犬が下痢のときに動物病院を受診する目安
犬の下痢には、数日様子を見ても健康に大きな害はないケースとすぐに動物病院へ連れて行くべきケースがあります。
以下を参考に、愛犬の下痢の緊急性を確認しましょう。
■すぐに病院へ行くべき下痢
- 水のような下痢(水様便)
- 赤い液体や赤いジャムのような下痢
- 泥状の下痢から水のような下痢に変わった
- ぐったりしていて元気がない
- 嘔吐や食欲不振が見られる
- お腹を触ると嫌がる
- 祈りのポーズ(前足を伸ばし腰を上げる)をとる
など
■2日以上続くようであれば病院へ行くべき下痢
- 泥のような下痢
- ティッシュでつかめないがやや形がある
- 元気も食欲もあり、下痢の他に普段と違う様子はない
※上記はあくまでも目安です。判断に迷うときや体力を消耗しやすい子犬や老犬は動物病院を受診することをおすすめします。
愛犬が下痢をしているのを確認されたら、とりあえずは画像を残しておきましょう。後から役に立つことがあるかもしれません。
なお、「水様便とは?」「これは赤いジャムのような下痢?」など、愛犬の下痢の状態をうまく判断できない方は、次章で紹介する「犬の下痢の程度を確認するポイント」を参考にして下さい。
犬の下痢の程度を確認するポイント
愛犬の下痢の状態をできるだけ正確に獣医師に伝えられるよう、見るべきポイントを紹介します。
便のやわらかさの程度【軟便・泥状・水状】
犬の便のやわらかさは、軟便・泥状・水状と大きく3つにわけられ、特に注意が必要なのが水状の水様便です。
軟便は、形はあるがティッシュでつかむことができないやわらかさの便(※上記画像グレード3)を指します。泥状便は、形がなく泥のような状態です。(※上記画像グレード4)
そして水様便は、便の形がなく犬が踏ん張らなくてもピューッと水だけ出るような状態のことを言います。(※上記画像グレード5)
便の色【黒・赤(血液)・白】
便の色が普段とは異なる場合は、体内での出血や消化器の不調を知る目安になります。
黒い色の便は、上部消化管(食道や胃、小腸など)の出血や炎症、腫瘍などが疑われますが、食事や薬、便秘の影響でも黒くなることがあります。
鮮やかな赤い血(ジャムのような)が便に混ざっていたり、血がポタポタと垂れるようなときは、直腸や肛門からの出血が疑われます。大腸炎や腫瘍のほか、繰り返す排便により肛門が切れて出血することもあります。
白い色の便は、脂肪が多く含まれた便です。消化不良や膵臓、肝臓、胆のうなどの体内で脂肪の分解に関わる器官に異常が生じている可能性があります。
犬の血便は病気のサイン?血便の原因やすぐに動物病院で診断すべき血便とは?【獣医師執筆】
便に混ざっているもの【異物・虫・食べ物・粘膜】
下痢の原因によっては、便に異物や寄生虫などが混ざっていることがあります。何が混ざっているのかを確認できれば原因を特定しやすいため注意して見てみましょう。
おもちゃの破片や家にある物の一部などが混ざっていた場合は、それらを誤飲した可能性があります。異物がすべて出てくれば良いですが、一部しか出てこず体内に残ってしまう場合は危険です。
また便の中に細い紐やリボン、米粒のようなものが混ざっている場合は、回虫や鉤虫、鞭虫などの寄生虫の可能性があります。
未消化の食べ物が混ざっていた場合は、その食事が原因の消化不良が疑われます。
その他、便がゼリー状の膜に包まれていたり、ゼリー状の膜が出てきた場合は「粘液便」と言い、大腸に異常が起きた際に腸から過剰に分泌された粘液が一緒に排出されたものです。
下痢以外の症状を確認するポイント
下痢と同時にその他の症状も見られる場合は、緊急性が高い可能性があります。
以下の症状について確認し、診察の際に獣医師に伝えましょう。
症状 |
確認方法や対応方法 |
