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ゴールデンレトリバーの平均寿命は短い?平均寿命10.9歳
ゴールデンレトリバーの平均寿命は、10.9歳という調査報告があります。(※1)
2023年に発表された、わんちゃん全体の平均寿命は14.76歳、中・大型犬の平均寿命は13.81歳(※2)という報告から見ても、ゴールデンレトリバー寿命は短いように見えます。
しかし、この数値はあくまでも平均寿命であり、寿命の長さや老化のスピードはそのわんちゃんによって異なるため、平均寿命にとらわれ過ぎないようにすることが大切です。
ゴールデンレトリバーの寿命は、病気はもちろん飼育環境などでも左右されるため、愛犬の寿命を延ばすためには飼い主さんの力も必要になります。
飼い主さんできるサポートは、後にご紹介する「ゴールデンレトリバーの寿命を延ばす方法は?今からできる5つのポイント」をご覧ください。
ゴールデンレトリバーの年齢を人間の年齢に換算
わんちゃんの1年は人間の1年とは大幅に異なります。
いつまでも愛犬に元気で快適に過ごしてもらうためにも、ゴールデンレトリバーの人間に置き換えた年齢をイメージして、それに合わせたお世話をしてあげましょう。
■大型犬の年齢換算表(※3)
ゴールデンレトリバーの年齢 |
人間に置き換えた年齢 |
ライフステージ |
0~12ヶ月 |
14歳未満 |
子犬
(成長期) |
13~18ヶ月 |
14歳 |
子犬
(成長期) |
19~23ヶ月 |
14歳 |
成犬
(成犬期) |
2歳 |
22歳 |
成犬
(成犬期) |
3歳 |
29歳 |
成犬
(成犬期) |
4歳 |
34歳 |
成犬
(成犬期) |
5歳 |
40歳 |
老犬
(シニア期) |
6歳 |
45歳 |
老犬
(シニア期) |
7歳 |
50歳 |
高齢犬
(ハイシニア期) |
8歳 |
55歳 |
高齢犬
(ハイシニア期) |
9歳 |
61歳 |
高齢犬
(ハイシニア期) |
10歳 |
66歳 |
高齢犬
(ハイシニア期) |
11歳 |
72歳 |
高齢犬
(ハイシニア期) |
12歳 |
77歳 |
高齢犬
(ハイシニア期) |
13歳 |
82歳 |
高齢犬
(ハイシニア期) |
14歳 |
88歳 |
高齢犬
(ハイシニア期) |
15歳 |
93歳 |
高齢犬
(ハイシニア期) |
16歳 |
99歳 |
高齢犬
(ハイシニア期) |
17歳 |
104歳 |
高齢犬
(ハイシニア期) |
18歳 |
105歳 |
高齢犬
(ハイシニア期) |
19歳 |
115歳 |
高齢犬
(ハイシニア期) |
20歳 |
120歳 |
高齢犬
(ハイシニア期) |
わんちゃんを人間の年齢に換算する方法はいくつもあり、本やサイトなどによっても微妙に違いがあります。
これは、わんちゃんの平均寿命が延びていることで、計算方法も変化していためですが、近年は2019年にアメリカ・カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究者チームが発表した、DNA遺伝子の変化に基づいた換算式も注目を集めています。(※4)
■発表された換算式
16 ln(犬の年齢) + 31 = 人間年齢
この換算式は、これまでのアバウトな方法とは異なり、生物学的に導き出されたものでより正確と考えられていますが、研究の対象はすべてラブラドールレトリバーだったことから、ほかの犬種ではあてはまらない可能性があります。
ゴールデンレトリバーとラブラドールレトリバーは似ている点も多く親戚みたいなものと思われることも多いですが、まったくの別の犬種なのでゴールデンレトリバーでもこの換算式にあてはめるのは難しいでしょう。
とは言え、今後の研究次第では、各犬種のDNAに基づいた換算式もできてくるかもしれませんね。
このように、換算式がさまざまあるように、人間に置き換えた年齢はあくまでも目安でしかありませんが、人間だとこれくらいの年齢ということを知ることで、愛犬に寄り添ったお世話ができるのではないでしょうか。
わんちゃんの人間年齢については、以下の記事で詳しく解説しています。
愛犬は人間だと何歳?【犬の年齢換算表】最新計算方法や長生きのポイントを紹介
ゴールデンレトリバーのシニア期は何歳から?
