凛々しい顔立ちと巻いた尻尾がかわいい柴犬。人気の犬種である一方、警戒心が強い性格でしつけが難しいと言われることも少なくありません。
「拒否柴」には頑固さも見られ、どのような性格の犬種なのか、豆柴だと性格は違うのかなどが気になるのではないでしょうか。他にも散歩の量・かかる費用など、性格以外にも知りたい点が多いはずです。
この記事では、ドッグトレーナー監修のもと、初心者にもわかりやすい柴犬の飼い方を紹介します。マンションでの飼いやすさや準備すべきアイテムも解説するので、ぜひ参考にしてください。
凛々しい顔立ちと巻いた尻尾がかわいい柴犬。人気の犬種である一方、警戒心が強い性格でしつけが難しいと言われることも少なくありません。
「拒否柴」には頑固さも見られ、どのような性格の犬種なのか、豆柴だと性格は違うのかなどが気になるのではないでしょうか。他にも散歩の量・かかる費用など、性格以外にも知りたい点が多いはずです。
この記事では、ドッグトレーナー監修のもと、初心者にもわかりやすい柴犬の飼い方を紹介します。マンションでの飼いやすさや準備すべきアイテムも解説するので、ぜひ参考にしてください。
※本記事は2024年10月までの情報を参考に作成しています。※本記事はINUNAVIが独自に制作しています。メーカー等から商品の提供や広告を受けることもありますが、コンテンツの内容やランキングの決定には一切関与していません。※本記事で紹介した商品を購入するとECサイトやメーカー等のアフィリエイト広告によって売上の一部がINUINAVIに還元されます。
目次
柴犬を飼うためには、性格を把握しておくことも大切です。飼い主にべったり甘えるような犬を飼いたい場合は不向きな可能性もあるので、イメージする犬との関わり方に合うかチェックしてください。
柴犬はオオカミに最も近い遺伝子を持つ犬種の一つである研究結果があり、野生の本能が現れた犬らしい行動がよく見られる犬種です。警戒心が強く、洋犬のように「人間と一緒に何かをしたい」という欲求はあまり見られません。
常に飼い主と一緒ではなく、1人で過ごす時間を求める傾向がある分、留守番が苦手になることは少ないと言えます。一方で、抱っこ・シャンプー・予防接種などでの拘束が苦手な子や、威嚇のために噛む子が多いことは理解した上で家に迎えてください。
SNSでは飼い主にすごく甘えて、言うことを聞く柴犬をよく見ます。その犬の性格と言ってしまえばそれまでですが、飼い主のそばを離れずべったりしている性格は、他の犬種と比べて少ないでしょう。
子犬をお迎えするときは、ブリーダーさんに相談することと事前に見学に行くことも大切です。将来どのような犬に成長するかが明確にわかるわけではありませんが、子犬の様子を見ることも、親犬を見ることも判断材料になります。
一般的に、6か月を超えたあたりでマーキングや排他的な行動をするようになったり、警戒心・恐怖心から吠えやすくなったりします。これはホルモンバランスの変化や同じ場所での生活によって、縄張り意識が強くなることが一つの原因です。マーキングというとオスの印象が強いかもしれませんが、この変化はオス・メスを問わず見られるものです。
どの犬種も同じ傾向があるものの、柴犬は変化のタイミングがやや早く、子犬らしさは早いうちに消える可能性が高いと言えます。
しかし、柴犬は人にあまり頼らないという研究結果があるように、自分の主張を強く通そうとすることや、気になる物があるときに、こちらに見向きもしないということがあります。いつでも指示を聞いてもらうようになるには、少しずつの積み重ねが大切です。
柴犬は、縄張り意識が強い上にきれい好きなので、外でしか用を足さない子が多い犬種です。子犬期にトイレトレーニングをしても、散歩に行き始めると外でしかしなくなるケースが少なくありません。
飼い主の体調が悪いときや悪天候のときでも、散歩は必ず行くつもりで飼う必要があります。庭がない家の場合は特に注意してください。
一般的な大きさの柴犬と豆柴では性格の違いが見られず、「豆柴だからおとなしい」ということはありません。同様に赤柴・黒柴・白柴など毛色の違いも性格には関係ないと言われています。
ちなみに、柴系の雑種の場合も性格は個体によってさまざまです。どのような性格になるかは予想が難しく、「柴犬が混ざっているから警戒心が強い」などと一概には言えません。