元気がない |
ぐったりしている
じっとして動かない
普段より大人しい |
食欲がない |
いつも食べるおやつを欲しがらない
食事を食べない |
吐き気 |
そわそわして落ち着かない
えづくが何も出てこない |
嘔吐 |
吐いた回数
嘔吐物の色
嘔吐物の内容
を記録または保存(病院へ持参する) |
発熱 |
耳の付け根や足先が熱い |
腹痛 |
お腹を触ると嫌がる
伸びをするように、
頭を下げてお尻を高く上げるポーズ
(祈りのポーズ)を頻回する
体が震えている |
しぶり |
排便する姿勢になるが
何も出ない |
お散歩に行きたがらない、行ってもすぐ帰りたがる、夜中何度もトイレに行きたがるなども病院を受診すべきサインのひとつです。
犬が下痢をする主な原因
犬が下痢をする主な原因は、消化不良やストレス、異物誤飲、ウイルスや細菌感染など様々なものが考えられます。
愛犬に当てはまりそうなものはないか確認してみましょう。
いつもと違ったものは、たとえその時は楽しくても後から影響が出てくることがあります。
おでかけやご自宅へのお客さん、もらったおやつなど、思いあたることがあれば獣医師に話してみましょう。
ストレス
犬も人と同じように、ストレスで下痢をすることがあります。
ストレスの原因として多いのが、トリミングサロンやホテルに預けられたこと、長時間の留守番、家庭環境の変化(家族が増えた・減った)、雷や花火のような大きな音への恐怖などです。
ストレスが原因の下痢はストレスを取り除けば治まりますが、原因が何であれ飼い主さんがスキンシップや声がけで愛情を伝え安心させてあげることが大切です。
暑さや冷え、季節の変わり目
犬は体に熱がこもると、熱中症のようになり下痢をすることがあるため、梅雨時期から夏場にかけては特に注意が必要です。
また逆に、エアコンの効き過ぎや寒さで体が冷える冬場、1日の気温差が大きい季節の変わり目などにも胃腸の働きが低下し下痢をすることがあります。
食事
犬は、食事の量(おやつを含む)が多すぎたときや、食べ慣れない・体質に合わないものを食べたとき、ドッグフードの切り替えが急すぎたときなどに消化不良で下痢をしてしまうことがあります。
ドッグフードやおやつは1日の目安量を守り、フードを切り替える際は1度に変更せずに1週間程度かけて徐々に切り替え体を慣らすようにしましょう。
また、特定のものを食べたときに下痢をする場合は食物アレルギーの症状である可能性があります。
食物アレルギーが気になる方は、以下の記事で詳しく解説しています。
犬のアレルギー(食物・アトピー・ノミ)原因・対策を徹底解説【皮膚科医取材】
ウイルス・細菌・寄生虫
犬が下痢をするウイルスには、ジステンバーウイルス、パルボウイルス、コロナウイルスなどがあります。
免疫力の低い子犬や老犬は特に注意が必要ですが、これらのウイルスは適切な時期にワクチンを摂取していれば予防できるものです。
細菌性の下痢は、大腸菌やサルモネラ菌、カンピロバクターなどが主な原因です。なんらかの理由で腸内環境が乱れ下痢の原因となる菌が過剰に増殖してしまったり、生肉を食べたことで感染することがあります。
また、回虫や鈎虫などの寄生虫などに感染したときも下痢の症状が出ます。寄生虫は母犬から子犬への感染や、ペットショップやブリーディング施設で感染することが多いため、子犬は特に注意が必要です。
異物誤飲や誤食
壊れた犬用のおもちゃやビニール、焼き鳥の串などの異物誤飲による下痢は、特に好奇心旺盛な子犬期や若い成犬に注意が必要です。
また、玉ねぎやチョコレートなどの犬が中毒を起こす食品を口にしたり、散歩中に落ちている傷んだ食品を拾い食いしたことで下痢を起こす犬もいます。
