公開 2024.01.10 更新 2024.01.11
【トレーナー監修】毛が抜けない犬・抜け毛が少ない犬ランキング!ミックス犬や臭いが少ない犬種も紹介

【トレーナー監修】毛が抜けない犬・抜け毛が少ない犬ランキング!ミックス犬や臭いが少ない犬種も紹介

犬を飼うにあたって大きな問題の1つになるのが抜け毛です。できる限り毛が抜けない犬を飼いたいと思っている人は多いのではないでしょうか。

この記事では、抜け毛が少ない犬を臭いにくさ・しつけのしやすさなどもふまえておすすめ順にランキング化しました。小型犬・中型犬・大型犬それぞれを紹介し、珍しい犬種も含めて19犬種を掲載しています。

「ミックス犬で毛が抜けにくいのはどの犬種?」「毛が抜けず臭わない犬はいる?」という疑問も解決するので、ぜひ参考にしてください。

ドッグトレーナー 鈴木 拓真

監修者

ドッグトレーナー
鈴木 拓真
国際資格CPDT-KA(Certified Professional Dog Trainer - Knowledge Assessed )

麻布大学獣医学部動物応用科学科卒業。人と犬が互いに幸せに暮らす社会を目指し、犬の正しい知識や飼い方を広めるため、ドッグトレーナーの道へ。犬のしつけ方教室スタディ・ドッグ・スクールに所属し、毎週末行なうレッスンには多くの飼い主と犬たちが集まる。預かりや訪問など様々なしつけ/指導を行なう中、動物系専門学校の講師も務める。

INUNAVIが選ぶ、毛が抜けない犬・抜け毛が少ない犬はこの犬種!

INUNAVIが選んだ、抜け毛が少ない犬は以下の9犬種です。毛が抜けにくい犬=トイプードルというイメージを持っている人が多いかもしれませんが、ほかにも抜け毛が少ない犬種は多数存在します。

抜け毛が少ない人気犬種

  1. トイプードル
  2. マルチーズ
  3. ヨークシャーテリア
  4. マルプー
  5. ビションフリーゼ
  6. シープー
  7. ミニチュアシュナウザー
  8. シーズー
  9. スタンダードプードル

ミックス犬の場合は、トイプードルが混ざっていても毛が抜けやすい可能性があることに注意しましょう。たとえばチワワ・ポメラニアンは抜け毛が多い犬種なので、チワプーやポメプーはプードルのミックスであっても毛がたくさん抜けることがあります。

次の見出しでは上記の犬種の被毛や臭いの少なさについて詳しく解説し、ランキング形式で紹介しています。後半では珍しい犬種も紹介しているので、最後までご覧ください。

【人気の犬種】毛が抜けない犬・抜け毛が少ない犬ランキングTOP9

INUNAVIが毛が抜けにくい9犬種をランキング化したところ、以下のような結果になりました。抜け毛の少なさに加え、手入れの楽さ・臭いの少なさ・総合的な飼いやすさをふまえて決定しています

 
順位1位2位3位4位5位6位7位8位9位
犬種トイプードルマルチーズヨークシャーテリアビションフリーゼマルプー
(マルチーズ×プードル)
ミニチュアシュナウザーシープー
(シーズー×プードル)
シーズー

スタンダードプードル

画像トイプードルの画像マルチーズの画像ヨークシャー・テリアの画像ビション・フリーゼの画像マルプーミニチュア・シュナウザーの画像シープー(シーズー×プードル)シー・ズーの画像スタンダードプードル
ポイント毛が抜けない犬の代表格。
間違いのない巻き毛で
毛が落ちづらい
毛が抜けにくく臭いづらい。
体が小さく毛量も少なめ
体重3kg前後の超小型犬。
体が小さく手入れの楽さがトップ
抜け毛や臭いが少ないが
毛がボリューミー
特に人気があるミックス犬。
毛が抜けにくい犬種の
かけ合わせ
針金のようなオーバーコート
を持つ。臭いも少なめ
ストレート×巻き毛の
ミックス。
脂漏症になりやすい
顔のしわと脂っぽさがある。
性格はとても穏やかでゆったり
毛が抜けにくい大型犬。
初心者にはおすすめ
しづらい
①抜け毛の
少なさ
4.504.004.00 4.504.504.004.504.00 4.50
②手入れの楽さ3.504.004.502.50  3.502.503.002.001.50
③臭いの少なさ3.504.004.004.003.504.003.003.003.00
④総合的な
飼いやすさ
2.271.90 2.323.002.282.28 2.46 2.651.33
トレーナー
加点
5.00  4,503.00 3.50 3.002.502.001.501.00
大きさ小型犬小型犬小型犬小型犬小型犬小型犬小型犬小型犬大型犬
被毛の構造シングルコートシングルコートシングルコートダブルコートシングルコートダブルコートシングルコート
or
ダブルコート
ダブルコートシングルコート

