※本記事は2024年10月までの情報を参考に作成しています。※本記事はINUNAVIが独自に制作しています。メーカー等から商品の提供や広告を受けることもありますが、コンテンツの内容やランキングの決定には一切関与していません。※本記事で紹介した商品を購入するとECサイトやメーカー等のアフィリエイト広告によって売上の一部がINUINAVIに還元されます。
【手作りごはんのプラスアルファにもおすすめ!】
水分と栄養を効率よく補給!美味しいが詰まったご飯にかけるスープ
ワンスープ(チキンレシピ)ワンスープは、急速に真空冷凍するフリーズドライ製法で味や香りが残りやすく、栄養価が損なわれにくい方法で作られたご飯にかけるスープです。お湯に溶かすだけで簡単に栄養たっぷりのスープが完成!アレルギーに配慮して単一タンパク質にもこだわり、愛犬の体調や好みで選べるように馬肉レシピとたらレシピも開発中だそう。
1袋には、ぎゅっと凝縮されたキューブが20個*。超小型犬は1日1個が目安なのでにトッピングで毎日与える場合1日252円とかなりお得に。手作りでは実現できない栄養が詰まったスープなので食べムラで悩む小型犬のわんちゃんぜひ試してみてください!
公式サイトで詳細を見る
20個 / 初回3,920円
*キューブにより若干のばらつきがあり、目安としての個数となります。
そもそも食物アレルギー性皮膚炎とは?
食材に含まれるたんぱく質、食品添加物、酸化した油などに過敏に反応することで痒みや脱毛、下痢、嘔吐などの症状が出ること言います。
アレルギー反応が起こった場合、以下のような症状があらわれます。
アレルギーによる主な症状
- 慢性的な外耳炎
(耳の内側が赤くただれ、熱を持ち、常に痒がっている)
- 目の周りの炎症、脱毛
- 口周りの炎症、脱毛
- 脇の下の炎症、脱毛
- 内股の炎症、脱毛
- 肛門まわりの炎症
- 足の裏、足の先、指股の炎症、脱毛
- 慢性的な嘔吐
- 慢性的な下痢、軟便
食物アレルギーの症状を画像でチェックしたい方は、以下の記事をご覧ください。
犬の皮膚病の原因・症状を解説【画像付き】アレルギーやダニなど改善に役立つ6つの対策【獣医師監修】
食物アレルギーの原因
体内の免疫が特定のアレルゲンに過剰に反応することで痒みや、脱毛、下痢などの症状を引き起こします。
アレルゲンとはアレルギーの原因となるものです。以下でご紹介する全ての食材がダメということではありません!その子によってアレルゲンが1つのこともあれば複数なこともあります。
またアレルゲン食材と言われている豚肉、鶏肉、鶏卵でも使う部位によってはアレルゲンフリー食材に変身します!
このことを知っておくだけでアレルギー性皮膚炎の子に対する手作りごはんの幅はグッと広がります。
そこで、一般的なアレルゲン食材と言われているものをまとめました!
一般的なアレルゲン食材
- 牛肉
- 乳製品
- 穀物(小麦、大豆、トウモロコシ)
- 鶏肉
- 豚肉
- 鶏卵(白身)
- 大豆
- リンゴ
・鶏ササミ、豚の赤身はアレルゲンフリー食材なので加熱調理すれば使用可能です!
・鶏卵は火を入れた状態の黄身なら使用しても大丈夫です!
(鶏卵は生卵の白身がアレルゲンとされています。念のため火を入れた状態でも白身は避けたほうがいいと思います)
また、上記で紹介した食材のほとんどに共通する主なアレルゲンは「タンパク質」。お肉やお魚、小麦やトウモロコシなどの穀物にも含まれています。
ここで注意すべきは全ての「タンパク質」がダメ!というわけではなく食材によっては食べられるものもあるということです。次に、おすすめ食材と避けたほうがいい食材をご紹介していきます!