ネット上では「赤柴よりも黒柴・白柴のほうがおとなしい」と言われていることがあります。しかし、毛色による性格の違いのデータはなく、事実とは言えません。
前述のとおり柴犬は野生的な犬種なので、どの毛色であっても警戒心が強い性格であると考えておきましょう。
日本犬保存会には「柴犬」という1つの登録名しかありませんが、地域で保護・保存されているいわゆる「地柴」を含めると、複数の種類に分けられます。柴犬の種類とルーツによる性格の違いについて紹介します。
現在「柴犬」として家庭で飼育されているのは、ほとんどが「信州柴犬」をベースにした柴犬です。しかし、実は全国には「地柴」と呼ばれる地域固有の柴犬がいます。
■柴犬の種類
信州柴犬
現在の柴犬のベースである種類。長野県・群馬県周辺で狩猟犬として活躍。
美濃柴犬
全身を覆う赤毛が特徴。岐阜県周辺で小動物を狩猟していた犬種。
山陰柴犬
細身で筋肉質で、巻尾でないことが多い。鳥取県周辺で小動物を狩猟していた犬種。
縄文柴犬
面長でマズルが太くがっちりとしている。絶滅したと言われる「縄文犬」の復元を目指して作り出された。
川上犬
体が大きく、オオカミのような野性味がある。長野県原産で信州柴犬の一種。
それぞれ特徴が異なり、個性的な見た目を持っています。しかし、信州柴犬以外は数が少なく、手に入れることが難しいケースもあります。
現代の柴犬の大半を占める信州柴犬は、顔や体型が丸い「タヌキ顔」に分類され、比較的穏やかな性格と言われています。一方、縄文柴犬や山陰柴犬は目が細く筋肉質な「キツネ顔」で猟犬としての性質が強く、活発で警戒心が強いケースがよく見られます。
一方、現代の柴犬の大半を占める信州柴犬は、顔や体型が丸い「タヌキ顔」に分類されます。一般家庭に合うように繁殖されてきたという説もあり、比較的穏やかな性格です。しかし、信州柴犬であっても、猟犬として活躍していた時代の特性が出ることでキツネ顔で警戒心が強い性格になる場合もあります。
「顔つきによる性格の違いはない」という説もありますが、ルーツを考えると違いは少なからずあると言えるでしょう。
柴犬は日本原産で、国の天然記念物にも指定されている日本犬です。日本犬の中では唯一の小型犬に分類される犬種であり、山岳地帯で、猟犬として活躍していた歴史があります。
名前の由来には諸説あり、「小さなもの」を意味する柴という古語から、猟をする際に柴藪を走る姿から、毛色が枯れた柴に似ているためという3つの説が有力です。
現在は「豆柴」「小豆柴」と呼ばれる小さなサイズの柴犬も多く見られますが、ジャパンケネルクラブ(JKC)によると、体高はオスで約39.5cm、メスで約36.5cm(※1)とされています。
骨格・筋肉がしっかりと発達しており、動きや見た目の美しさが特徴的です。また、飼い主に忠実な犬種とよく言われ、日本だけでなく海外でも高い人気があります。
「柴犬=外飼い」と思っている方も多いと思いますが、その認識は間違いです。特別な理由がない限りは室内で飼育しましょう。
柴犬は外で飼う番犬というイメージがありますが、外飼いは以下のようなリスクがあり大変危険です。
おもちゃで遊んだり毎日散歩に出かけたりすれば、マンションでも運動不足やストレス過多を避けられます。また、犬が安心して過ごせる専用の寝床や生活スペースを準備することで、室内でも問題なく過ごせるでしょう。家族の一員として、家の中で一緒に過ごすようにしてください。
また、縄張り意識を強め、家の前を通る人へ吠えかかるなどの問題行動を引き起こしやすくもなります。特別な理由がない場合は、室内飼いがおすすめです。
前述のとおり、基本的には室内飼いをすべきですが、なかには外を好む子や、縄張り意識が強いために飼い主と生活スペースを分けたほうがよい子もいます。
外飼いをする場合は熱中症対策が欠かせません。アスファルトの上にハウスを置かない、タープ(日よけ)で日陰を作る、冷たいプレートを敷く、打ち水をする……などできる対策はすべて行ってください。寒さには特別弱くありませんが、冬も様子を見て対策は必要です。
また、就寝時や留守にするときは玄関などに入れ、飼い主の目が届かないときは屋外で1人にしないようにしましょう。
ただし、脱走防止のためにワイヤーや鎖で係留する、ゲートなどで飼育スペースを区切るなど、安全に飼育できる環境を整えることが必須です。
