犬の治療費は100%自己負担なので、もしもの時のためにペット保険に加入しておくと安心です。
しかし、保険会社やプランの種類が多いため、
「どの保険がいいのかわからない」
「本当に保険金がもらえるか不安」
と、なかなかペット保険を選べずに悩んでいませんか?
そこで今回は、あなたにとって理想の保険が見つかるように、失敗しないペット保険の選び方を解説していきます!
おすすめのペット保険が見つかるチャート表もご用意していますので、保険選びの参考にしてみてください。
犬の治療費は100%自己負担なので、もしもの時のためにペット保険に加入しておくと安心です。
しかし、保険会社やプランの種類が多いため、
「どの保険がいいのかわからない」
「本当に保険金がもらえるか不安」
と、なかなかペット保険を選べずに悩んでいませんか?
そこで今回は、あなたにとって理想の保険が見つかるように、失敗しないペット保険の選び方を解説していきます!
おすすめのペット保険が見つかるチャート表もご用意していますので、保険選びの参考にしてみてください。
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ペット保険を選ぶときに大切なのは、【補償内容と保険料のバランス】です。
また、
「しっかり手厚く備えたい」
「手術にのみ備えたい」
など、加入する目的をおさえながら選ぶことも大切です。
それでは、ペット保険を選ぶポイントを5つのステップごとに確認していきましょう。
まず、ペット保険にはメインとなる補償プランが3種類あります。
補償内容 | 保証の詳細 |
通院補償 | ケガや病気で治療を受けた時に対象となる補償。 歯科治療や、治療以外を目的とする費用は対象外であることが多い。 |
入院補償 | 入院をした時に対象となる補償。 入院中の食事等は対象外であることが多い。 |
手術補償 | 手術をした時に支払われる補償。 対象外の手術が保険会社によって異なる。 |
基本的に「入院補償」と「手術補償」はセットになっているので、「通院補償」を付けるかどうかを選ぶ必要があります。(保険会社によっては選べない場合があります。)
ちなみに、保険金請求の80%が通院での治療費となっているので、通院補償が付いているプランの方が使いやすいでしょう。
ただし、「入院+手術補償」のみのプランに比べると割高になります。
そのため、大きな病気に備えたい方は「通院補償無し」、下痢や嘔吐などでよく病院に行く方は「通院補償あり」のプランがおすすめです。
次に保険会社に、どれくらいの割合で治療費を負担してもらうかを選びましょう。
ちなみに、人気のプランは1位70%補償・2位50%補償となっています。人気の70%補償の場合の、保険金額・自己負担額は上記画像の通りです。
また、補償割合だけでなく、補償限度額や限度日数にも注意しましょう。
補償限度額や限度日数によっては、「思ったより保険金が受け取れなかった」ということもあるので、補償内容によって自己負担がどれだけ変わるかを比べてみましょう。
補償限度額や限度日数が異なる保険で、犬が骨折した場合の自己負担額を比較してみましょう。
<完治するまでの治療費>
<A社70%補償の場合>
補償限度額 |
補償 | 限度額 | 限度日数 | |
A社 | 110万円/年 | 通院 | 1万円/日 | 20日/年 |
入院 | 2万円/日 | 30日/年 | ||
手術 | 10万円/1回 | 2回/年 |
■保険金対象内訳
合計17万7,000円
■自己負担額
13万3,000円
<B社70%補償の場合>
補償限度額 |
補償 | 限度額 | 限度日数 | |
B社 | 70万円/年 | 通院 | 無制限 | 無制限 |
入院 | ||||
手術 |
■保険金対象内訳
合計21万7,000円
■自己負担額
9万3,000円
このように、限度額や限度日数によって自己負担額が異なります。
犬種によってかかりやすい病気がある場合は、治療費と補償額が十分かどうかを確認することが大切です。
メイン補償と補償割合が決まったら、上記の3つのことを確認しておきましょう。
見落としがちですが、意外と大切なポイントなので、しっかり吟味してください。
免責金額とは、1つのケガや病気の治療に対する補償外の自己負担額です。
<70%補償で免責金額7,000円>
胃腸炎2万円の治療を行った場合
(2万円-7,000円)×70%=9,100円
保険金額…9,100円
自己負担額…1万900円
免責金額がない場合の自己負担額…6,000円
