楽天ペット保険の口コミ評判は？加入者の私が正直レビュー【メリデメ徹底解説】

楽天損保の『スーパーペット保険』は、補償対象の広さが魅力のペット保険です。免責金額がなく少額の治療費も補償してもらえるので、使いやすいと飼い主さんからも人気があります。

しかし、ペット保険を選ぶときに気になるのが、

・加入している人は満足してるの？
・保険料や補償内容は実際どう？
・使いやすい？
・アニコムとどっちがいいの？

といったことではないでしょうか。

そこで今回は、楽天ペット保険の『あんしんペット保険※』加入歴6年で、他2社（アイペット、アニコム）のペット保険に加入経験のある私が、『スーパーペット保険』の特徴やSNSでの評判や口コミの傾向、メリットデメリットを本音でご紹介します。

ペット保険は、治療費の負担を軽減してくれるだけでなく、精神面でも飼い主さんの役に立ってくれるものです。しかし、内容をしっかり理解して加入しないと後悔することも珍しくはありません。

楽天ペット保険の『スーパーペット保険』に加入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

※『あんしんペット保険』の新規加入は終了しました

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楽天ペット保険『スーパーペット保険』はどんな保険？

■楽天ペット保険『スーパーペット保険』の基本情報

	通院つきプラン		手術・入院プラン
カバータイプ ・フルカバータイプ …通院・入院・手術が補償対象 ・一部カバータイプ …入院と手術、通院のみ、特定の傷病のみなど一部が補償対象	フルカバー 通院＋入院＋手術		一部カバー 入院＋手術
補償割合 補償対象となる診療費に対して保険会社が負担する割合	50％	70％	90％
窓口精算 窓口精算対応病院であればその場で保険が適用される	ー	ー	ー
月額保険料 補償を受ける対価として保険会社に支払うお金	【1歳】 \1,430～ 【6歳】 \2,460～ 【12歳】 \6,840～	【1歳】 \1,920～ 【6歳】 \3,220～ 【12歳】 \8,990～	【1歳】 \860～ 【6歳】 \1,490～ 【12歳】 \3,890～
免責金額 補償対象の診療費に対して必ず自己負担する金額	ー	ー	ー
日額補償限度額 保険会社が1日に補償する金額の上限	【通院】 ¥12,000 →年22日まで 【入院】 ¥12,000 →年25日まで 【手術】 ¥120,000 →年3回まで	【通院】 ¥15,000 →年22日まで 【入院】 ¥15,000 →年25日まで 【手術】 ¥150,000 →年3回まで	【通院】 補償対象外 【入院】 \25,000 →年25日まで 【手術】 ￥500,000 →年3回まで
年間補償限度額 保険会社が1年間に補償する金額の上限	92.4万円	115.5万円	212.5万円
新規加入年齢 新規で加入する場合に保険会社が引き受け可能としている年齢	10歳11か月まで →終身継続可能
割引	年払い
補償対象外の傷病 保険会社が補償しない病気やケガ	乳歯遺残、停留睾丸、臍ヘルニア
無料サービス 加入者が利用できるサービス	・保険料の支払いで楽天ポイントがもらえる ・初回のみ楽天ポイントで保険料が支払える ・楽天のペット向けサービスがお得に利用できる ・24時間獣医師相談サービス ・病院検索サービス
特約 主な保険に付帯することのできる契約、もしくは付帯される契約。無料と有料がある	ペット賠償責任特約（最大300万円）
保険金請求方法	・オンライン請求 ・郵送請求 →必要書類が到着してから30日以内に振込み
待機期間と補償開始日 待機期間とは、保険の加入時から一定の間において補償が効かない期間。この期間に発症した病気はその後も保険が適用されることはなく、費用はすべて自己負担となる。初年度のみに設けられており、待機期間の日数は保険会社によって異なる	▼待機期間 ケガ：0日 病気：30日 ▼補償開始日 毎月20日までに申し込み完了で翌月1日から

楽天ペット保険は、楽天損害保険株式会社の提供するさまざまな保険の中の1つです。補償範囲が広く、補償開始日も最短8日と早いことから近年人気が集まっています。

楽天ペット保険には、通院・入院・手術をすべて補償してくれるフルカバータイプの『通院つき50％プラン』『通院つき70％プラン』と、手術と入院をカバーする一部カバータイプの『手術・入院プラン』があり、飼い主さんの目的に合わせて選ぶことができます。