「柴犬は気が強いからきちんと叱らないといけない」「飼い主が上だと認識させないと言うことを聞かなくなる」という話を聞いたことはないでしょうか?実はこれは間違いで、叱ることで逆に問題行動が増える可能性があります。
まずは、安心できる生活スペースを与えることと毎日適切な運動をさせてあげることがその一歩と言えるでしょう。
叱るときに、マズルコントロールをしたり体をひっくり返したりするのは体罰にあたります。体罰をすると、犬も自分を守るために必死になるので問題行動が悪化する原因に。柴犬の場合は特に、間違った叱り方をすると逆効果になりやすいため注意が必要です。
問題行動を起こしてしまったときは、まずはそれが起こらないように、環境を整える必要があります。また、恐怖を感じているときに叱るのはタブーです。叱るのではなく、飼い主が不安の原因を取り除いてあげてください。
例:見知らぬ来客を怖がって愛犬が吠えているときは……
OK:来客と犬が出会わないよう、別の部屋に隔離する
まずは予防のための環境を整え、徐々に慣れて同じ状況で問題行動を起こさなくなったら褒めることで、何をすればよいのかを教えるのが正しい対応です。
とはいえ、人と一緒に生活する中で、家に人が来ることもあるでしょうし、動物病院で注射をすることもあります。大切なのは、どのようにすればよいのかを飼い主が正しく伝えることです。吠えたから叱る、噛んだから叱る、だけでは犬を怖がらせるだけです。
これまでは、犬のしつけでは上下関係をしっかりとつけることが大切とよく言われてきました。しかし、現在ではそのような考え方は古いとされています。
犬と人間の関係において、上に見る・下に見るという意識はないことが科学的に証明されており、人が犬のボスにならないといけないと考える必要はありません。ともに暮らす対等なパートナーとして接しましょう。
「一緒に寝るとなめられてしまう」と思っている方もいるかもしれませんが、飼い主の隣で寝たからといって言うことを聞かなくなることもありません。ただし、柴犬はナワバリの意識が強いので、寝床に近づくと攻撃的になる場合は避けてください。
ずっと動き続けたり吠えたり、ひどい場合は自傷行為のようなことをする場合もあります。まずは、1頭でも落ち着いて寝ることを身につけさせましょう。
家族のなかに子どもがいる場合は、犬との接し方をしっかりと教えましょう。柴犬は距離を取りたい子が多いので、構いすぎないように意識してください。もしお子さんがたくさん触ったり抱っこしたりできる子を飼いたいのであれば、他の犬種も検討すべきです。
また、柴犬は体の大きさの割に力があるので、子ども一人で散歩に行かせるのは危険です。必ず大人が付き添いましょう。
子どもとの生活に慣れさせるには、手から食べ物をあげる練習から始めてみてください。
柴犬の子犬を迎える際に、必要なアイテムを紹介します。警戒心が強い柴犬が快適に過ごせる環境を作り、大量の抜け毛にも備えましょう。
ペットショップポータルサイトの「petmi」で調査したところ、2023年7月における柴犬の平均価格は約182,359円でした。チワワ・トイプードルなど他の人気犬種の平均価格は30万円ほどなので、比較的価格が低いと言えます。しかし、なかには50万円を超える価格で販売されている柴犬もおり、個体によって大きく異なります。
健康状態・寿命・性格などを値段だけで判断できることはありません。子犬の状態を詳しく教えてくれるペットショップ・ブリーダーから購入することや、購入後でも十分なお金の余裕がある状態でお迎えすることが大切です。
なお、柴犬の価格は以下の記事で詳しく解説しています。
柴犬の子犬を迎える場合は、以下のものを用意しましょう。
上記のアイテムをそろえると5〜10万円程度かかるので、犬の価格に加えて必要な費用と想定しておきましょう。以降は特に大事なアイテムについて、詳しく解説します。
なお、犬のお迎え・飼育の費用については以下の記事で詳しく解説しているので、こちらも参考にしてください。
ハウスは、ケージ(またはサークル)に加えてクレートを用意しましょう。ケージだけでは周りから見えてしまうエリアが多いので、中にクレートを置いて落ち着く寝床を作ってあげることがポイントです。
また、寝床とは別にトイレも設置してください。