レシピを見る
手作りごはんがアレルギーに効果的な理由
なぜ食事で食物アレルギー性皮膚炎が改善される理由は以下のとおりです。
・アレルゲンとなる食材を排除する
・酸化した油や添加物を食事から排除する
上記によって、体の中に溜まっている悪いものを体の外に出すことにより、体内のバランスが整い自然と出ていた痒みや炎症、脱毛などが治まってきます。
「たったそれだけのこと?」と思われるかもしれませんがとても重要なことなのです。
まずは2週間手作りごはんを試してみよう
犬のターンオーバーは約14~21日だと言われています。手作りごはんを始めて大体14日あたりから、
- 体を痒がらなくなる
- 体臭、口臭、便臭が薄くなる
- 色が薄く量の多いオシッコをするようになる
といった変化が見えてきます。中には1週間程で痒みが引いてくる子もいます!(手作りごはんは水分量が多いため始めた当日からオシッコの量が増えることもありますが問題はありません)
ターンオーバーとは肌の組織が新しく生まれ変わる期間のことです。
食物アレルギーの食材選びに重要はポイントは?
食物アレルギーの子に与えるごはんはアレルゲン食材の排除の他に脂質の量を減らし、痒みの原因と言われている「ヒスタミン」を排除してあげることが必要です。
始めは使える食材が限られてしまいますがこの始めの食材選びがとても重要になります!!
アレルゲンになりにくいおすすめ食材
食物アレルギー性皮膚炎を患っている子は痒みを引き起こす成分が入っている食材、アレルゲンとなりやすい食材はなるべく避ける必要があります。
ここからは身近にあり、すぐに使える食材をアレルゲンフリー食材と低アレルゲン食材をご紹介していきます!
アレルゲンフリー食材
タンパク質
※上記の食材は必ず加熱調理をして与えてください。
野菜
- にんじん
- キャベツ
- レタス
- 小松菜
- しいたけ
- 大根
- ブロッコリー
炭水化物
低アレルゲン食材
- マグロ(赤身)
- サーモン(赤身)
- ナチュラルチーズ
- 低脂肪牛乳
- 低脂肪プレーンヨーグルト
- じゃがいも
※お魚は必ず加熱調理をして与えてください。
手作りごはんの与え方
アレルギー性皮膚炎の子は手作りごはんの進め方を紹介します。
- アレルゲン完全排除ごはん→約2~3か月アレルゲンを完全に排除したごはんを食べさせます。同じメニューだと飽きてしまうかもしれないので2,3種類レパートリーがあるといいかもしれません♪
- 低アレルゲンごはん→上のごはんにアレルゲン食材を1種類、少量を1~2週間間隔で加えます。症状が悪化した食材は使用を止め、症状が落ち着いたら新しいアレルゲン食材を再度試してください
- ②を色々なアレルゲン食材で行います。特に痒みや下痢など症状が見られない場合は量を少しずつ増やしたり、症状がでなかった食材をまとめて使用することも出来ます。
ここまできたら食事の幅もかなり広がり、色々な食材を使用することができます!
水分量を増やしましょう
食物アレルギー性皮膚炎を患っている子の手作りごはんを作るときは水分量を増やしてあげてください。
水分量が増えることで排泄が促され体内の循環が良くなります!
なかには体内の水分量が増え血液の循環が良くなることで痒みが増してしまう子もいますがこれは一時的なものなのですぐ治まることがほとんどです。
あまりに痒みが強そうだったり長引く場合は、獣医師に相談をしましょう。
ごはんの水分量を増やすと自然とオシッコの量も増え、色も薄くなりますので動物病院に行った際には必ず「食事療法をしていてごはんの水分量が多い」事を獣医師に伝えてください。このオシッコの状態だけをみると腎臓病を疑われてしまう可能性があります!
簡単!アレルゲン完全排除ごはんのレシピ♩
始めはアレルゲンを完全排除したごはんからスタートしましょう!身近な食材ですぐできる簡単レシピをご紹介します!
鶏ササミと根菜のリゾット風
<食材>
※以下の量で約1週間分です!
- ◎鶏ささみ
- にんじん 1本
- きゃべつ 1/4
- 小松菜 2株
- 水 2リットル
- 白米 適量
- 鶏ササミ 適量
- アマニ油(食前にかけます)
作り方
- お鍋に水2リットルをいれ火にかけてる間に野菜を刻みます。
(野菜の大きさは1cm未満にしましょう!)
