【全18社比較】ペット保険の待機期間(免責期間)なしはココ！早く補償を受けるには？

ペット保険は、補償の対象となる病気やケガの治療費の一部を保険会社が負担してくれるありがたいものですが、加入したからといってすぐに使えるものではありません。

補償が開始されるまでに待機期間（免責期間）という待機の期間があるペット保険も多く、待機期間の長さはケガや病気、ガンなどで異なりますが、ペット保険によってその待機する期間すらも違うという複雑なことになっています。

そこで今回は、ペット保険3社に加入経験があり6年以上利用している私が、待機期間なしのペット保険や補償が早いペット保険を全18社から徹底調査！

など、ペット保険の待機期間について解説します。

※本記事は2024年10月までの情報を参考に作成しています。※本記事はINUNAVIが独自に制作しています。メーカー等から商品の提供や広告を受けることもありますが、コンテンツの内容やランキングの決定には一切関与していません。※本記事で紹介した商品を購入するとECサイトやメーカー等のアフィリエイト広告によって売上の一部がINUINAVIに還元されます。

ペット保険の待機期間（免責期間）とは？保険会社が健康か見極める期間

待機期間とは、わかりやすく言うと補償が開始されるまでに本当に健康かをペット保険会社が見極める期間で、加入者の平等性を保つためのものです。

保険会社によって「待機期間」や「免責期間」など呼び方は違いますが、内容は同じで初年度のみに設定されています。

もちろん、待機期間なしのペット保険も存在しますが、その場合であっても補償が開始されるまでにある程度の期間が設けられているので、いつから補償が開始されるかを確認しておくことが大切です。

【注意①】待機期間中の病気は補償されない

待機期間中に病気をした場合、その病気の治療費は全額自己負担となり、保険金が支払われることはありません。

さらに、補償が開始されても、待機期間中にかかった病気はその後ずっと補償対象外となります。

これは、「ケガをしたから、病気になったからペット保険に入る」という飼い主さんが利用できないようになっているためで、健康なうちに加入してずっと保険料を支払っている飼い主さんに不公平さが出ないように考えられているからです。

ペット保険会社によっては、ケガに対しても待機期間を設定している場合があるため、加入を検討しているペット保険の待機期間がどうなっているか確認しておきましょう。

【注意②】待機期間中に発症したと判断されれば補償されない

補償開始日を迎えて動物病院を受診しても、必ずしも補償が受けられるわけではありません。待機期間中に発症していた場合では、補償対象外となります。

実際にこんな口コミも…

病気の内容にもよりますが、待機期間中に発症したと判断されれば実際にこのようなことも起こるのです。

ペット保険会社は保険調査員が担当の獣医師などに確認し、保険金を支払うかどうかの審査を行っています。もし愛犬や愛猫が待機期間中に病気になり、待機期間が明けるまで待とうなんて考えてもわかってしまうことで、愛犬・愛猫のためにもならないのでやめてくださいね。

待機期間なしのペット保険6社

2023年11月現在に加入できるペット保険会社全18社を調査したところ、待機期間なしのペット保険は以下の6社でした。
※横にスクロールしてご覧ください

保険会社名	アイペット損保	イオン少短	FPC	ペットメディカルサポート	リトルファミリー少短	Amazon
保険名	『うちの子』 『うちの子ライト』	『ケガ＋病気プラン』 『ケガのみプラン』	『フリーペットほけん』	『PS保険』	『わんデイズ・にゃんデイズ』	『わんにゃん安心保険』
保険タイプ	フルカバー 一部カバー	フルカバー 一部カバー	フルカバー	フルカバー	フルカバー	フルカバー
特徴	・窓口精算ができる※『うちの子』のみ ・回数制限、日額上限あり ・更新時の条件追加なし ・更新を断ることはなし	・回数無制限 ・日額上限あり ・免責金額あり	・回数制限、日額上限あり ・更新を断ることはなし	・回数制限、日額上限あり ・更新時の条件追加なし ・更新を断ることはなし	・回数無制限 ・現時点で更新時の条件追加なし ・現時点で更新を断ることはなし	・回数無制限 ・Amazonとリトルファミリー少短が共同開発 ・Amazon限定商品
新規加入年齢	12歳11ヶ月まで	8歳11ヶ月まで	8歳11ヶ月まで	7歳11ヶ月まで	8歳11ヶ月まで	8歳11ヶ月まで
補償対象外の傷病	乳歯遺残、停留睾丸、臍ヘルニア、 そけいヘルニア	乳歯遺残、停留睾丸、臍ヘルニア、そけいヘルニア、睫毛乱生、涙やけ	乳歯遺残、停留睾丸、臍ヘルニア、睫毛乱生	乳歯遺残、停留睾丸、臍ヘルニア	歯科治療、乳歯遺残、停留睾丸、臍ヘルニア、そけいヘルニア	歯科治療、乳歯遺残、停留睾丸、臍ヘルニア、そけいヘルニア
詳細と口コミ	口コミを見る	ー	口コミを見る	ー	口コミを見る	ー