食器は必ずフード用と水用を分けて用意し、水はいつでも飲める状態にしてください。
柴犬は口がやや長い犬種でマズルの先だけを入れて食べるので、直径が小さくある程度の深さがある食器が適しています。高さは口から-10cmが目安です。成長して体が大きくなるので、高さの調節が可能な食器台を用意するのがおすすめです。
おもちゃも2種類準備が必要です。一緒に遊べるおもちゃと一人で遊べるおもちゃ(知育玩具)を用意しましょう。
一緒に遊べるものは耐久性の高いロープなど、引っ張りっこできるものがおすすめです。子犬にはやわらかく噛みやすいものを選び、徐々に硬いものを与えていくのが一般的。硬さにも注目しましょう。
また、与えっぱなしにする場合は大きさや耐久性が特に重要です。くわえられるサイズ=飲み込めるサイズと考え、慎重に選びましょう。
柴犬は毛が短く、あまり毛が抜けないと思っている方もいるかもしれませんが、それは大きな間違いです。柴犬の被毛はダブルコートと言われる二重構造で、抜け毛がとても多い犬種です。
皮膚の病気もよく見られるため、健康を保つためにもブラッシングが必要。柴犬は体を触られることを嫌がる傾向が強く、子犬の頃からいかにブラシに慣れておくかでその後のケアのしやすさが変わります。これは歯ブラシも同様なので、少しずつトレーニングしましょう。
はじめは、必ず食べ物やおもちゃを準備して、気をそらしながら練習してください。食べ物をあげていると、お手入れがうれしい時間になっていきます。ブラッシングが気持ちが良いと感じてくれれば理想的ですが、難しいケースもありますので、まずは手短に終わらせてあげましょう。
ドッグフードは年齢に合わせたものを準備しましょう。子犬用のドッグフードは子犬に適した栄養バランスで作られており、その後の成長のカギになります。値段やブランドだけで選ばずに、適したものを購入してください。
柴犬を飼うと、毎日以下のようなお世話が必要になります。
そのほか、定期的に動物病院やトリミングサロンに行く必要があり、子犬やシニア犬の場合は粗相の処理なども加わるのでさらに大変です。犬を飼うと生活が大きく変わるので、その点を理解したうえで家族に迎えましょう。
柴犬の散歩や食事について詳しく解説します。
成犬の場合、散歩は1日2回、1回あたり30分が目安です。夏は熱中症対策のために時間調整が欠かせず、朝は5時台に行くなどかなりの早起きが必要です。
散歩に慣れないうちは、首輪とハーネスの両方をつけて2本のリード(ダブルリード)で行きましょう。活発・警戒心が強い性格のために逃げ出してしまうケースも多く、十分な対策が必要です。また、換毛期に毛が抜けて首輪がゆるくなることがあるので、サイズ調節はこまめに行ってください。
さらに、散歩後は足を拭いたり洗ったりする時間も考えておきましょう。以下の記事では、抜けにくく着けやすい、柴犬におすすめのハーネスを紹介していますのでぜひ参考にしてください。
柴犬はもともと野山を駆け回り、猟をする仕事をしていたので、かなり活発です。「獲物を探し出す→追いかける→食らいつく→振る→しとめる(食べる)」のような本能的な欲求をおもちゃを使って満たすようにしましょう。散歩だけでは、軽い運動と探索欲しか満たされない場合がありますので、注意が必要です。
毎日の食事は、年齢に合わせて与える回数を変えることがポイントです。
年齢 | 回数 |
生後3〜6ヶ月 | 4〜5回 |
生後6ヶ月〜1歳ごろ | 3〜4回 |
1歳〜 | 2〜3回 |
7歳〜 | 3〜4回 |
例:生後3〜6ヶ月の場合
9時・12時・15時・18時・21時に合計5回与える
子犬やシニア犬は消化機能が低いので、ドライフードを与える場合はお湯でふやかすとよいでしょう。
どうしてもこまめに与えられない場合は、自動給餌器を活用することも可能です。
柴犬の飼育は大変なものですが、一方でかわいい面や愛おしい面も数え切れません。筆者の愛犬や友人の愛犬のエピソードをご紹介します。
柴犬の平均寿命は14.5歳(※2)で、最近は20歳近くまで生きる子も少なくありません。シニア犬は病気のリスクが高く、高額な治療費がかかることも視野に入れた上で飼うことが大切です。
アニコム損害保険株式会社の調査によると、2021年の犬にかける年間支出は約34万円でした(※3)。最も支出が多い項目は「フード・おやつ」で、6万円以上の支出があります。ドッグフードの好き嫌いもあり、人間のように食費を切り詰めるのは難しいので、それなりの費用がかかることは覚悟しておきましょう。