前章でご紹介した年齢換算表でも分かるように、大型犬であるゴールデンレトリバーは5歳頃からシニア期に入るとされています。
もちろん、老化のスピードには個体差がありますが、見えない体の内部では緩やかに老化が始まっているため、シニア期ならではの配慮が必要です。
■シニア期に入ったら見られる見た目の変化
老化の段階の特徴 |
見られる主な変化 |
少しずつ見た目の変化が現れ始める |
・白髪が出始める
・鼻の色が退色してくる
・皮膚や毛質が乾燥している |
老犬らしさが顕著になる |
・瞳が白濁してくる
・耳が遠くなる
・疲れやすい
・段差が苦手になる
・睡眠時間が増えた
・食欲が低下する |
介護が必要になることもある |
・反応が薄くなる
・痩せてきた
・トイレを失敗するようになった
・自力で食事をすることができない
・自力で立ち上がれない |
これらの変化に伴い、以下のことに配慮してあげることが大切です。
■シニア期に入ったら特に配慮したいこと
・体調の変化を見逃さない
・寝ている時間が増えても無理に起こさない
・トイレを失敗することがあっても怒らない
・なるべく段差をなくす
・シャンプーやトリミングの頻度を見直す
・1度に与える食事の量を減らして回数を3~4回に増やす
・消化に配慮した食事にする
・食事は食べやすいように工夫してあげる
健康寿命を延ばすためにも、快適なシニア期を過ごしてもらうためにも、シニア期に入ったらそれまで以上に気遣ってあげるようにましょう。
ゴールデンレトリバーの寿命が短い理由は?実はまだ解明されていない
ゴールデンレトリバーの寿命が短い理由は、「体の大きさに比べて臓器の比率が小さいから負担がかかりやすい」などが言われていますが、実は体の大きさと寿命の関係ははっきりとわかっておらず、まだ解明されていません。
ただ、理由はわかっていませんが、体重が4.4ポンド(約2キロ)を超えるごとに寿命が1ヶ月短くなるという結論には達したそうです。(※6)
そして、その理由に科学者たちは以下の可能性をあげています。
・大型犬のほうが加齢に伴う病気でより早く死亡する可能性がある
・大型犬の成長の加速により異常な細胞増殖や癌による死亡の可能性が高くなる可能性がある
ゴールデンレトリバーは、ほかの犬種と比べて2倍ほど腫瘍疾患(良性・悪性とも)になる確率が高いとされる(※7)ため、寿命が短いゴールデンレトリバーが多いのは、そういった要因もあるのかもしれません。
ゴールデンレトリバーの病気については、後にご紹介する「ゴールデンレトリバーのかかりやすい病気は?腫瘍疾患に注意」で詳しく解説しています。
ゴールデンレトリバーのギネス記録は20歳!
現在、ゴールデンレトリバーの世界最高齢の記録は、アメリカ・テネシー州オークランドで暮らす『オーガスト』ちゃんの20歳です。(※5)
■わんちゃん情報
名前:オーガスト(♀)、通称「オーギー」
生年月日:2000年4月24日
残念ながら、オーガストちゃんがその後何歳まで生きたのかまではわかりませんでしたが、20歳当時は軽度の腎臓病だけで、健康状態は良かったそうです。
さらに、大型犬のギネス記録では、現在ラフェイロ・ド・アレンティジョの『ボビ』くんが31歳という記録を更新中!
そこで、いぬなび編集部では、日本でもご長寿ゴールデンレトリバーがいるのではないかとX(旧Twitter)やInstagramなどのSNSを調査してみました。
残念ながら今回の調査では、オーガストちゃんを超える年齢のゴールデンレトリバーを見つけることはできませんでしたが、Instagramでは18歳という大往生で旅立った『菜々ちゃん』を発見!