安心のためにも早く補償開始日を迎えたいという飼い主さんは、待機期間なしのペット保険を検討してみましょう。

【犬のペット保険18選を徹底比較】私が本気で選ぶおすすめTOP3はこれ！

【全18社比較】ペット保険の待機期間一覧

待機期間はペット保険会社に異なりますが、一般的には以下のようになります。

気になるペット保険の待機期間はどれくらいなのか、確認できるように全18社を一覧にまとめてみたので参考にしてください。

■ペット保険会社別待機期間一覧
※あいうえお順

■待機期間の例

待機期間は保険開始日、もしくは補償開始日からカウントします。

ケガや病気、ガンでは補償が開始される日が異なることもあるので、しっかりと確認しておきましょう。

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待機期間なしにする方法もある？ペットショップやブリーダー等で加入すればできる場合もある

待機期間の設定されているペット保険でも、「オプションで『待機期間不適用特約』をつければ待機期間なしになる」と記載しているサイトを目にしたこともあるかもしれません。

しかし、現在加入できる全18社のペット保険会社を調査しましたが、2023年6月現在『待機期間不適用特約』を用いているペット保険は、あいおいニッセイ同和損保の『ワンにゃんdeきゅん』しか確認できませんでした。※あいおいニッセイ同和損保の『待機期間の不設定に関する特約』は条件あり

ほとんどのペット保険では、『待機期間不適用特約』はつけることができないので注意してください。

ただし、これからわんちゃんや猫ちゃんをペットショップやブリーダー、譲渡会からお迎え予定の飼い主さんでは、もともと待機期間不適用特約がついている待機期間なしのペット保険に加入でき、無保険期間が0日や1日にできる可能性はあります。

動物取扱業者のみが取り扱えるペット保険や、譲渡会専用のペット保険があり、お迎えと同時に契約して、その日（もしくは翌日）から待機期間なしで補償が開始されるので、お迎え先がペット保険を取り扱っているか確認してみましょう。

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ペット保険の補償開始日を早くする方法は？申込み方法で早い遅いが変わるので注意

待機期間なしのペット保険会社は5社でしたが、待機期間があってもなくても、補償開始日はできるだけ早いほうがいいに越したことはありませんね。

ペット保険会社によって補償開始日が異なるほか、申込み方法の違いでも補償開始日までの期間に差がある場合も多々あるため注意が必要です。

■ペット保険会社別補償開始日一覧
※あいうえお順

インターネットによるオンライン申込みや、クレジットカード払いでの申込みが補償開始日が早い傾向にあります。

また、「毎月〇日までに」と期限で決めている場合では、その日までに申込みを完了、郵送の場合は書類を到着させている必要があるので、余裕を持って申し込むようにしましょう。

今回調査した全18社中、最も補償開始日が早いのはFPC『フリーぺっとほけん』のクレジットカード払いによる申込みで、申込日から21日後に待機期間なしで補償が開始されます。

