そもそも歯科治療・歯周病は補償の対象になる?補償されないペット保険もある
補償される病気はペット保険ごとに異なり、歯科治療や歯周病を補償してくれるペット保険と、補償対象外としているペット保険が存在するため、補償内容を細かく確認することが大切です。
また、ペット保険は、病気やケガの治療費の一部を保険会社が負担するという仕組みのものなので、歯科治療も補償対象のペット保険でも歯周病予防のための歯垢や歯石の除去や乳歯遺残、不正咬合はすべてのペット保険が補償対象外です。
さらに言えば、歯周病で抜歯するときに合わせて歯石の除去も必要となることが多いですが、この治療の一環の歯石除去に関しては、歯科治療が補償となっているペット保険でも補償対象としている場合と補償対象外としている場合があるため、選ぶペット保険によっては歯科治療がすべて補償対象ではない可能性もあると認識しておきましょう。
歯周病とは?わんちゃんの80~90%が患っている
歯周病とは、歯垢中の細菌(歯周病原菌)の蓄積によって引き起こされる病気で、成犬以上のわんちゃんの80~90%は歯周病に罹患していると言われています。(※1)
わんちゃんの病気の中で最も発症率が高く、毎日歯磨きしていても歯周病の完全な予防は難しいことがあげられ、きれいな歯に見えても実は深刻な歯周病だったということも。特にシニア犬では唾液の分泌量が減って歯垢が蓄積しやすくなるほか、免疫機能も低下することでより歯周病になりやすいと言えます。
悪化するとさまざまな病気を引き起こしたり、最悪命を奪うこともあるので適切な治療を受けることが大切です。
【獣医師監修】犬の歯周病の原因と予防法|実際の治療費や手術内容の例も紹介
※1:ペット栄養学会誌「犬の歯周病原菌数と歯肉の炎症の経時的変化について」
歯周病の治療法
わんちゃんの歯周病の治療は、現在の獣医療では人間のように完治・再生はできないため、歯周病を今以上に進行させないことを目的に行います。
歯肉ポケット内の歯垢・歯石を確実に除去し、炎症を取り除くことが重要なので、治療は全身麻酔下での歯垢・歯石の除去や抜歯で、進行している場合ではフラップ手術(歯肉剥離掻把術)が必要です。また、歯科治療専門病院では、さらにレーザー治療が行われることもあります。
視診だけでは状態がわからないため、治療前に全身麻酔下での歯科用レントゲン検査やCT検査など複数の検査が必要になることも珍しくないでしょう。
では、歯科治療や歯周病治療にかかる費用はどれくらいなのでしょうか。次章で解説していきます。
歯科治療・歯周病治療にかかる費用
わんちゃんの歯の状態によって治療方法が変わるため、一概にいくらと言うことはできませんが、全身麻酔下での治療となることがほとんどのため、高額になる傾向にあります。
歯周病の状態 |
治療内容 |
治療費の目安
※体重5kg以下の場合 |
軽度 |
簡単な歯石除去等 |
4~6万円 |
中等度 |
歯石除去、一部抜歯が必要 |
6~8万円 |
重度 |
歯石除去、複数本の抜歯、歯肉の切開など |
8~10万円 |
全身麻酔をかけるにあたって、血液検査やレントゲン、ハイシニア犬ではさらにエコー検査が必要になるほか、処置後に投薬や通院があるため、実際の費用はもう少しかかることも珍しくありません。
また、動物病院によって治療費が異なるほか、わんちゃんの状態によっても変わってきます。実際、私の愛犬と編集メンバーの愛犬では治療費が全然違います。余裕を見て用意しておくことが大切と言えるでしょう。
私の愛犬『エピ』の場合(2017年1月・10歳のときに抜歯)
愛犬エピの場合、かかった費用は半日の日帰り手術と術前、術後の通院で総額61,884円※(保険未加入時)でした。※複数の歯が歯周病でほとんどの歯に歯石もついていたので、歯石除去とフラップ、抜歯が必要だった
数年後にも再び歯周病となりましたが、持病から全身麻酔はできるだけかけたくないという獣医師の判断で、時折内服薬を処方されています。
歯周病は1回治療したら終わりというわけではなく、再び手術となることもあります。
■歯周病治療の費用の内訳
- 初回診察
…2,484円(初診料、抗生物質処方)
- 術前の通院
…2,160円(再診料、抗生物質処方)
- 手術
…56,700円(血液検査、レントゲン、麻酔、フラップ、歯石除去、抜歯、鎮痛剤、抗生物質)
- 術後の通院
…540円(再診料)
編集部の愛犬『ころっけくん』の場合(2022年7月・3歳のときに抜歯)
愛犬ころっけくんの場合、かかった費用は半日の日帰り手術と、術後の通院で、総額40万〜50万円※(保険適用で15万程度)です。※歯石の下が歯周病になっており歯科治療専門病院で全身麻酔を伴う専門のレーザー治療などが必要だったため
完治まで1~2ヶ月程度かかり、半年後の口内環境の状態によっては再度麻酔下での手術が必要となる可能性もありました。
■歯周病治療の費用の内訳
- 初回診察
…4,400円(初診料、検査料)
- 事前検査
…26,620円(再診療、血液検査、レントゲン、心電図)
- 手術
…206,855円(再診療、処置料、注射治療費、麻酔治療費、ICU利用費、外科手術料、レントゲン、検査料、内服薬)
- 術後検査
…11,605円(再診療、内服薬)
- 通院
…1回1万円程度(再診療、内服薬)
- 定期検診やメンテナンス
…費用は未定(再度手術が必要な子もいる)
【9社一覧比較】歯科治療・歯周病が補償対象のペット保険はココ!