注意点として、毛が一切抜けない犬はいないこと覚えておきましょう。また、今回のランキングは以下のような家庭に向いた犬という条件で作成しています。

◼︎想定した条件

  • マンションに住んでおり、吠えやすい犬や大きな犬は飼いづらい
  • 初めて犬を飼いしつけの知識がなくトレーニングの時間も取りづらいので、物覚えがよい犬種がいい
  • 元気いっぱい動き回る犬よりも、一緒にゆっくりできる甘えん坊の犬がいい

家庭の環境や犬に対して求めるものによって、おすすめの犬種は全く異なります。順位だけを見ず、自分に合うかどうかをよくチェックしてくださいね。

評価項目一覧

①抜け毛の少なさ

①抜け毛の少なさ

・基本点として一律4点
・抜けた毛が落ちにくい巻き毛であれば+1.0点
※プードルをかけ合わせたミックス犬は巻き毛でない可能性があるため+0.5点
※大型犬は体の大きさにより落ちる毛量が多いため巻き毛であっても+0.5点

②手入れの楽さ(トレーナー視点)

②手入れの楽さ(トレーナー視点)

・手入れの手間にかかわる「毛の密集度」をドッグトレーナーが5段階で評価
・手入れの手間にかかわる「体の大きさ」を体重から5段階で評価
・上記の2つの点数の平均点を「手入れの楽さ」とする

③臭いの少なさ

③臭いの少なさ

・基本点として一律4点
・大型犬、顔にしわがある犬種、脂漏症になりやすい犬種はそれぞれ-0.5点

④総合的な飼いやすさ

④総合的な飼いやすさ

・運動欲求の少なさ、しつけのしやすさ、留守番の得意さをそれぞれ算出し、その平均点を総合的な飼いやすさとする
・飼育により多くの手間、費用、スペースが必要な大型犬は-1点

 

①〜④の点数を合計。さらにドッグトレーナーが専門家の視点で、毛が抜けにくい犬としてのお手入れのしやすさを5段階で評価し加点。点数が高いものから上位としました。

以下の記事では小型犬の飼いやすさをさらに詳しく調査しランキング化しているので、こちらも参考にしてください。

【初心者が飼いやすい小型犬ランキングTOP19】人気の種類やマンションで吠えない犬種は?

1位:トイプードル

トイプードルの画像

抜け毛の少なさ  5.00
手入れの楽さ  3.50
臭いの少なさ  3.50
総合的な飼いやすさ 2.27

毛が抜けない犬の代表格。間違いのない巻き毛で毛が落ちづらい

毛が抜けない犬と言えばトイプードルで、抜け毛の少なさはトップの評価です。抜けた毛が巻き毛に絡んで落ちにくく、部屋や服が毛だらけという事態にはなりにくいでしょう。トイプードルのミックス犬とは異なり、必ず巻き毛であることが高評価の要因です。

しかし、脂漏症になりやすくやや臭いが出やすい犬種である点には注意してください。活発で運動量が必要ですが、とても賢くトレーニングが大好きな犬種です。コミュニケーションを取りながらきちんとしつけをすれば、よきパートナーになれます。

大きさ小型犬体重約5〜8kg
カット必要被毛の構造シングルコート
毛質カーリー(巻き毛)ブラッシング毎日
性格活発、賢い、寂しがり向いている人とにかく抜け毛の少なさ重視の人
活発な犬がよい人
訓練性が高い犬がよい人
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2位:マルチーズ

マルチーズの画像

抜け毛の少なさ  4.00
手入れの楽さ  4.00

臭いの少なさ  4.00
総合的な飼いやすさ 1.90

毛が抜けにくく臭いづらい。体が小さく毛量も少なめ

マルチーズは毛が抜けない犬・臭わない犬としてよく名前が挙がる犬種です。真っ白なストレートヘアは抜けづらく、臭いが出やすい要素も少ないと言えます。ただし、ブラッシングは毎日行いましょう。