菜々ちゃんは2023年の3月に18歳のお誕生日を迎え、その後虹組にお引越しされたそうです。18歳なんて凄いですね!
また、15歳で存命中の『ロイ』くんも見つけることができました。ロイくんは、つい先日もプール遊びもしちゃうほど元気いっぱい!
※投稿は飼い主さんの許可を頂いて掲載しています。無断転用は禁止です。
ゴールデンレトリバーは寿命が短いと言われることも多いですが、こうしたご長寿ゴールデンレトリバーさんたちは、希望の光となるのではないでしょか。
とは言え、何も気にかけず、お世話も適当というのでは、長生きとは程遠くなってしまいます。愛犬の寿命を延ばすには、ゴールデンレトリバーがどんな特性の犬種なのかを把握し、飼育環境を整えてあげることが大切です。
犬の長生きの秘訣に迫る!食べ物や普段の生活などご長寿犬飼い主さんたちにも取材
ゴールデンレトリバーの基本情報
ゴールデンレトリバーは、大型犬の中でも比較的小さく、賢く温厚で吠えにくいため飼いやすいと人気の犬種です。
毎年発表されるジャパンケネルの犬種別犬籍登録頭数でも、小型犬が多く名を連ねる中、大型犬では常に最初に名前が出てきています。(※9)
【犬種別犬籍登録頭数とは?】
…その年に新規に発行された血統書の数
■ゴールデンレトリバー(ゴールデンレトリーバー)の基本情報(※8)
分類 |
大型犬 |
体高 |
牡:56~61ⅽm
雌:51~56ⅽm |
性格 |
従順、優しく友好的、賢い |
被毛タイプ |
ダブルコート |
毛色の種類
(犬種標準) |
ゴールドまたはクリームの色調。わずかに見られるホワイトは胸にだけ許容される |
原産地 |
イギリス |
用途 |
ガン・ドッグ |
歴史 |
歴史はほとんど不明。しかしイギリスで発達した犬種であることは事実。 |
わんちゃんの性格には個体差がありますが、ゴールデンレトリバーは人にもほかの動物にもとても優しく、穏やかなことで知られていますね。
攻撃的になることもなく従順ですが、大型犬で力が強いことからある程度のしつけはきちんとしておかないと、お散歩中に引っ張ってリードが手元から外れるという事故にもつながりかねないので注意が必要です。
ゴールデンレトリバーの寿命を延ばす方法は?今からできる6つのポイント
愛犬にいつまでも元気で長生きしてほしいというのは、飼い主さんなら誰もが思うことですね。
ゴールデンレトリバーの寿命をできる限り伸ばすために、飼い主さんができる6つのポイントをご紹介します。
わんちゃんの長寿に関わる要因の調査報告では、飼い主さんが健康や飼育環境に配慮したわんちゃんのほうが長生きすると結論付けている(※10)ため、以下のポイントをぜひ参考にしてください。
①毎日スキンシップの時間をしっかりとる
愛犬とのスキンシップには、わんちゃんのストレス軽減や病気の早期発見がしやすいというメリットがあり、毎日しっかりスキンシップの時間を取ることはとても大切です。
ストレスの溜め込みすぎは体調不良の原因ともなるほか、免疫力の低下にもつながります。
また、ゴールデンレトリバーは腫瘍疾患になる確率が高いことから、体にしこりや異変がないかチェックしましょう。毎日しっかり触れ合っていることで、何かいつもと違う感触があれば気づきやすくなりますよ!
【犬のペット保険18選を徹底比較】私が本気で選ぶおすすめTOP3はこれ!