現在加入できるペット保険全18社の補償内容を調査したところ、歯科治療・歯周病が補償対象となっているペット保険は10社でした。
横にスクロールしてご覧ください。
■歯科治療・歯周病が補償対象のペット保険9社一覧
※フルカバータイプで比較
※あいうえお順に記載
ペット保険会社 |
新規加入年齢 |
治療の一環の
歯石除去の補償 |
70%プランの
保険料目安 |
回数制限の有無 |
窓口清算 |
年間補償限度額 |
アイペット損保
『うちの子』 |
12歳11ヶ月まで |
補償対象
|
【6歳】\4,750~ |
回数制限あり
|
5977件
※2024年9月時点
|
50%プラン:72.8万円
70%プラン:122.4万円 |
アニコム損保
『どうぶつ健保』 |
7歳11ヶ月まで |
補償対象
|
【6歳】¥4,780~ |
回数制限あり
|
6817件
※2024年9月時点
|
50%プラン:60万円
70%プラン:84万円 |
【販売終了】
イーペット少短
『e-ペット』 |
10歳11ヶ月まで |
補償対象
|
【6歳】\4,440~ |
回数無制限
|
|
50%プラン:60万円
70%プラン:60万円 |
エイチ・エス損保
『エイチ・エス損保の
ペット保険』 |
7歳11ヶ月まで |
基本は対象外
|
【6歳】\3,860~ |
回数無制限
|
|
50%プラン:50万円
70%プラン:70万円 |
FPC
『フリーペットほけん』 |
8歳11ヶ月まで |
対象外
|
【6歳】\2,930~ |
回数制限あり
|
|
50%プラン:85万円
70%プラン:85万円 |
FPC
『ペットほけんフィット/マックス』 |
6歳11ヶ月まで |
対象外
|
フィット【6歳】\2,180~
マックス【6歳】\2,200~ |
回数無制限
|
|
フィット:100万円
マックス:180万円 |
つばき少短
『つばきのペット保険』 |
10歳11ヶ月まで |
基本は対象外
|
【6歳】\4,470~
※80%プラン |
回数制限あり
|
40件
※2023年7月時点
|
50%プラン:72.8万円
80%プラン:98万円 |
日本ペット少短
『いぬとねこの保険ネクスト』 |
9歳11ヶ月 |
対象外
|
【6歳】¥3,740~ |
回数無制限
|
|
50%プラン:50万円
70%プラン:70万円
90%プラン:90万円 |
PayPay
『これだけペット』 |
7歳11ヶ月 |
補償対象
|
【6歳】¥2,600~ |
通院は
回数制限あり
|
|
安心プラン:90万円 |
ペット&ファミリー損保
『げんきナンバー
わんスリム』 |
7歳11ヶ月まで |
補償対象
|
【6歳】¥2,440~ |
回数無制限
|
|
50%プラン:50万円
70%プラン:70万円 |
ペットメディカルサポート
『PS保険』 |
8歳11ヶ月まで |
補償対象
|
【6歳】\3,020~ |
回数制限あり
|
|
50%プラン:110万円
70%プラン:110万円
100%プラン:110万円 |
楽天損保
『スーパーペット保険』 |
10歳11ヶ月まで |
補償対象
|
【6歳】\3,220~ |
回数制限あり
|
|
50%プラン:92.4万円
70%プラン:115.5万円 |
歯科治療・歯周病が補償されるペット保険は上記9社になりますが、以下のポイントを押さえて選ぶことをおすすめします。
■ペット保険を選ぶポイント
・わんちゃんがかかりやすい病気が補償対象になっている
・シニア期以降の保険料が高くなり過ぎない
・更新時に条件を追加されない
・継続不可になる心配がなく生涯にわたって加入できる
それぞれのペット保険の特徴をご紹介するので、選ぶときの参考にしてください。
アイペット損保『うちの子』
治療の一環の歯石除去も補償対象!12歳以上の保険料は定額でおすすめ
■アイペット損保の特徴
・『うちの子』は対応動物病院なら窓口精算できる
・新規加入は12歳11ヶ月まで
・12歳以降の保険料が定額でそこまで高くない
・何回利用しても保険料の割増しがない
・わんちゃんがかかりやすい病気も手厚くカバー
・更新時の条件追加や継続を断ることはない
・獣医師の指示による酸素室レンタルも補償対象
アイペット損保は、歯科治療や歯周病が補償されるのはもちろん、治療の一環で行われた歯石除去も補償対象です。(※1)