これらは飼い主さんが犬に与えてはいけない食品をきちんと把握すること、拾い食いをしないようしっかりとしつけることで防ぎやすくなる下痢です。
病気
病気の症状のひとつとして下痢をしている場合には、炎症性腸炎や膵炎、膵外分泌不全、胆泥症、腎臓病、副腎皮質機能低下症、腫瘍、子宮蓄膿症、食物アレルギーなどが考えられます。
薬や毒物
農薬や殺虫剤、抗生物質や抗がん剤などの毒物や薬剤の影響でも下痢をすることがあります。散歩中に草を食べる習慣のある犬は、除草剤などに注意が必要です。
犬が下痢をしたときの対処法【状況・年齢別】
ここでは、愛犬が下痢をしているときの対処法を5つの状況別に紹介します。愛犬に近いものを参考にしてください。
下痢でも元気や食欲はあるときの対処法
愛犬に元気や食欲があり、下痢をしている以外に普段と変わったところがないときは、半日〜1日程度食事を抜いて胃腸を休め様子をみましょう。
もしどうしても食事を欲しがるようであれば、いつものフードを4分の1程度の量にしてふやかして与えてください。
また、毛布や腹巻き、犬用の湯たんぽなどを使いできるだけお腹を温める工夫をするのもおすすめです。※熱中症の場合を除く
下痢をしているときはいつもより水分が必要なので、ごはんはお休みしても水は飲ませてあげてください。
元気で数日様子を見たが下痢が続くときの対処法
愛犬に元気や食欲があり、数日様子を見ても下痢が良くならないときは、1度動物病院を受診しましょう。
病気が隠れている可能性があるため、できるだけ早めに病院へ連れて行くことをおすすめします。受診の際は、便の他に今与えているドッグフードを一緒に持っていくと診察がスムーズです。
病院を受診される場合は、ごはんやお散歩などのお世話をされている方が連れて行ってください。
下痢止めが効かないときの対処法
動物病院で処方してもらった下痢止めを飲んでもなかなか効果が出ないと感じるときは、処方された病院へ1度相談してみましょう。
ただ、下痢止めの種類によっては効き目がゆっくりなものもあります。
そういったタイプの薬は、1度飲ませたからといってすぐに下痢が止まるとは限らないので、2〜3日様子を見て、それでも下痢の状態に変化がない・悪化しているような時は、もう1度動物病院を受診しましょう。
処方された薬が飲ませられないときは、いろいろ混ぜてしまうとかえって治りが悪くなる場合があるので、動物病院に相談してください。。
子犬の下痢の対処法
子犬が下痢をしたときは、元気があっても絶食や絶水はせずにできるだけ早めに動物病院を受診しましょう。
子犬はまだ免疫機能が十分に発達しておらず、体力もないため急激に悪化してしまうことも多いです。
また、下痢と同時に食欲不振になることも珍しくなく、低血糖をおこすと命に関わる可能性もあります。
ウイルスや細菌感染、異物誤飲など特に注意が必要な下痢である可能性も高いので、下痢以外の症状がなくても念のため診察を受けておくと安心です。
お家に迎えて1週間以内はとくに注意が必要です。自己判断はなるべく控えて、動物病院を受診しましょう。
老犬の下痢の対処法
老犬が下痢をしたときは、下痢以外の症状が出ていないかを確認しつつ、できるだけ早めに動物病院を受診しましょう。
消化機能が低下してくる老犬期は、成犬期には平気だったようなちょっとしたことでもお腹を壊しやすいため一時的な下痢である可能性もありますが、大きな病気の症状である可能性も否定できません。
明らかに食べ過ぎが原因の一時的な下痢である場合を除き、動物病院で診察を受け、必要に応じてしっかりと検査をして調べてもらうのが良いでしょう。
また、食事はできるだけ抜かずに、普段食べているドッグフードをいつもの4分の1程度の量にしてふやかして与えてください。
若いころと違ってなかなか治りきらず、その結果やせてしまうこともあるため、注意が必要です。