楽天ペット保険のSNSでの評判と口コミ傾向

いぬなび編集部では、楽天ペット保険に関する口コミを徹底調査し、直近の50件（Instagram、Twitter）から口コミの傾向を分析しました。

まずは、楽天ペット保険に関する良い口コミと悪い口コミの件数から紹介します。

今回の調査では、楽天ペット保険は良い口コミが多く見られました。加入している飼い主さんの評判は良いようです。

口コミの傾向は上の画像のようになりました。

楽天ペット保険の良い口コミで最も多く見られたのは、「キャンペーンのプレゼントやポイントバックがある」という声で、ほとんどの口コミがサンプルやプレゼント当選が嬉しいといった声でした。

しかし、「治療費を気にせず治療に専念できる・負担が減って助かる」という良い口コミも一定数見られ、補償内容がいいから見られる声と言えるでしょう。

一方で、悪い口コミでは「強制解約になった」「保険金が支払われない、払い渋りがある」「免責金額がつくようになった」など、他人ごとではない内容の口コミもあったのは気になります。

一体どういうことなのでしょうか？実際に楽天ペット保険を利用している飼い主さんたちの口コミを見ていきましょう。

良い口コミ評判①キャンペーンのプレゼントやポイントバックがある

楽天ペット保険は楽天グループの中の楽天損保が取り扱っているペット保険のため、ペットフードなどのサンプルプレゼントキャンペーンがよく行われています。比較的当選しやすいようで、喜ぶ声が続々！

中には「応募してないのに送られてきてラッキー」といった口コミも複数あったため、抽選の基準は不明ですね。

良い口コミ評判②治療費の負担が減って助かる

楽天ペット保険は新規取扱いが終了したペット保険もたくさんあるため、どのペット保険の口コミかはわかりませんが、治療費の負担が軽減されて助かっているという飼い主さんの声が見られました。

わんちゃんや猫ちゃんの治療費は高額になることも多く、治療費が高いからと治療を断念する飼い主さんも珍しくありませんが、ペット保険によって少しでも負担が軽減されるのはありがたいことでしょう。

良い口コミ評判③良い意味で裏切られた

ペット保険にあまり良くないイメージを持っていた飼い主さんでは、「良い意味で裏切られた」という声もありました。

日本のペット保険加入率は12％ちょっとと少なく、実態がよくわからないためか悪いイメージを持つ飼い主さんも少なくありません。

しかし、こうして実際に感謝するまでに変わるというのは、楽天ペット保険が誠実な対応をしたということがうかがえるのではないでしょうか。

ペット保険選びに9割が苦戦？低加入率の原因と人気保険の傾向など調査！【462人アンケート】

悪い口コミ評判①強制解約になった

楽天ペット保険の悪い口コミはそう多くありませんが、保険を解除されてしまうことも実際にあるようです。とは言え、今回の口コミ調査で見られたのは1件だけでした。

楽天ペット保険は、『スーパーペット保険』に限らずこれまでの保険もすべて、場合によっては更新できないこともあると重要事項説明書に明記されています。

しかし、ペット保険会社の多くが同じように更新できないこともあると記載しているので、楽天ペット保険に限ったことではないと言えます。

悪い口コミ評判②保険金が支払われない、払い渋りがある

保険金に関しての悪い口コミでは「支払ってもらえなかった」というものや、「払い渋りがある」という声が見られました。

通常に利用していればまず保険金が支払われないということはありませんが、今回の口コミのような場合では、その病気が発症したのが免責期間中だったと獣医師や保険調査員が判断したと考えられます。

免責期間中（待機期間中）、もしくは加入前に発症した病気やケガは補償対象外となるため、十分に注意してください。

また、払い渋りに関しては、詳細がわからないため何とも言えませんが、「保険金が支払われない場合」に該当するのかもしれません。こちらについては、「楽天ペット保険に関するQ＆A」で解説しています。

悪い口コミ評判③免責金額がつくようになった

楽天ペット保険の悪い口コミには「免責金額がつくようになった」という口コミも見られ、不安に思った飼い主さんもいると思います。

しかし、こちらは『スーパーペット保険』ではなく、旧楽天ペット保険の「あんしんペット保険 ペット医療保険L型」に起こったことなのでご安心ください。（※ほかのプランはもともと免責つき）