回数制限や日額限度額はありますが、補償内容が充実しており、保険料が12歳以降は定額で何回利用しても翌年度の保険料の割増しがありません。
さらに、補償対象外の傷病はわずかで、更新時の条件追加や継続を断られる心配もないため、生涯にわたって安心して利用できます。
私は実際に愛犬が虹組になるまでアイペットに加入していましたが、診断名がつかない検査や治療、自宅の酸素室レンタルまで補償してもらえ、本当に加入して良かったと思えるペット保険です。
ただし、ペット保険によくある獣医師相談サービスなどはないため、サービスを重視したい飼い主さんでは物足りないかもしれません。
また、対応している動物病院なら窓口精算ができ、その場で保険が適用されて支払う治療費は自己負担額のみで済みますが、回数制限があるため、利用するタイミングを考える必要はあるでしょう。
※1参考:アイペット損害保険株式会社「診療費ケーススタディ」
『うちの子』の補償内容
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70%プランの通院日額限度額は12,000円と若干低めですが、年22日あることや、高額になりがちな入院が30,000円なのは大きいと言えます。動物病院のICUに入院した場合、1日あたり30,000円前後かかるため、しっかり補償してもらえるでしょう。
『うちの子』の保険料
※横にスクロールしてご覧ください
犬種クラスは主に、以下のように分類されます。
犬種A:小型犬
…混血犬は12kg未満
犬種B:中型犬
…混血犬は12kg~20kg未満
犬種C:大型犬
…混血犬は20kg以上
ただし、パグは犬種クラスBとなるので注意してください。
→アイペット『うちの子』犬種分類表はこちら
アイペット損害保険の口コミ評判は?メリット・デメリットを加入経験者が解説
アニコム損保『どうぶつ健保ふぁみりぃ』
治療の一環の歯石除去も補償対象!無料サービスを重視したい飼い主さんにもおすすめ
■アニコム損保の特徴
・『ふぁみりぃ』『しにあ』は対応病院なら窓口精算ができる
・シニア期以降の保険料は上昇が緩やかでそこまで高くない
・『しにあ』は加入年齢の上限なし
・利用回数によって翌年度の保険料が割増し・割引きになる
・わんちゃんがかかりやすい病気も手厚くカバー
・更新時の条件追加や継続を断ることはない
・獣医師の指示による酸素室レンタルも補償対象
・年に1回腸内フローラ測定が受けられるなど無料サービスが充実
アニコム損保は、歯科治療や歯周病が補償されるのはもちろん、治療の一環で行われた歯石除去も補償対象です。(※2)
回数制限や日額限度額はありますが、補償内容が充実しているのはもちろん、年に1回無料で行える腸内フローラ測定や、獣医師・専門家LINE相談サービス、迷子捜索サービスといった無料サービスにも力を入れています。
補償対象外の傷病もわずかで、更新時に条件の追加や継続を断られる心配がなく、シニア期以降の保険料の上昇はかなり緩やかなため生涯にわたって安心して利用できるでしょう。
ただし、『どうぶつ健保ふぁみりぃ』は健康割増引制度が自動で適用されるので、利用回数が少なければ翌年度の保険料が割引きされますが、利用回数が多いと割増しになるのが注意点です。
また、対応している動物病院なら窓口精算ができ、その場で保険が適用されて支払う治療費は自己負担額のみで済みますが、回数制限があるため、利用するタイミングを考える必要はあるでしょう。
※2参考:アニコム損害保険株式会社「よくあるご質問」
『どうぶつ健保ふぁみりぃ』の補償内容
全て表示する
50%プランは日額限度額が10,000円と若干低めですが、70%プランは14,000円なので、どちらも20,000円の治療費なら補償割合内に納まるでしょう。
また、『どうぶつ健保ふぁみりぃ』は健康割増引制度があり、判定期間内の利用回数によって翌年度の保険料が以下のように割増引されます。
■『どうぶつ健保ふぁみりぃ』の健康割増引率
通院・入院日数 /
手術回数の合計 |
0回 |
1~5回 |
6~19回 |
20~39回 |
40回以上 |
割増引率 |
10%割引 |
5%割引 |
割増引なし |
20%割増 |
50%割増 |
私は現在、2匹の愛犬がアニコムに加入しており、0歳と1歳なのでそこまで動物病院を利用することはありませんが、1歳のほうは半年で10回は受診しました。判定期間内の利用は5回だったため、更新後の保険料は5%引きになりましたよ!