また、病気のリスクを考えると、これ以上にお金がかかるケースも少なくありません。どのような状況になっても、余裕を持って払える備えがあるべきと言えます。
以下の費用は毎年必ずかかるもので、これらを接種・服用させることは飼い主の義務でもあります。
狂犬病注射:約3,500円
フィラリア予防薬:約10,000円
混合ワクチン代:約10,000円
子犬は、感染予防のためにワクチンを複数回接種します。飼い始めは特に費用がかかるものと覚えておきましょう。
柴犬がかかりやすい病気と、その治療費の例を紹介します。いずれも慢性的になったり再発したりする可能性があり、費用がかさみやすいので注意しましょう。
病気の予防方法や長生きのコツについては、以下の記事で解説しています。
費用の例:7,000円/1回(検査・薬の処方)(※4)
発症時期:年齢を問わず発症しやすい
子犬の頃から皮膚の状態には注意する必要があり、皮膚が弱い子やアレルギーを持つ子は継続的な通院が必要なケースもあります。
費用の例:3,000円/1回(洗浄・薬の処方)(※5)
発症時期:年齢を問わず発症しやすい
柴犬の耳は脂っぽく湿っており、外耳炎を発症しやすい傾向があります。慢性的になり、通院が続くケースも多く見られます。
費用の例:5,600円/1回(診察・検査・処置)(※6)
発症しやすい年齢:シニア期
認知症は柴犬などの日本犬に多く見られる疾患です。検査のほかに高額なサプリを飲む場合もあります。
費用の例:36,340円(通院7回の合計。検査・注射・内服薬など)(※7)
発症しやすい年齢:シニア期
シニア犬が発症しやすい病気で、脳の神経に異常が起こることが原因です。症状がおさまるまで数回治療に通う必要があります。
柴犬はその特性を考えると、確かに少々扱いが難しい犬種です。しかし、最後まで責任を持って飼う、金銭面に余裕があるなど基本的な条件に加えて以下を押さえれば、初心者でも柴犬を飼えるでしょう。
特に子犬の頃は手を焼く方が多いですが、正しく接し、しつけ、お世話をすることで、家族の一員として最高のパートナーになってくれます。どうしても困ったときはドッグトレーナーなど専門家に相談するようにしましょう!
柴犬は野生的で警戒心が強く、基本的に洋犬のように飼い主に甘える性格ではありません。特に、狩猟犬としての本能が強いキツネ顔の場合は警戒心が強いと考えられます。また、豆柴・黒柴・白柴であってもそのような性格は変わらないでしょう。
しかし、大変活発で、犬らしさに溢れた愛らしい姿がたくさん見られる魅力的な犬種です。正しくコミュニケーションを取れば、初めて犬を飼う人でもよいパートナーになれます。危険が少ない室内飼いをし、体罰を与えずに問題行動の原因を取り除きながら、一緒に過ごしましょう。
一方で、長生きをすることで病気のリスクが高い犬種とも言えます。子犬の頃から体に触れる練習をし、小さな変化も見逃さないようにしましょう。我が家の愛犬は、歯ブラシのトレーニングをしなかったせいで歯磨きができず、麻酔をかけて歯石取りをしました。飼い始めから将来のことをよく考えて、こまめなケアをすることがとても大切です。
場合によっては高額な治療費がかかるので、どれだけの費用がかかるのかも必ずチェックしておきましょう。この記事を参考に、柴犬との楽しい生活の準備をしてくださいね。
<参考>
(※1)一般社団法人ジャパンケネルクラブ,世界の犬「柴」
(※2)アニコム損害保険株式会社「犬種別の平均寿命を調査」
(※3)アニコム損害保険株式会社「アニコム家庭どうぶつ白書2022」
(※4)(※5)アイペット損害保険株式会社「犬の手術・通院費用はどのくらいかかる?」
(※6)価格.com「犬の認知症の症状・原因と治療法」
(※7)株式会社エフ・ピー・シー「犬の病気事典 前庭疾患」
※記事で紹介されている商品を購入すると、売上の一部がINUNAVIに還元されることがあります。メーカー等の依頼による広告にはPRを表記します。
※掲載されている情報は、INUNAVIが独自にリサーチした時点の情報を掲載しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。