かわいらしい見た目に反して活発な性格で、攻撃性が高い面もあります。吠えや噛みつきが多い犬にならないために、小さな頃からトレーニングを行いましょう。

大きさ小型犬体重約2〜3kg
カット必要被毛の構造シングルコート
毛質ストレートブラッシング毎日
性格活発、寂しがり向いている人しつけに十分な時間を割ける人
運動に十分な時間を割ける人
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3位:ヨークシャーテリア

ヨークシャー・テリアの画像

抜け毛の少なさ  4.00
手入れの楽さ  4.50

臭いの少なさ  4.00
総合的な飼いやすさ 2.32

体重3kg前後の超小型犬。体が小さく手入れの楽さがトップ

ヨークシャーテリアは体重が約3kgで、チワワと並ぶ超小型犬です。毛が抜けにくく、かつできる限り小さな犬がよいという人に向いているでしょう。毛があまり密集していないうえに体が小さいので、ブラッシング1回にかかる時間は少なめ。また、臭いも少ない犬種です。

しかし、細い長毛は毎日欠かさずとかさないとすぐに絡んでしまいます。さらに、とても怖がりな性格なので、大きなものや音、見知らぬ人や犬などに慣れるトレーニングが重要です。

大きさ小型犬体重約2.5〜3.5kg
カット必要被毛の構造シングルコート
毛質ストレートブラッシング毎日
性格怖がり、甘えん坊向いている人特に小さな犬が良い人
怖さを防ぐトレーニングに時間を割ける人
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4位:ビションフリーゼ

ビション・フリーゼの画像

抜け毛の少なさ  4.50
手入れの楽さ  2.50

臭いの少なさ  4.00
総合的な飼いやすさ 3.00

抜け毛や臭いが少ないが、毛がボリューミー

最もおすすめの毛が抜けにくい犬種はビションフリーゼです。子犬から成犬になると少し毛質が硬くなり、もこもことした丸いフォルムになります。ダブルコートでありながら抜け毛が少なく、さらに巻き毛に絡んで落ちにくいこともメリットです。しかし、毛が密集していてボリュームがあるのでブラッシングは少し時間がかかります。

トイプードルに似た見た目ですが、性格はビションフリーゼのほうがやや穏やか。甘えん坊で飼い主のことが大好きなので、愛犬とたくさんスキンシップを取りたい人に向いています。

大きさ小型犬体重約3〜6kg
カット必要被毛の構造ダブルコート
毛質カーリー(巻き毛)ブラッシング毎日
性格甘えん坊、明るい向いている人愛犬とべったり過ごしたい人
明るく優しい性格の犬が良い人

5位:マルプー(マルチーズ×プードル)

マルプー

抜け毛の少なさ  4.50
手入れの楽さ  3.50

臭いの少なさ  3.50
総合的な飼いやすさ 2.28

特に人気があるミックス犬。毛が抜けにくい犬種のかけ合わせ

マルプーは近年特に人気が高いミックス犬です。親犬のマルチーズとトイプードルはともに毛が抜けにくい犬種で、どちらの特徴を引き継いでも毛が抜けにくいと考えられます。ストレートと巻き毛のかけ合わせであり、毛質はどのようになるかが予測できません。

マルチーズもプードルも活発で運動量があるので、散歩や遊びを十分に行ってください。飼い主のことは大好きなので、一緒にたくさんの時間を過ごしてあげましょう。

大きさ小型犬体重約2〜8kg
カット必要被毛の構造シングルコート
毛質ストレートor
カーリー(巻き毛)
ブラッシング毎日
性格活発、寂しがり向いている人どのような性格に成長しても問題ない人
どのような見た目・毛質に成長しても問題ない人
飼い主のことが大好きな犬が良い人
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6位:ミニチュアシュナウザー

ミニチュア・シュナウザーの画像

抜け毛の少なさ  4.00
手入れの楽さ  2.50

臭いの少なさ  4.00
総合的な飼いやすさ 2.28

針金のようなオーバーコートを持つ。臭いも少なめ

ミニチュアシュナウザーはダブルコートの犬種ですが、抜け毛は少なめです。オーバーコートは針金のように硬く、ワイヤーヘアと呼ばれます。臭いが出やすい要素も少ないでしょう。毛はあまり密集していないものの、小型犬の中では体が大きめなので、ブラッシングはやや時間がかかります。