犬が下痢のときの治療内容や費用、経過の例
※上記の診療明細画像は監修獣医師の病院とは異なります。
下痢で動物病院を受診した場合の治療内容はその犬の状態によって異なりますが、一般的に問診や糞便検査、触診などを行い、抗生物質や整腸剤などを処方されることが多いです。
費用もまた病院と治療内容によって大きく異なりますが、下痢の原因が病気ではなく食べ過ぎなどの一過性のものだった場合では、費用は1万円前後であることが多いでしょう。※実体験に基づく情報です。
上記画像の場合は、処方された薬を与えた翌日には下痢がおさまり、その後再発することもなかったため詳しい検査や継続的な治療はしていません。
しかし、病気が疑われるような場合は血液検査やエコー検査、レントゲンなどを行うこともあり、その際は費用も加算され、継続した治療が必要になることもあります。
このように、下痢には対処療法で症状が治まる「急性下痢(数日〜長くても2週間程度の下痢)」と、再発を繰り返したり対処療法に反応せず詳しい検査や適切な治療が必要な「慢性下痢(3週間以上続く)」があります。
下痢の状態や経過は、1頭1頭その時々で異なるため、以前もこうだったからと安易に考えずにしっかりと体調を確認し、必要であれば動物病院を受診しましょう。
いつものことと軽く見てしまうこともあるかもしれませんが、おなかがいつもより大きな音で鳴っていたり、ひんぱんにおならが出ている、元気がなかったりやせてきてしまうのは、より症状が進んでいるサインかもしれません。
治療が難しい慢性下痢になっていないか、受診されることをおすすめします。
犬が下痢のときにしてはいけないこと
ここからは、愛犬が下痢をしている最中に気をつけるべき注意点を紹介します。すぐに病院へ行けないこともあるので、注意点も覚えておきましょう。
市販の下痢止めは自己判断で使用しない
犬用の下痢止めの薬は、通販やペットショップで販売されていますが、自己判断で与えるのはやめましょう。
下痢の原因によっては下痢止めの薬を使用しないほうが良いこともありますし、愛犬が持病で薬を飲んでいる場合は併用することで体に悪影響を与えてしまう可能性もあります。
また、人用の下痢止めも、人と犬では安全に効果を得られる量が異なるため与えてはいけません。間違った量を与えてしまえば中毒をおこしさらに体調を悪化させてしまいます。
よく愛犬の下痢の際に人用の整腸剤であるビオフェルミンを与える方もいますが、犬の下痢に効果があることは担保されてないことや、最近では整腸剤も安易に使いすぎることで腸内細菌叢を乱し改善を遅らせるとする専門家もいることなどから、自己判断での使用はあまりおすすめできません。
お腹が弱く自宅で使える整腸剤や下痢止めが欲しい飼い主さんは、かかりつけの獣医師に相談してみましょう。
消化に悪いものや食べ慣れないものを与えない
愛犬が下痢をしているときに与える食事は、消化に良く普段から食べ慣れているもののみにします。
高脂肪な食事や固いものは消化に悪いので、ジャーキーやガムなどのおやつは控えるようにしてください。
手作り食を与えている方は、さつまいものような繊維質が多い食材の使用はお腹の調子が整うまで待ちましょう。
整腸作用を期待してすりおろしたリンゴを与える方もいますが、リンゴを食べ慣れていない愛犬にはあまりおすすめできません。
また、食材を十分に加熱調理できているかどうかや、食材を細かくカットできているかどうかをいつも以上にしっかりと確認しましょう。
愛犬のおしりのまわりや生活環境を汚れたままにしない
犬は下痢をすると肛門やお尻周りの毛や皮膚が汚れてしまうことがあり、そのまま不衛生な状態で放置すると皮膚炎の原因となります。