しかし、これまで愛犬が12歳を超えてから動物病院を1年間で40回以上利用したことは1度あり、20回超えも珍しいことではありませんでした。そう考えると、動物病院のお世話になりやすいシニア期以降では保険料が割増しになる可能性もあることは考えておく必要があります。
『どうぶつ健保ふぁみりぃ』の保険料
※横にスクロールしてご覧ください
アニコム損保の保険料のクラス分けは特殊で、単純に小型犬や中型犬、大型犬といった体の大きさで分けられていません。
A~Eまでの5つのクラスがあり、中型犬でAクラスや、超小型犬でCクラスになるなど犬種によって異なるため、愛犬はどのクラスに分類されるか確認しておくことをおすすめします。
→アニコム損保「犬の品種別クラス分類表」はこちら
【アニコム損保の口コミ評判】保険料が高い?を加入者が本音で解説
【販売終了】イーペット少短『e-ペット』
治療の一環の歯石除去も補償対象!回数無制限で比較的手頃な保険料が魅力
■イーペット少短『e-ペット』の特徴
・回数制限や日額限度額の設定がない
・10歳11ヶ月まで新規加入が可能
・保険料は20歳まで上がるが比較的緩やかに上昇
・70%プランは初回のケガは完治まで100%補償
・わんちゃんがかかりやすい病気を手厚くカバー
・割引制度の充実
・更新時の条件追加や継続不可になる可能性はある
イーペット少短の『e-ペット』は、歯科治療や歯周病が補償されるのはもちろん、治療の一環で行われた歯石除去も補償対象です。(※3)
補償対象となる通院、入院、手術の治療費を回数無制限・日額上限なしで補償してくれるのは魅力でしょう。同じような補償内容で回数無制限のペット保険と比べても比較的保険料がお手頃ということも特筆すべき点です。
補償対象外の傷病もわずかで、70%プランは初回のケガは完治まで100%補償、保険料の割引き制度の充実などが特徴にあげられます。
ただし、更新時の条件追加や継続できない可能性もあることには注意が必要です。とは言え、現在条件追加や継続不可としないとしているペット保険はごく一部しかなく、『e-ペット』が劣ったペット保険というわけではなく、逆に補償は充実した保険なのでご安心を。
また、『e-ペット』は後日清算型のペット保険になるので、動物病院で一旦治療費の全額を支払い、後で保険会社に請求してください。
※3参考:イーペット少短株式会社「よくあるご質問」
『e-ペット』の補償内容
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50%プランも70%プランも年間限度額の60万円ないであれば、通院、入院、手術が何回でも自由に利用できるため、少額の治療費でも気軽に請求することができます。
比較的お手頃な保険料で補償範囲も広いことから、特に猫ちゃんの飼い主さんに人気です。
『e-ペット』の保険料
※横にスクロールしてご覧ください
ミックス犬の分類は以下の通りです。
- 成犬時体重:12kg未満
…小型犬
- 成犬時体重:12kg~20kg
…中型犬
- 成犬時体重:20kg以上
…大型犬
→『e-ペット』犬種分類表はこちら
イーペット少短『e-ペット』の口コミ評判は?特徴とメリットデメリットを徹底解説
エイチ・エス損保『エイチ・エス損保のペット保険』
治療の一環の歯石除去は判断による!保険料・補償内容とも申し分ないが今後の改定に注意
■『エイチ・エス損保のペット保険』の特徴
・回数制限や日額限度額の設定がない
・10歳以降の保険料が定額
・保険料がお手頃
・免責ありプランが選べる
・わんちゃんがかかりやすい病気を手厚くカバー
・補償開始日を自分で好きに設定できる
・現状、更新時に条件追加や継続不可とならない
『エイチ・エス損保のペット保険』は、歯科治療や歯周病は補償されますが、治療の一環で行われる歯石除去はペット保険会社の判断にゆだねられます。
動物病院に確認して、必要な処置であったと判断されれば補償されるため、補償されない場合もあることは理解しておきましょう。
とは言え、補償対象となる通院、入院、手術の治療費を回数無制限・日額上限なしで、しかもお手頃な保険料で補償してくれるのはお財布に優しくてありがたい!
現状、更新時に条件追加や継続不可といったことはないのもポイントです。
ただし、2023年12月にできたばかりのペット保険で、販売されて間もないことから、今後ペット保険の収支によっては改定が行われて保険料や条件等変更になる可能性は否定できません。
また、『エイチ・エス損保のペット保険』は後日清算型のペット保険になるので、動物病院で一旦治療費の全額を支払い、後で保険会社に請求する必要があります。
『エイチ・エス損保のペット保険』の補償内容
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各プランとも、年間限度額内であれば、通院、入院、手術が何回でも自由に利用できます。免責なしプランでは少額でも気軽に保険金を請求できるでしょう。
免責ありプランは保険料を抑えて高額な治療費に備えたい飼い主さんにおすすめですが、免責ありプランを最初に選んでしまうと、後々プラン変更ができなくなるので慎重に検討してください。
『エイチ・エス損保のペット保険』の保険料
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ミックス犬の分類は以下の通りです。
- 体重:10kg未満
…小型犬
- 体重:10kg~20kg
…中型犬
- 体重:20kg以上
…大型犬
→『エイチ・エス損保のペット保険』犬種分類表はこちら
『エイチ・エス損保のペット保険』の口コミ評判は?特徴やメリット・デメリットを解説
FPC『フリーペットほけん』
治療の一環でも歯石除去は対象外!保険料を抑えてもしもに備えたい飼い主さんにおすすめ
■FPC『フリーペットほけん』の特徴
・保険料が安く生涯で2~3回しか上がらない
・12歳以降の保険料が定額
・わんちゃんがかかりやすい病気を手厚くカバー
・補償開始日が早く待機期間がない
・持病があっても受け入れる範囲が広い
・年に30日の通院補償と年に3回の日数制限がない入院補償
・動物病院からの酸素室レンタルが補償対象
FPCの『フリーペットほけん』は、歯科治療や歯周病は補償されますが、たとえ治療の一環で行われた歯石除去でも補償対象外なので注意してください。
