「ドッグフードのニオイや感触がいつもと違う…」
「ドッグフードにカビが生えている…」
そんなドッグフードの異変を感じたら正しいドッグフードの保存方法が気になりますよね。間違った方法で保存しているとドッグフードが酸化して風味や味が劣化するだけではなく、愛犬に健康被害が及んでしまう場合もあります。
この記事では、ドッグフードの正しい保存方法、保存場所や便利な保存容器を紹介しています。
わんちゃんが健康な毎日を送るためにも正しい知識を持って、鮮度が良い状態でドッグフードを管理しましょう。
「ドッグフードのニオイや感触がいつもと違う…」
「ドッグフードにカビが生えている…」
そんなドッグフードの異変を感じたら正しいドッグフードの保存方法が気になりますよね。間違った方法で保存しているとドッグフードが酸化して風味や味が劣化するだけではなく、愛犬に健康被害が及んでしまう場合もあります。
この記事では、ドッグフードの正しい保存方法、保存場所や便利な保存容器を紹介しています。
わんちゃんが健康な毎日を送るためにも正しい知識を持って、鮮度が良い状態でドッグフードを管理しましょう。
この記事の執筆者
広告代理店でデジタルマーケティングに14年間従事。WEBマーケティングの知見を活用し、ユーザー視点にたったメディア運営に携わりたいという思いから、現在はINUNAVIの編集者として、ドッグフードやドッグカフェの記事編集を担当。犬を飼う全ての人のライフスタイルが豊かになるように、検証に裏付けされた分かりやすい記事と心がワクワクするようなトレンド記事をお届けします。
目次
ドッグフードの保存方法が間違っていると、ドッグフードが劣化する原因になります。
ドッグフードの臭いが酸っぱい、感触がベタべタして油っぽいと感じたらドッグフードが劣化しているサインです。
品質が劣化したドッグフードを与え続けると食欲不振、下痢、アレルギーなど大切なわんちゃんの健康を害する可能性があります。ドッグフードに異常を感じたら、あげるのをやめて必ず保存方法を見直しましょう。
ここからはドッグフードが劣化する原因について解説していきます。
ドッグフードには、栄養素を補い嗜好性を高めるために多くの油脂が含まれています。酸化とは油脂が空気中の酸素と反応して起こる変化のことで、鮮度が落ち品質や味が変わってしまった状態を指します。
油脂類は、犬のエネルギー源になるほか、食いつきの良さにも関係するため、主食となるほぼ全てのドッグフードに含まれており避けられません。
また、良質な油脂でも酸化はしますが、低品質な油脂(すでに劣化しているものなど)を使用している場合は、ドッグフードが酸化しやすい傾向にあります。
ドッグフードの劣化原因の2つ目は、湿気で水分を含み細菌やカビが発生することです。また、水分は急激な温度変化でも発生します。
湿気で水分を含むケースとして、湿った手で袋の中のドッグフードを触ったり、直射日光が当たる窓辺や高温多湿な場所にドッグフードを置いておくことで湿気が含むようになります。
また、ドライフードの場合は、冷蔵庫で保存することで、出し入れの際に急激な温度変化が起こり水分が発生してしまいます。ドライフードは、冷蔵庫ではなく室内の常温で管理することを基本としましょう。
ドッグフードの保存方法はドッグフードのタイプ別に考える必要があります。ドッグフードのタイプにより賞味期限や保存方法が異なるからです。
ドッグフードのタイプは3つあり、「ドライフード」「セミモイストタイプ」「ウェットタイプ」に分類されます。
ここからはフードタイプ別の保存方法と賞味期限を解説していきます。
開封後のドライフードの正しい保存方法は、袋をしっかり閉じ密閉状態を作ることです。
密閉状態の作り方は上記の動画を参考に、閉める際に手のひらで圧をかけながら袋の中の空気を抜き、チャックの上を指で押しながら完全に音がなくなるまでしっかり端から端まで閉じてください。
ドッグフードの袋に対して、容量が少ない場合は袋を小さく折りたたむことで空気に触れる面積を極力減らすことができます。
チャックがついていない場合は、ゴムで縛るのではなくチャック付きの袋に入れ替えるか、保存容器に移し替えましょう。おすすめの保存容器は次の章で紹介します。(おすすめの保存容器を見る)
大袋で買った場合は、袋の中でドッグフードが空気に触れる面積が広いため開封後の品質劣化がどんどんと進みます。対策として、数食分を小分けにして、チャック付きの袋で密封保存することがおすすめです。
また、密閉状態を作るために真空パック機を利用するのもおすすめです。吸引溝タイプを選べばぴったりと密閉にすることができますよ!