免責金額は、小額での保険請求による使われすぎを抑制しコストを抑えることで、保険料を安く設定する場合に用いられます。
そのため、免責金額がある方が保険料は安くなりますが、高額ではない治療や通院の場合は、相殺されて、ほとんど保険金が受け取れない場合もあります。
そのため、通院にも備えたいという場合は、免責金額は無い方がおすすめです。
ペット保険は1年ごとに更新が行われますが、保険会社によって更新パターンが異なります。
条件なしの場合はそのまま更新することができますが、条件が設定されている場合は注意が必要です。
保険が必要になった時に使えない保険では意味がないので、更新条件のない保険がおすすめです。
ペット保険の請求方法は2つ。
請求方法 | |
立替請求型 | いったん治療費の全額を支払い、専用の診断書や診療明細書を添えて請求する方法。 診断書の手数料がかかる場合があるが、どの動物病院でも利用することができる。 |
窓口清算型 | 加入している保険証を提出することで、窓口で負担割合分のみを支払う方法。 対応している動物病院が限られているが、非常に便利。 |
こちらはお好みなので、補償内容や保険料を優先して決めることをおすすめします。
保険会社によって、メイン補償の他に、「特約(入院や通院・手術以外の補償)」があります。
<特約の一例>
補償内容 | |
賠償責任特約 | 人や他の犬に噛みついてしまったり、物を壊してしまった時の補償。もしものトラブル時に安心の特約。 |
診断書費用保険金特約 | 保険金を請求するための診断書の費用を補償。立替請求型の保険が多いので便利な特約。 |
ペット用車イス費用特約 | 高度障害で車イスが必要になった時の費用を補償。万が一の時に役立つ保険。 |
これ以外にも様々な特約が存在するので、各保険会社を確認してください。
また、特約が用意されていない保険もあるので、付帯したい場合は特約の有無を確認しておきましょう。
全ての条件が決まったら、保険料とのバランスを確認しておきましょう。どんなに完ぺきな補償内容でも、家計を圧迫する内容では見直しが必要です。
また、年払い割引や、多頭飼い割引・WEB割引・マイクロチップ割引といった割引があるので、各保険会社のHPを確認し、ぜひ利用してみてください。
ペット保険を選ぶポイントは分かったけど、実際、自分で選ぶのは難しいと思ってる方も多いのではないでしょうか?
そんな方のために、ここでは、簡単にぴったり保険タイプが見つかるチャート表をご用意しました!
以下の質問に、YES・NOで答えて矢印の方向に進んでください。
A~Fの各補償プランの特徴や、おすすめのペット保険についてご紹介していきます。
A 格安通院補償プラン |
Aタイプの方は、入院・手術だけでなく、通院補償の付いたプランがおすすめ。保険料をおさえながら、幅広い保証が受けられます。100%補償ではないので一部負担が必要な点に注意しましょう。 ◆『PS保険』の50%or70%補償プラン ◆『FPC』の50%or70%補償プラン |
B ケガのみ補償プラン |
万が一のケガの治療に特化したプラン。保険料を最小限におさえながら、手術に備えたい人におすすめです。 ◆アイペット損保『うちの子ライト』 ◆日本ペット『いぬとねこの保険』パールプラン |
C 入院・手術補償プラン |
入院や手術に対する費用を補償するプラン。保険料をおさえながら、大きなケガや病気の治療に備えたい人におすすめです。 ◆『プリズムコール』のホワイトプランⅡ ◆au損保の『ペットの保険』の通院なしタイプ |
D 100%補償プラン |
かかった治療費の100%を補償してくれるプラン。動物病院を気兼ねなく利用したい人におすすめです。 ◆『プリズムコール』 ◆『PS保険』の100%補償プラン |
E 補償限度額無制限プラン |
1回の限度額や月の限度日数が無制限のプラン。高額な治療に備えたい人におすすめです。 ◆au損保の『ペットの保険』通院あり70%プラン ◆アクサダイレクトの『ペット保険』70%プラン |
F 充実の限度額補償プラン |
年間最高補償限度額が高額なプラン。一生涯安心できる保険に加入したい人におすすめです。 ◆アイペット損保『うちの子』の70%プラン ◆『プリズムコール』のグリーンプランⅡ |
ペット保険選びに迷っている人は、今回の結果を参考にしてみてください。
もっと詳しくペット保険を知りたい方は「【犬のペット保険18選を徹底比較】私が本気で選ぶおすすめTOP3はこれ」をご覧ください。
また、価格重視の方は「【ペット保険16社比較】手厚くて安いペット保険おすすめTOP3はコレ!乗り換えしたい人必見」をご覧ください!