とは言え、保険料の安さと充実した補償内容を考えれば妥当なことと言えるでしょう。
8歳以下は体の大きさにかかわらず同じ保険料設定と保険料自体が安く、保険料の安いペット保険では補償されにくい歯科治療や椎間板ヘルニア、膝蓋骨脱臼(パテラ)などわんちゃんがかかりやすい病気の多くが補償対象になっており、補償対象外の傷病はわずかです。
また、回数制限や日額上限はありますが、年30日ある通院補償や年に3回の日数制限なしの入院補償など、保険料以上の満足度はあるでしょう。
ただし、手術が年に1回となっていることや、稀に更新時に特定の傷病や部位を補償対象外とする条件が追加されてしまったり、継続不可とされることもあることは理解しておく必要があります。
『フリーペットほけん』の補償内容
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『フリーペットほけん』は、50%プランと70%プランの年間限度額が同じなので、単純に補償割合や保険料で選ぶことができるシンプルさはわかりやすくていいですね。
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『フリーペットほけん』の保険料
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『フリーペットほけん』のミックス犬のクラス分類は、以下の通りです。
■ミックス犬クラス分類
・両親の犬種がともに分かっている場合はいずれか大きい型に分類
・片方の親の犬種のみ分かっている場合は分かっている親の型
【不明の場合】
- 体重8kg未満
→小型犬
- 体重8kg~25kg未満
→中型犬
- 体重25kg以上
→大型犬
→FPC『フリーペットほけん』の犬種分類表はこちら
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FPC(フリーペットほけん)の口コミ評判は?メリットとデメリットや特徴を解説
FPC『ペットほけんフィット』
治療の一環でも歯石除去は対象外!回数制限なく自由に使いたい飼い主さんに
■『ペットほけんフィット』のおすすめポイント
・補償内容が充実
・回数無制限
・年間限度額100万円の中で自由使える
・わんちゃんがかかりやすい病気を手厚くカバー
・12歳以上は定額
・持病があっても受け入れる範囲が広い
・動物病院からの酸素室レンタルが補償対象
FPCの『ペットほけんフィット』は歯科治療は補償対象ですが、たとえ治療の一環で行われた歯石除去でも補償対象外なので注意が必要です。
しかし、回数無制限で通院、入院、手術の区分がなく、年間限度額100万円の中で回数を気にせず自由に使用することができるのは魅力でしょう。
回数無制限のペット保険の中では保険料が安いのもポイント!12歳以上は定額となるため保険料を抑えたい飼い主さんにもおすすめです。
50%、70%、90%からプランが選べるため、補償割合で選ぶか保険料で選ぶか選択しやすく、わんちゃんがかかりやすい病気の多くが補償対象となっているので安心して利用できます。
『ペットほけんフィット』の補償内容
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更新時に条件が追加される可能性はありますが、私のこれまでの経験上、通常の使用で条件はつくことはそうそうないことや、もし特定の傷病に条件がついてしまったとしても、それ以外の傷病で使用できること、保険料が安いことを考えると、妥協できる点と言えるのではないでしょうか。
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『ペットほけんフィット』の保険料
※横にスクロールしてご覧ください
ミックス犬の分類は主に、
- 体重8kg未満
…小型犬
- 体重8kg以上~25kg未満
…中型犬
- 体重25kg以上
…大型犬
※8ヶ月以上
ですが、両親の犬種が両方わかっている場合は大きいほうの型、片方の親の犬種のみわかっている場合はその親の型となるため注意してください。
■FPC『ペットほけんフィット』の犬種分類表はこちら
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FPC『ペットほけんマックス』
治療の一環でも歯石除去は対象外!通院も入院も手術もまんべんなく備えたい飼い主さんに
■『ペットほけんマックス』のおすすめポイント
・補償内容が充実
・通院、入院、手術の上限がそれぞれ60万円
・回数無制限
・わんちゃんがかかりやすい病気を手厚くカバー
・12歳以上は定額
・持病があっても受け入れる範囲が広い
・動物病院からの酸素室レンタルが補償対象
FPCの『ペットほけんマックス』も、歯科治療は補償の対象ですが、治療の一環の歯石取りは補償対象外なので注意しましょう。
とは言え、回数無制限で通院、入院、手術の年間限度額がそれぞれ60万円ずつに設定されており、マックスで180万円の補償を受けることができるので、まんべんなく備えたいという飼い主さんにおすすめできます。
もちろん、12歳以上の保険料が定額であることや、同じような内容の回数無制限のペット保険の中では保険料が安いことにも注目です。
『ペットほけんマックス』の補償内容
全て表示する
マックスとフィットは補償内容や保険料はほとんど同じなので、それぞれに60万円の上限がある「マックス」を選ぶか、区分なしで100万円を上限とする「フィット」を選ぶかになり、どちらがいいのか悩むところではありますが、どれもまんべんなく備えておきたいという場合ではマックスを選択したほうが安心かもしれません。
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『ペットほけんマックス』の保険料
※横にスクロールしてご覧ください
ミックス犬の分類は主に、
- 体重8kg未満
…小型犬
- 体重8kg以上~25kg未満
…中型犬
- 体重25kg以上
…大型犬
※8ヶ月以上
ですが、両親の犬種が両方わかっている場合は大きいほうの型、片方の親の犬種のみわかっている場合はその親の型となるため注意してください。
■FPC『ペットほけんマックス』の犬種分類表はこちら
