけではない
ペット保険には待期期間が設けられており、加入してすぐに使用できるわけではありません。
待期期間が0日のペット保険もありますが、その場合でも補償開始日が1ヶ月後などとなっており、その間に病気をした場合は補償されないので注意が必要です。
補償される期間がない時期を防ぎたい場合は、現在の保険と新しい保険を被せる必要があり、最低でも1ヶ月は2社分の保険料を払うことになります。
現在の保険料だけでなくシニア期以降の保険料にも注目
「シニア期以降の保険料」でも解説していますが、現在の保険料だけでなく、シニア期以降の保険料も注目してみましょう。
シニア期以降の保険料を比較してみたら、現在加入している保険会社のほうが安かった、なんてこともあったりします。
どうしても現在の保険料に気を取られてしまいがちですが、生涯で見てみると保険料の上昇が大きいものもあり、加入したときに安い保険料であってもどんどん保険料が上がって、気が付いたときには高額で乗り換えを検討しようにも年齢的や病気の問題で難しいということも。
そのため、ペット保険の保険料は、長い目で見て考える必要があります。
今回の調査で保険料の上昇も確認したところ、以下のような結果になりました。
※横にスクロールしてご覧ください。
※あいうえお順に記載
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ペット保険に入る前に知っておきたいQ&A
ここでは、ペット保険に入る前に知っておきたいことをO&A形式でご紹介します。
ペット保険で補償されないものは何?
A.どのペット保険も予防に関するものや、同居するわんちゃんにも使用することができるサプリメントや療法食、シャンプーやイヤークリーナーなどは補償対象外です。
ペット保険に加入すれば、すべての動物病院代が補償されると思っている飼い主さんも多いですが、ペット保険は病気やケガの治療費を補償するもの。人間の健康保険でも健康診断や予防接種などが補償されないように、わんちゃんも以下のものは補償されません。
■すべてのペット保険で保険適用外の主な事柄
- ワクチン接種やフィラリア・ノミ・ダニなどの駆虫薬
…狂犬病ワクチンや混合ワクチンなど、予防のためのワクチン接種や駆虫薬は実費 - 健康診断
…予防のための検査などは実費 - 予防目的での初診料や再診料
…予防のための診察は実費 - 避妊・去勢手術
…傷病にあたらないので実費 - 予防目的の歯石の除去
…予防のための処置は実費 - 療法食やサプリメント
…皮膚病や腎臓病、心臓病などの療法食やサプリメントは保険適用外 - 薬用シャンプーやイヤークリーナー
…皮膚病になったときに病院で処方されるシャンプーやイヤークリーナーは保険適用外 - ワクチン等により予防できる病気
…犬パルボウイルス感染症、犬ジステンパーウイルス感染症、犬パラインフルエンザ感染症、犬伝染性肝炎、犬アデノウイルス2型感染症、狂犬病、 犬コロナウイルス感染症、犬レプトスピラ感染症、フィラリア感染症、ノミ・ダニ等によるもの
※ただし、発症日がその予防措置の有効期間内であった場合や獣医師の判断により予防措置を講じることができなかったと認められる場合は除く
保険適用外の主な事柄をもっと見る
・補償開始日以前の傷病
・治療以外の費用(爪切り・耳掃除・肛門腺絞り・トリミング・ペットホテル費用など)
・マイクロチップの埋め込み費用
・正常な妊娠・出産に関わるもの
・販売用、狩猟犬、競争犬、災害救助犬、興行用、闘犬、賭犬、猟犬、警察犬等の職業犬に当てはまらない犬
・保険契約者・被保険者の故意や重過失による傷病
・安楽死・遺体処置・解剖などの費用
・海外での傷病
・自然災害によるもの
・保険料の支払いがない場合
ただし、上記にある避妊・去勢手術、歯石の除去、耳掃除、肛門腺絞りを予防目的ではなく治療として処置を行う場合には補償してくれるペット保険もあります。
■避妊・去勢手術を治療として処置する場合とは
…子宮水腫や子宮蓄膿症、睾丸・子宮の腫瘍化など
■歯石の除去を治療として処置する場合とは
…歯周病や虫歯など
■耳掃除を治療として処置する場合とは
…外耳炎や中耳炎など
■肛門腺絞りを治療として処置する場合とは
…肛門膿炎など
安いペット保険でも本当に大丈夫?
A.安いペット保険でも補償がしっかりしているペット保険はたくさんあり、選び方さえ間違えなければ大丈夫です。
どのペット保険でも選ぶ際に必ず最初に確認してほしいのは、補償対象外の傷病と更新時の条件追加の有無、シニア期以降の保険料です。
今回検証にあたり、17社のペット保険をすべて細かく確認しましたが、補償内容と保険料の高い安いはあまり関係がないように見受けられました。
安くても補償内容が充実した保険はたくさんあるため、安心して利用してください。
ペット保険に加入するのはいつがいい?
A.ペット保険の加入を検討したときが加入のタイミングです。
わんちゃんは生きものである以上、いつ病気やケガをするかは誰にもわかりません。
病気になってしまえば加入できなくなることも珍しくはないため、若く元気なうちからの加入をおすすめします。
まとめ
全17社のペット保険を比較して、手厚くて安いペット保険はどこかを徹底的に調べてみましたが、飼い主さんによって「手厚い」「安い」の感覚は異なり、どこが絶対にいい!ということは一概に言えるものではありません。
しかし、ペット保険に入る以上、補償される傷病がわんちゃんのなりやすい病気をしっかりカバーできているのはもちろん、愛犬がシニアになったときに保険料が家計の負担にならないものを選んだほうがいいことは断言できます。
■安いペット保険を選ぶポイントのおさらい
・何を手厚いとするかを明確にする
・愛犬がなりやすい病気が補償されているか確認する
・シニア期以降の保険料は高額すぎないかチェックする
実際、私の愛犬は高齢で病気持ち。偏食があったり急に体調不良になったりと何かとお金がかかりますが、加入しているペット保険の保険料が高すぎないおかげで愛犬にいろいろとお金をかけてあげられるのはもちろん、すぐに病院に行くことに躊躇うことはありません。
完璧なペット保険は存在しないためペット保険選びは難しいですが、何を重要とするかをはっきりさせて愛犬と飼い主さんに役立つペット保険を選んでくださいね。
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※記事で紹介されている商品を購入すると、売上の一部がINUNAVIに還元されることがあります。メーカー等の依頼による広告にはPRを表記します。
※掲載されている情報は、INUNAVIが独自にリサーチした時点の情報を掲載しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
執筆者
- ペットライター
-
たかだ なつき
- JKC愛犬飼育管理士 / ペットフーディスト / 犬の管理栄養士 / ペット看護士 / ペットセラピスト / トリマー・ペットスタイリスト / 動物介護士 / ホリスティックケア・カウンセラー