- お湯が沸騰したら刻んだ野菜を入れます。
中火で15分〜20分、煮込みます
(灰汁が出てくると思いますが気にならない方はそのままで大丈夫だと思います。我が家の場合ですがやはり灰汁を取らないと苦味やえぐみがあるのか食べが悪いです。なので軽く灰汁をとっています。)
- 鶏ササミは茹でて、細かくして冷凍保存します。
※鶏ササミは1日で1本使っています。(3㎏のトイプードルの場合)
愛犬に合わせて調節してあげてください!
- 4:3:3(タンパク質:炭水化物:野菜スープ)の割合で盛り付け、最後にアマニ油を数滴垂らして完成です!
※下の写真のようにナチュラルチーズや低脂肪プレーンヨーグルトをかけてあげると「低アレルゲンごはん」に変身します♪
簡単!低アレルゲンごはんレシピ♩
アレルゲン完全排除ごはんで問題がないようであれば次の段階の低アレルゲンごはんに進みましょう!
マグロチャーハン
<食材>
※以下の量で約1週間分
- ◎マグロ
- カブ 1/2※キャベツでもOK
- 白米 適量
- アマニ油(食前にかけます)
作り方
- マグロを一口大に、カブ、カブの葉は粗みじんにする
- フライパンでカブを炒める
- カブが透きとおり、しんなりとしてきたらマグロを入れ炒める
- 白米とカブの葉を入れ、火が通るまで炒める
- お皿に盛り付け最後にアマニ油を数的垂らし完成です!
※炒める時に油を使用しないでください
完成
マグロを食べて問題が無ければ無糖ヨーグルトをかけるのもオススメです!
・作り置きする場合はマグロ、カブだけを炒めて冷ましてから冷凍保存をしてください。
・白米は食べる直前に混ぜてください。
・2,3日で使い切るのがオススメです。
・マグロ、カブを電子レンジで温める時、少量水を加えると食感がふっくらします!
タンパク質、炭水化物、野菜スープの割合は?
4:3:3の割合がおすすめ!
- 我が家の場合はシニア犬、避妊、去勢済み、お散歩好きなのを考慮して4:3:3の割合にしています
- お散歩が好きで長距離を歩いたりドッグランに行くため疲労回復のためにタンパク質を多めに
- 避妊、去勢済みでシニアのため太りやすくなっているため炭水化物は少し抑えめに
水分を多く取らせたいので他の方が作る手作りごはんより水分を多めにというのを考えて作ってます!
手作りごはんの与える量
1回の食事量
1回の食事量は愛犬の頭のハチ部分を目安にします。
犬の頭のハチの大きさと胃の大きさは大体同じくらいだと言われています。
(ハチとは頭の横の部分の1番出っ張っているとこ)触ってみてもよくわからないな…という方は『耳の付け根あたりから上の部分』と覚えてみてください!
ピンク色の部分が『ハチ』の部分となります。
心配な方には犬専用栄養計算アプリがおすすめ!
手作りごはんの作り方の本題から少しずれてしまい申し訳ないのですが手作りごはんに挑戦される方の中には目分量だけでは不安という方いるかと思います。
そんな方には『犬専用栄養計算アプリ』がおすすめです!
体重、ライフステージ、年齢を記入するだけで必要なカロリー数が簡単に計算できるとても便利なアプリです。
犬専用計算アプリUGpetcomが簡単で使いやすい
→UGpetcom
7歳以上のシニア犬の場合「シニア犬はエネルギー要求量が低くなるため、7歳以上の場合には通常より5%減らしています。」とシニア犬用に計算をしてカロリー数を出してくれます。
積極的に摂りたい栄養素
疾患を抱えている子は積極的に「酵素」を摂ってください!
アレルギー性皮膚炎に限らず、何か疾患を抱えている子にも健康な子にもぜひ積極的に摂っていただきたいのが「酵素」です。酵素は体内環境を整え、免疫力、自然治癒力を高める力ももっています。健康な体を維持するためにとても大切なものなのです!