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つばき少短『つばきのペット保険』
治療の一環の歯石除去は判断による!プランが豊富で選びやすい窓口清算可能なペット保険
■つばき少短『つばきのペット保険』の特徴
・対応の動物病院で窓口清算ができる
・12歳以降の保険料が定額
・10歳11ヶ月まで新規加入が可能
・80%プランがあり通院には免責金額がある
・わんちゃんがかかりやすい病気を手厚くカバー
・予防接種後の副作用を100%補償
・2年連続で限度日数に達すると更新できない
つばき少短の『つばきのペット保険』は、歯科治療や歯周病は補償されますが、治療の一環で行われる歯石除去はペット保険会社の判断にゆだねられます。
動物病院に確認して、必要な処置であったと判断されれば補償されることもありますが、基本的には歯石除去は補償対象外なので補償されない場合もあることは理解しておきましょう。
とは言え、プランが豊富で12歳以降の保険料が定額、わんちゃんがかかりやすい病気の多くをカバーしているほか、ほかのペット保険では見ない予防接種後の副作用を100%補償というのはありがたいのではないでしょうか。
また、2020年にできたばかりとあって窓口清算できる動物病院は全国で40件(2023年7月時点)と少ないですが、近くに『つばきのペット保険』対応病院があった場合では窓口清算が利用できます。
ただし、通院に免責金額が設定されていることや、2年連続で限度日数(回数)に達すると更新できない、更新時に条件追加される可能性があるという点には注意が必要です。
『つばきのペット保険』の補償内容
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通院に免責金額が設定されており、補償割合や免責の額で選ぶことができます。
免責金額が多いプランのほうが保険料は安いですが、後々、免責金額を下げたり補償割合を上げるなどのプラン変更はできないため後悔しないためにもプランはよく考えて選ぶことが大切です。
『つばきのペット保険』の保険料
※横にスクロールしてご覧ください
ミックス犬の分類は以下の通りです。
- 体重10kg未満
…犬A
- 体重10kg~20kg未満
…犬B
- 体重20kg~30kg未満
…犬C
- 体重30kg~45kg未満
…犬D
- 体重45kg以上
…犬E
『つばきのペット保険』の犬種分類は特殊で、必ずしも小型犬がAクラスに分類されるわけではありません。愛犬がどのクラスに分類されるかは、品種分類表で確認してください。
→『つばきのペット保険』品種分類表はこちら
つばき少短『つばきのペット保険』の口コミ評判|窓口精算は可能?特徴やメリデメ解説
日本ペット少短『いぬとねこの保険ネクスト』
治療の一環の歯石除去は対象外!免責を設定して保険料を抑えることも可能
■日本ペット少短『いぬとねこの保険ネクスト』の特徴
・14歳以降の保険料が定額
・90%プランも選べる
・回数無制限
・免責つきにして保険料を抑えることもできる
日本ペット少短の『いぬとねこの保険』は、歯科治療や歯周病は補償されますが、治療の一環で行われる歯石除去は補償対象外です。
これまでいぬとねこの保険は歯科治療は補償対象外でしたが、新保険の販売で回数無制限タイプの『ネクスト』は歯科治療が補償対象になり検討できるペット保険が増えたのは喜ばしいことでしょう。
シニア期以降の保険料が高いことや、通院や手術の年間限度額が低いこと、補償対象外の傷病が多いことなどネックですが、複数の保険料割引があることや免責つきを選ぶこともできるため、保険料を抑えたいという飼い主さんは検討しやすいのではないでしょうか。
ただし、更新時に条件が追加される可能性があったり、年間限度額に達すると保険が失効となるため注意が必要です。
『いぬとねこの保険ネクスト』の補償内容
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免責金額つきのプランを選択すると保険料は若干抑えられますが、後々、免責金額をなくしたり補償割合を上げるなどのプラン変更はできないため、よく考えて選んでください。
『いぬとねこの保険ネクスト』の保険料
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ミックス犬の分類は以下の通りです。
- 体重10kg未満
…小型犬
- 体重10kg以上~20kg未満
…中型犬
- 体重20kg以上
…大型犬
※8ヶ月以上
愛犬がどのクラスに分類されるかは、犬種分類表で確認してください。
→『いぬとねこの保険』犬種分類表はこちら
つばき少短『つばきのペット保険』の口コミ評判|窓口精算は可能?特徴やメリデメ解説
PayPay『これだけペット』
治療の一環の歯石除去は対象!できるだけ保険料を抑えたい飼い主さんに
■『これだけペット』のおすすめポイント
・保険料がお手頃
・入院と手術は回数無制限
・わんちゃんがかかりやすい病気を手厚くカバー
・PayPayポイントが貯まる
PayPayの『これだけペット』は、歯科治療や歯周病が補償されるのはもちろん、治療の一環で行われる歯石除去も補償対象です。
通院には日額上限や回数制限がありますが、入院と手術は回数無制限でかなりお手頃な保険料となっています。
PayPayで保険料が支払えたり、PayPayポイントが貯まるほか、保険金の請求もPayPayアプリから行えるので、PayPayユーザーは使いやすいのではないでしょうか。
『これだけペット安心プラン』の補償内容
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基本プランは通院の補償割合が50%、入院と手術は70%になっているなど、これまでのペット保険にはない補償割合となっています。
『これだけペット』の保険料
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これだけペットはできたばかりのためか、中型犬や大型犬の保険料が不明であることや犬種分類表などが公式HPでは確認できないため、引き続き調査を行っていきます。
ペット&ファミリー損保『げんきナンバーわんスリム』
治療の一環の歯石除去も補償対象!免責金額の設定はあるが回数無制限で手厚い補償はダントツ!