性格は活発で、やや気が強く攻撃性が高い面が見られます。吠えや噛みつきなどを防ぐために、子犬の頃からしっかりとトレーニングを行いましょう。

大きさ小型犬体重約6〜7kg
カット必要被毛の構造ダブルコート
毛質ワイヤードブラッシング毎日
性格活発、気が強い向いている人しつけに十分な時間を割ける人
運動に十分な時間を割ける人
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7位:シープー(シーズー×プードル)

シープー(シーズー×プードル)

抜け毛の少なさ  4.50
手入れの楽さ  3.00

臭いの少なさ  3.00
総合的な飼いやすさ 2.46

ストレート×巻き毛のミックス。脂漏症になりやすい

シープーはシーズーとプードルのミックス犬です。シーズーとトイプードルはどちらも皮膚が脂っぽいので、脂漏症になりやすいと言えます。臭いが出やすい要素なので注意しましょう。また、抜け毛は少ないと考えられますが、毛質や見た目は成長するまでどのようになるかわかりません

性格も読みづらく、シーズーはとても穏やかである一方、トイプードルは活発で明るい犬種です。どちらの特徴が強く出ても問題ないという人におすすめと言えます。

大きさ小型犬体重約5〜8kg
カット必要被毛の構造シングルコートorダブルコート
毛質ストレートor
カーリー(巻き毛)
ブラッシング毎日
性格活発、寂しがり など向いている人どのような性格に成長しても問題ない人
どのような見た目・毛質に成長しても問題ない人

8位:シーズー

シー・ズーの画像

抜け毛の少なさ  4.00
手入れの楽さ  2.00

臭いの少なさ  3.00
総合的な飼いやすさ 2.65

顔のしわと脂っぽさがある。性格はとても穏やかでゆったり

シーズーはダブルコートでありながらも抜け毛が少ない犬種です。しかし、顔にしわがあり、脂漏症のリスクも高めなので、臭いが気になる可能性があります。さらに毛が密集していて小型犬の中ではやや大きめなので、手入れが楽とは言えません。

性格は穏やかで興奮性が低く、飼い主と一緒にゆったり過ごせます。今回の計算方法では下位になりましたが、臭いが気にならない人であれば上位の候補になるでしょう

大きさ小型犬体重約5〜7kg
カット必要被毛の構造ダブルコート
毛質ストレートブラッシング毎日
性格穏やか、ゆったり向いている人ゆったりした性格の犬が良い人
皮膚のケアをまめにできる人
【トレーナー監修】シーズーの性格と飼いやすさは?子犬の飼い方・寿命・病気などを解説!
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9位:スタンダードプードル

スタンダードプードル

抜け毛の少なさ  4.50
手入れの楽さ  1.50

臭いの少なさ  3.00
総合的な飼いやすさ 1.33

毛が抜けにくい大型犬。初心者にはおすすめしづらい

大型犬のスタンダードプードルは、トイプードルと同じく毛が抜けにくい犬種です。巻き毛でさらに毛が落ちづらく、体が大きくても家の中が毛だらけになるということはないでしょう。脂漏症になりやすい点や、大きい分臭いが出やすい点には注意が必要です。

とても人懐っこくトレーニングも得意ですが、大型犬であるので飼育の難易度は高めです。費用もかかりやすく、初心者にはあまりおすすめでない犬種と言えます。

大きさ大型犬体重約16〜29kg
カット必要被毛の構造シングルコート
毛質カーリー(巻き毛)ブラッシング毎日
性格賢い、人懐っこい向いている人飼育スペースに余裕がある人
大型犬にかかる費用や手間を厭わない人

【珍しい犬種】毛が抜けない犬・抜け毛が少ない犬10選

続いて、日本ではあまり見かけないものの、同じく抜け毛が少ない10犬種を紹介します。

入手のハードルは高めですが、どの犬種も個性的で魅力があります。抜け毛が少なく、かつ珍しい犬種を探している場合は参考にしてください

小型犬
チャイニーズ・
クレステッド・ドッグ
ボロニーズ 
チャイニーズ・クレステッド・ドッグの画像ボロニーズ 
中型犬
ケリー・ブルー・テリアベドリントン・テリア 
ケリー・ブルー・テリアベドリントン・テリア 
大型犬
アイリッシュ・
ウォーター・スパニエル
エアデール・テリアコモンドール
アイリッシュ・ウォーター・スパニエルエアデール・テリアの画像コモンドール
ジャイアント・シュナウザーブラック・ロシアン・テリアポーチュギーズ・
ウォーター・ドッグ
ジャイアント・シュナウザーブラック・ロシアン・テリアポーチュギーズ・ウォーター・ドッグ