ペット保険に、「よくわからないまま加入した」「若いうちは安い保険で十分」といった理由で加入した人は、犬の年齢に合わせて保険を見直すことをおすすめします。
まずは、年齢ごとに保険請求の多い傷病を確認していきましょう。
<保険請求が多い傷病TOP5>
0歳 | 1~6歳 | 7歳以上 | |
1位 | 下痢 (¥12,500) |
皮膚炎 (¥11,000) |
皮膚炎 (¥11,000) |
2位 | 外耳炎 (¥25,800) |
外耳炎 (¥25,800) |
腫瘍 (¥700,000) |
3位 | 異物誤飲 (¥20,000) |
胃腸炎 (¥20,000) |
心臓病 (¥2,000,000) |
4位 | 骨折 (¥185,200) |
異物誤飲 (¥20,000) |
外耳炎 (¥25,800) |
5位 | 胃腸炎 (¥20,000) |
下痢 (¥12,500) |
歯周病 (¥100,000) |
特に、0歳と7歳以上は高額な治療費がかかりやすいので、しっかりと備えておくと安心です。
また、1歳以降は先天性疾患が見つかりやすい時期です。「シニア犬になったら手厚い保険に切り替えよう」と思っても、先天性疾患が理由で加入を断られる場合があるので注意が必要です。
保険を切り替える場合は、できるだけ健康なうちから検討しておくことをおすすめします。
犬の年齢が高くなると、保険の更新ができないペット保険もあります。
何歳まで更新できるのか、更新条件がある場合は、条件が厳しくないかということを確認しておくと安心です。
既往歴(これまでにかかった病気)は、保険金請求をした時に正当かどうかを調査するので絶対にバレます。
内容によっては、動物病院に直接確認することもあるります。
悪意のない申告漏れでも保険金はもらえないので、ペット保険の加入前にきちんと告知しましょう。
多くの保険が、加入前にかかっていた病気の潜伏期間として、30日間程度病気による保険金がおりない待機期間を設けています。
ただし、ケガに関しては保険開始日から請求することができます。
保険会社によって、「椎間板ヘルニア」「膝蓋骨脱臼」「悪性腫瘍(ガン)」など、特定のケガや病気による治療が対象外となっている場合があります。
補償内容に記載されているので、かかりやすいケガや病気が対象となっているか確認しておきましょう。
ペット保険は、補償内容や保険料のバランスがよく、万が一の時に使える保険であることが大切です。
①補償プランを決める
②補償割合を決める
③補償内容を確認する
④特約を決める
⑤保険料を確認する
ぴったりの保険が見つかるチャート表を参考に、あなたに合ったペット保険を選んでみてください。
そもそもペット保険が必要かどうか悩んでる方は「ペット保険はいらない?やめた理由や後悔パターン全紹介【飼い主462人調査】」をご覧ください。
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※掲載されている情報は、INUNAVIが独自にリサーチした時点の情報を掲載しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
執筆者
「日本をペット先進国に。」INUNAVIは、飼い主とわんちゃんが幸せに過ごせる世界を実現するために誕生。 執筆者はペットフード安全管理者、犬の管理栄養士、動物介護士、ペット看護師などの資格を保有。獣医師・ドッグトレーナーなど専門家監修のもと、犬好きのメンバーが毎日読みたくなるコンテンツを毎日更新中♩おすすめドッグフードランキングは1,000名規模の口コミ評価や成分の安全性を検証し、辛口に採点。リアルな情報にこだわっています。独自アンケート調査はこちら