実際、私も2022年の更新時から免責4,000円がつきました(´;ω;｀)

楽天ペット保険の口コミ評判まとめ

今回の調査では、楽天ペット保険の口コミで一番多かったのは「キャンペーンのプレゼントやポイントバックがある」というものでしたが、「治療費の負担が減って助かる」「良い意味で裏切られた」といった声も見られ、多くの飼い主さんが満足しているようです。

しかし、悪い口コミにもある「強制解約になった」というものは、見過ごせませんね。更新できないほどペット保険を利用していたとしたら、新しいペット保険に加入することは難しく、加入できたとしてもその病気は対象外となり、その病気の治療費はその後ずっと全額自己負担を覚悟しなければいけません。

そうそう起こることではありませんが、検討材料になるのではないでしょうか。

入ってはいけないペット保険ワースト7！最悪な保険の見分け方・失敗しない選び方を伝授

楽天ペット保険の特徴

楽天ペット保険は口コミ評判も良く、人気のペット保険であることがわかりましたが、どんな特徴があるのでしょうか。

ここで詳しく見ていきましょう。

①2種類のカバータイプから選べる

楽天ペット保険の『スーパーペット保険』は、フルカバータイプの『通院つきプラン』と一部カバータイプの『手術・入院プラン』があります。

すべてをバランス良くカバーしたい場合は『通院つきプラン』、保険料を抑えて高額となりがちな入院や手術をカバーしたい場合では『手術・入院プラン』を選ぶといいでしょう。

とは言え、シニア期以降、特に16歳を超えるとわんちゃんの状態によっては手術ができないことも珍しくはありません。通院や入院が主となることを考えると、フルカバータイプの『通院つきプラン』を選んでおいたほうが安心です。

また、『通院つきプラン』は50％と70％の補償割合から選ぶことができます。補償割合とは保険会社が負担する金額の割合のことで、補償割合が高いと保険料も高くなるので、よく考えて選んでください。

【加入前は必見✅】ペット保険の裏技紹介！ペット保険を合法に賢く活用しよう

②楽天ペット保険は10歳11ヶ月まで加入できる

楽天ペット保険は、10歳11ヶ月まで新規加入が可能です。

現在加入できるペット保険会社は17社ありますが、すべての保険会社から選べるのは7歳11ヶ月までで、その後はどんどん減っていきます。

シニア期には特に動物病院にお世話になりやすいことを考えると、補償内容の充実したペット保険に入っておきたいところ。楽天ペット保険は10歳11ヶ月まで新規加入の引受をしているので、シニア期になってペット保険を検討した飼い主さんも助かるのではないでしょうか。

ただ、注意したいのは11歳以降の保険料が高く、20歳まで上がり続けることです。保険料に圧迫されて治療費がままならないということがないように、計画性を持つ必要があるろ言えます。

楽天ペット保険の保険料

※横にスクロールしてご覧ください

犬種の分類は楽天損保の基準になるため、HPの犬種一覧表や問い合わせでの確認が必要です。

また、ミックス犬の場合は、

となっています。ただし、0歳の場合は体の大きな方の親の犬種となるほか、親の犬種がわからない場合は中型犬となるので注意してください。

【ペット保険18社比較】手厚くて安いペット保険おすすめTOP3はコレ！乗り換えしたい人必見

③補償内容が充実している

『スーパーペット保険』は、ペット保険で補償対象外とされることが多い「歯科治療」「パテラ（膝蓋骨脱臼）」「椎間板ヘルニア」といった、わんちゃんがかかりやすい病気が補償対象となっているのはもちろん、補償対象外の傷病が少ないのがポイントです。