<参考>
奥田香代,メイツ出版『いちばんよくわかる 犬種図鑑 日本と世界の350種』(2014)
藤原尚太郎,主婦の友社『飼い主のための犬種図鑑ベスト185』(2017)
一般社団法人 ジャパンケネルクラブ「世界の犬」

チャイニーズ・クレステッド・ドッグ

チャイニーズ・クレステッド・ドッグの画像

中国で生まれた犬で、「クレステッド」は「とさか」を表します。「ヘアレス」と「パウダーパフ」の2種類がおり、画像は被毛が一部にしかないヘアレスの個体です。

ヘアレスであればより抜け毛が少ないと考えられますが、皮膚の乾燥や寒さの対策が必要です。

大きさ小型犬原産国中国
体重2~5.5kgカット必要
(パウダーパフの場合)

ボロニーズ

ボロニーズ

イタリア・ボローニャ地方で生まれたボロニーズ。トイプードルと見た目が似ているものの、ボロニーズのほうがやや穏やかで興奮しづらい性格と言えます。

長くて柔らかく量が多い被毛で、毎日ブラッシングが必要です。

大きさ小型犬原産国イタリア
体重3~4kgカット必要

ベドリントン・テリア

ベドリントン・テリア羊のようなかわいらしい見た目ですが、祖先は闘犬や密猟をするための犬と言われています。

気の強さが特徴で、あまり初心者向けと言える犬種ではないでしょう。定期的なカットも必要です。

大きさ中型犬原産国イギリス
体重8~10kgカット必要

ケリー・ブルー・テリア

ケリー・ブルー・テリア

古くからアイルランド・ケリー州で飼われていたことが名前の由来である犬種です。活発で賢く、警備から狩猟までさまざまな役割をこなします。

密集した巻き毛は毎日ブラッシングが必要で、カットも行わなければいけません

大きさ中型犬原産国アイルランド
体重15~18kgカット必要

アイリッシュ・ウォーター・スパニエル

アイリッシュ・ウォーター・スパニエル

水鳥の猟犬として活躍し、硬くて分厚い巻き毛に覆われている犬種です。被毛は水を弾くために脂っぽさがあります

ボリュームのある被毛に対してしっぽが非常に細く、「ラットテール」「ウィップテール」などと呼ばれます。

大きさ中型犬原産国アイルランド
体重20~30kgカット必要

エアデール・テリア

エアデール・テリアの画像

体重が21~27kgほどの大型のテリア種です。軍用犬や警察犬として活躍した歴史があり、賢く俊敏な犬種です。

ブラッシングがこまめに必要であるうえ、定期的なカットも欠かせません。

大きさ大型犬原産国イギリス
体重21~27kgカット必要

コモンドール

コモンドール ハンガリー生まれのコモンドールは、大きな個体で60kg近くにもなる大型犬です。警戒心が強く、牧羊犬として人間のサポートをしてきました。

毛は抜けにくいものの、見た目の通り毛のお手入れはとても大変です。絡みやもつれを防ぐためのブラッシングは毎日必須で、シャンプーやカットも骨が折れるでしょう。

大きさ大型犬原産国ハンガリー
体重36~59kgカット必要

ジャイアント・シュナウザー

ジャイアント・シュナウザー硬い針金のような被毛を持つ、大型のシュナウザーです。とても用心深い性格で動きは俊敏であり、警察犬としても活躍していました。

ブラッシングは毎日必要で、毛が伸び続けるため定期的なカットも必要です。

大きさ大型犬原産国ドイツ
体重32~35kgカット必要

ブラック・ロシアン・テリア

ブラック・ロシアン・テリアブラック・ロシアン・テリアは、ロシアの軍用犬として作られたとても大きな犬種です。初心者が飼うのはハードルが高いでしょう。

ブラッシングは毎日必要で、大きな体全体をこまめにケアしなければいけません

大きさ大型犬原産国ロシア
体重39~66kgカット必要

ポーチュギーズ・ウォーター・ドッグ

ポーチュギーズ・ウォーター・ドッグその名の通り水の中を泳ぐのが得意な犬種で、漁師に飼われていた歴史があります。被毛は水をはじくために脂っぽく、ブラッシングは毎日必要です