■ペット&ファミリー損保『げんきナンバーわんスリム』の特徴
・回数制限・日額限度額の設定がない
・10歳以降の保険料が定額
・保険料がお手頃
・わんちゃんがかかりやすい病気を手厚くカバー
・乳歯遺残、停留睾丸、臍ヘルニア、そけいヘルニアも条件が合えば補償対象
・更新時の条件追加や継続を断ることはない
・時間外診料や獣医師の指示による酸素室レンタルも補償対象
ペット&ファミリー損保の『げんきナンバーわんスリム』は、歯科治療や歯周病が補償されるのはもちろん、治療の一環で行われた歯石除去も補償対象です。(※4)
回数制限や日額限度額の設定はなく、ほかのペット保険では補償対象外となる乳歯遺残、停留睾丸、臍ヘルニア、そけいヘルニア、歯石取りも条件が合えば補償されたり、時間外診料や保険会社から求められた際の診断書の作成料なども補償対象です。
現在あるペット保険の中で1番手厚いと言っても過言ではないくらい補償内容が充実しているのに、保険料はかなりお手頃!
また、更新時の条件追加や継続を断ることがない上に、10歳以降は定額など、生涯にわたって安心して利用できるでしょう。
ただし、免責金額3,000円が設定されているため、3,000円未満の治療費はすべて自己負担となる点は注意が必要ですが、保険料の安さを考えれば妥当と言えるのではないでしょうか。
※4参考:ペット&ファミリー損害保険株式会社「よくあるご質問」
『げんきナンバーわんスリム』の補償内容
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『げんきナンバーわんスリム』は回数も日額限度額も設定されていないため、年間限度額内で免責金額以上であれば自由に利用できます。
公式サイトで詳細を見る
『げんきナンバーわんスリム』の保険料
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犬種のクラス分類は以下の通りです。
- 体重7.2kg以下
→小型犬
- 体重19.8kg以下
→中型犬
- 体重39.6kg以下
→大型犬
- 体重39.6kg以上
→超大型犬
犬種ではなく加入時や継続時の体重で分類されるため、ミニュチュアダックスフンドであっても体重が8kgあれば中型犬の保険料となるので注意してください。
→ペット&ファミリー『げんきナンバーわんスリム』の犬種分類表はこちら
公式サイトで詳細を見る
ペット&ファミリー損保の口コミ評判は?メリットとデメリットや特徴も解説
ペットメディカルサポート『PS保険』
治療の一環の歯石除去も補償対象!手頃な保険料でもしもに備えたい飼い主さんにおすすめ
■ペットメディカルサポート『PS保険』の特徴
・保険料は3歳ごとに1度しか上がらない
・12歳以降の保険料は定額
・保険料がお手頃
・わんちゃんがかかりやすい病気の多くをカバー
・100%プランがある
・事故による歩行困難時は車イス費用を補償
・1つの病気に利用できる回数が決まっており完治するまでリセットされない
ペットメディカルサポートの『PS保険』は、歯科治療や歯周病が補償されるのはもちろん、治療の一環で行われた歯石除去も補償対象です。(※5)
回数制限や日額限度額はありますが、手頃な保険料でわんちゃんがかかりやすい病気の多くをカバーできるのは、もしもに備えるのにちょうどいいでしょう。事故による歩行困難時は車イス費用を最大10万円まで補償してくれるというのも助かりますね。
保険料は3歳ごとに上がり、12歳以降は定額なので、無理なく続けやすいペット保険です。
ただし、1つの病気に利用できる回数が決まっており完治するまでリセットされないため、心臓病や腎臓病、ホルモンの病気など治ることがない病気になってしまったときは通院20日、入院30日以降はずっと自己負担となるので注意が必要です。
※5参考:ペットメディカルサポート「歯石取りは補償の対象となりますか?」
『PS保険』の補償内容
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『PS保険』は100%プランがあり、日額限度額内であれば自己負担金は0円です。しかし、日額限度額を超えた分は自己負担となるので、完全な100%補償というわけではないことは理解しておきましょう。
『PS保険』の保険料
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ミックス犬の分類は主に、
- 小型犬
8ヶ月未満…体重6kg未満
8ヶ月以上…体重8kg未満
- 中型犬
8ヶ月未満…体重6kg以上~20kg未満
8ヶ月以上…体重8kg以上~25kg未満
- 大型犬
8ヶ月未満…体重20kg以上
8ヶ月以上…体重25kg以上
となっています。
ただし、セレモニー特約を付けた場合は、月額保険料が異なるほか、18歳まで3歳ごとに保険料が上がります。
→ペットメディカルサポート『PS保険』の犬種分類表はこちら
ペット保険『PS保険』の口コミ評判は?メリットとデメリットや特徴を徹底解説
楽天損保『スーパーペット保険』
治療の一環の歯石除去も補償対象!日額上限の高さが魅力
■楽天損保『スーパーペット保険』の特徴
・10歳11ヶ月まで加入できる
・11歳以降の保険料は高め
・わんちゃんがかかりやすい病気を手厚くカバー
・楽天ならではのポイント還元やクーポンサービス
・入院が年25日、手術が年3回と多め
・日額上限が高めに設定されている
楽天損保の『スーパーペット保険』は、歯科治療や歯周病が補償されるのはもちろん、治療の一環で行われた歯石除去も補償対象です。(※6)
回数制限や日額限度額はありますが、同じようなペット保険に比べて、入院が年25日、手術が年3回と多めであることや、日額上限が高めになっているので比較的ゆとりがあると言えます。
もちろん、わんちゃんがかかりやすい病気は手厚くカバーされており、ポイント還元や楽天市場で使えるクーポン配布など、お得感があるのではないでしょうか。