特に長毛種や垂れ尾の犬は便が付着しやすいため、下痢の後はやさしく拭き取ってあげるか、ぬるま湯で洗い流してからよく乾かして、清潔にしてあげましょう。
また、下痢のあとのトイレシートも放置せず、すぐに新しいものに交換してください。
下痢の原因が感染症であった場合、家族や他のペットも感染してしまう可能性があります。
体を冷やさない
体が冷えると血行が悪くなり、腸の働きが停滞しやすいです。
「対処法」でも触れたように、熱中症の下痢以外はできるだけ体を温めてあげるほうがお腹の調子が戻りやすくなります。
洋服や腹巻き、毛布、ペットヒーターや湯たんぽなど愛犬が嫌がらないものを使って体を温めてあげましょう。
犬の下痢を防ぐためにできること
愛犬の下痢を予防するためには、食事管理と予防接種、定期的な健康診断が大切です。どれも愛犬の健康を維持するための基本的なポイントでもあるので、改めて確認しておきましょう。
食事管理
犬にも人と同じように体質に個体差があるため、愛犬の体質に合うドッグフードを選んで腸内環境を良好に保ちましょう。
乳酸菌や食物繊維を適量配合したフードや、消化器をサポートする療法食などは消化吸収に優れているものが多いです。
食事を与える量は、おやつも含めて適正量を計量して与え、食べ過ぎを防ぎましょう。もしおやつを食べすぎてしまうことがあれば、翌日は間食を控えるなどで調整してください。
また、愛犬が口に入れて困るものは側に置かないよう心がけ、散歩中に拾い食いをしないようしつけをすることも重要です。
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予防接種
定期的な予防接種を行うことで、下痢の症状が出る主要な感染症を防ぐことができます。
予防接種は2種混合ワクチンから10種混合ワクチンまでありますが、致死率が高い危険な感染症を網羅した5種以上のワクチンを摂取するのが一般的です。
ワクチン選びに迷ったときは、かかりつけの獣医師に相談して生活する地域に合わせた種類のワクチンを摂取しましょう。
摂取時期は、成犬では1年に1回、子犬期では生後2ヶ月齢で1回、その後1ヶ月間隔で計3回接種します。
定期的に健康診断を受ける
下痢の症状が出る犬の病気には、命の危険を伴うものもあります。
病気の早期発見には定期的な健康診断を受けることが重要なので、成犬は1年に1回、子犬やシニア犬なら半年に1回は健康診断を受けましょう。
健康診断は費用が3万円以上する病院も多く、値段を知るとためらってしまう方も珍しくありません。
しかし中には、フィラリア検査の時期になるとキャンペーン価格で同時に健康診断を行ってくれる病院もあるので、そういったタイミングであれば申込みしやすいですよ。
まとめ
この記事では、愛犬が下痢をしたときに病院を受診する目安や、考えられる下痢の主な原因、対処法と治療内容、予防のためのポイントなどを獣医師のコメント付きで紹介しました。
ここで、すぐに病院へ行くべき下痢をおさらいしましょう。
■すぐに病院へ行くべき下痢
- 水のような下痢(水様便)
- 赤い液体や赤いジャムのような下痢
- 泥状の下痢から水のような下痢に変わった
- ぐったりしていて元気がない
- 嘔吐や食欲不振が見られる
- お腹を触ると嫌がる
- 祈りのポーズ(前足を伸ばし腰を上げる)をとる
など
上記に当てはまらず、下痢をしている以外に普段と変わった様子がない愛犬は、半日〜1日程度絶食するか、いつものフードを4分の1程度の量にしてふやかして与えて様子をみてください。
それでも下痢が収まらず、2日以上続くようであれば動物病院を受診することをおすすめします。
下痢は単なる食べ過ぎでも起こりますが、大きな病気の症状であることも珍しくありません。体力のない子犬や老犬は特に注意しながら、愛犬の様子をよく観察してあげてください。