賢くて物覚えがよく、飼い主に忠実な性格ですが、お手入れの手間はかかりやすいでしょう。

大きさ大型犬原産国ポルトガル
体重16~25kgカット必要

毛が抜けない犬と抜ける犬の違い|毛の構造では判断できない!「犬種による」が正しい

ハバニーズとブラッシングブラシ

【アドバイスをしてくれた方】

鈴木 拓真

ドッグトレーナー

鈴木 拓真

ドッグトレーナー。犬のしつけ方教室スタディ・ドッグ・スクールに所属し、毎週末行なうレッスンには多くの飼い主と犬たちが集まる。

犬の被毛には以下のような要素があります。この中で被毛の構造が抜け毛に影響するという説が多く、「ダブルコートは抜け毛が多く、シングルコートは抜け毛が少ない」とよく言われます。

◼︎犬の被毛の種類・要素

被毛の構造被毛の長さ毛質毛が伸びるか
(カットが必要か)
・ダブルコート
(アンダー×オーバー)
・シングルコート
(オーバーのみ)
・ヘアレス
・短毛
・中程度
・長毛
・ストレート
・ウェイビー
・カーリー
・ワイヤード
など
・伸びる
・伸びない

しかし、実はダブルコートでも抜けにくい犬や、シングルコートでも抜けやすい犬がおり、「犬種によって違う」という認識が正しいと言えるでしょう。以下で詳しく解説します。

毛が抜けにくい犬と抜けやすい犬の違いを明確にするのは難しいです。強いて言うのであれば、巻き毛の犬は抜けた毛が落ちずに他の毛に絡まってとどまることが多いため、抜け毛が少ないと思います。

犬の被毛にはオーバーコートとアンダーコートがある

ダブルコート見分け方

犬の被毛は役割によって2つに分けられます。太くて硬く皮膚を外部の刺激から守るオーバーコートと、その下に密集し主に体温調節を行うアンダーコートです。

それらが両方生えていると「ダブルコート」の犬、オーバーコートのみだと「シングルコート」の犬と呼ばれます。ダブルコートで換毛期が明確な犬種であれば、アンダーコートが春・秋の換毛期に大量に抜け落ちます。

シングルコートは抜け毛が少ない犬が多いが、一概には言えない

ハサミとクシとシーズー

前述のとおり、アンダーコートがあるためにダブルコートの犬は抜け毛が多いケースがありますが、必ずしもそうではありません。ダブルコートの犬でも抜けにくい犬(ビションフリーゼなど)や、逆にシングルコートでも抜けやすい犬(ミニチュアピンシャーなど)がいます

また、チワワのように同じ犬種でもダブルコートとシングルコート両方の個体がいるケースもあり、そもそもダブルコート・シングルコートを明確に分けることも難しいでしょう。

被毛の構造だけで判断せず、犬種・個体ごとに調べることがポイントであると言えます。

ダブルコートの犬は明確な換毛期がある犬が多く、保温のためのアンダーコートが暖かくなる季節に合わせてごっそりと抜けます。ただ、シングルコートの犬でも明確な換毛期がないだけで、抜け毛が多い犬はいます

特に抜け毛が多い犬種はこちら。短毛でも抜けやすい

シベリアンハスキー ブラッシング

以下の犬種は特に抜け毛が多いので注意しましょう。短毛の犬が多くいますが、毛が短いからといって抜け毛が少ないわけではありません。かえって多い犬種もたくさんいるので、飼いたいと思っている犬種についてよく調べることが大事です。

 

◾︎抜け毛が多い犬種の例

柴犬
コーギー
ビーグル
チワワ
ミニチュアダックスフンド
ポメラニアン
パグ
ゴールデンレトリバー
シベリアンハスキー

毛が短い犬は一見出てくる毛が少なく思えますが、毛の生え変わる周期が短いので抜け毛が多い犬がいます

毛が抜けない犬の注意点|ブラッシングは必要!かえって手間がかかる場合も

毛が抜けない犬・抜けにくい犬でもお手入れが全く不要なわけではありません。細い長毛・巻き毛などでとても絡みやすく、抜け毛が多い犬よりもこまめなブラッシングが必要なケースがあるので注意しましょう