回数制限や日額限度額は設定されていますが、基本的にペット保険はどこも、

といったコントロールを行っており、実際に『スーパーペット保険』の日額限度額や年間限度額は高めに設定されています。

シニア期以降の保険料は高いですが、補償内容は充実しており、利用しやすいペット保険と言えます。

また、免責金額がないので少額の治療費でも保険金を請求できることや、オプションで最大300万円まで補償してくれるペット賠償責任特約をつけることもできますよ！

⑤保険金の請求がオンラインで簡単にできる

※画像は私が加入している「あんしんペット保険」のものです

楽天ペット保険は全国の動物病院で利用できますが、窓口精算ができる保険ではないため、一旦全額を支払い、後日楽天損保に保険金を請求する必要があります。

保険金請求は、

の2つの方法があり、おすすめなのはマイページから手続きできるオンライン請求！必要事項の入力や必要項目の選択をして、動物病院から発行された診療明細書原本と領収書を撮影するだけです。

とても簡単で、慣れてくれば2分もかからないでしょう。

楽天ペット保険のオンライン請求や、郵送請求に必要な書類については、以下の記事で詳しく解説しています。

【実体験】ペット保険の請求方法４パターンを解説！保険金はいつ振り込まれる？

⑥楽天ならではのポイント還元やクーポンサービスがある

楽天ペット保険に加入すると、24時間365日獣医師に相談できるサービスや病院検索サービスが無料で受けられます。

更に、保険料の支払いで1％分の楽天ポイントが還元されるほか、楽天のペット向けサービスがお得に利用できるという特典も！

楽天のペット向けサービスは、楽天ペット割にペットの情報登録が必要ですが、簡単なのでぜひ登録してお得に楽天市場を利用しましょう。

⑦楽天は損害保険会社！破綻しても契約者は保護される

楽天損保は損害保険会社です。仮に経営が破綻しても「損害保険契約者保護機構」に加入しているため、契約者は定められた金額の保険金、返戻金が補償されているのでもしものときも安心ですね。

実は楽天ペット保険は、2022年3月まで楽天少額短期保険株式会社が取り扱っていました。

しかし、契約者が増えたことで少額短期保険業の事業規模制限の金額（年間収受保険料50億円以下）を超えることが見込まれることから、2022年4月1日以降に満期を迎える個人契約者向けのペット保険のすべてを楽天損害保険株式会社に移転することになったのです。（※）

そのため、一部のペット保険で免責金額が付帯されたり、保険料が上がるといった混乱もありましたが、安定性に不安が残る少額短期保険会社ではなく、損害保険会社が取り扱うペット保険となったことは安定性の面でも安心感の面でも大きいのではないでしょうか。

※参考：楽天少短「保険契約の移転に関する方針決定について」

ペット保険選びに9割が苦戦？低加入率の原因と人気保険の傾向など調査！【462人アンケート】

楽天ペット保険のメリットとデメリット

楽天ペット保険『スーパーペット保険』は補償内容が良く利用しやすいペット保険ですが、メリットだけでなくデメリットもあります。

ここでは、メリットとデメリットをまとめてみました。

メリット

これまでの口コミや特徴にもある通り、楽天ペット保険は補償範囲が広く充実した内容で治療費の負担を軽減してくれるペット保険です。

年に25日ある入院補償や、年に3回の手術回数という点も、ゆとりが持てて安心と言えるでしょう。

また、ポイント還元や楽天市場で使えるクーポン配布など、お得感があるところもポイントです。

デメリット

楽天ペット保険の最大のデメリットは、更新時に条件が追加されたり更新できないことがあるということです。

更に、シニア期以降の保険料が高いこともデメリットでしょう。シニア期になってほかのペット保険に乗り換えすることは、リスクがありおすすめできないので、加入を検討している飼い主さんは保険料を払い続けることができるか、しっかり考えて見ましょう。

また、楽天ペット保険は待機期間があるので注意が必要です。

楽天ペット保険の待機期間

楽天ペット保険に加入申込みをして補償開始日となっても、待機期間（免責期間）が設けられているためすぐに保険が使えるわけではありません。

待機期間は初年度に設けられるもので、保険の加入時から一定期間補償が効かない期間を指し、この間に発症した病気の治療費が全額自己負担になるのはもちろん、その後も補償対象から外されてしまいます。