最後に、ドライフードの賞味期限をおさえておきましょう。
ドライフードは、他のフードタイプに比べて水分含量が12%以下と少ないため、開封後も約1か月ほど品質を保てます。ただし、空気に触れることで酸化は進むため、密閉状態を作り劣化を防ぎましょう。
【ドライフードの賞味期限】
開封前:約1年
開封後:約1か月(理想は2週間以内)
開封後のセミモイストタイプの正しい保存方法は、袋をしっかり閉じ密閉状態を作り、開封後は冷蔵庫で保存することです。
なぜなら、ドライフードに比べ水分含量が25~35%と多くカビの発生リスクが高いからです。そのため、セミモイストタイプのドッグフードは、酸化よりカビに気を付けましょう。
小分けタイプのものは開封後は冷蔵庫で保管し、大袋の場合はパッキンのついた密閉できる容器へ移し替えて冷蔵庫で保管してください。
最後に、セミモイストフードの賞味期限をおさえておきましょう。
開封前は約2年と賞味期限が長く設定されていますが、開封後は劣化が早いのでできるだけ早く食べきり、少なくとも約2週間であげきるようにしてください。
【セミモイストタイプの賞味期限】
開封前:約2年
開封後:約2週間
開封後のウェットタイプの正しい保存方法は、1日以内になるべく早く与えきることです。
ウェットタイプは、フードの中でも一番水分量が多く水分含量が75%以上のため、長持ちしません。そのため、1パッケージを1食として食べきるように設計されているフードも多いです。賞味期限はメーカーにより異なりますので、パッケージを確認してから保存しましょう。
開封後に余ってしまった場合には、別の容器に移し替えて冷蔵庫で保存し、その日のうちに与えきるようにしてください。
1日以上保存する場合は冷凍保存して、与える際に解凍する方法もありますが食味などを損なう場合があります。冷凍する場合は、解凍に気を付けましょう。解凍は、ぬるま湯で行い人肌程度の温かさになってから与えましょう。また、冷凍できるかはメーカーにより異なりますので、パッケージで確認してから行いましょう。
最後に、ウェットタイプのフードの賞味期限をおさえておきましょう。
未開封であれば長期間保存できるメリットがありますが、開封後はどのフードよりも劣化が早く進むので約1日で与えきるようにしてください。
【ウェットタイプの賞味期限】
開封前:約2年
開封後:約1日
参考:環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン~犬・猫の健康を守るために~」
ここでは、ドッグフードを劣化させない保存容器の選び方を説明します。
保存容器を選ぶときのポイントは、「密閉性の高さ」と「容量」で考えると良いでしょう。
密閉性の高さとは、袋より容器の方が気密性が高く、素材はゴムやシリコンなどのパッキンがある方がより密閉性が高まります。
容量は、普段購入しているドッグフードの容量で考えましょう。1袋入るサイズの保存容器であれば、入れ替えの手間が省けて便利です。
ここからは、保存容器のタイプと特徴を3つご紹介します。
家にあるもので簡単に始められる方法から、便利な保存容器まで紹介していくので、ご自身が試しやすい方法を見つけてくださいね。
ジッパー付き保存袋は、今すぐ保存方法を見直したいという方におすすめです。
価格も安価でスーパーやコンビニなどですぐに手に入れることができます。ジッパー付き保存袋は気密性に優れており、ジッパーの袋の口をしっかりと閉じることで空気の侵入を防ぎます。
また、臭い漏れも防止してくれるため、セミモイストやウエットタイプのドッグフードを冷蔵庫で保存する際も便利です。
ドライのドッグフードを保存する場合は、乾燥剤やシリカゲルなどの脱酸素剤を一緒に入れましょう。乾燥剤は100均やドラッグストアでも購入できますよ。
ジッパー付き保存袋のポイントとしては、空気を抜いてチャックをすることです。空気に触れることが酸化の一番の原因となるため、出来るだけ空気をぬいて保存するようにしてください。一回の保存量は、1日分、多くても1週間以内に使い切れる量にしましょう。
開き口が凹凸で指が滑らず開け閉めスムーズ
商品名 | ジップロック フリーザーバッグ L×30枚 |
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参考価格 | 580円(税込) |
サイズ | 29mm×29mm×8mm (高さ×奥行×幅) |
マチ付きで自立するから容量があっても安心
商品名 | by Amazon ダブルジッパーバッグ マチ付きタイプ Lサイズ 80枚(40枚×2箱) |
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参考価格 | 976円(税込) |
サイズ | 205mm×270mm×40mm (高さ×奥行×幅) |
かわいいレトロ柄でカラーバリエーションも豊富
商品名 | コア(Core) フリーザーバッグ マチ付き Lサイズ イエロー 15枚×3個セット |
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参考価格 | 836円(税込) |
サイズ | 240mm×270mm×80mm (高さ×奥行×幅) |
タッパーは、収納場所に適した大きさで選びたいという方におすすめです。
大きさも形状も様々なバリエーションがあるため、収納場所に適したものを選べます。また、先ほどのジッパー付き保存袋と異なり、フタの内側にパッキンがついているため、手で空気を抜かなくても密閉性が維持できます。
1kg未満のセミドライやウエットタイプのドッグフードを冷蔵庫で保存する場合は便利です。ドライのドッグフードを3kg以上の大袋で購入している場合は、次にご紹介するフードストッカーがおすすめです。(フードストッカーをおすすめを見る)
スクリュー式のフタで密封力が高いシリコン製タッパー