FPC(フリーペットほけん)の口コミ評判は？メリットとデメリットや特徴を解説

ペット保険の待機期間に関するQ＆A

ここでは、ペット保険の待機期間によくある疑問をQ＆A形式で解決していきます。

待機期間中に病気になったらどうなるの？

愛犬の調子が悪いけど待期期間が明けてから動物病院に行けばいい？

待機期間なしのペット保険なら申し込んですぐ使える？

ペット保険を更新しても待機期間はある？

ペット保険はいらない？やめた理由や後悔パターン全紹介【飼い主462人調査】

待機期間なしにこだわらないで！ペット保険を選ぶときに見るべきポイント

「待機期間なし」や「補償開始が早い」ということにこだわり過ぎると、ペット保険選びに失敗してしまうことも。

ここでは、ペット保険を選ぶときに、最低限チェックしておきたいポイントをご紹介します。

①わんちゃんのかかりやすい病気が補償対象外になっていないか確認！

加入したいペット保険が、わんちゃんのかかりやすい病気が補償対象外になっていないか確認してください。

わんちゃんには犬種や年齢によってかかりやすい病気が存在します。保険料の高い安いに関係なく、ペット保険によっては肝心な病気が補償されないということもあるので要チェックです！

また、補償対象となっていたとしても、1つの病気で生涯を通して使用できる回数が決まっているペット保険があったり、年齢と共にシニア犬がかかりやすい病気が補償対象外となるペット保険も実際に存在するので注意してください。

②更新時の条件追加の有無や継続できるかを確認！

ペット保険は1年ごとの更新になりますが、更新時に特定の病気や体の部位を補償対象外とするなど補償を制限したり、継続不可とするペット保険もあります。

実際にこんなSNSの投稿も…

治療費の負担を軽減するために加入したペット保険なのに、利用したら補償対象外にされたり継続不可とされるなんて、何のためのペット保険かわからなくなってしまいますね。

そこから乗り換えようにも、すでにかかったことのある病気は補償対象外にされるのはもちろん、年齢や病気によっては加入できないという問題も！

すべてがそんなペット保険ではありませんが、申し込む前にしっかりと重要事項説明書や約款を読んで確認しましょう。

入ってはいけないペット保険ワースト7！最悪な保険の見分け方・失敗しない選び方を伝授

③加入時の保険料だけでなくシニア期以降の保険料も確認！

わんちゃんの寿命が伸びている今、シニア期以降の保険料はとても重要！

ペット保険は若年期の保険料は安く設定されていることが多いですが、シニア期以降の保険料が高くなることも珍しくはありません。

シニアを過ぎてから心臓病や腎臓病といった慢性の病気になるわんちゃんは多いほか、急な体調不良などで動物病院に通う頻度も増えるなど、シニアになればなるほど治療費はかかってきます。

保険料が高すぎて家計を圧迫して治療に費用をかけられない、保険を解約せざるを得ないということでは、それこそ何のためのペット保険かわかりませんね。

ペット保険会社によって保険料の上昇の仕方は異なり、ある程度の年齢から定額やほとんと上がらないペット保険も複数あるので、保険料にも注目してください。

ペット保険の選び方についてもっと詳しく知りたい飼い主さんは、以下の記事をご覧ください。

【犬のペット保険18選を徹底比較】私が本気で選ぶおすすめTOP3はこれ！

まとめ

ペット保険は人間で言う医療保険のようなもので、加入してすぐに利用できるわけではありません。

待機期間があるペット保険はもちろん、待機期間なしのペット保険でも補償が開始されるまでにある程度の期間があるため、ペット保険を検討している飼い主さんは早めの加入をおすすめします。

最後にペット保険の待機期間についておさらいしておきましょう。

できるだけ早い補償開始日を迎えたいという飼い主さんは、保険会社の申し込み方法を確認したり、待機期間なしのペット保険を検討してくださいね。

→待機期間なしのペット保険をもう一度見る

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執筆者

ペットライター

たかだ なつき

JKC愛犬飼育管理士 / ペットフーディスト / 犬の管理栄養士 / ペット看護士 / ペットセラピスト / トリマー・ペットスタイリスト / 動物介護士 / ホリスティックケア・カウンセラー

18歳のチワックスと1歳のチワックス、ポメチワ、0歳のチワックスの4匹と暮らしています。これまで愛犬チワワと2匹のミニチュアダックスたちの闘病・介護生活の経験から、犬の健康や介護について学びを深めペットにまつわる様々な資格を取得し、老犬のトータルケアサロン開業に向けて準備中です。

【保有資格：ペットフーディスト / 犬の管理栄養士 / ペット看護士 / ペットセラピスト / トリマー・ペットスタイリスト / 動物介護士 / ホリスティックケア・カウンセラー / JKC愛犬飼育管理士 / YMAA薬機法・医療法適法広告取扱個人認証規格】

たかだ なつきのプロフィール

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