②適度な運動を心がける
個体差はありますが、ゴールデンレトリバーの散歩の時間は1日2回、1回30分~60分程度が目安です。
ゴールデンレトリバーは活動量が多く、お散歩だけでは運動量に満足できないこともあるため、定期的にドッグランに行くなど運動できる時間を作ってあげることをおすすめします。
また、家の中でも遊べるように十分なスペースを確保しましょう。
お散歩や遊びはストレス発散になるため、体力や筋力の低下を防ぐだけでなく、免疫力の維持にもつながります。
③食事の与え方に配慮する
ゴールデンレトリバーに健康で長生きしてもらうためには、食事の内容、量、回数など食事の与え方にも配慮してあげましょう。
■ゴールデンレトリバーのライフステージに合わせた食事内容と回数
ライフステージ |
1日の食事の回数 |
食事内容 |
子犬 |
・生後2〜3ヶ月:3〜5回
・生後4〜6ヶ月 :3〜4回
・生後6ヶ月〜成犬:3〜2回 |
子犬用に栄養を考えられた
総合栄養食のフード |
成犬 |
2回 |
愛犬の体質や好みに合わせた
総合栄養食のフード |
シニア犬(5歳~) |
3~4回 |
老犬用に栄養を考えられた
総合栄養食のフード |
ハイシニア犬(7歳~) |
4~5回 |
・良質なたんぱく質を使用するなど消化に
配慮された総合栄養食のフード
・好みや気分、食欲の状態や体調に
合わせてフードを変更 |
ドッグフードは、年齢に合わせた栄養バランスで作られているため、成犬に子犬用を与えたり、子犬に成犬用やシニア犬用を与えるのは栄養過剰や栄養不足となる恐れがあり、ライフステージに合わせたドッグフードを選ぶのが基本です。
また、太りすぎや痩せすぎはゴールデンレトリバーの健康に悪影響を与える可能性が高まるため、愛犬の適正量を与えるようにしましょう。
食事の量やゴールデンレトリバーにおすすめのドッグフードの選び方については、以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてください。
【獣医師監修】ドッグフードの正しい与え方!パッケージの給餌量はあくまで目安
ゴールデンレトリバー向けドッグフード(餌)おすすめ人気ランキング8選【専門家が厳選】
④温度管理を行う
個体差もありますが、ゴールデンレトリバーが快適に過ごせる温度と湿度は以下を目安にしてください。
■ゴールデンレトリバーに快適な温度と湿度
室温:25℃前後が目安
湿度:50~60%
室温は愛犬の適温を探してあげることが大切ですが、夏場などではあまりにも低すぎると体が冷えてしまったり、外の気温との温度差で自律神経が乱れてしまったりします。逆に、高い温度や湿度は、熱中症のリスクを高めることになるので注意しましょう。
特に高温多湿は心身に負担をかけるため、温度管理はしっかり行うことが大切です。もちろん、お留守番をしてもらうときもエアコンをつけっぱなしにするなど、しっかり対策を行ってください。
また、室内飼いのわんちゃんと外飼いのわんちゃんでは、室内飼いのわんちゃんのほうが2~3年長生きできるという報告(※11)もあります。必ずしも外飼いがダメというものではありませんが、外飼いのゴールデンレトリバーでは、温度管理や心身の状態もしっかり配慮してあげましょう。
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⑤床材や段差など関節に配慮する
滑りやすい床は、滑らないように常に踏ん張っている状態になり、関節や足腰に負担がかかるため、カーペットやマットを敷いたり滑りにくい床材にするなど、関節への負担を軽減する工夫をしてあげましょう。
特にゴールデンレトリバーは関節の負担やゆがみによる股関節形成不全が多く見られるため、床への配慮は重要なポイントです。
また、段差がある場所もシニア犬では上り下りが負担となったり、転んでケガをする恐れもあるため、スロープを設置するなど配慮してあげることをおすすめします。
股関節形成不全については、後にご紹介する「ゴールデンレトリバーのかかりやすい病気は?腫瘍疾患に注意!」をご覧ください。
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⑥いつもと違うときは獣医師に相談する
愛犬にいつもと違う様子が見られたり何か気になることがある場合、どんなに些細なことでも獣医師に相談しましょう。
「こんなことで病院に行っていいの?」と悩む飼い主さんも多いですが、わんちゃんは言葉が話せないだけでなく、痛みを我慢して隠そうとします。
少しでもいつもと違うと感じたときは、迷わず獣医師に相談することが寿命を延ばす鍵!特に腫瘍は進行するまで明らかな症状が出ないものも多く、病気の早期発見・早期治療はとても大切です。
また、たとえ見つかったのが大きな病気であった場合でも、愛犬のQOL(生活の質)を保ってあげることで、寿命は延びてくれるでしょう。
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ゴールデンレトリバーのかかりやすい病気は?腫瘍疾患に注意!