商品名 | 岩崎工業 抗菌 保存容器 スクリュートップキーパー 1200浅型 抗菌 B-2273KN |
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参考価格 | 434円(税込) |
サイズ | 10.1cm×14.1cm×14.1cm (高さ×奥行×幅) |
中央のバルブを押すと簡単密閉できる耐熱ガラス製タッパー
商品名 | iwaki(イワキ) 耐熱ガラス 密閉容器 ホワイト L |
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参考価格 | 1,656円(税込) |
サイズ | 8cm×15.5cm×15.5cm (高さ×奥行×幅) |
専用の真空パック機を使い高い真空状態を作れるプラスチック製タッパー
商品名 | ツヴィリングJ.A.ヘンケルス「フレッシュ & セーブ 真空プラスチックコンテナ Lサイズ」 |
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参考価格 | 2,000円(税込) |
サイズ | 12.8cm×14.1cm×21.4cm (高さ×奥行×幅) |
フードストッカーは1kg以上のドッグフードを保存したい方におすすめの便利な容器です。
フードストッカーは、3kgのドッグフードが袋ごと収納できるものや、全面に開閉してフードが取り出しやすいものまであります。
お手入れを考えるなら、清潔に管理できるように複雑な構造ではなく洗いやすいものを選ぶと良いでしょう。またデザインも、残量が一目で分かるように透明なものから、インテリアを重視して中身が見えないスタイリッシュな設計のものまであります。
透け感があり残量チェックしやすいフードストッカー
商品名 | サクラペットフード オリジナルフードストッカー【密閉・密封・計量カップ付】 |
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参考価格 | 1,080円(税込) |
容量 | 約2.5L(約1kg) |
袋のまま収納できるスタイリッシュなフードストッカー
商品名 | 山崎実業(Yamazaki) 密閉 袋ごと ペットフードストッカー |
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参考価格 | 2,851円(税込) |
容量 | 約6L(約4kg) |
キャスターつきで移動に便利。15kg収納できるフードストッカー
商品名 | RAKU フードストッカー ペット餌入り ドライフードストッカー 大容量 |
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参考価格 | 2,980円(税込) |
容量 | 約15kg |
最後にドッグフードの保管場所を確認しましょう。
ドッグフードは、風通しがよく湿気が少ない場所で、直射日光や蛍光灯の明かりも当たらないところに保管するのが良いでしょう。夏場は高温多湿になりやすいので、エアコンで温度調節できる室内であることも大切です。
台所で保存する場合は、コンロ近くを避けた直射日光が当たらない棚の中が良いでしょう。
また、ドライフードを冷蔵庫で保存することはやめましょう。冷蔵庫は冷蔵庫内と外の気温差が大きいので、ドッグフードを出し入れしているうちに結露が生じ、カビの原因となってしまいます。
✓風通しがよく湿気が少ない場所(エアコンで温度調節できる、家屋の中心付近に位置する部屋)
✓直射日光や蛍光灯の明かりも当たらないところ(窓際を避けた場所、棚の中)
✓高温多湿な場所(風呂場付近)
✓直射日光が当たるところ(窓際)
✓温度変化が大きいところ(冷蔵庫、玄関付近)
ここからはドッグフードの保存方法に関する、知っておきたい疑問についてまとめてみました。
ドッグフードの保存に迷ったら、ぜひチェックしてみてくださいね。
ドライフードを冷蔵庫に入れて保存するのはやめましょう。
冷蔵庫から出し入れする際に、温度変化により結露が発生してしまいカビの繁殖を促すため、必ず常温保存してください。
一度ふやかしたフードを保存することはできません。
ふやかすことで水分を多く含み、細菌が繁殖しやすい状態になっています。一度ふやかしたドッグフードは傷みやすいので、その日に使い切るようにしましょう。
高温多湿な時期は、ドッグフードの保存方法が悪いとあっという間に細菌が繁殖してしまいます。コンロ近くなど熱がこもりやすい場所で保管することは避け、直射日光が当たらないエアコン調節が出来る部屋で保存しましょう。梅雨の時期は湿度が高くなるため、乾燥剤、脱酸素剤を入れて保存するのがおすすめです。
この記事では、ドッグフードの正しい保存方法となぜドッグフードが劣化するのかについて解説しました。
ドッグフードには油脂が含まれているため、空気に触れると酸化しやすく、高温多湿な場所や気温差が大きい場所で保管すると水分を含みカビが発生します。
ドッグフードは開封したら、フードタイプに合わせた保存を行いましょう。保存容器を選ぶときは、「密閉性の高さ」と「ドッグフードの容量」で考えると良いですよ。保存場所としては、高温多湿で直射日光が当たる場所を避けて、エアコン調節が出来る場所を選びましょう。
愛犬の健康のためにも、できるだけ鮮度の高い状態でドッグフードを管理しましょう。
執筆者
広告代理店でデジタルマーケティングに14年間従事。WEBマーケティングの知見を活用し、ユーザー視点にたったメディア運営に携わりたいという思いから、現在はINUNAVIの編集者として、ドッグフードやドッグカフェの記事編集を担当。犬を飼う全ての人のライフスタイルが豊かになるように、検証に裏付けされた分かりやすい記事と心がワクワクするようなトレンド記事をお届けします。