酵素の働き
- 消化、吸収、食物の分解、排泄を助ける
- 新陳代謝の促進
- 老化防止
- 解毒作用
- 自然治癒力を高める
- ホルモンバランスの調整
酵素が多く含まれる食材
実は酵素はとても熱に弱く70度位の温度でなくなってしまいます。加熱調理したものには残念ながら酵素はほとんど残っていない状態になります。酵素をしっかり摂るためには「生野菜」がおすすめ!
- キャベツ、レタスの硬い部分
- キュウリ
- 白菜の葉っぱ
- 大根の葉っぱ
など身近にある食材がおすすめです。我が家の愛犬2頭は買い物袋から大根の葉っぱが出ていると大喜びで走ってきて、あっという間に葉っぱの部分を食べてしまいます!
ぜひ、生のままオヤツ感覚であげてみてください!酵素も摂れ、愛犬も喜んで食べてくれると思います!
※犬用酵素サプリも販売されているので生野菜が苦手な子は酵素サプリがおススメです!
絶対に必要な「脂質」!
食物アレルギー性皮膚炎の子の手作りごはんを作る場合、使える食材が限られてしまいます。お肉、お魚の脂にも反応をしてしまうので脂のある部分は使えません。そうすると必然的に「脂質」が摂れなくなってしまいます。
「脂質が悪いなら脂質を完全に省けばいいのでは?」と考える方もいると思いますが、実は脂質というものは皮膚の健康維持をするために必要な成分で体内で作ることが出来ないので完全に省いてしまうと皮膚炎が悪化してまうことがあるのです。
足りない脂質を補うのにオススメなのが「エゴマ油、アマニ油」です。
エゴマ油、アマニ油といった上質な脂質には痒み物質を阻止する力があり、アレルギー性疾患、老化防止の改善に効果があるということが知られています!
アマニ油は酸化しやすいので写真のような2重ボトルのものがオススメです!
油はどのくらい与えたらいい?
エゴマ油、アマニ油を与える量ですが下の表を参考にしてみて下さい!
小型犬/1食
|
2~4滴
|
中型犬/1食
|
3~5滴
|
大型犬/1食
|
5~10滴
|
※匂いの違いだけで成分には大差がないのでお好きな方を使ってあげてください!入れる量は毎食、数的で大丈夫です!人の体にも良いと言われているので普段のお食事に一緒に使ってみるのもオススメです!
※エゴマ油、アマニ油はとても熱に弱いので加熱せずに最後のトッピングとしてかけてあげてください!
動物病院と二人三脚で進めましょう
食物アレルギー性皮膚炎の子は手作りごはんを始める前の血液検査や進め方、手作りごはんを試してる途中などの経過観察で病院に行く回数が増えると思います。
手作りごはんを始めてすぐに改善が見られる子もいれば、症状が1度悪化してから改善に向かう子など症状は様々です。
なかなか改善が見られず飼い主さんの判断で中断してしまったり、食材を急に増やしてしまったりする方がいますが、必ず獣医師に相談した上で行ってください!
改善してきたな♪と思い、手作りごはんを中断してしまったり、急に食材を増やしてしまうことで以前の症状よりも悪化してしまった子も今までたくさん見てきました。食物アレルギー性皮膚炎はすぐに治る疾患ではないので、ゆっくりと動物病院と二人三脚で治療を行いましょう♪
まとめ
今回は「食物アレルギー性皮膚炎」についてかかせていただきました。この疾患はとても多くの方が悩まれていました。私が勤めていた病院では多くの方が手作りごはんに挑戦されていて、ほぼ全員の子の症状が改善されていました!
改めて普段摂る食事の大切さを感じ、体内環境を整えてあげるだけでこんなにも症状が改善されるんだ!と驚きました。
これは他の疾患にも通じるところがあります。また色々な疾患に効く手作りごはんレシピをご紹介していきたいと思います♪
※記事で紹介されている商品を購入すると、売上の一部がINUNAVIに還元されることがあります。メーカー等の依頼による広告にはPRを表記します。
※掲載されている情報は、INUNAVIが独自にリサーチした時点の情報を掲載しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。