長毛の犬や巻き毛の犬はこまめなブラッシングが欠かせない

マルチーズのブラッシング

毛が抜けにくい人気犬種として挙げたものは、すべて毛が絡まりやすく毎日のようにブラッシングが必要です。

抜け毛が少なくても被毛と皮膚の健康を保つためのこまめなケアが欠かせないので、お手入れが楽な犬種と勘違いしないようにしましょう。

毛が伸び続け、定期的なカットが必要な犬種が多い

カットをしてもらっているヨークシャテリア毛が抜けにくい人気犬種は、すべてこまめなブラッシングに加え定期的なカットが必要です。

1ヵ月に1回ほどのペースでトリミングに連れて行く手間とコストがかかるので、その点を考慮して犬種を選びましょう。

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大型犬はより手間がかかりやすく、シャンプーやドライも大変

シャンプーされるゴールデンスタンダードプードルなどの大型犬は、抜け毛が少なくてもブラッシング・シャンプー・シャンプー後のドライなど各種お手入れに大変な労力がかかります

抜け毛の少なさだけを考えず、さまざまな面から自分に合う犬種かどうか考えることが大切です。

ミックス犬は抜け毛の少なさも成長するまでわからない

おすわりをするミックス犬近年人気のミックス犬ですが、どのような被毛の状態になるかは成長するまでわかりません。

また、抜け毛が少ない犬種同士のかけ合わせであるマルプー・シープーなどは毛が抜けにくいと考えられますが、抜け毛が多い犬種が混ざったチワプーやゴールデンドゥードルなどの場合は毛が抜けやすい可能性もあります

臭いが少ない犬のポイント|体が小さい・しわがない・脂っぽくない・毛が密集していないの4つ

犬を抱きしめる飼い主毛が抜けないだけでなく、臭いも少ない犬種がいいと思っている人は多いでしょう。全く臭わない犬は存在しませんが、できる限り臭わない犬がよいという場合は以下のポイントをチェックしてください。

◼︎臭いが少ない犬のポイント

体が小さい
体積が大きいほど臭いは強くなる

顔にしわがない
しわに汚れが溜まるとそこが臭いやすい

皮膚が脂っぽくない
脂漏症などの皮膚トラブルが起きやすい犬種は臭いやすい
例:シーズー・ラブラドールレトリバー・アメリカンコッカースパニエル

毛が密集しておらず乾きやすい
シャンプーや水遊び後のドライが不十分だと生乾き臭につながる

一般的にはトイプードル・マルチーズ・ヨークシャーテリアが臭いが少ないと言われる犬種です。しかし、たとえばトイプードルは脂漏症になりやすい犬種に分類されることがあるうえ毛が密集しているので、一概には言えません。

同じ犬種でも体質によって異なることや、臭いを防ぐためにはきちんとしたケアが大前提であることを理解しておきましょう。

まとめ

ブラッシングをしてもらうキャバリア抜け毛が少ない人気犬種のうち、最もおすすめであるのはトイプードルです。抜け毛が少なく手入れが比較的楽で、トレーニングがしやすい犬種です。ただし、あくまで今回想定した家庭に合う犬なので、どのケースでもこの犬種がベストとは限りません。

一般的に毛が抜けやすいと言われる毛が抜けるダブルコートであっても抜け毛が少ない犬もおり、逆にシングルコートで抜け毛が多い犬もいます。抜け毛の多さは犬種によってバラバラであると言えるでしょう。

また、毛が抜けにくい犬であってもブラッシングは必須。特に巻き毛の犬や長毛の犬はほぼ毎日ブラッシングが必要なので「抜け毛がない=手入れが楽」という誤った認識をしないように気をつけてください。

臭いが少ない犬を見極めるポイントは、体が小さい・しわが無い・脂っぽくない・毛が密集していないという4点です。犬種によって違いはあるものの、臭いを防ぐためには適切なお手入れをすることが大前提です。

「毛が抜けない犬」を紹介しましたが、全く毛が抜けない犬というものは存在しません。犬と暮らすにあたって抜け毛は避けられないことなので、その点を理解したうえで自分に適した犬種を迎えてくださいね。

ライター Haruko

執筆者

ライター
Haruko

愛犬の介護のために会社を退職し、現在はフリーランスのライター・編集者として活動中。小学生から一緒にいる17歳の柴犬(♂)が何より大事です。ペットグッズを実際に使って比較する記事をこれまでに多数執筆。その経験を生かし、リアルで新しくて本当に役立つ情報を届けることをモットーにしています。

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