待機期間がある理由としては、ペット保険会社が本当に健康かどうかを確認するためですが、待機期間の設定はペット保険会社によって異なります。

楽天ペット保険がおすすめの飼い主さん

楽天ペット保険がおすすめなのは、以下の飼い主さんです。

楽天ペット保険は補償内容が充実したペット保険で、更新時やシニア期以降の保険料といったデメリットが気にならない飼い主さんであれば、十分に役立ってくれるでしょう。

若年期の保険料が低めに設定されており、ペット保険に初めて入る飼い主さんでも加入しやすいと言えます。

楽天ペット保険に関するQ＆A

ここでは、楽天ペット保険によくある疑問をQ＆A方式で解決していきます。

楽天ペット保険の加入条件は？

A.楽天ペット保険の新規加入の条件は以下の2つです。

・介護犬や介助犬を含む、家庭で飼育されている犬または猫（業務用の犬・猫は対象外）
・満11歳未満（10歳11ヶ月まで）

申込時には健康状態の告知とペットの写真提出が必要になります。

告知については、病歴や通院歴を正しく記載しましょう。

どこから申し込めるの？

A.公式HPや保険サイトといったインターネットや、資料請求して取り寄せたパンフレットの申込み書から郵送で申し込むことができます。

申込みを完了した日付によって補償開始日が異なるため、注意が必要です。

■楽天ペット保険の補償開始日

• 毎月20日までに申込み完了
  …翌月1日から
• 毎月21日以降に申し込み完了
  …翌々月1日から

たとえば、6月20日に申込みを完了させれば7月1日が補償開始日となりますが、6月21日の申込み完了では8月1日が補償開始日となります。

申込み方法はインターネットでも郵送でも違いはないため、余裕を持って20日までに申込を完了できるようにしましょう。

全国の動物病院で使える？

A.基本的に日本国内の動物病院であればどこの動物病院を利用しても、補償をしてもらうことができます。

ただし、補償の対象となっている病気やプランに限るので注意してください。

保険金が支払われないのはどんなとき？

A.楽天ペット保険の保険金が支払われない場合は以下の通りです。

■保険金が支払われないもの

• 傷病にあたらないもの
  …避妊・去勢手術、妊娠に関わるもの、爪切り、肛門腺絞り、断耳、断尾、声帯除去及び美容整形など
• 健康体に施す外科的手術やその他の医療・検査処置
  …健康診断や予防目的の診療
• 予防に関する費用
  …疾病予防のための薬物投与・注射、検査等（狂犬病予防接種、ワクチン接種、フィラリア予防、ノミ・マダニの寄生予防等
• 代替的処置
  …漢方、ホメオパシー、オゾン療法、温泉療法、免疫療法、減感作療法、リハビリテーション、再生医療等
• 健康食品・医薬部外品
  …療法食、サプリメント等の健康食品、獣医師が処方する医薬品以外のもの、持ち帰りのシャンプー剤やイヤークリーナー等
• 治療費以外の費用
  …往診費用、時間外診療費用、診断書等書類作成の文書料、カウンセリング費用、治療を伴わない薬剤等の購入・受取のみの通院費用
• ワクチン等の予防接種により予防できる病気
• 安楽死、遺体処置費用、葬儀費用等
• 自然災害により生じた傷病
• 故意または重大な過失によって生じた傷病
• 日本国外での治療行為

詳しくは、楽天ペット保険の「保険金をお支払いできない主なケース」を確認してください。

基本的に、ペット保険は病気やケガを補償するものなので、どのペット保険も予防目的の診察や検査、処置は補償対象外となり、保険金が支払われることはありません。

保険金を請求したらどれくらいで振り込まれる？

A.書類が到着した日から30日以内が基本となっています。

書類に不備があったり調査が必要となった場合は連絡があり、30日を超えることもありますが、通常であれば30日以内に保険金は振り込まれるでしょう。

実際に私は毎月楽天ペット保険に保険金を請求していますが、最短で6日、最長28日（もとの少短が楽天少短と合併したときで時間がかかったと思われる）通常10～14日ほどで振り込まれています。

請求内容や日付が古い請求によっては時間がかかる場合もあるためあくまでも愛犬の場合ですが、私がほかに加入しているペット保険と比べても楽天ペット保険は比較的早く保険金を振り込んでくれる傾向にあるようです。