ゴールデンレトリバーのかかりやすい病気はこれまでも触れてきましたが、腫瘍疾患に注意が必要です。
犬種ごとにかかりやすい病気は異なり、ほかにもゴールデンレトリバーがかかりやすい病気はたくさんあるので確認しておきましょう。
■ゴールデンレトリバーがかかりやすい病気(※12)
順位 |
傷病名 |
1 |
耳血腫 |
2 |
血管肉腫 |
3 |
脾臓の異常 |
4 |
その他のリンパ組織 / 造血組織の腫瘍 |
5 |
股関節形成不全 / (亜)脱臼 |
6 |
肝 / 胆道 / 膵の腫瘍 |
7 |
全身性の腫瘍 |
8 |
口腔内の腫瘍 |
9 |
甲状腺機能低下症 |
10 |
脂肪腫 |
11 |
その他の皮膚の腫瘍 |
12 |
病理学的未定の皮膚腫瘍 |
13 |
爪の外相 |
14 |
マラセチア性外耳炎 |
15 |
原因未定の外耳炎 |
こちらは、大手ペット保険会社アニコムが発表しているものですが、ゴールデンレトリバーは上記のように腫瘍疾患が多く占めています。
ゴールデンレトリバーの疾患別罹患率を見ると、わんちゃん全体が6.3%に対して、ゴールデンレトリバーは約2倍の12.5%。おおよそ8頭に1頭は腫瘍疾患に罹患しているという報告もありました。(※7)
ここでは、代表的なゴールデンレトリバーのかかりやすい病気についてご紹介します。初期症状を見逃さず、早めの治療をしてあげてくださいね。
腫瘍には悪性・良性とあり、できる部位も異なりますが、ゴールデンレトリバーは悪性腫瘍を発症しやすいとされているので、定期的な健康診断に加え、いつもと違うと感じたときはたとえ元気であっても動物病院を受診してください。
■腫瘍の主な初期症状
・食欲が落ちた
・嘔吐や下痢
・食べているのに痩せていく
・しこりやイボができた
■発症しやすい年齢
・7歳
※骨肉腫の場合は2歳前後でも見られる
悪性腫瘍であっても、早期発見・早期治療によって根治が目指せる腫瘍もあります。
また、腫瘍によっては抗がん剤の治療効果が認められているものもあるため、獣医師とよく相談しながら治療法を決めていきましょう。
股関節形成不全は、生まれたときの股関節は正常ですが、股関節の緩みが原因となって股関節が異常に形成されていく病気です。
■股関節形成不全の主な初期症状
・後ろ足がふらつく
・お散歩を嫌がる、途中で座りたがる
・段差をいやがる
■発症しやすい年齢
・0歳
股関節形成不全を発症しやすい年齢は0歳ですが、どの年齢でも発症する可能性があるため、愛犬の様子をよく観察することが大切です。
まとめ
ゴールデンレトリバーの平均寿命は10.9歳ですが、長生きしているゴールデンレトリバーもたくさんいます。
愛犬の健康や飼育環境に配慮することが寿命を延ばことにもつながるため、以下のポイントをぜひ実践してみてくださいね。
寿命は個体差があり、病気や事故など不可抗力なこともありますが、だからこそ愛犬との1日1日を大切に過ごすことが何よりも重要なのではないでしょうか。
ゴールデンレトリバーに快適な環境を整え、愛犬が過ごしやすくしてあげましょう。
※記事で紹介されている商品を購入すると、売上の一部がINUNAVIに還元されることがあります。メーカー等の依頼による広告にはPRを表記します。
※掲載されている情報は、INUNAVIが独自にリサーチした時点の情報を掲載しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
執筆者
- ペットライター
-
たかだ なつき
- JKC愛犬飼育管理士 / ペットフーディスト / 犬の管理栄養士 / ペット看護士 / ペットセラピスト / トリマー・ペットスタイリスト / 動物介護士 / ホリスティックケア・カウンセラー