更新時の条件追加や継続不可の可能性はありますが、私は楽天のペット保険に加入して7年、高齢の愛犬なのでさまざまな病気で頻繁にお世話になっていますが条件追加や継続不可となることなく、毎回保険金もきちんともらえているので、楽天ではそうそう起こることではないと思います。
ただし、『スーパーペット保険』は11歳以降の保険料が高めなほうになり、20歳まで上がり続けるので保険料が負担にならないかシニア期以降の保険料もよく確認してください。
※6参考:楽天損害保険株式会社「よくあるご質問」
『スーパーペット保険』の補償内容
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『スーパーペット保険』は、50%プランも70%プランも手術が年3回まで補償され、日額や手術の補償限度額も高めなのが特徴的です。通院も入院も手術もしっかり補償して欲しいという飼い主さんにも満足してもらいやすい内容なのではないでしょうか。
楽天ペット保険の保険料
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ミックス犬の分類は主に、以下のようになります。
- 体重10kg未満
…小型犬
- 体重10~20kg未満
…中型犬
- 体重20kg以上
…大型犬
ただし、0歳の場合は体の大きな方の親の犬種となるほか、親の犬種がわからない場合は中型犬となるので注意してください。
また、犬種の分類は楽天損保の基準になるため、HPの犬種一覧表や問い合わせでの確認が必要です。
→楽天損保『スーパーペット保険』の犬種一覧表はこちら
楽天ペット保険の口コミ評判は?加入者の私が正直レビュー【メリデメ徹底解説】
歯科治療が対象でもこれだけはチェックしておきたいペット保険の選び方
ペット保険で歯科治療されるからと言って、それだけで選んでしまうのは絶対にNGです。ペット保険は保険会社ごとに補償内容が異なり、面倒でも約款や重要事項説明書をしっかり読んでおかないと後々に後悔することも…。
ここでは、ペット保険を選ぶときに最低限チェックしておきたいポイントをご紹介します。
更新時の条件追加の有無
ペット保険は1年ごとに更新があり、その都度契約内容が見直されます。そのため、ペット保険によっては更新時に特定の病気や部位を補償対象外とする特約(特定傷病除外特約や不担保特約など)が追加されてしまうことも珍しくありません。
病気で利用したら翌年度からその病気が一生涯補償されないということはできる限り避けたいことなので、更新時に条件を追加する可能性があるかないかはよく確認しましょう。
ペット保険によっては、最初の契約のまま条件が追加されることなくずっと更新できるものもありますよ!
入ってはいけないペット保険ワースト7!最悪な保険の見分け方・失敗しない選び方を伝授
継続不可の可能性の有無
更新時の条件追加同様に、更新時に継続を断られることがないかも確認しておきましょう。
せっかくペット保険に加入したのに、病気で利用したら解約されて無保険になってしまうなんて、それこそ何のためのペット保険かわからなくなってしまいますね。
多くのペット保険が継続不可の可能性があり、以下のような内容が約款や重要事項説明書に書かれているのでしっかり確認してください。
■よくあるペット保険の継続不可の条件
・年間支払い限度額に達する
・年間支払い限度回数に達する
・2年連続で年間支払い限度額に達する
・トータルで通算支払い限度額に達する
・保険金支払いと保険料の採算が合わない
また、上記のような条件を明記していてくれればまだ避けられるからいいですが、中には明確な基準がなく慢性の病気や悪性腫瘍になった瞬間に継続不可とするペット保険も存在するため、「継続不可としない」と明記しているペット保険を除いた保険会社では口コミなども参考にしたほうが安心です。
【全18保険調査】ペット保険の口コミ評判まとめ|口コミが悪いペット保険はドコ?
シニア期以降の保険料
ペット保険の保険料は、基本的には1年の更新ごとに上昇します。そのため、加入時は保険料が安くても、シニアになったときの保険料もチェックしておかないと、保険料が高すぎてペット保険を解約せざるえない、もしくは保険料の支払いが大変で満足に治療を受けさせてあげられないという本末転倒の事態が起こる可能性もゼロではありません。
10歳や12歳を超えたあたりから保険料が高額になるペット保険も存在するため、シニア期以降の保険料が定額や上昇が緩やかで高すぎないペット保険を選ぶことをおすすめします。
シニアになると動物病院のお世話になる頻度が増えるだけでなく、治療費も高額になりがちです。さらに、若いころに比べて何かとお金もかかってくるので、ペット保険の保険料は長い目で見て考える必要があると言えるでしょう。
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まとめ
歯科治療や歯周病を補償してくれるペット保険は、わんちゃんがかかりやすい病気を広くカバーしており、補償対象外の傷病が少ないです。
そのため、基本的にどのペット保険を選んでも、動物病院のお世話になった際は治療費の負担を軽減するのに役立つでしょう。
しかし、保険料や更新時・継続時の条件はそれぞれのペット保険で異なるため、しっかり内容を理解して納得できるものに加入することが大切です。
歯周病は多くのわんちゃんが抱えるトラブルです。いつ何が起こるかは誰にもわからないことなので、もしもの時に備えておきましょう。
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執筆者
- ペットライター
-
たかだ なつき
- JKC愛犬飼育管理士 / ペットフーディスト / 犬の管理栄養士 / ペット看護士 / ペットセラピスト / トリマー・ペットスタイリスト / 動物介護士 / ホリスティックケア・カウンセラー