病気でも入ることができる？

A.過去や現在の病気によっては特定の病気や体の部位については補償しないといった条件で加入することもできますが、引受け不可とされる場合もあります。

多くのペット保険は慢性の病気やホルモンの病気など引受けできない病名を明記していますが、楽天ペット保険には病名が記載されていません。

良い口コミでも「加入審査が他より優しい」といったものも見られたので、比較的間口は広いと考えられます。

実際に私の愛犬は歯周病で抜歯の処置をしていることと、チェリーアイということから、眼科疾患と歯科、口腔疾患は補償対象外となっていますが、加入することはできました。

病気だから無理かな？とペット保険を諦めている飼い主さんでも、可能性にかけて申し込んでみてもいいかもしれません。

解約したいときはどうするの？

A.楽天ペット保険のコンタクトセンターに電話をするか、オンライン契約内容変更専用ページで手続きしてください。

ただし、解約のタイミングによっては解約後に保険料の請求が発生する場合もあるので、注意が必要です。

また、解約手続きを行った後は解約の撤回はできないため、解約は慎重に検討してください。

楽天ペット保険の問い合わせ先

■楽天ペット保険コンタクトセンター
電話番号：0120-939-851
受付時間：9:00～18:00（年末年始を除く）

免責金額が付帯されたという口コミを見たけど大丈夫？

A.現在の『スーパーペット保険』には免責が付帯されることはないので安心してください。

免責金額が設定されたのは、旧楽天ペット保険で、そちらの新規加入は終了しています。

改悪されたって本当？

A.楽天損保の『スーパーペット保険』は大きな改正はありませんが、新規の取扱いが停止されたペット保険によっては免責金額が付帯するなどの改正があったため、過去の保険加入者からは改悪されたと声が上がっています。

実際に私が加入した楽天の「あんしんペット保険」では、2022年度の更新時から免責金額4,000円が設定されました。

しかし、ペット保険は年々補償内容が充実している傾向にあります。

「あんしんペット保険」と『スーパーペット保険』を比べてみても…

	あんしんペット保険「ペット医療保険L型」（加入時：2017年）	スーパーペット保険「通院つき70％プラン」（2023年6月）
補償対象外の傷病	停留睾丸、睫毛乱生、涙やけ、臍ヘルニア、 鼠経ヘルニア、膝蓋骨脱臼、股関節形成不全症、 レッグペルテス、てんかん、チェリーアイ、 気管虚脱、歯科治療、乳歯遺残	乳歯遺残、停留睾丸、臍ヘルニア
年間補償限度額	70万円	115.5万円
回数制限	・回数無制限 ・日額限度額なし	・回数制限あり ・日額限度額設定あり
免責金額	4,000円※2022年から	なし
更新できる年齢	20歳	終身
保険料	17歳：6010円※2023年から定額	17歳：14,280円

補償対象外の傷病はグッと減り、終身継続が可能なのはもちろん、免責がなく年間補償限度額も上がっています。

一方で回数制限や日額限度額が設定されていたり、高齢期では保険料が高めになることを考えると、旧楽天ペット保険からスーパーペット保険に変更した人は改悪と思うこともあるのかもしれません。

私にも免責付帯のお知らせがきて、変更案として「もっとずっと一緒（現在のスーパーペット保険）」に新規加入もできるとありましたが、愛犬の年齢は15歳でさまざまな病気もあるため変更の対象外。

免責が付帯されたことでこれまでのように少額の治療費は保険金請求ができなくなりましたが、それでも加入していないよりはずっと助かっているのでそのまま続けています。

楽天ペット保険とアニコムはどちらが良い？

A.どちらも損害保険会社で、補償される病気もほぼ同じです。大きな違いは利用回数と保険料のため一概にどちらがいいとは言えませんが、私の経験から正直なことを言ってしまえば、楽天ペット保険は更新時の条件追加や更新を断られることもあると考えると、アニコムの『どうぶつ健保ふぁみりぃ』をおすすめしたいです。

その理由は、

・アニコムは更新時の条件追加や更新を断ることはないと明記されている
・アニコムのシニア期以降の保険料はそこまで高くない
・アニコムは自宅の酸素室レンタルも補償の対象になる

といったことが挙げられます。

確かに楽天ペット保険は利用回数や日額上限、年間限度額、若年期の保険料といった面で優れていますが、病気で利用したことで翌年度からその病気が補償対象外になったり、更新を断られてしまったら、乗り換えたり新しいペット保険に入れるかどうかも怪しくなるからです。

私は楽天ペット保険に長年お世話になっており、17歳の愛犬は慢性の病気を2つ抱えているのでヘビーユーザーですが、これまで補償対象外にされたり更新を断られたことはなく、毎回きちんと保険金を頂けていて感謝しています。

しかし、悪い口コミにもあったように、突然契約を解除されてしまう恐れも…。比較表を用意してみたので、じっくり検討してください。

楽天ペット保険とアニコムペット保険の比較表

	楽天損保 『スーパーペット保険 通院つき』 70％プラン	アニコム損保 『どうぶつ健保ふぁみりぃ』 70％プラン
窓口精算	ー	〇
新規加入年齢	10歳11ヶ月まで	7歳11ヶ月まで
小型犬の保険料	1歳：¥1,920 7歳：¥3,930 14歳：¥10,640	1歳：¥3,420 7歳：¥5,650 14歳：¥8,380
日額限度額と 利用できる回数	【通院】¥15,000 →年22日まで 【入院】¥15,000 →年25日まで 【手術】¥150,000 →年3回まで	【通院】¥14,000 →年20日まで 【入院】￥14,000 →年20日まで 【手術】¥140,000 →年2回まで
年間補償限度額	115.5万円	84万円
補償対象外の傷病	乳歯遺残、停留睾丸、臍ヘルニア	乳歯遺残、停留睾丸、睫毛乱生、涙やけ、 臍ヘルニア、そけいヘルニア
無料サービス内容	・保険料の支払いで楽天ポイントがもらえる ・初回のみ楽天ポイントで保険料が支払える ・楽天のペット向けサービスがお得に利用できる ・24時間獣医師相談サービス ・病院検索サービス	・年に1回の腸内フローラ測定 ・獣医師にLINEで相談 ・迷子捜索サポート
特約	ペット賠償責任特約 →最大300万円	ペット賠償責任特約 →最大1,000万円
特徴	・保険金オンライン請求可能 ・終身継続可能 ・更新時の条件追加、更新不可あり ・保険料は20歳まで上がり続ける（20歳：18,820円）	・保険金LINE請求可能 ・終身継続可能 ・更新時の条件追加、更新不可なし ・保険料は17歳～終身まで定額 ・健康割増引制度あり →利用回数が5回までなら保険料5～10％割引き、 20回以上なら保険料20～50％割増し

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私的にはアニコムのほうがおすすめですが、何を重要視するか、どんな目的で加入するかによって、どちらがいいと感じるかは飼い主さんそれぞれで異なります。

自分にはどちらの保険が合っているのかをよく考え、自分の目的に合ったペット保険に加入しましょう。

【アニコム損保の口コミ評判】保険料が高い？を加入者が本音で解説

まとめ

楽天ペット保険の『スーパーペット保険』は補償範囲が広く、加入している飼い主さんも多いペット保険です。デメリットはありますが、使い方によっては十分に役立ってくれるでしょう。

最後に、楽天ペット保険の特徴をおさらいです。

完璧なペット保険は存在しないため、どこを妥協するか、何を重要視するかがペット保険を選ぶ上で大切になってきます。

これだけは言えますが、ペット保険は治療費の負担を軽減してくれるだけでなく、ペット保険に加入している安心感から気軽に動物病院に行けたり、積極的に治療に臨むことができるのは確か。

補償内容や保険料、更新時のことなどをしっかり吟味して、加入を検討してくださいね。

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執筆者

ペットライター

たかだ なつき

JKC愛犬飼育管理士 / ペットフーディスト / 犬の管理栄養士 / ペット看護士 / ペットセラピスト / トリマー・ペットスタイリスト / 動物介護士 / ホリスティックケア・カウンセラー

17歳のチワックスと1歳のチワックス、1歳のポメチワと暮らしています。これまで愛犬チワワと2匹のミニチュアダックスたちの闘病・介護生活の経験から、犬の健康や介護について学びを深めペットにまつわる様々な資格を取得し、老犬のトータルケアサロン開業に向けて準備中です。

【保有資格：ペットフーディスト / 犬の管理栄養士 / ペット看護士 / ペットセラピスト / トリマー・ペットスタイリスト / 動物介護士 / ホリスティックケア・カウンセラー / JKC愛犬飼育管理士】

たかだ なつきのプロフィール

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